『なんとなく、クリスタル』 最終章 ～ 不当表示は許さない 
こんにちは。今日は「その後」について報告します。 先日「何シテル？」にも書いた通り、結局BMWジャパンは前言を撤回して装備表からクリスタルの「音量調整ボタン」を削除したようです。 (というか削除せざるを得なくなったんでしょうね。詳しくは後述します。) 2022年6月7日版 (ひとつ前のバージョン)  ↓ ↓ ↓ 2022年6月21日版 (最新)  もちろん仕様表だけでなく、カタログの「クラフテッド・クリスタル・フィニッシュ」の項目からも「音量調整ボタン」の文言は削除されました。  『付ける付けないは生産上の都合で常に変わるものであり、部品交換の要望には応じられない。機能性も商品性も問題はないためカタログや装備表の訂正は必要ないと考えており、今後も含めてその予定はない (キリッ)』と断言していたのに、どうしちゃったんでしょう。 (こんなのどう考えても「謝罪」という事態を避けるための「屁理屈」と「詭弁」でしかないですけどね。) 実は… このBMWジャパンのとぼけた回答がどうしても許せなかった僕は、次なるアクションを起こしていたのです ↓↓↓ まずは先に一般論から説明させてください。 自動車の売買取引において、例えば型式やボディカラー、オプションなど「売買契約書／注文書」の記載事項に関する相違が発生した場合は、当然ながら契約の解除(いわゆるキャンセル)が可能です。 (実際には部品の追加／交換や減額で手を打つことが多いと思いますが。) 一方で、「カタログや装備表との相違」といった今回のようなケースは、契約条件外の話なので原則として車両丸ごとのキャンセルはできません。 もちろんその場合でも、購入者(消費者)には当該箇所にかかわる商品の補充(部品の追加、交換等)、あるいはその分の減額を要求する権利があります。 ただ、これも、あくまでも要求できるという「権利」であって、メーカーやディーラーに「義務」や「法的拘束力」はないので、すべて「協議」という名の話し合いに委ねられることに注意しないといけません。 残念ながら、これが法律上の限界です。 ですから、「交換には応じない」というBMWジャパンの結論については、もうこれ以上争うつもりはありません。 (これまでの経験で絶対に認めないことは分かっているので時間の無駄。) 僕が許せないのは、もはや装着されないことを分かっていながらカタログや装備表を2年近く放置し、さらには今後も訂正するつもりはない、などと平然と言い放つBMWジャパンの「姿勢」です。 ハイ、間違っているものは正さないといけませんね😎 そこで、僕は「自動車公正取引協議会」に相談することにしました。 自動車公正取引協議会は、日本の全ての自動車メーカーやインポーター、新車・中古車の販売店などが会員で、自動車の売買取引上の適正な表示や広告を推進する活動をしている業界団体です。 店頭に看板が掲げられているのを見たことがある方もいらっしゃるかと。 この手の団体ってなんとなく腰が重いイメージがあったのですが(失礼！)、今回は『本当ですか？2年も放置は前代未聞ですね。急いで調査します。』と即答でした。(僕が考える以上に、酷い話だったのかもｗ) 協議会に連絡して資料や写真を提出したのが、ブログ第二弾の翌日6月7日ですから、それから2週間でカタログの訂正に至った、と。 実際に自動車公正取引協議会からBMWジャパンへの指導が先だったのか、BMWジャパンが先手を打ったのかは分かりません。 2週間はさすがに早いですし、ジャパンには「協議会で調査が決定した」と伝えておいたので、おそらく後者のような気がしますけどね。 ま、ぶっちゃけどっちでもいいかなｗ カタログ／装備表を訂正させるという目的は果たしたし。 これまでの約2年間、新車で8シリーズを購入したオーナーは、僕も含めて全員が「被害者」です。おそらく気づいてない方も多いと思います。 まあ気づいたところで交換してもらえるわけでもないですが。 ただ、これで今後新たな「被害者」が生まれることはなくなるはず。 その意味では、僕の細かいコダワリも少しは役に立てたかもしれないな、という「自己満足」をもって本件はクローズしたいと思います。 … ホントは交換して欲しいけど😢  【関連ブログ】 第一章 問題発覚 『なんとなく、クリスタル』 じゃなかった → コチラ 第二章 理由判明するも理解不能 『なんとなく、クリスタル』 細かいこと気にすんなってか？ → コチラ 最終章 完全解決ではないが… 『なんとなく、クリスタル』 最終章 ～ 不当表示は許さない → いまココ |
