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狩猟犬のブログ一覧

2019年06月01日 イイね!

【私的名車列伝】第37弾 マツダ・ファミリア(5代目/BD型)

【私的名車列伝】第37弾 マツダ・ファミリア(5代目/BD型)5/24にマツダ・3が国内発売されましたね。さしたる興味もないので言及は控えますが、この宣材写真はどうしてドアが凹んだ事故車を使って撮影しているのでしょうか。え? 違うって…? (´ε`)

みんカラを始めて14年。『愛車紹介』やブログで一度取り上げただけで、当ブログの看板コーナー?の『私的名車列伝』で、マツダ・3の先祖にあたる我が5代目(BD型)ファミリアをまだ取り上げてなかった事に、今更ながら気が付きました。

なんせ万人が認める名車中の名車なので、記述も膨大になってしまいそうですが....ここで書いとかなくては後悔しそうなので、書いておきましょうか。

※ ※ ※

5代目(BD型)マツダ・ファミリアがデビューしたのは1980年6月。当時の1.5リットル級ハッチバックの日本車は…『自動車ガイドブック 1980~'81』によると、トヨタ・カローラがFR、シューティングブレーク風のリフトバックターセル/コルサはFFながらもエンジンは縦置き、ノッチ付きの中途半端な3ドア。日産・サニーもFR、クーペと「カリフォルニア」と称するクーペベースのロールーフワゴンのみ。パルサーはFF/横置きながらもOHVでパッとしないデザイン。姉妹車のラングレーはBD型ファミリアと同月デビューながらもパルサーと同じ。ホンダ・シビックはFF/横置きながらも丸っこい旧態依然なデザイン。その上級版クイントはリアクォーターウィンドウ付きのBD型ファミリア 5ドアにそっくりな(と言ってもファミリアより4ヶ月先だが)5ドア。三菱・ミラージュはFF/横置き、角張ったスクエアフォルムでファミリアの先駆けとも言えるデザイン()、スバル・レオーネはFF/4WDの「スイングバック」があったが、エンジンがOHVで如何せん地味。

....といった所。そう、日本における『FF(エンジン横置き)2BOX』は決してファミリアが元祖ではなかった。ホンダ・シビックが1972年に種を蒔き、1978年に三菱・ミラージュと日産・パルサーがその畑を耕し、そして1980年にマツダ・ファミリアが大輪の花を咲かせた....そんなイメージだろうか。

かくして5代目ファミリアは大ヒット。特に3ドアのスポーティなトップグレード『XGの赤色が若者に爆発的に売れ、サーフィンをする訳でもないのに屋根にサーフボードを固定し女の子をナンパする〝陸(おか)サーファー〟なる流行語をも生み出し、1980年6月の発売から1983年2月まで33ヶ月連続で販売台数を更新し続けるという信じ難い売れ行きを見せ、1982年に3度、1983年に5度、当時の〝絶対王者〟カローラを上回り月間販売台数1位を獲得する等、一躍〝日本を代表する車〟に躍り出た。1980年度の第1回 日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞している。

そんな若者に人気だった〝スポーティファミリア〟はその後、1983年6月にターボモデルを追加。前年に出ていたシティターボらと共に〝ボーイズレーサー〟(今でいうホットハッチ) の嚆矢となり、後のフルタイム4WD DOHCターボモデルへと受け継がれてゆく。

※ ※ ※

さて、私の父がこの5代目ファミリアの『5ドア 1500XE』を購入したのは、1983年1月のマイナーチェンジ直後。母の記録によると、1月末にディーラーで契約を済ませ、我が家に来たのは3月末。当時、私は小学校に上がる直前だったが、日曜昼に『たのきん全力投球!』(最終回だったらしい) を見ていた時に玄関のチャイムが鳴った事だけよく覚えている。自分でも驚きだが、それだけ子供だった私にとって〝最大級の喜び〟だったのだろう。

