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すた☆君のブログ一覧

2020年08月29日 イイね!

羽柴秀吉の 血原合戦 馬背 湯 ~上石津町 戦国史跡巡り⑩~最終回

永禄年間 血原合戦
伊勢の長島攻め

羽柴秀吉700騎が合戦に臨んだが、敵が強かったので、援軍を求めやすいようにと北伊勢へ分け入った。

戦いに押されたので、撤退して北上し、湯葉権現(上石津南部)でしばらく休憩した。

ここで秀吉が入浴したので、「湯谷」と呼ばれるようになった。

湯葉神社

この木陰で秀吉軍は身を休めたのでしょうか。

説明板(秀吉の説明はないですね。)


湯葉神社の前に温泉の自動販売機があります。

秀吉の入った温泉に自分も入ってみたいと思いましたが、残念ながら発売は中止していました。

温泉自動販売機

秀吉軍は休憩の後、更に北上、この時軍勢が馬の背のように乗り込んだので、「馬背」という地名が付いた。

馬背付近(写真向こう側から秀吉軍がやってきた)

この辺りに、南北に長い道路があって、アップダウンが多いので、車で走っていると、「前から軍勢が来たとすると、確かにこれは馬の背中の様に見えるなあ」と思いました。

秀吉軍は、「松之木上の平」に1回目の陣を張ったが、馬背からの見通しが悪かったので、上原前の出っ張り山(城山)に2回目の陣を張りなおした。

城山の南で、兵士が見張りをしていたが、日の光と霞で目がくらんで陣に戻ったら目が見えにくくなってしまったので、「盲が平」と呼ばれるようになった。


何日か後、長島の兵が攻めてきた。

城山の南側で七日七晩、敵味方入り乱れての激しい戦いが繰り広げられた。

やがて、加勢の蜂須賀小六の騎馬隊が、横から攻撃。

蜂須賀軍はときの声をあげて突入し、長島勢は雲の子を散らすように逃げて、秀吉軍は勝利した。

この合戦で、宮の下~前夫下(ぜんぶした)まで、一寸の隙間も無い程に赤い血で染まったので、「血原」と呼ばれるようになった。

下の写真の川の向こうの左側手前の少しもこっとしている小山が城山です。

牧田川

血原合戦は、その小山の右側(川の向こう)になります。

蜂須賀隊の横やりですが、川の右向こう辺りから、奥方向へ突進したと考えるのが自然かなと思います。

前回探した、「血原合戦」で戦死した将軍の塚 「黄金塚」ですが、横を2往復しましたが、今回も見つけられませんでした。

口で教えてもらっても分からなかったので、また今度上石津郷土資料館へ行って、地図を書いて頂こうかなと思います。


ここまで調べて感じたのは、「上石津の人たちが一向宗徒として織田信長と死闘を繰り広げてきた史実は、あまりにも壮絶である」 という事です。

「血原合戦」の長島勢は、長島一向一揆攻めと織田信長の2万人焼き殺しに繋がります。

織田信長の「お寺焼き討ち」と「三輪三人衆の騙し討ち」、そして今回の「長島一向宗徒との死闘」

焼き討ちされたお寺跡から大量出土された中世墓石群、北部にもある中世墓石群、そして経塚(耳塚)。

織田信長とこれ程壮絶な死闘を繰り広げてきたのに、その認知度はあまりにも低い。

この狭い山間部で、壮絶な歴史があったのだと、今回の史跡巡りで初めて知りました。

上石津は「島津の敵中突破」だけじゃない、「明智光秀の生誕地」もいいが(笑)、それ以上に壮絶な歴史があった。

これをもっと調べて、もっと上石津の史跡巡りをしたいと思いました。



以上で、今回の「上石津町 戦国史跡巡り」を終了とさせて頂きます。

最後まで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。
2020年08月20日 イイね!

