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凌志のブログ一覧

2025年12月06日 イイね!

カーサブルータス特別編集 時代を超えて愛される、デザインの良い車100(から私的10ベスト)

カーサブルータス特別編集 時代を超えて愛される、デザインの良い車100(から私的10ベスト)標題の本を借りてきました。

本誌が選んだ基準は、「道具が所作を作る、優れた日用品のようなクルマです」とありました。ですので、ジャガーXJやポルシェ911、レクサスLS(セルシオ)のような高級乗用車は出てきません。またクーペやロードスターのような趣味的な車もほとんど載っていません。

'80年代自動車マニアとしては、メルセデスのW201(190E)やT124(ミディアムクラス/Eクラスステーションワゴン)、BMWのE30(2代目3シリーズ)、初代~2代目辺りのレガシィツーリングワゴン等は外せないだろう、と思いましたが、これらもバッサリ切り落とされています。

その代わりに、何でこの車?という車が散見されたりしますが、それらは見ないことにして、この中で私が推したい10車を勝手に挙げてみることにしました。

順番は便宜的なもので、何ら意味はありません。

①ボルボ740エステート
昨今240シリーズが人気ですが、私がいちばん好きなボルボは740/940シリーズであったりします。窓が大きく、明快なデザイン構成が実にいいと思います。実用車の鑑だと思います。
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②フォルクスワーゲン・ゴルフ(Ⅱ)
この種の道具的な車として真っ先に挙がるのがゴルフⅠ、Ⅱと言えましょう。
2代目の軸がブレなかったからこそ、今のゴルフの名声があるというのは言い過ぎではないと思います。以前かなり欲しいと思った車です。
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③日産パオ
日産のパイクカーは、他にもBe-1が掲載されていましたし、同種の車でラシーンもありました。この車の線を引いたデザイナー自身が、パオは劇中車のようなものとコメントしていたり、ベースは良くも悪くも初代マーチとか色々ツッコミどころはあるのですが、贅沢この上ない、唯一無二の内外装の誂えに用の美を感じさせるところが、この車の魅力だと思います。
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④ローバ-100
時代の荒波に翻弄され、私の記憶から消え去ろうとしていた車でした。ミニの後継車として生まれましたが、最期にはハイドラガスサスペンションまで奢られ小さな高級車を標榜していました。枯れた佇まいが魅力です。
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⑤ホンダ・シティ(初代)
背の低い車全盛時の1981年に生まれ、世間をアッと言わせた背高ノッポの小型車がまさにこのシティでした。パンダやゴルフに負けずとも劣らない、無駄のないスタイリングが今なお魅力です。
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⑥トヨタ・スプリンターカリブ(初代)
4WDのステーションワゴンが、まだスバルのレオーネにしかなかった時代に、颯爽と登場したことを覚えています。
乗用車ベースの多目的車、SUVのはしりだと言い替えることもできましょう。
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⑦ルノー・トゥインゴ(初代)
キャトルやサンクなど、ポップな感覚の実用車を作ることにかけては昔から定評があったルノー。フランス人の手にかかると、ここまで遊び心ある実用車になるという好例です。
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⑧ホンダ・アクティバン(2代目)
スクエアな車体に、丸いヘッドライトが実に似合っています。1990年代初頭までのホンダ車は、たとえ軽バンであっても、どことなく垢抜けた雰囲気がありました。
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⑨ルノー25(ヴァンサンク)
これまた記憶の底に沈んでいた車。高級車なのに実用性に優れる5ドアハッチバックという潔さが心地よいです。こんな車とノントラブルで過ごせたら素敵だなと思いました。
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⑩シトロエンCX
シトロエンは他にも、DS,XM,BX,GS,AXなどが掲載されていて、どれも魅力的で大いに迷った結果、このCXにしました。現代目線でも全く古びないスタイリングや独特のメカニズム、内装の誂えが魅力的だと思います。こう見えて、4ドアセダンだと知ったのはつい最近の事だったりします。
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いかがでしたでしょうか。
気になった方はお手に取って、それぞれの10台をノミネートするなどして、思いを馳せるのもまた楽しいかなと思いました。
Posted at 2025/12/06 21:18:47 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2025年12月05日 イイね!

ゴルフロス?

