筑波ＪＡＸＡ見学

最近クルマから脱線してばかりですが、今回も脱線ネタで恐縮です。

行ったことないので子供をダシに連れてきいったところ、そこは人工衛星のパラダイスでした。(笑）
人工衛星だからって特に興味はないんですが、どこれもこれも金がかかる素材に金のかかる加工を施しております。
一見ただのアルミパネル、実はジュラルミンのハニカムか、裏にミリングで作られた数センチのリブ。つまり3センチのリブがある３ミリ厚のパネルは２７ミリのジュラルミンをキリキリとマシニングして、重量のほとんどを削り屑にして作ってるわけですな。６畳くらいのを。
で、そいつらを軽量化のために中空加工されたボルトで留めて、これまた高価なポリイミドフィルムに金蒸着した熱反射材を貼り付けてある。

一方簡素なところもあって、ポリイミド反射材はベルクロ留めでベリベリ剥がせたり、折りたたんである太陽電池パネルの展開には動力を使わず、ゼンマイばねと滑車とワイヤーっていうローテクだったり。

最も確実で、できるだけ簡単で軽量っていうことなんでしょうけど、先端素材とゼンマイのギャップがたまらんです。

あと、ロケットエンジンのノズルスカート、これパイプになってて燃料の液体水素通して冷やし続けるんですけど、よくみるとノズルの根本と先でパイプの径が違います。
異形パイプ？とおもったけど、さすがにそれはなさそう。たぶんパイプを楕円に潰して丁度良くぴったりとスカート形状になるようにしているんでしょうね。

と、そんなところばっかり見ていたのですが、お子様の方はそんなことそっちのけで展示のこうのとりランデブーゲームに夢中でした。意味わかんないんだろうなぁ。
なんでも宇宙飛行士訓練体験プログラムもあるんだとか。来年やらせてみよう。