美しき唄の街　美唄　沼東小学校　其の2（S5Pro）

漆黒の水面（みなも）。
そこに広がる波紋。

この日は訪れる者もなく、限りなく静か。
一滴の水が落ちた音すら聞こえたのでは・・・・と思うほど。







窓の外の森の綺麗な事・・・・・・・。
美唄だから、そう感じるのだろうか。

親バカフィルターがかかっていてもいい。
そう思える程の鮮やかさ。

沼東沼(と勝手に呼んでいるだけだが)に落ちた一滴の水。
水面がたわみ、止まっているかのような景色を一瞬で変えてしまう。







窓枠と静かな闇。
仄かに照らされる天井と壁。
あまりに綺麗なので、惚れちまうなぁ・・・・・。







横たわる木片たち。
元は下駄箱だったもの・・・・・、ではなかろうか。







窓から射し込む光。
森が映り込む沼東沼。

見ていてホッとするような、じっと見てしまいそうな・・・・・。
要は私がここが好きだって事を改めて思います。







階段の柵。
錆が浮き、往時を思うと見る影もありません。







階段の本棚。
ここに本が並び、学級文庫ならぬ学校文庫として使われていたのでしょうか・・・・。

こんなつたない内容と写真ですが、卒業生の方が見ていて、その使われ方を教えて頂けたら・・・・・・・。
これほどの有り難く幸せな情報はありません。







元々あった反対側の円形校舎への連絡通路。
不審火が元で解体された、と聞きました。
残念です。
繋がっている姿を1回でいい。
この目で見たかった・・・・・・・・・・・。







ある教室。
思ったよりも人数が入らない造り。

学用品を仕舞う棚というかロッカーというか、それも同じ。
1学級で30人チョイかな。
この教室で40人も詰め込んだら厳しいし、学用品置き場も辛いですしね。







よく見れば割烹着置き場でしょうか。
右と左の部分は・・・・。
給食だったら、という前提ですが。







教室の前の入り口と黒板跡。
円形校舎って面白いなぁ・・・。
それをリアルに使っていた世代の方たち。
羨ましくて倒れそうです（笑）。







木枠が落ちています。
元の窓枠でしょうか・・・・。







いつもは完全水没していますが、今日は水がありません。
前回入ったときは豪雨。
今日はそういう意味でも運が良かった・・・・・・。
というか入らせてもらった、と云った方が正しいのだと思います。







この変わった教室。
都心部などでは絶対に有り得ない造り。
いいですね。
ここを学び舎と出来た生徒さんたち。
生きていた時の姿を知っているのですから・・・・・・。







蛍光灯は無いけれど・・・・。
傘の部分は残っていた。

元々何だったか分からないものたちがあちこちに転がっている。
しまったなぁ・・・・・・。
次の予定も詰まっていて、でももっとゆっくり回ればよかった・・・・と今更ながらに後悔。







昇降口の上に溜まる水。
ぱっと見はただの沼。
これもまた沼東沼の一つ。

排水がしっかり出来なければ溜まる一方・・・・・。
また防水が破れれば室内に水が入る。
それがまた校舎の傷みを進めてしまう。
できれば往時の姿を長く留めて欲しいとは思うのですが・・・。