というわけで時間がたっちゃいましたが、データロガーで取得したデータを下に、分析してみます。
とりあえずデータを入れ込んだオンボードをどうぞ。
澤師匠:
自分:
さて・・・。
まず、速度グラフを見ます。
すごいクリアにわかるのは、
自分: コーナー入り口で突っ込みすぎ(緑の矢印)、コーナー出口で前に進んでない(オレンジ矢印)。これは見事にデータに出てますねww。ここまで明確だと、もはや照れます。
ブレーキタッチの変化とか色々言い訳はありますが・・・。澤師匠いわく「ありがちなパターン」とww。
あと、気になるのはA(ダンロップ~80R)と、B(最終コーナー)の特に立ち上がりでの速度差。
両方とも特徴としては・・・。
自分の方が、コーナーのボトムスピードは速い、しかし立ち上がりで伸びが澤師匠の方が勝ってる。
さらに詳しく見て行きます。
まずダンロップ~80Rですが
1)ライン取りが違う(A-1)。
1ヘアからの立ち上がりで、ダンロップにむけてのラインが違います。、澤師匠はダンロップで曲げる準備が早く、且つコーナーリング開始も早い。
2)ダンロップボトムスピードが違う。
澤師匠のコーナリング中の最低速度観測点は、赤い三角の部分。まさに「クリップ」ですね。
大して自分の場合は、青い三角で、コーナーの頂点の先ですね。逆に言うと、曲げるべきところで速度を殺しきれてない。
因みに最低速度の差は3kmくらいだと思いますが、クリップでの速度差は6~7kmになります。
3)この結果80Rに向かっての差がはっきりでる(A-2)。
澤師匠は右の旋回を素早く終えて、80Rに向かっての旋回開始が早い。また師匠によるとここの意図は「ダンロップから立ち上がって、速度域が低いうちに80Rで必要な旋回を早めにしてしまう事で、2ヘアまでの距離を加速に使うこと」だそうです。
自分も80Rの準備を早めにする意識はあるんですが、加重の載せ替えがぜんぜん遅いですね。結果として、2ヘアまでの加速~到達速度に差がついています。
続いて最終コーナーですが、
1)やはりコーナリングのボトムスピードの位置が違う。
澤師匠の方(赤い三角)が手前で、逆に言うとこの辺で向きを変え終わって、そこから先は加速していく。
対して自分は、ボトムのポイントが奥でしかも、そこでまだ旋回中(タイヤを旋回に使っている)なので、アクセルを開けても加速しない。実際一番舵を入れてるのは、立ち上がりの縁石付近で、一見ラインはキレイですが、無理やりですね。
結果として速度があがらないので、立ち上がりのラインには「自由度ww」があり、澤師匠に比べて、かなり内側から立ちあがってます。
因みに、これらを縦Gの変化で見ても、同じような分析結果になります。
ここまでの分析からの学習としては
1)高速コーナー、または切り返す中速コーナーでも、走り方の基本は小さいこーナーと同じなんだけど、小さいコーナーでできてることが、中高速域でできてない。
2)クリップにむけて、前加重、減速しながら進入。クリップで速度最低、舵角最大にして「くいっ」と向きを変える。その後少しアクセル開けて、車を前に転がす。ステア戻す分、アクセルを入れて立ち上がり。という基本を高速コーナーでもしっかり意識する。
3)で、小さいコーナーも含めて、突っ込みより立ち上がりの鋭さをしっかり意識。今回はクリップ付近から、アクセル開ける部分までの間で、アンダー出さないでタイヤを前に転がす、アクセルワークを実感できました。
4)さらに、80Rのように、アクセル開けて曲がるコーナーでは、旋回を速度が低い時点で行うことで、先を直線的に使って、加速をするどくできる。(澤師匠いわく、FFで差がつくのは、実はアクセル開けて曲がっていくコーナー、だそうです)
って事ですね。
いや~勉強になります。
Posted at 2011/12/12 23:25:45 | |
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