ゴルフロス?HDDプレーヤーの残容量がわずかとなったので、溜まっていたカーグラTVの録画を見はじめる。
これが滅法面白く、自分が車好きであることを再認識させてくれた。
40周年記念トークで、とある俳優さんが「私の生まれたのはポルシェ社1号車と同い年」と語っていて親近感が湧いたり(私が生まれたのはVWゴルフのデビューと同い年と何人に話しただろう)、一方で、インタビュアーの松任谷氏は洗車すると車のデザインがより理解できる旨を仰っていて、強く共感したりした。
オートモビルカウンシルの回では、ジウジアーロ氏の作品として、メラクやM1と並んで実用車のパンダ、デルタとゴルフ1が展示されているのをうれしく思った。

ゴルフロスでは無いか、というのは半分当たりで半分ハズレである。
先日、2026年の大判カレンダーがどうしても欲しくなり、最寄りのVWディーラーに行った。以前メンテに出していたのとは別の店である。
「大判のカレンダー下さい」と言って入店するのはさすがに無粋だと思ったので、現行型ゴルフの新車、中古を比較検討しているという体で、8.5ヴァリアントTDI スタイルに試乗した。
「丸いハンドルの車に久々に乗った」というのが率直な感想で、あとはスムーズなパワートレーン、良好な乗り心地、ハッチバックに比べ、W/Bが長いことによる後席の広さに感心こそすれ、惚れ込むまでの境地には至らなかった。少し前に乗ったメルセデスGLCと同様に、既存技術の集大成であり、完成度は高いものの新時代の扉を開いているようには思えなかった。VWはいつも他メーカーと違ったセンスの良い記念品を配布しているが(例えばホイールデザインをかたどった小皿など)、その辺はプジョーも真似してほしいところではある。またプジョーは最寄りのサービス工場のキャパが小さく、どんな些細な事でも電話予約しなければならない。

それでも、プジョーにして良かったと私は思っている。タイヤひと転がしでの動きの滑らかさ、シフトアップのスムーズな8速AT、慣れれば全然カックンではないブレーキ等々、だんだん車に自分が馴染んできた気がする。その他大勢の1台から、かけがえのない1台になるというその瞬間に立ち会っている気がする。
ある意味、自己満足なのだけれども、自分が満足しなくて誰の人生だ等とも思う今日この頃である。
家族の一人(わが子)がぐんぐん成長して手狭になったら、次の車を検討しようと思う。それまでは208を手元に置いていたい。そう思っている。
Posted at 2025/12/05 23:41:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 身の周りのこと | 日記
2025年11月14日 イイね!

通史で読み解く自動車の未来

通史で読み解く自動車の未来学術書のようですが、大変読みやすい本でした。トヨタ博物館の常設展示を何回も見ているような人ならば、知っている人物や車名が出てきて、かっこうの復習資料となると思います。これを読めば、自動車の歴史と現在が概観できると思いました。未来予測は、あまりに現実的で夢がないように思えましたが。。

蒸気エンジンから電気モーターを経ての内燃エンジンへの進化、アメリカ車の台頭、BIG3栄華の時代(市場の制圧。GMの世界一は80年続いたと言う)、VWビートルのアメリカ市場でのロングセラー化、続く日本車の躍進(トヨタ車を育てた主軸はランクル。トヨタの世界一は2008年から始まった)、そしてTesla、BYDの台頭、未来予測へと続きます。

通史と言っても、主にアメリカ市場の動向に多くのページが割かれていて、その他市場に関する記述は少なめです。
ですが著者の言いたいこと「"100年に一度の大変革"のような津波に目が向きがちであるが、中波、小波、さざ波が企業に戦略機会をもたらす」ということは概ね理解できました。

特に印象に残った部分を、ネタバレにならない範囲で以下に記します。

●VW「Beetle」は、米国人の心のなかに居場所を確保した特別な車である。

●トヨタには3つの車種体系がある。
①独走車種(ライバルはほぼいない車種。ランクル、ハイエース、コースター、プロボックス、レクサスLM、センチュリー等。法人向けの商用車が多い)
②戦闘車種(競合他社が先行開拓した市場に後れて投入した車種。アルファード、ノア・ヴォクシー、タンドラ等)
③量産車種(ボリュームゾーン。伝統的にはカローラ、クラウン、近年ならシエンタ、RAV4等)

●トヨタの立地選択は、高い戦略性を帯びていました。限られたリソースを商用車に振れば、乗用車に出遅れます。これが非可逆な決断となるのは、初動の遅れは容易に取り返せないからです。圧倒的に大きい乗用車の売上を犠牲にする決断は、非合理でもありました。リソースを按分して商用車でも乗用車でも負ければ目も当てられないので,非可分な決断という面もあります。だからこそ、トヨタは安易な追随を許さない存在に鳴りえたのです。その反面、日本で初めて売れる乗用車となったのは1958年に発売されたスバル「360」で、トヨタが前年に出した初代の「コロナ」も、3年後に追いかけた初代の「パブリカ」も、乗用車のゲームでは歯が立ちませんでした。

いかがでしょうか。著者は当初世界の通史を書こうと思ったそうですが、壮大になり過ぎるので自動車に絞って書いたそうです。
機会があれば、再読して新たな発見を楽しもうと思います。
Posted at 2025/11/14 18:29:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | | 日記
2025年11月08日 イイね!