父は他に前述のホンダ・クイントやトヨタ・スプリンターカリブなども検討したそうだが、このファミリアを選んだ決め手となったのは、父が当時購読していた『ベストカーガイド』誌面で、当時の自動車評論家界の第一人者、徳大寺有恒氏が「ゴルフを模範にした素晴らしいクルマ」と絶賛していたから、だそう。私は今でも〝自動車評論家と言えば〟徳大寺有恒の名が真っ先に浮かぶほど氏を敬愛しているが、それはこの様にして父から受け継がれたものだった。

しかしながら、父が購入同年に登場したトヨタ・カローラ 5ドアセダンホンダ・シビックシャトルを気にしていた姿も覚えている。そのシビックシャトルの2代目に、将来息子が乗ることになろうとは...(笑)

※ ※ ※

かくして父とファミリアは、母と私を毎週末ドライブやファミレスなどに連れて行ってくれた。ボディカラーはサンビームシルバーメタリック。ショルダーラインにXE専用装備のブラックストライプが入っていた。Wikipediaにもある通り1983年春に当時の運輸省がドアミラーを解禁。フェンダーミラーから市販の社外ドアミラーに替えるのが大流行したが、父も同じく購入直後に自分で社外ドアミラーに換装していた。それ以外は最後までフルノーマル。鉄チン(スチールホイール)のままだった。内装色はブルーという名のほぼグレー。父が割とオーディオに五月蝿い為、カーステレオはディーラーOPで2DINの上等なAM/FMラジオ&カセットプレイヤーが奢られていた。まだ1983年だった為、スペアナのハシりのようなカラフルなバーが付いてて、下段左側にはスピーカーの前後左右調整レバー(フェーダーコントローラー)が生えていた。そしてこれも当時流行っていたのか、リアウィンドウには黒のブラインドがディーラーOPで着けられていた。

オーナー(とその家族)しか分からない点で言うと、何年か乗って気が付けば、インパネ内の間仕切りモールがぐんにゃりと歪んでいたり、フロントドアサッシュの内張りのコーナー部分の撓み処理が雑だと父がドライブ先の休憩中に指摘したり、父もまだ30代前半でアホだったのか、郷里に帰省する際にアウトバーンを高速でカッ飛ぶVW・ゴルフの真似をして、高速道路を140km/hでぶっ飛ばしてエンジン不調に陥ったりとまぁ色々あったが、そんなことは所詮〝些細なこと〟に過ぎず、あのバランスの良い佇まいを思い返す度に「良いファミリーカーだったなぁ…」との思いを新たにする。

そんな我がファミリアの最期は、私の小学校卒業を目前に控えた1989年2月頭の日曜夜、父と(場所は失念していたが、父によると)足立区入谷の中古車店に飛び込みで訪れ、車検目前だった為、たった3万円で引き取られて行った。舎人ライナーが通る遥か前、当該地は〝陸の孤島〟と呼ばれており帰りはバス。薄暗く狭いバスの座席で、凄く寂しい思いに囚われた事だけは今も覚えている。最期の家族ドライブは前年の暮れ、1983年の開園以来なぜか一度も訪れていなかった東京ディズニーランドだった。

※ ※ ※

あの時、マツダ・ファミリア 5ドアハッチバックを選んだ父の選択は、当時の父の年齢を優に超えた今になって思うと とても尊敬できるものだったと改めて思うし、父が選んだファミリア 5ドアハッチバックは正に〝ベストファミリーカー〟と言えるものだった。そう言えるような国産車、個人的には2代目カローラスパシオトヨタ・ラクティス辺りがパッと浮かぶが、現行だと日産・ノートe-POWERホンダ・フィットHYBRIDマツダ・デミオディーゼルトヨタ・ポルテホンダ・フリード辺りだろうか。シエンタはこねくり回したようなデザインがどうにも好きになれないし、今の時代〝ファミリーカー〟と言えば世間的にはハイルーフミニバンなのだろうが、仕事で何度も駆った上で思ったのは、一人乗車の時のあの途方もない無駄を背負っている感覚。三世代同居もしくは祖父母と近居でもなけりゃ、あれ程のスペースが必要とはどうしても思えない。

