スーパーダイレクトイグニッション

５気筒病ってのを知ってますか？

日産車オーナーなら一度は聞いたことがあるかもしれません。RB系エンジンで有名なダイレクトイグニッションのコイル不良です。ボクサーエンジンみたいな音になります。
ブルちゃんはデスビ方式なので，この心配はないですけどね。

知り合いがC34ステージア前期から後期に乗り換えたのですが，わざわざ長野から買って帰ったのにいきなり発病してました。個人的には店も分かってたんじゃなかな～と思うのですが・・・。本人はクルマに詳しくないので，チェックランプがつくんだけど・・・と相談を受けて，ダイアグコードを出してみると，２１番で点火系統との表示。ほぼ間違い無く点火コイルです。

このクルマ，個人売ではないですが，保証がないので文句も言えないし本人さんは半分あきらめモードです。そのまま走ると，他に不具合を誘発しますよと忠告すると，「任せるからとにかくランプが点かないようにして」と言われたので点火コイルを総交換することに。純正品では１個が約１万円。６発なので６万円。買ったばかりのクルマにこの出費ははっきり言って痛いです。聞くところによると，社外のでスプリットファイヤというメーカーのコイルがあるらしく，高性能であるにも関わらずそっちを買ったら３．５万円。すぐさまオクで手配。距離も９．５万なのでついでにプラグも。わずか１日で届きました。

しかし，このRBエンジンはプラグ外すのも難儀です。インテークパイプがタペットカバーの真上を走っていて，こいつを取らないとお話になりません。ブローバイのホースやバキュームの配管も多いので面倒だし，工賃も高いらしいです。いきなりの不具合にちょっと気の毒になったので，交換してあげました。まあ，いろいろお世話になってるしね。

作業は１時間半ほど。本当はスロットルボディの脱着も必要かなと思ってましたが，何とか道具を駆使してクリア。プラグはPFR5だったので，おそらく新車時のものでしょう。タイミングとしては正解。今回のプラグは6番のイリジウムMAXですが，まあ問題ないでしょう。一応適合は確認したし。心配してたホースやカプラの破損もなく，スムーズに終わりました。外したコイルも２本は交換されていました。やっぱりね。試運転も好調。いっぱい感謝されちゃいました。