色合わせのために調達した「赤バッジ」のリードタイムも考えてスケジュールを組んだので、作業着手までちょっと時間がかかってしまいましたね。 じっくり仕上げで約10日間。引き取りに行ってきましたよー。 (他のキャリパー塗装に比べて手間をかけているので時間がかかります。) やっば! 超カッコいいんだけど!! ※ 画像の一部はCPJ=ヒロ・オートジャパンさんから拝借。 「純正以上の塗装品質」という言葉も納得の仕上がり。 カラーも普通の「赤」ではなく、朱色がかった「Mパフォーマンス・レッド」にこだわって正解でした。 少し奥まった位置にあるキャリパーも鮮やかな色のおかげで引き立ちます。 (ちなみに、今回の作業で調色が決まったので、今後CPJさんではこのカラーもラインナップに加える予定だそうです。) 余談ながら、ローターのディンプル加工は最後まで悩みました。。。 スリットローターは経験あるけど、ディンプルは使ったことないし。 もちろんCPJさんはマシニング加工もお得意なので、ホンモノと同じ 【前】 5 4 4 5 4 5 4 4 5 4 5 4 4 5 4 (15列ランダム) 【後】 4 3 4 3 4 3 4 3 4 3 4 3 4 3 4 3 (16列交互) のような特殊なディンプルパターンも完全再現できます。 ただ、現状でも前後400mm級の大径ローターのおかげで大きな不満があるわけではないし、せっかくウェイトバランスが出ているローターを切削加工して、わざわざ異音や振動発生の可能性を増やす必要もないかなと。 もしディンプルにするなら、後加工じゃなくて純正ローターだけ買いますわ。 (※ この方からもいろいろアドバイスをいただきました。) ということで、赤キャリパー化は完了。 ローターはプレーンディスクのままだけど、これはもう… 「ほぼ Mパフォーマンス・ブレーキ」 (別名 Mパホーマンス・ブレーキ) ですね。(ちなみに費用はホンモノの1/5ぐらいで済みましたよ😎) 【2023/03/01 追記】 パーツレビューにアップしました → こちら ■ ほぼ Mパフォーマンス・ブレーキ への道 【その1 検討編】 赤キャリパーの誘惑 |
皆さんに返信を返すのがちょっと大変になってきたので、記事化しますね。 「リモートエンジンスタート」というのは、リモコンキーやMy BMWアプリからエンジンを始動できるGシリーズならではの便利機能です。 特に今のような寒い時期はあらかじめ暖機できるのはいいですよね。 純正機能なので、社外品のエンジンスターターのようにイモビライザーを騙すためにリモコンキーを一つ潰したりする必要もありません。 ただ、残念ながら日本仕様のBMWには実装されてないんですよ。 メルセデスには同様の機能は付いていますので、法規上の問題とかではなく、たぶんジャパンが面倒くさがっているだけだと思います。 さて、これを何とか日本仕様でも実現できないか?という話ですが… できますよ、できます。 ただ、普通のコーディングみたいに簡単ではないです。 「正攻法」としては、G30前期のSLI有効化みたいに「FSCコードをインポートしてFA/VOコーディング」なんですが、「1CR リモートエンジンスタート」に関しては強い制限があって、肝心の「FSCコード」を売ってくれる業者は世界中探しても存在しません。 じゃあ、どうする? (竹野内豊の声で再生よろw) ハッキング(クラッキング)しかありません。 以前、DMEアンロックの記事でも紹介したロシアの「FEMTO」にDME(ECU)を送って、クラックされた非正規のFSCコードを注入してもらいます。 (もちろん通常のファイルインポートではなく、DMEに直接書き込みます。) で、返送されたDMEを車両に戻して、FA/VOコーディングすれば… 日本仕様でも「リモートエンジンスタート」が可能になります。 やればできる! (こっちは高岸で再生よろw) ということで、「リモートエンジンスタート」は「DMEアンロック」と共に、僕のTO DOリストには入っているのですが、未だに手を出せずにいます。 ぶっちゃけ、FEMTOとは以前からコンタクト取っているので値段も送付先(※)も知ってるし、僕もやろうと思えばいつでもできるのですが… ※ ロシア以外の送付先も (ぼそっ そもそもDMEを海外に送ってクラッキングさせるというのがハードル高いし、ディーラーで診断機に繋いだら「非正規」のコードというのもバレますから… あと、クラックされたFSCは、いざというときに削除とか上書きが不可能です。 (おそらく、もう一度DMEをFEMTOに送らないといけない。) なので、あくまでも「自己責任」ですね。 何があっても自分で自分のケツを拭く覚悟が必要。 (個人的には、ショップさんのせいにするのも間違いだと思っています。) ちなみに、SLI等のFSCコードは海外から購入しても、よほど変なものを掴まされていない限り、BMW AGが発行した正規のコードなので大丈夫です。 |
M850iの場合はブレーキ容量が上がるわけでもなく、実質的にキャリパーの色とディンプルだけで「60万円以上」というのはさすがに勿体ないな、と。 そこで次に思いついたのは… お手軽な「キャリパー塗装」です。 実を言うと、以前から目を付けていたショップがありました。 キャリパー・ペイント・ジャパン (CPJ) / ヒロ・オートジャパン キャリパー塗装の技術は折り紙付きで、施工実績もダントツで日本一。 実は目黒の某店の外注先だったりもします。 今回は事前に打ち合わせを兼ねて訪問し、作業工程を見学してきました。 元の塗装を剥離後、サンドブラストをかけて完全に素の状態にします。 下地塗装の前にやるという完全社外秘の工程も気になりますね… また、砂型で製造する鋳鉄キャリパーは表面がボコボコしているものですが、状態によっては鋳肌を整えてから塗装するそうです。 