美しさと性能を兼ね備えたフラッグシップ 
週末の活動報告 ～ 箱根ランチ 
梅雨入りしたせいか伺ったのはコチラ、富士屋ホテルです。 泊まりじゃないですよ。 静岡に住む友人夫婦と待ち合わせて4人で「ザ・フジヤ」のランチ。 新卒で入った会社の同期ですが、いまはそれぞれ別の道に… コロナ以来、会う機会も減ってしまい、ほぼ二年ぶりですかね。         コースの料理に合わせたワインのペアリングが最高だったらしく、ツレは『さすがフジヤ！』とゴキゲンでしたｗ (僕は運転する以上アルコール呑めないし…) 食後は芦ノ湖まで足を伸ばしました。 天気が良ければロープウェイで駒ヶ岳にでも登ろうかなと思ったけれど、あいにく今にも降り出しそうな曇天だったので遊覧船に乗ったり… あとは箱根ホテルでアップルパイ食べて解散。 奥の「MINI クラブマン クーパーS」が友人夫婦のクルマです。  |
『なんとなく、クリスタル』 細かいこと気にすんなってか？ 
はい、続報いきます。| 前回のブログでコメントにも書いた通り、実はあの記事をアップした時点でディーラーからの一次回答はもらっていて、BMWジャパンの公式回答を待っているところでした。 前回の説明の繰り返しで恐縮ですが… カタログには「クラフテッド・クリスタル・フィニッシュ」は標準装備で ・ セレクター・レバー ・ スタート／ストップ・ボタン ・ iDriveコントローラー ・ 音量調整ボタン の4箇所が「クリスタルガラス」になると書かれています。 こちらは前期のカタログ装備表。  でも、僕のM850iは、 「音量調整ボタン」がクリスタルになっていません。 そして、先日発売開始になったLCI後期モデルのカタログでも、装備表の書き方は全く変わっていません。 でも、実際のLCIモデルは発表時の公式フォトを見ると…  やっぱりクリスタルの「音量調整ボタン」は付いてないですね。 いったいどうして？ 実は今回ディーラーで調べてもらった結果分かったのですが、とっくの昔の2020年7月生産から「音量調整ボタン」のクリスタルアプリケーションは廃止になっていたらしい。 つまり、G15発売開始から最初の2年弱しか付いてなかったんですね。  ※ 【2020年5月26日発行】 2020年7月以降生産車の仕様、オプション、および予定価格に関するご案内 (ディーラー通達からの抜粋) それから2年近く、さらにはLCIモデルでもカタログは修正せず、そのままウソの記載をしている、ということになります。 まあね、あの一件以来ジャパンにはあまり期待してないし、交換対応してくれるはずもないのは分かってますが、『せめてカタログは修正した方がいいんでねえの？』とディーラー経由で申し入れたわけですよ。 で、それに対するBMWジャパンの回答が来たのですが… ・ 仕様については商品性と調達のバランスで常に見直しを行っている。 ・ これは機能／構造部品に限らず、デザイン部品も同様であり、性能的には以前と変わらないと判断している。 ・ カタログが訂正されていないのはBMW AGの判断であり、今後も仕様の見直しはあり得ることから訂正する予定はない。 ・ 日本のお客様にとって最善の対応ではないと思うがご理解願いたい。 いろいろ御託並べてますが、分かりやすく言い換えると、要するに… ・ いま僕の車両に「クリスタル」音量調整ボタンが装着されていないのは「たまたま」運が悪かっただけであり、今後の生産車両ではまた復活する可能性もある。(その「たまたま」がもう2年も続いているが…) ・ だから今後もカタログを訂正するつもりはない。 ・ 他の部品なら交換も検討するが、機能的には問題なく、商品性を損なうほどの変更ではないので交換対応には応じられない。 ・ 日本の感覚では理解できないかも知れないが、これがBMWです。 ということのようです。 もうね、ここまで来ると単なる屁理屈だわな。 呆れたというか笑うしかないｗ とにかく徹底的に謝りたくない、ということだけは分かりました。 「商品性」についても、その部品が重要かどうかは消費者が決めることではないというのがジャパンの考えなのですね。 