• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

tommmyのブログ一覧

2024年05月20日 イイね!

最新のリヤミドスポーツカー、アルピーヌA110に乗せてもらう

最新のリヤミドスポーツカー、アルピーヌA110に乗せてもらう純エンジン搭載リヤミドカー最終形の1台、アルピーヌA110に乗せてもらいました。
オーナーはみん友のsekiaiさん、ただでさえすごいスーパーセブンを空力アップデートして乗りこなす、作りも走りもすごい人。去年ホークでお邪魔して以来の2回目。ありがとうございます。
お邪魔したのはA110のハンドリングや作りに興味があるのはもちろんだけど、ホークにのってもらった際のsekiaiさんのコメントがすごく核心をついたものばかりだったから。自分が知識と想像力で補ってる部分を感覚で捉えている。感覚だよりだと間違うこともあるが、クルマの運転においては人の感覚が最重要と言っていい。そう言う風に作ってあるものだし、そう作るのが正解なものだから。

ので、当然最初に運転してもらって、助手席に。タウンスピードの印象はアルミのデッドな硬さのシャシー。鉄は叩くとカンカン鳴るけどアルミはポコポコ。音程低いし残響がない=振動吸収がいい、は、雑味がない。

運動性はさすがリヤミド。マージン取ってもらいながらだけど、ノーズが嫌がる様子がなくて、どこまでも曲がっていけそう。巧いのでしてないけど増し舵しても平気でついてくる。横向かないヨンクなんかにに乗ってると、どこまで曲がって(横向いて)くれるのか限度が見えない。

緩めのカーブなんかバランス良く曲がる。前にエンジンがいて最後には逃げるクルマのそれとはやっぱり全然違う。
ホークもリヤミドだけどそういうとこまで追い込める状態ではない。ただそういう素性はある。ノーズの軽さは大きな武器。

バランスのよさ、は路面の変化やギャップとか、縦の動きがあったときによくわかる。変化が無いわけじゃなく、その程度がわかりやすい。なので予測の範囲でおさまってくれるし、どのへんまでいけるぞ、こっから先はやめとこう、ってのがわかりやすい。
カーブでの軽いジャンプでは、エンジンが動くのがわかるが、それでも乱れない。直4横置きだからマウントは柔らかくしなくちゃいけないのだが、ペンデュラムマウントだからか感じる動きのわりにシャシー挙動への影響が無い。これはいい設計。うん、やっぱり吊った方がいいのかもしれない。

本当にね、けっこうなペースでも涼しく走れます。ブレーキのタッチもいい。
うちのレガシィも工夫してかなりいいけど、ABS付きでこれはさすが。しかもESC型の擬似LSD機能もあるからブレーキの負担も大きいのにそれを感じさせない。追い込んでも変わらない予感がする。

自分で運転してみると、どこにも違和感がないのがすごい。ステアは切れば切った分だけ、過不足も遅れもなく曲がる。ブレーキは踏めば踏んだ分だけ効く。アクセルはモードなりのレスポンスで進む。ギアシフトはしなくていい。しなくていい分だけ全開での繋ぎの一瞬の遅れがわかる。これクラッチダンパーが動いてる感じだな。

車体が小さく感じるのはいいクルマ。ホークはリヤが張り出していてそこは常に気になるというか気にしないといけない。カーブの内側でフロントより先にリヤがキャッツアイを踏むことになる。A110は当然そんなことない。

あり得ない表現なんだけど、A110はターンイン、ブレーキングからステア入れて向き変えていくところがどこまでも速い。どこまでもすいすいとアペックスに着いていけるような印象のクルマ。どこまでも入っていける、そこが速い。

その先は普通だとちょっと怖い。速すぎたりアクセル踏みすぎたらリヤミドは危ない、はずなんだけど、これはバランスが良くてリヤタイヤのグリップ頼みじゃない上にESCやブレーキLSDまである。でも、たぶん無くてもなんとかなる。そんな気がするし、そうなる前にステアフィールや挙動が危なさを適切量で伝えてくる。