見学に伺った時は、ちょうど某国産車のキャリパーを耐熱パテで修正しているところでした。(BMWのキャリパーは軽く研磨するぐらいで十分らしいけど。) キャリパー塗装をやる業者は数あれど、ここまで丁寧なところは少ないです。 ロゴマークやワードマークも自由自在。 今回は完全に同じ///Mロゴを再現するために、M850iのブレーキキャリパーを直接スキャンして版下を作成するそうです。 そして… 塗装色はもちろん、Mパフォーマンス・ブレーキの「レッド」を再現しますが、そのためにはクリアしないといけない問題が2つあります。 (1) 色合わせ問題 CPJさんでも何種類か「赤色」は用意していて、近似色は「Italian Rosso」になりますが、少しオレンジが入って鮮やかな「Mパフォーマンス・レッド」とは微妙に色合いが異なります。 (2) リアキャリパーの「黒バッジ」問題 実は、標準のMスポーツ・ブレーキって「黒バッジ」になってるんですよ。 いろいろ調べてみると、この部品は再塗装がかなり難しいらしく… 見学の際に確認したら、やはりCPJさんの技術を以てしてもエンボス加工された「///Mロゴ」の再現は難しいため、バッジはロゴごとベタ塗りしてしまうか、再塗装せずに「黒バッジ」のまま残すか、しか方法はないそうです。 う~ん、黒いままはアカン、アカンで。 ワイは「完全パクリ」をしたいんや! (あ、パクリって言っちゃったw) もうこうなったら自分で「赤バッジ」を手配するしかないな、と。 純正の補修用部品を個人輸入しました。 (実はこの赤バッジの送料を按分するついでに買ったのがこちらでしたw) 調達に少し時間はかかりましたが、これで「(2) 黒バッジ問題」は解決。 ついでに、キャリパー塗装はこの「赤バッジ」に現物合わせすればいいので、「(1) 色合わせ問題」も解決できて一石二鳥。 我ながらカンペキな段取りではないかと思いますわw さあ、次はいよいよ完成編ですよ。 ■ ほぼ Mパフォーマンス・ブレーキ への道 【その1 検討編】 赤キャリパーの誘惑 |
ようやく諸々の準備が整いましたので、記事化することにしました。 まずはトシ棒号の「現状」からお話すると… M850iは「Mスポーツ・ブレーキ (青キャリパー)」が標準装備です。 【前】キャリパー:ブレンボ製 対向4ポット 【後】キャリパー:TRW(ZF)製 片押し1ポット そう、もともと標準でもブレーキローター径はかなり大きいんですよね。 しかもリアの方が大きいという、ちょっと変則的なセットアップ。 リアキャリパーが片押しなのはちょっと残念ですが、これは電動パーキングブレーキ(EPB)と両立させるためなので仕方ありません。 (もちろん世の中にはEPB内蔵の対向キャリパーもありますけどね。) そもそもブレーキ容量を確保する上では、キャリパー形式よりもローター径の方が重要ですし、特にリアは「ハッタリ」以外に対向キャリパーのメリットはほとんどないので、現状でも十分満足しています。 …とは言いつつも、僕は自他ともに認める「赤」好きです。 (3台連続で赤シートだし、スマホとか財布とか小物も「赤」だらけw) 真っ赤な「Mパフォーマンス・ブレーキ」が気にならないわけがありません。 ホイールからのチラ見えでも「赤」は映えるだろうなあー。 しかも、工賃込みでも60万円台半ばと価格設定も非常に良心的です。 だがしかーし!! キャリパーは前後ともM850i標準Mスポーツ・ブレーキの単なる色違い。 当然ながらブレーキパッドも品番含めて何も変わりません。 ディスクローターも、両方ともアルミ製軽量ベルハウジング+リベット固定型の2ピース構造で、材質、外径、厚さも全て同じです。 (↑↑↑ もちろん「G1x M850i」の場合は、の話ですよ。) 違いはディンプルの有無のみ。ほぼほぼ「見映え」だけちゃうかな。 貫通ドリルドやスリットに比べたらほとんど変化ないでしょうね。 (G20あたりのMパフォブレーキだとスリットも入るんだけど、なぜかG1x用はディンプルのみ。何か理由があるんやろか…元々がかなりの大径なので制動力のバランスを考えているのかも?) まあ、いずれにせよ、「赤色」と「ディンプル」だけで60万円ということ。 これは、さすがにちょっと勿体ない気がします。(← 個人の感想です。) …と、ここまでは昨年11月末時点のお話です。 ■ Mパフォーマンス・ブレーキ への道 【その1 検討編】 赤キャリパーの誘惑 ← いまココ |
【復活記念】BMWのコーディング事情について調べたよ カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2023/11/17 07:12:09 |
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ディーラーのプログラミング作業で5つのECUが不動になる!?なぜ不動になるのか!?対策方法教えます!! カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2023/06/21 22:32:40 |
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【BMWコーディング】 E-Sysランチャーアプリ あれこれ 【2022年10月 追補版】 カテゴリ:BMW 2022/10/26 12:30:58 |
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BMW 3シリーズ クーペ Freude am Fahren |
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トヨタ ソアラ 大学に通ってた頃の愛車です。 |
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