なんとな～く、クリスタル、なスイッチを付けてあげただけなんだから、そんなみみっちいこと気にすんなよ、ということなのでしょうｗ あと、すべて独本社の判断、という論理で逃げようとしていることも。 まあ、カタログみたいなモンには必ず『予告なく変更することがある』という免責条項が書かれているし、もうアホくさいからこれ以上はやんないけど、こんな回答で納得すると思ってるのかね、ホントに。 というか、カタログ訂正しないっていうけど、今後他のお客様と揉めてもオレ、知んないよ？ｗｗｗ んでもって、ちょうど今日タイミング良く「バックアッププラン」として取り寄せておいた社外品のヤツが台湾から届きました。  う～ん、こりゃ「ぷらっちっく」やねｗ どうしようかなあ… 【関連ブログ】 第一章 問題発覚 『なんとなく、クリスタル』 じゃなかった → コチラ 第二章 理由判明するも理解不能 『なんとなく、クリスタル』 細かいこと気にすんなってか？ → いまココ 最終章 完全解決ではないが… 『なんとなく、クリスタル』 最終章 ～ 不当表示は許さない → コチラ |
『なんとなく、クリスタル』 じゃなかった 
僕がランドセルを背負い始めたぐらい| クリスタル。。。 稲毛にある創業55年の老舗チューニングショップだとか、 どこかのインター近くにありそうなラ○ホだとか、 大都会で果てしない夢を追い続けている二人組(実は7人編成)だとか、 まあ何でもいいんですが。 そう、今日は「クリスタル」のお話なんです。 BMWの「クラフテッド・クリスタル・フィニッシュ」ってご存じですか？ ギアセレクターとかiDriveコントローラーなどがハンドメイド(ホントかね)の「クリスタルガラス」になるっちゅう無駄に高いオプションです。 (後付けで全部揃えると、ン十万はかかるらしい…) 僕が乗っているG15 M850iは、ありがたいことに標準装着なので ・ セレクター・レバー ・ スタート／ストップ・ボタン ・ iDriveコントローラー ・ 音量調整ボタン の4箇所がこの「クリスタルガラス」になっているんですよー。 ほらっ！ ・・・なってない！！😲 この音量調整ボタン、普通の「ぷらっちっく」やんけ。 (黄色の円で囲んだところ) お恥ずかしながら納車後半年以上経って今ごろ気づきました😅 念のためM850iに関する雑誌の試乗記事や中古車の写真を確認してみると、みんなちゃんと「クリスタルガラス」になっています。   ど、どーいうこと？ このところ半導体の供給逼迫の影響で、納期遅延や装備カットが騒がれていますが、僕のG15はもっと前の生産だから関係ないはず。 もしかして… 組み立て時に工員さんがF92 M8とか840i/840dのStandardモデル(LCIで廃止)で使う標準のコントロールパネルと取り違えたかな。 ひとまずディーラーに連絡して確認と解決策の検討をお願いしました。 BMWジャパンとの調整次第ですが、すぐに部品交換を認めてくれるのか、いったんコンソールをバラして現在取り付けられている部品の番号を報告する(＝証拠を突きつける)必要があるのか、まだ分かりません。 (以前、例の件でジャパンには苦い思いをさせられただけにちと心配。)  ちなみにこちら(61317949336)、 ディーラー定価で税抜き11.5万円と決してお安くはありません。 参考までに、個人輸入するとしたらドイツ本国の市場価格が8万円ぐらい。 一方、標準のパネル(61317949333)は1万円ちょっとなので、 こんなちっこい「クリスタル」のボタンだけで差額7万円ってことです。 「なんとなく、クリスタル」どころか「気合い入った、クリスタル」 ですな。 (ハイ、ようやくタイトルを回収しましたー😁) つか、笑ってる場合じゃないか。 まだ回答待ちだけど、どうすんねやろ。 【関連ブログ】 第一章 問題発覚 『なんとなく、クリスタル』 じゃなかった → いまココ 第二章 理由判明するも理解不能 『なんとなく、クリスタル』 細かいこと気にすんなってか？ → コチラ 最終章 完全解決ではないが… 『なんとなく、クリスタル』 最終章 ～ 不当表示は許さない → コチラ |
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トヨタ ソアラ 大学に通ってた頃の愛車です。 |
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