ともあれ、自動車メーカーには格好つけて若者に媚びるだけでなく、あのとき父が選んだような〝ベストファミリーカー〟をいつまでも造り続けて欲しい。

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マツダ・ファミリア 3ドアハッチバック 1500XG [FF/5MT] (1980.6~1983.1) ※前期型
全長3955mm×全幅1630mm×全高1375mm ホイールベース2365mm 車両重量820kg
1490cc(85ps/12.3kgm)※グロス  10モード燃費16.0km/L  車両価格103.8万円
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マツダ・ファミリア 5ドアハッチバック 1500XE [FF/5MT] (1983.1~1985.1) ※後期型
全長3955mm×全幅1630mm×全高1375mm ホイールベース2365mm 車両重量825kg
1490cc(85ps/12.3kgm)※グロス  10モード燃費16.0km/L  車両価格118万円
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Posted at 2019/06/01 03:56:55 | コメント(0) | トラックバック(9) | 車 - 私的名車列伝 | クルマ
2019年04月11日 イイね!

【私的名車列伝】第36弾 日産・スカイラインGT-R Nür ミレニアムジェイド

【私的名車列伝】第36弾 日産・スカイラインGT-R Nür ミレニアムジェイドこれもなぜ未だ取り上げてなかったのか....R34 GT-R最後期の'02年2月、1,000台が限定販売されたNür(ニュル)の、限定色ミレニアムジェイド。貧乏人の私は試乗した事もなけりゃ道で見たのも一度きり。まだビーグルに乗っていた'04年か'05年、場所は忘れもしない第二京浜『清正公前』交差点上り先頭で信号待ちしていた時。目の前をミレニアムジェイドのNürが横切り目黒通りに入って行った。私は「あ!」と声を上げたに違いないw 後にも先にもミレニアムジェイドのNürを見たのはその一度きり。

私は現行R35 GT-Rのすんぐりしたスタイルがあまり好きではなく、R34 GT-Rの “THEクーペ” とでも言うべき “ベタな” スタイルの方がより好みなので、販売終了後17年を経ても尚、R34 GT-R Nürへの憧憬は消える事なく燻り続けている。

また “いつもの台詞” になってしまうが....この車も叶うものなら所有してみたい車の一つ。

スカイラインGT-Rの限定車「M・spec Nur」「V・spec II Nur」を発売 (公式リリース)
日産公式サイト WEBカタログバックナンバー
ロペライオ(中古車販売) YouTube

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日産・スカイラインGT-R M・spec Nür [4WD/6MT] ('02.2) ※1,000台限定
全長4600mm×全幅1785mm×全高1360mm ホイールベース2665mm 車両重量1580kg
2568cc(280ps/40.0kgm)  P/W レシオ5.64kg/ps  車両価格630万円
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Posted at 2019/04/11 05:55:13 | コメント(0) | トラックバック(2) | 車 - 私的名車列伝 | クルマ
2019年04月09日 イイね!

【私的名車列伝】第35弾 デイムラー・ダブルシックス

【私的名車列伝】第35弾 デイムラー・ダブルシックス徳大寺有恒 信奉者として、氏が “史上最高のクルマ” と評していた『デイムラー・ダブルシックス』を取り上げない訳にはいくまい。その登場は1972年。ベース車となる『ジャガー・XJ』にV型12気筒エンジンを積む『XJ12』が登場すると同時にその豪華版として登場。その後、1993年に本家XJにV12版が復活するに伴いモデルチェンジ。1997年まで25年に渡り生産された。ジャガー・XJ12&デイムラー・ダブルシックスの廃止後、ジャガーブランドのV12エンジン搭載車は作られていないので、ジャガー最後のV12搭載車という事になる。

この車のブランド名たる『デイムラー』については、メルセデスベンツの製造元である『ダイムラー』と似てて紛らわしいが、Wikiによると由来はダイムラー社と同じくゴッドリープ・ダイムラーだそう。

