
16歳で大型自動2輪免許を、18歳で普通免許を取得してから70歳になって免許を自主返還するまで、バイクと車は合わせて25台以上所有してきた。
バイクはアメリカンの大型が好きで、車はクーペかセダンが中心だった。
峠道を流すのが好きだったから、基本的には運動性の良い車高の低い車が好きだった。
近畿地方の故郷から遠く離れた関東地方で働いていたので、盆正月には片道700㎞近い高速道ドライブが必須だった。
子供たちが小さな頃は、車室空間の広い車が欲しくなり、1度だけワンボックスワゴンを購入したことがある。
毎日の通勤も往復70㎞ほどあったので、まだ若かった私にはガソリン車は厳しく、2000㏄ディーゼルターボの日産バネットラルゴを選んだ。
このタイプの車に乗る友人たちの愛車は、やはりトヨタ車が多かったが、トヨタのワンボックスのフロントタイヤのアライメントがどうしても納得できなかった。
当時のトヨタのワンボックスカーは、ハンドルを切るとフロントタイヤが外側に倒れこみ、タイヤの外側のトレッド端が丸く摩耗していた。
あんな形のタイヤの配置でスムーズにコーナーは曲がれないだろう。
こう思ったのが、日産車を選んだ最大の理由で、次がその角基調のデザインだった。

当時私には愛車の写真を撮る趣味が無かったので、残念ながら写真が無く、ネットで探したが、あまり大きな写真は無かったのが残念だが、サンルーフは特に秀逸だった。
ルーフサイドまで回り込んだ曲面でリフトするガラスルーフが運転席助手席上にあり、その後ろには繋がって外部にリフトして後方へ大きく開く、ガラスルーフが付く。
さらに両側のルーフ端部は上面からサイド面まで回り込んだガラスが4面はめ込まれており、3列目シートの上以外はほぼ全面がガラスルーフで覆われていた。
また両側のフロントランプの間のグリルはS13シルビアの様に、透明パーツで覆われあたかも両方のランプが前面を横一線に付いているようだった。
またセンターから振って付けられたナンバープレートも良く似合っている。
私は今でもこの型のラルゴのデザインは素晴らしいと思うが、なぜかあまり人気が無いようで中古車のサイトでも見ることはほとんど無いのが残念だ。
不人気の理由は、この時期の排ガス規制であまりにもエンジン性能がプアだったせいだろうか。
オートマチックミッションのディーゼルターボだった愛車などは悲惨な物で、中央高速道の談合坂を100㎞/hを維持して上ることは困難だった。
オーバードライブをOFFにしてアクセル全開で、何とか95㎞/hを維持できたが、終始水温計をチェックし続けなくてはいけなかった。
気温の高い日は頂点に達するまでに水温計は高温側に触れてくるので、登坂車線をゆっくり上る以外に逃げ道はなかった。
後で乗り換えたJZZ30ソアラは同じところを登坂中にスピードリミッターを何度も働かせてしまうことを考えると、車のタイプが違うと車の性格はこれほど違うのかと驚いたものですが、バネットラルゴは好きな車でした。
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2024/07/31 05:59:53