私が吉田拓郎を知ったのは、ご多分に漏れず「結婚しようよ」のヒットからです。1972(昭和47)年のことで、私はまだ中学生でした。
しかし、拓郎に夢中になったのは「結婚しようよ」よってではありません。東京に住んでいたいとこのノブオ君に『よしだたくろう オン・ステージ ともだち』を聴かせてもらってからなのです。1曲目の「おろかなるひとり言」を聴いた時の衝撃は今でも覚えています。あの時が私の青春の始まりなのです。
『よしだたくろう オン・ステージ ともだち』は1971(昭和46)年に発売された吉田拓郎(よしだたくろう)のライブ・アルバムです。ノブオ君に聴かされあと、家に帰るとすぐにレコード屋さんに買いに行きました。そしてレコードがシャリショリいうくらい毎日のように聴きまくりました。「
夏休み」「
面影橋」「
ともだち」といった曲はいまでも口ずさみます。そしてこの曲も強く印象に残っています。
「されど私の人生」(作詞/作曲:斉藤哲夫)はもともとはフォークシンガーの斉藤哲夫の曲です。拓郎がカバーしていていたのでした。レコードの中で斉藤哲夫のことを触れていますが、もちろん当時の私は知る由もありませんでした。後になって「悩み多き者よ」「バイバイグッドバイサラバイ」などの曲を聴くようになりました。多くの人に知られるようになったのは「いまのキミはピカピカに光って」がコマーシャルで使われてからです。宮崎美子ちゃん、可愛かったですね。
今日は私の誕生日です。もう目出度くはないのですが、好きな音楽を聴きお酒でも吞んで祝おうと思います。はてさて、この先どんな人生が待っているのでしょうね。
Posted at 2017/01/11 17:52:45 | |
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流行歌研究会 | 音楽/映画/テレビ