その見た目はとてもクラシカル。そして全高はスポーツカーさながらの低さ。実用車ばかり乗っている私にはカルチャーギャップを禁じ得ないが、その中身について語る経験も資格も私にはないので、各自カーセンサーでも参照して欲しい。

そんな、徳さんにも愛されたデイムラーブランドも、2009年をもってジャガー・XJの高級版『スーパーエイト』が生産終了後は音沙汰がないそう。徳さんの死とも併せ、幾ばくかの寂しさを覚える。

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デイムラー・ダブルシックス [FR/4AT] ('94.11~'97.10) ※XJ40系
全長5150mm×全幅1800mm×全高1360mm ホイールベース2995mm 車両重量1920kg
5992cc(315ps/48.7kgm)  10/15モード燃費4.1km/L  車両価格1295万円
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ジャガー・XJ XJ12 [FR/4AT] ('93.12~'95.10) ※XJ40系
全長5025mm×全幅1800mm×全高1360mm ホイールベース2870mm 車両重量1880kg
5992cc(315ps/48.7kgm)  10/15モード燃費 ― km/L  車両価格1185万円
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デイムラー・ダブルシックス [FR/4AT] ('79~'92) ※シリーズⅢ
全長4960mm×全幅1770mm×全高1375mm ホイールベース2865mm 車両重量1910kg
5345cc(255ps/39.7kgm)  10/15モード燃費 ― km/L  車両価格1400万円
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Posted at 2019/04/09 02:37:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 車 - 私的名車列伝 | クルマ
2019年04月01日 イイね!

【私的名車列伝】第34弾 日産・セドリック(Y31型)

【私的名車列伝】第34弾 日産・セドリック(Y31型)私の中で『日産・セドリック』と言えば、成人後はY34型だが、子供の頃はこのY31型だった。その前のY30型も記憶には残っているが、オヤジ趣味で格好良いとは思えなかった。小5の時に登場したこのY31型でガラッとスタイリッシュに若返り、子供心に「格好いいな~」と憧れ、解説本の『新型セドリック/グロリアのすべて』もリアタイで購入したほど。当時は901運動など知る由もなかったが、前年'86年のパルサーZ31フェアレディZ(後期型)辺りから「日産が変わってきたな」と子供心ながらに感じていた。

最上級の『ブロアムVIP』(画像上)は従来通りの3リッターOHCターボ『VG30ET』搭載で変わり映えしなかったが、下の2リッターの方にDOHCターボ『VG20DET』を搭載したスポーティグレード『グランツーリスモ』(画像下)を設定した事が新しかった。初代シーマのWiki によると、Y31セド/グロ登場時から兄貴分シーマの登場を予告していた為、3リッターモデルの買い控えが起き、2リッターのグラツーの方がよく売れたそう。しかし、兄貴分マジェスタが登場しても霞まなかったクラウンと比べ、シーマに存在感を持って行かれた事が、後のブランド消滅に繋がったのやも。

そんなY31セドリックだが、'91年のモデルチェンジでシーマ同様、急速に存在感が萎んでしまった。それ故か、パッと一瞬咲いた徒花の如く、Y31セドリックは今も私の中で輝き続けている。

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日産・セドリック 4ドアハードトップ V30ターボ ブロアムVIP [FR/4AT] ('87.6)
全長4860mm×全幅1720mm×全高1380mm ホイールベース2735mm 車両重量1540kg
2960cc(195ps/30.0kgm)  P/W レシオ7.9kg/ps  車両価格438.3万円
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日産・セドリック 4ドアHT V20ツインカムターボ グランツーリスモSV [FR/4AT] ('87.6)
全長4690mm×全幅1695mm×全高1400mm ホイールベース2735mm 車両重量1440kg
1998cc(185ps/22.0kgm)  P/W レシオ7.78kg/ps 車両価格348.5万円
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Posted at 2019/04/01 02:22:58 | コメント(0) | トラックバック(1) | 車 - 私的名車列伝 | クルマ
2019年02月22日 イイね!