北の中世墓石群へ ~上石津町 戦国史跡巡り⑦~

上石津の北部にも「中世の墓石群」がある事が分かり、そのお寺(牧田の宝じゅ院)へ向かいました。 

南部にも中世墓石群と経塚(耳塚)がある事から、いったいこの地域はなんなんだろうと思わされます。



お寺の近くまで行きましたが、道が細く、停車できそうな場所も無いので断念。

また今度、自転車で行こうと思います(近いんで)。

墓石群のあるお寺(牧田の宝じゅ院)は、かつては大変広く、国道365をまたいで広範囲にあり、バス停の「門前」に名残があります。

上石津町牧田には、桑原氏と共に秀吉から感謝状をもらった五井氏も住んでいた事より、上石津の北部には、信長・秀吉の家来たちが住んでいた 支配していた 事が分かります。





牧田は、江戸時代の宿場町で、五井氏が仕切っていたので、その辺もまた今度調べてみたいと思います。
(九里半街道)


お寺の横辺り
2020年08月19日 イイね!

桑原邸 蟲師ロケ地 ~上石津町 戦国史跡巡り⑥~

お盆が明けてから仕事がきつくて参っていたのですが、少し気持ちに余裕ができたので、忘れないうちに残りのネタを書いていきます。

桑原邸の建物は、国指定重要文化財です。

映画「蟲師」のロケにも使われ、オダギリジョーや江角マキコらもやってきました。

幻想的な雰囲気に惹かれて、劇場まで足を運びました。

ロケ地がここだと知った時、こんな近くでと驚きました。

電柱

場所は、上石津町の北部に位置します。

この集落の形が非常に面白く、広い山林の平野に面した一部(南北50メートル東西200メートル)だけがポコッと伐採されていて、その一番奥にこの豪邸があります。

集落は建物で密集されているので、部外者が来たら一発で分かります。

地形や建物の配置から見れば、まるでお城です。


手前

上石津の有力者を調べていると、北に信長の重臣、南に一向宗徒が住んでいるのに気が付きました。

こちらは、信長・秀吉側になります。


1576年 天正四年 羽柴秀吉から 「軍事の役で、上石津の村々を支配し、兵糧を手当てしてくれた事を 満足している。またお礼をする。」との書状が残されています。

1576年といえば、一向一揆の鎮圧がありました。

書状を受け取ったのは、桑原又四郎 と 五井弥三郎 で、桑原氏は織田信長 に仕えていました。


五井氏も、上石津の北部 に住んでいました。

正面 アップ


桑原邸から、朝鮮出兵もされています。

織田信長 → 豊臣秀吉 と仕えていたんですね。




建物は、くっと登った急な坂の上にありました。



「蟲師」を見てから随分経ちましたが、ようやく来られました。

(笑)
2020年08月10日 イイね!

秀吉の北勢攻めの本陣と黄金塚探し  ~上石津町 戦国史跡巡り①~ 

上石津郷土資料館で買った本(4冊)を読んでいると、

「秀吉が北勢攻めで七日七夜戦って血潮に染まった血原という場所がある」

「血原の戦いで死んだ武将のお墓(黄金塚)がある」

「織田信長が焼き討ちした大規模なお寺跡がある」

「そのお寺跡から戦国時代のおびただしい数のお墓が出てきた」


等が書かれていて、まだこんなに凄い戦国史跡があるのかと驚き、大変な興味が沸きました。

上石津の戦国史跡といえば、「島津の敵中突破」しか知りませんでしたので。

そこでもっと知りたいと思い、一か月半ぶりに資料館を訪れました。

資料館

展示物は撮影禁止だったんで、ひたすらノートにメモって約1時間半。

その間、3人のお客さんが近くを通り過ぎていきました。w

あまりにも一か所でじっといるので、館の人が声をかけてくれ、「黄金塚」の場所を教えてくれて、ラッキーでした。

コロナなので質問するのを遠慮していました。


資料館を出るときに、さっきの館の人が深々とお辞儀をしてくれました。

入場料たったの100円で堪能させてもらって、申し訳ないと思いました。

散策

「黄金塚」を探しましたが、結局見つかりませんでした。

上原の出張山=秀吉本陣の山城?

これが秀吉本陣の城山だと思うんですが、よく分からないので、もっと調べて、今度はローラー作戦でチャレンジしたいと思います。

プロフィール

「[整備] #ノアハイブリッド ノア フロントワイパーゴム2本交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/572723/car/2829981/6883845/note.aspx
何シテル?   05/11 09:08
旅行が好きで、日本中の戦国時代の史跡を巡っています。 2012年 3月 関ヶ原検定 ≪零≫  2012年12月 関ヶ原検定 ≪壱≫  に、合格しました...
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