秘境路線バスをゆく 1~8

秘境路線バスをゆく 1~8わが国では、かつて鉄道線があれば、それを補完するバス路線が当たり前のように整備されていました。
モータリゼーションがおこってからは、国鉄の民営化と時を同じくして不採算路線の整理とローカル線の第3セクター化が進み、日本の隅々にまで張り巡らしていたバス路線網も衰退の一途をたどりました。しかしながら地域の足としての路線バスのニーズは決して無くなったわけではありません。
同著は、日本各地の知られざるバス路線に実際に乗って取材しています。

この中で、私の印象に残ったバス路線をいくつか紹介します。

その1
島の路線バス(佐渡、隠岐、対馬、沖永良部島など)
島の地形をなぞるようにアップダウンを繰り返し、海が見えたり見えなくなったり。
歩くには距離がある道でも、バスなら数分~数十分で行くことができるのがメリットです。
ただしバス停は観光地や港などから離れていることが多く、ダイヤも極端に少なかったりするので注意が必要です。
生活に密着した島のバスって、想像するだけでもワクワクするのは私だけでしょうか。レンタカーよりも濃密な時間が過ごせそうな気がします。

その2
横断(縦断)バス
大分県別府駅から熊本駅まで、5時間以上かけて一般道を走る路線があるとのこと。
この他、長野県松本市から岐阜県高山市までの山岳ルートや、奈良県橿原市と和歌山県新宮市を結ぶ日本最長のバス路線なども紹介されていて、
時間とお金に余裕があれば、是非とも乗ってみたいものだと思いました。
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こんなにたくさん借りてきたのに、家族にはあまり関心を示されず、ひとりで旅行気分を味わうことになりました。
わが子の「小児割引」が効くのも、残すところあと1年ちょっととなりました。
都市への人口や経済の集中が進む、わが国のもう一つの側面をひたすらバスに揺られて味わうのもまた一興かと思いました。

平日限定ですけど、遠州鉄道西鹿島駅から春野支所までの遠鉄バス秋葉線、同所から袋井駅への秋葉バス秋葉線の乗り継ぎ旅はオツなものでしたよ。
Posted at 2025/11/08 13:38:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年11月03日 イイね!

ジャパンモビリティショー見学記 その2 (その他のメーカー編)

ジャパンモビリティショー見学記 その2 (その他のメーカー編)HDDを探っていたら、2017年以降モーターショー(モビリティショー)には行っていませんでした。
実に8年ぶりに訪ねたことになります。

今回は、バス好きの家族1名を連れて行ったため、全ブースを見学・撮影することは叶いませんでした。
しかしながら予習しておいた展示車は一応見学することはできました。

スズキ vision e-sky
2026年度中の市販を目指しているとのこと。なかなか良いカタチなのではないでしょうか。
航続270㎞以上というのもサクラに比べてアドバンテージがあります。

マツダ ビジョン クロスコンパクト
欧州仕様がトヨタ・ヤリスのOEMとなって久しい、存続が注目を集めていたマツダ2ですが、ラージ商品群の不振で会社方針が変わったのでしょうか。まさかの同サイズのコンセプトカーが展示されました。
昨今のトレンドを採り入れつつ、マツダらしいカッコ良さもあり、なかなか魅力的に思えました。猫背なところがプジョーっぽいかも。
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キア PV5
洗練されたエクステリアデザインが特徴で、骨太で新鮮さを感じます。
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BYD RACCO
来夏発売と目される、日本市場専用の軽EV。個人的には大注目のモデルでしたが、観客はそれほど多くありませんでした。ゲームチェンジャーとなるか否か。
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日野セレガ
手堅くキープコンセプトで来ました。
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いすゞエルガEV
路線バスとEVというのは親和性が高いと思いました。これはナンバー付き車両のようです。
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BYD K8 2.0
新車ブースの一番奥という立地ながら、運転席乗車可。運転手の制帽も用意されていたりと、出展者自体が楽しんでいるような印象を受けました。
EV化されたことによって、リアオーバーハングも広々と2列のシートを設置できています。
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世界的に、先進国でのモーターショーの在り方が問われている昨今において、空飛ぶ車や果てにはロケットまで展示するメーカーがあるなど、時代の様変わりを感じました。
それでも、車の過去・現在・未来の姿を俯瞰することができ、なかなか興味深く楽しかったです。なかでも、BYD、ヒョンデグループの躍進と、地に足のついたスズキブースが印象に残りました。
(おわり)
Posted at 2025/11/03 22:38:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | イベント | 日記

プロフィール

「夕暮れどき、ポップなカラーのプルリエルを見かけたので、隣に停めてみました。
この色づかいを見てシティカブリオレを思い出しました。」
何シテル?   11/01 18:11
ミニチュアカーや車のカタログ収集と国内・海外旅行、読書が好きな50代です。 マイペースで更新していきますので、お付き合いくださいませ。よろしくお願いします。 ...
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