【私的名車列伝】第33弾 トヨタ・クラウン

【私的名車列伝】第33弾 トヨタ・クラウン日本人のクルマ好きで 『トヨタ・クラウン』 を知らない者は居ないだろう。言わずと知れた、日本を代表する高級セダンだが、カローラファミリアと共に子供時代を過ごし、大人になってからも決して裕福とは言えない私には “身近で遠い車” と言うか、ここで取り上げたのは 「エステート(ワゴン)」 の一度きり。そんな私も四十路を迎え、ジジイに近づいたからなのか、若かった頃と比べ 『トヨタ・クラウン』 が気になる存在になってきた。週末にウォーキングをしていると、先代S210型クラウンの個タクをやたら目にするが、私好みの “しっかりとトランクのある” スタイルなので 「格好いいなぁ」 と見る度に思う。そのクラウンも、昨年のモデルチェンジでガラッとデザインが変わってしまった。それについては後述する。
 
 
↑↓という順で並べてみた。左列一番下から1983年のS120型(↑)1987年のS130型(↑)1991年のS140型(↑)1995年のS150型。右列一番上から1999年のS170型(↓)2003年のS180型(ゼロクラウン)(↓)2008年のS200型(↓)2012年のS210型。やはり車のデザインは並べると面白い。1991年のS140型と2003年のS180型でデザインがガラッと様変わりしている事がよく分かる。個人的には、子供の頃のS120型やS130型が “THEクラウン” という感じだが、デザイン的には1999年のS170型が最もバランスが良く見えて好ましい。
 
 
このS170型クラウンと同年にデビューしたクラウン長年のライバル日産・セドリックのY34型が以前からとても好きで、ここで取り上げた事もあったが、「ポルシェデザインによるデザイン」 という真しやかな噂まで流れるほどスタイリッシュなY34と比べ、S170はオーソドックスで地味。そのデザインが好ましく思えるようになったのは、やはり私がジジイになってきた証拠かもしれない。セドリックは2004年に 「日産・フーガ」 にバトンタッチして寿命を終えたが、そのフーガは現在、街で目にする機会も少なく、未だ元気なクラウンとの対比も踏まえ “ブランディング” の何たるかを考えさせられる。
 
 
さてそのトヨタ・クラウンは、御存知の通り昨年のモデルチェンジで長年続けてきた4ライトの古典的セダンスタイルを捨て、ジャガーXJ 同様に6ライトの近代的セダンスタイルに生まれ変わった。2001年に日産・スカイラインがV35型でガラッと変わった時を彷彿とさせるが、やはり個人的には旧型までの4ライト&太いCピラーこそがクラウンのアイデンティティという感じがして、現行型は未だにクラウンとは思えない。VW・ゴルフは、未だデビュー以来の伝統たる “太いCピラー” を堅持している。検索すれば賛否両論 分かれている事だろうが、個人的には 「継承して欲しかった」 との思いが拭いきれない。
 
 
トヨタ・クラウンで思い起こすのは、父が購読していた 『ベストカー』 や、1987年(小5)に初めて自分で買った 『間違いだらけのクルマ選び』 で長年私のクルマ観の先生だった徳大寺有恒氏の存在。 80年代などは 「足回りがふわふわ」 などとクラウンを酷評していたが、晩年は 「日本を代表する車」 「最期の愛車はクラウンと決めている」 と書いていた。氏が最期にクラウンを所有したかどうかは、いくら検索しても出てこず不明だが、もし今も生きていて 6ライトに生まれ変わったクラウンを見たら、果たしてどんな論評をしただろう…?
 
