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黒鉄のブログ一覧

2017年03月15日 イイね!

パズルを解くように

今日はアイドリングストップ機能のお話。

今や殆どの車に標準装備されているアイドリングストップ機能。
実はコレ、旧世代の車で燃費走行を身につけた人間にとっては厄介な代物なのです。

日々燃費運転に明け暮れる燃費ジャンキーにとって、リフト&コースト(アクセル全閉での空走)とシフトチェンジによるエンジンブレーキだけで(ほぼ)停止することは日常茶飯事。ところがこのアイドリングストップという機能、ブレーキを踏んでないと働かないのです。

例としてアルトの場合ですと、カタログでは減速中に13km/h以下になった場合にアイドリングストップすると書かれていますが、その作動条件は「アクセル全閉」「ブレーキSW・ON」「Dレンジ」「マスタバック負圧規定以上」「パワステ不作動」等々、実に19項目の条件を全てクリアした場合のみストップし、一つでも条件を外れるとストップしません。

つまり、エンジンブレーキのみで13km/h以下まで減速した場合はストップしないのです。
その理由は、エンジン停止状態ではマスタバックの負圧が働かず(厳密には1回分だけ効きますが)、ブレーキが効きにくくなって危険という理由でしょう。
(プリウスシリーズには強力な回生ブレーキと、ペダル操作によらずブレーキ油圧を発生させられるポンプが付いてるのでコースト状態でもストップ可能です)

ではどうすれば一番燃費を稼げるのか。
私が新型車解説書を読んだ限りでは
「コースト状態でタイミングを計り、ココ!という所でLレンジにシフト、減速時フューエルカットによって燃料無噴射状態で減速。13km/hになった瞬間、若しくは燃料噴射再開回転数である2000rpmを下回った瞬間にDレンジにシフトし同時に最低限の踏力でブレーキを踏む(この時点でアイドルストップ)。半コースト状態で目標停止箇所に近付きつつ、踏力を徐々に増やす方向で速度をコントロールし、最終的に停止する。」
という停止方法が最も燃料の無駄がない停止方法であると思います。
踏力を強める方向でコントロールするのはセオリーに反しますが、ブレーキを緩めることでアイドリングストップが解除されるのを防ぐためです。
(改良によって停止直前での踏力ダウンでは解除されないようにリプログラムされましたが、どの程度で解除されるか不透明なので)
Posted at 2017/03/15 22:55:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | テクノロジー | クルマ

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https://mf-topper.jp/articles/10003532 有料会員限定記事だけど、私がヴィヴィオを降りるちょっと前に書いたブログとほぼ同じ内容がプロの言葉で解説されている! そう!私が「足を動かしたくない」と思うようになった理由の一つはこれなんですよ!」
何シテル?   04/21 18:42
インプとかアルトとか乗ってますが正体はスポーツ走行もできる燃費ジャンキーです。 独自の車弄り論やドライビング論を持ってるので、合わない人は合わないかもです。 ...

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