例えていうならこれは何気なくトマト切っても全く崩れない名刀のような包丁。
身もつぶれず皮に引っ掛かるようなこともない、なにごともなくすうっと刃が通る。そんな切れ味のいい名刀の道具感。コーナーワークが意識から消えて、進入速度だけはちゃんと読むのがドライバーの仕事。曲げるんじゃなくて、どこまでも曲がるのをきちんと見極めるのが役目。切れる名刀の使い手は切ろうとするんじゃなくてどこまで切るかを決める。過ぎれは自分の足まで切ってしまう。そう、ホークは妖刀、気を抜くと自分の足まで切りに来る。そういう危ないやつ。

リヤミドは速いほどシビアになるけどA110はそこもうまく作ってある。比較的軽いエンジンのおかげで懐が広い。懐が広い名刀って、おかしな表現だけど実際にあるのだからすごい。

これが4WDだとターンインで曲げるのがドライバーのお仕事。感覚と技を総動員し、我慢を重ねて嫌がるノーズを内側に向け、逃げたがるクルマの機嫌をとってアペックスを獲る。そのピンポイントの位置と姿勢を取りアクセルぐっと踏む。そこまでがドライバーの仕事であとはクルマが4輪でどひゃーっと脱出してくれる。

実はA110の後レガシィに乗ってもらい、走ってもらったら久しぶりにそんな感じ思い出した。巧い。A110とあんまり変わらないペースまで追い込んでもらった。
その様子も上げて頂いた。
センターデフはフリーのままだったので脱出はMAXじゃなかったんだけど、自分のレガシィがそんなのだったのを思い出した。
言われてみればこれ1台限りで作り込んでるから、なかなか無いんだね。

リヤミドの究極型とも言えるA110を体感できたのでホークの手入れの方向性の確認ができたし、レガシィも楽しんでもらえたようでなにより。
とても有意義な一日でした。エアコンも効いてたし最高だ。
Posted at 2024/05/21 22:49:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | dialy | クルマ
2024年03月29日 イイね!

メーカーにはできないこと、苦手なこと

クルマとか機械類、電気製品みたいなものを量産するところ全般に言えることがありましてね。
安く、大量に作ることでより多く売ることができる、という当たり前の事実です。
これ、メーカーという業態の真理です。モノを作って売る以上この事実は避けられない、だから、1円でも安く作ろうとし、1台でも多く作ろうとする。
その前提での良いモノづくりなんですな。無駄は敵、省けるものは全て省く。
結果、手入れをすると格段に変わるところが出てきます。メーカーも判っていますが、上記のドグマに反するので省かざるを得ない。
これは悪いことではありません、おかげで格安でいろんな機械製品を使うことができます、ありがたい話です。

しかし、例えばグリスアップ。自転車なんかだと本当に最低限の量、質でしか塗布されていません。
例えばスレッドコンパウンド、ネジに塗れば固着しませんが、分解することは考えない。
錆止めも最低限だし、ゴム等ブッシュも時間と共に劣化しますけど、保護剤付けておけば寿命は延びます。

手入れはこういうところをやるべき。効果大。4,5年で使い捨てにするならいりませんが、長く使うなら痛む前に処置しておくのが理想です。

また、性能的に変わることが分かっていてもやはりメーカーが手出しできないところがあります。それはドグマもあるけど、そうじゃない理由で制限していることもある。
メーカーの都合とユーザーの都合は違うのです。しかし製品はメーカーの都合で出てくるので、そのに手入れをして気に入るように使う。保障やら、メンテナンスパックサービスなどと勘案して自分で選ぶのがよいですね。


添加剤とか、シールとか、手軽にできるという自分の都合で選択するものはあんまり効果ないものが多いです。すべてではないけどね。
Posted at 2024/03/29 18:28:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | dialy | 日記
2024年02月13日 イイね!

TypeRA乗ってみます?