 
貧乏な私にはとても新車のクラウンなど買えやしないが、中古レンタカーのワンズレンタカーに何代か前のクラウンが在った筈なので、いずれ借りて乗ってみようと思う。

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トヨタ・クラウン ハイブリッド G-エグゼクティブ [FR/CVT] ('18.6~) ※S220型
全長4910mm×全幅1800mm×全高1455mm ホイールベース2920mm 車両重量1900kg
3456cc(299ps/36.3kgm)  JC08モード燃費17.8km/l  車両価格718.74万円
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トヨタ・クラウン ハイブリッド ロイヤルサルーンG [FR/CVT] ('12.12~'18.6) ※S210型
全長4895mm×全幅1800mm×全高1460mm ホイールベース2850mm 車両重量1680kg
2493cc(178ps/22.5kgm)  JC08モード燃費23.2km/l  車両価格536万円
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トヨタ・クラウン ロイヤルサルーンG [FR/6AT] ('08.2~'12.12) ※S200型
全長4870mm×全幅1795mm×全高1470mm ホイールベース2850mm 車両重量1630kg
2994cc(256ps/32.0kgm)  10・15モード燃費11.8km/l  車両価格528万円
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トヨタ・クラウン ロイヤルサルーンG [FR/6AT] ('03.12~'08.2) ※S180型
全長4840mm×全幅1780mm×全高1470mm ホイールベース2850mm 車両重量1610kg
2994cc(256ps/32.0kgm)  10・15モード燃費11.8km/l  車両価格470万円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
トヨタ・クラウン ロイヤルサルーンG [FR/5AT] ('99.9~'03.12) ※S170型
全長4820mm×全幅1765mm×全高1455mm ホイールベース2780mm 車両重量1600kg
2997cc(220ps/30.0kgm)  10・15モード燃費11.4km/l  車両価格425万円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
トヨタ・クラウン 4ドアHT ロイヤルサルーンG [FR/4AT] ('95.8~'99.9) ※S150型
全長4820mm×全幅1760mm×全高1425mm ホイールベース2780mm 車両重量1490kg
2997cc(220ps/30.0kgm)  10・15モード燃費9.8km/l  車両価格410万円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
トヨタ・クラウン 4ドアHT ロイヤルサルーンG [FR/4AT] ('91.10~'95.8) ※S140型
全長4800mm×全幅1750mm×全高1415mm ホイールベース2730mm 車両重量1680kg
2997cc(230ps/29.0kgm)  10・15モード燃費7.8km/l  車両価格442万円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
トヨタ・クラウン 4ドアHT 3000 ロイヤルサルーンG [FR/4AT] ('87.9~'91.10) ※S130型
全長4860mm×全幅1745mm×全高1400mm ホイールベース2730mm 車両重量1670kg
2954cc(190ps/26.0kgm)  10モード燃費7.9km/l  車両価格443.2万円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
トヨタ・クラウン 4ドアHT 2800 ロイヤルサルーンG [FR/4AT] ('83.8~'87.9) ※S120型
全長4860mm×全幅1720mm×全高1400mm ホイールベース2720mm 車両重量1500kg
2759cc(175ps/24.5kgm)※グロス  10モード燃費8.2km/l  車両価格382万円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
トヨタ・クラウン 4ドアHT 2800 ロイヤルサルーン [FR/4AT] ('79.9~'83.8) ※S110型
全長4860mm×全幅1715mm×全高1410mm ホイールベース2690mm 車両重量1500kg
2759cc(145ps/23.5kgm)※グロス  10モード燃費7.6km/l  車両価格280万円
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
関連情報URL : https://bit.ly/2U0vaZ1
Posted at 2019/02/22 03:56:21 | コメント(0) | トラックバック(1) | 車 - 私的名車列伝 | クルマ

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「初めてPCじゃなくタブレット/スマホから投稿 (フォトアル) してみたが、余りのやりづらさに呆れた。ニコ動と一緒でPC時代からスマホ/タブレット時代に上手く移行できなかったクチですね、ここも。」
何シテル?   05/15 07:24
80's Kidsで'80~'90年代の日本車を礼賛するような記事ばかり書いてきましたが、ネタが尽きてしまい放置中です。 '00年代の10年は、私にとって...
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