TypeRA乗ってみます?うちのBC5レガシィです。以前にもちょっとつぶやきましたけど、まあいろいろあってこの先ずっと持っているのもどうかな、と検討してます。

いくらでも出すから欲しい!という人がいたら是非(笑)。まあ、そんな人はいないし、古いクルマですから乗ってみないとわからんでしょうから、まず見て乗ってもらうのがいいかなと思いまして。
いろいろ手を入れてるので、ノーマルとは全然違ってしまっていますからそのままでは良くないかな、と。

ご希望があれば、連絡もらって試乗ということで、まとまってくれればどこかで試乗会ってのがいいかな。
購入希望があって、なら是非ですが、自分のクルマと比べてみたいとかでもいいです。それで欲しそうな人に紹介してもらったり、自分のブログで感想とか広めてもらえればいいんです。

たぶん、自分で手を入れてできるところまではやりました。そういう状態のRAを知ってもらった方がいいかなと思いましてね。

BC/BFでなくともEJ20が載ってるレガシィやインプレッサは基本一緒なので、これはここをこうするとできる、的な話もできるかな、と。

自分で付けたレビューはこちら、その他どうなっているかはブログや整備記録を見てもらえれば、ですが、書いてないことも多々あったりしますので、それは来ていただいた方のみで。

Posted at 2024/02/13 19:42:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | dialy | クルマ
2023年12月07日 イイね!

自分の足で走るような、自転車を漕ぐような自在な動きのクルマ。

レスポンスがいいクルマに仕上げたいわけですよ。
反応が早い、というだけじゃなくて、適切適量。程度が判るグラデーションがあって、操作の量や速さに的確適量に反応するクルマ。
ゆっくりの操作にはゆっくり、ちょっとの操作にはちょっと反応して、大きく速い操作もこちらが適切であればそれに応じて素早く大きく反応するように。

とはいえ物理装置ですから大きい素早いの限度はあるわけです。でもその限度が伝わるようにはできる。こっちの操作、意図、イメージが間違っているならそれがどれだけ間違っているか、感じ取れる反応をしてくる。

エンジンパワーは必要ですけど、あるだけじゃダメ。アクセルペダルを踏み込んでいく時、その踏み込みかた通りの加速を、遅れなく加速してくれるのがいい。

歩いてるような、ロード用の自転車を漕いだ瞬間のような意図とズレのない加速感。
ターボラグはダメとかではなくて、それは踏めないハイギヤ選んだ自分が悪いとかに近い。

歩いてるとき、前の人を抜くとしましょう。その時抜こうとは思っても加速しようとは思っていません。抜くと決めた瞬間に体が勝手に加速します。前傾を増やし、後ろ足の蹴り出しを強め、前足を少し遠くに着地させますけど、いちいちそういうのを意識しません。

クルマではどうでしょう?アクセル踏みます。でも、踏み方踏む量は意識していませんか?

エンジン側でいろいろやると、いわゆるアクセルレスポンスをよくすることはできます。燃調。加速増量、非同期噴射いじるとか、スロコンいれて電子スロットル弄るとか。
でも、ある程度までです。意外と低レベルなところまでで頭打ちになって、それ以上はオーバーシュートするだけ。ちょっと遅れた後加速し過ぎてアクセルを戻さないといけない。いわゆるラバーバンドフィール。

最初の遅れは駆動系が緩くてエンジンの出力が逃げてしまうから。エンジン、MT、デフのゴムマウントがねじれて力の伝達が遅れ、オーバーシュートするせいです。
なので、それらを固めます。音は出るけどちょっと良くなる。すると今度はシャシーがねじれるので、そこも固めます。サブフレームマウント、ロールケージ、サイドシル発泡ウレタン充填、スポット増し、各種ブレースを追加。

そして、意外というか当たり前なのだけど、アクセルワイヤーの劣化伸びや張り調整、ペダル軸磨耗や歪みを直します。

このへんまでくると、だいぶ良くなります。要らない機械要素がなくなっても引き締まる感じ。
そしてギアの当たりが気になります、センターデフ、プロペラシャフト、デフ、ドライブシャフト。このへんのクリアランスは整備すれば新車同様に戻ります。

特に加速のおさまりかたが良くなります。アクセルペダルを踏むだけなのに普通はしなくていい要らん操作をいっぱいしてます。加速遅れを見越して多めに速く踏み込んで、少し戻す。しかも戻しはオーバーシュート防止に戻したあと微量踏んで各部のねじれを揺らさないようにします。
操作が上手い人ほど慣れて無意識にやってますけど、それしなくてよくなるとすごく楽になります。その分他のことに意識向けられる。コースなら先読み、レースなら前後のクルマとの差、一般道なら安全に。

同様のことがハンドリングにも言えます。余計なことしなくていい。
曲がる時、曲げる先にちょっとだけインにステアを入れて各部のガタを消しておく、なんてよくありますが、それ、コースでは微妙に曲がり始めてしまってアウトインにならず、早すぎイン寄りとか、ヨー発生に微妙に失敗、の原因だったりします。
どっちかというとコーナリングの後半、脱出プロセスでいろんな余計なことがいらなくなるのがよいのですが、それはやってみて体感するのがいいです。
そのへんは滑り始めたり、滑ったり、グリップ戻ったりするのでいろんなことが起こりますので。

自分の考えるいいクルマ、というかスポーツ寄りのクルマってこういうイメージでつくってます。なのでゴム減らしてピロボールにして…音とか出ちゃうけど、それは必要なインフォメーションの範囲ということで。
Posted at 2023/12/07 20:58:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | dialy | クルマ
2023年10月22日 イイね!

イギリスのキットカーショウ





タブレットのyoutubeアプリがサボってるのでロールバックのテストついでにみてたらこんなのが。
貴族の国イギリスのキットカーショウです。規模は昔の晴海、というより平和島流通センターか。
このくらいの規模の方が目が届くというか、血が通う感じのイベントになるのかもですね。好きなヒトしか来ないし。昔のオートサロンとか、もっとマイナーな改造車イベントの空気。さすがにこちらはツナギのおじさんいませんけど。

さすがにスーパーセブン多いです、というか、ナンバーが付く昔のF3なんでしょうね。派生シャシーとかオリジナルもたくさんいます。今のインテリジェントデバイス満載カーと違って自分が走らせてる感ありますからね。

スーパーセブンの次にはフォードGT40とコブラが目につきます。どちらもイギリス、というかアングロサクソンの血筋。ホークはイタリアなのでここでは異質なのですけど、本国イタリアEUではナンバー取るの大変になってるとか。

さすが貴族の国、少しおかしくなってきたらEUも抜けちゃうし、うちの領地なんだから何走らせようと文句言われる筋合いはないよ、とかのマーチ卿もおっしゃられてます(嘘です)。

貴族といってもお庭でグッドウッドを開催できるような大貴族は数えるほどで、実際のところは日本でいうところの庄屋とか地主さんの人たちでしょう。そういう人たちがスーパーセブン買ってサーキット走れるくらいには国が豊かで安定している。かつての日の沈まない大英帝国からすれば勢いはずーっと降り続けているのでしょうけど、ローマ帝国後のように暗黒時代になったりマフィアが牛耳ったりしなかったのは島国とかいろいろな要因があるんでしょうね。

日本も80、90年代はこんなのができる力がありましたが、それは一時の勢いで、地力という感じではなかったのかも。
オートサロンも無駄にでっかくなって面白くなくなってしまった。規模だけデカくして喜ぶのは電通くらいなのだけど、それってつまり、豊かさがなくなってしまって、上澄みに逃げ、中間が無くなった。特権階級と貧しい層に別れていってるけど、それって貧困国じゃん、という気もしなくもないですな。

とは言え、その日本イケイケ80、90年代にイギリスは底辺みたいな状態でもあったもで、そんな中でも作り続けることができたのが今に繋がっていますね。
好きなだけではできないけど、好きじゃないとできないですね。

Posted at 2023/10/22 15:12:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | dialy | ニュース

プロフィール

「@tommmy いや、GT300用?っぽいけどSTiロゴ逆だな」
何シテル?   11/03 23:31
クルマ趣味は走る/直す/作る、一通りをできるだけ自分でこなします。Blogの過去記事には、今とは異なる考えの内容もありますので疑問に思ったらコメントなど頂けると...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/11 >>

      1
23 4 5678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      

リンク・クリップ

ドライブシャフトも? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/10/25 01:22:23
[ダイハツ シャレード] Reboot_14 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/06/06 20:50:42
[日産 プリメーラカミノ]TrakMotive CV axle NI-8116 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/03/16 13:26:13

愛車一覧

ホークカーズ HF2000 鷹 (ホークカーズ HF2000)
キットカーです。リヤフェンダーの張ってるコンペのストラトスの形してます。量産車とは違うの ...
スバル レガシィ スバル レガシィ
新車からずっと乗ってます。かなりお年ですが、かなり元気。
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation