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tommmyのブログ一覧

2020年01月12日 イイね!

ヤリスGRの駆動系、GR-FOURは面白いか?

最近の、というか、RALLY Xpressという雑誌が休刊になって以降、ラリーカーのメカニズム解説を詳しくしてくれるものが無くなってしまったので、その辺の進化はよくわからなくなっていたのですが、これはちょっと面白いかも。
個人的にスポーツカーはエンジンじゃなくてシャシーが重要だと思ってます。運転して楽しいか?は曲がって(曲げて)ナンボ。

そういう意味では脚も重要ですが、4WDは駆動系で素性が決まります。そしてそれは結構理解が難しい。
トルク配分と駆動力配分が違う、とか言われてすぐにそうだよね、と思える人はまずいないですし。
分かりにくい原因は、タイヤの空転(スリップ)です。これが起こらない範囲ならとても分かりやすい。歯車の比率で回転力が前後に分配されます。
内輪が浮いて抜けるとそっからパワーが全部逃げます。LSDが制限してればその範囲でトラクションかかります。
トラクションかかっても、スリップが限界超えると横に逃げます。パワースライドです。この状態もしくはスライドの一歩手前を維持しながら加速旋回するのが4WDの面白さですね。
ただ、現実にはフロントタイヤのキャパシティーを超えてドアンダーになるということが良くあります。なので、
1フロントタイヤのコーナリングフォースの範囲内でヨーイングを起こし、
2リアの内輪からのパワーの逃げを発生させず、
3リヤ外輪を思いの量だけスライドさせ、ヨー角を維持しながら加速する。

という条件をクリアしないといけません。ごくごく簡素に説明すると、ですが。

これ、ヨー発生と維持さえできれば直結四駆は結構うまくできます。シャフトでつながっているから1輪だけパワーでスリップしないので。
ただし、そのヨーを発生させるのが難しい。直結故のプッシュアンダーをいかにいなすか、そしていかに横向けるかが、これまでの四駆スポーツ乗りの仕事でした。

その辺をなんとかしたいのがために前後を緩くつないだビスカス式とか、不等トルク配分のセンターデフなのですが、これらは直結では怒らなかった2の問題を起こすことになりました。実際にはリア内輪がジャダーを起こしその接地具合で駆動力が前後に暴れるような感じです。

なので、機械的に制限したDCCDを入れて、横Gやステアアングルで締結力を制御してみたのですが、容量の問題でDCCDが壊れる、なんてことも起こってます。
接地性が良くなれば解決するので太いタイヤを入れるとスリップしなくなります、がそれはスライドもドリフトもしなくなり、コーナーが無くなる(ハンドル切るだけで曲がれる)だけでちっとも面白くない、という本末転倒な状態になったりもしました。4WDスポーツ車をつくるのは難しい。

理想はつまり曲がる直結四駆。姿勢が出来てからはアクセルオンから全開で脱出できる車。
じゃあ、その姿勢をつくるところには何が必要か?それはターンインでフロントタイヤが邪魔されないこと。
それは前後の駆動を切り離す、で実現可能で、DCCDはそういう機構。でも足りなかった。

そこでもっといい方法が、前後のファイナルを変えてしまうということ。リアよりフロントタイヤの回る量がほんのちょっと多いこと。GR-FOURはそれを実現してます。
ターンインでアクセルを入れるとフロントが多く回りますのでタイヤの向きに進みます。内輪差で起こるプッシュアンダーをキャンセルし、差の大きさによっては逆にフロントを利かせる現象が起こるわけです。
その先は直結四駆。シンプルな分ドライビングも分かりやすい。

直線を走っている時はファイナルが大きいフロントで引っ張ることになります。フロントが空転したらセンターデフ締結してリアで掻く。

この手のメカニズムはVWの採用しているハルデックスが最初なのかもしれません。ただハルデックスについてはあんまり情報がなくて、前後ファイナルを違えてきているかなどはわかりませんが、どちらもリアデフ前にユニットを追加するものだし、トルクベクタリング機構なんかに比べると比較的簡単なので、これが最終形なのかもしれませんね。
Posted at 2020/01/12 21:07:08 | コメント(3) | トラックバック(0) | クルマ
2019年12月27日 イイね!

2019はどうだったか?

去年はこんな感じだったけど、今年も似たような。
ホークはじわじわ良くなってますよ。タイロッドの手配でいろいろ勉強できたのもあるけど、前足のリフレッシュがかなり効いて、ステアフィールが一気に改善。
まあ、各部ピロボールもガタガタ、ステアリングラックマウントもガタガタだったことからすればもうシャッキリ。切った分だけ横向きます。留めたら止まります。
ついでにキャスター角も付けてみたので、真っ直ぐもまっっつぐ走ります。よんくのレガシィには及ばないけど、ウルトラショートホイールベースのクルマとは思えない真っ直ぐさ。なんせホイールベースはビートより短いですから。(ビートはすごい真っ直ぐ走ります、いやほんといいクルマ)

まあ、ドラシャブーツが破れてしまったのはありますが、反対側で練習済みですので、こちらもすぐ対処。ただDOJが結構カジられていたので、先々どうするかは考えておかないといかんかなぁ。
エンジンマウントも換えたな。ピッチングストッパーの1つだけだけど、結構変わったので、来年はメインマウントの片方もゴム化してみる予定。
これでまだ足りなかったら最後の1つもゴム化するけど、そこはマウント位置もよろしくないので、ついでに固定位置を動かしてみるつもり。
マフラーも音量対策しないとだけど、これは目下進行中なので年明けには出来上がるかと。

そしてオカンなインナーカバーも装備。これ実は大雨台風対策なのだけど、塗装の痛みも減ることになるので、来年は塗装の磨きや補修もやってみるかな。

そしてレガシィは、ボンネットキャッチが何故かずれていたので手直し。あと、エアコンガスが抜けてしまったので冬のうちに一度分解して清掃、手入れをしたいんだけど、面倒なんだよなぁ。

Posted at 2019/12/27 19:27:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | dialy | 日記
2019年12月12日 イイね!

知り合いのAUDI S1に乗った

友人のアウディのS1試乗させてもらいました。型式はABA-8XCWZF?かな
ざっと言うと横置き直4の2Lターボ4WDホットハッチ最新版。ちゃんとマニュアルミッションです。
・ドイツ車の堅いシャシー
・4WDの安定感
・2Lターボのパワー

基本はコレ。間違いないです。どこでも最強4駆ターボ。WRCではもう40年間不動のNo1な方式。
S1はそれに最新のテクノロジーが詰まってました。
一番突出してたのはトルクベクタリング。ABSを作動装置にして、内輪にチョイチョイブレーキを掛けて4WDの苦手なターンインの素早さを増してくれるというもの。
輸入車はイメージが売りなのか、メカニズムや来歴について詳しい資料がなくて正確なところはわかりませんが、体感から想像するに舵角センサーの情報から左右のブレーキを独立して作動させてます。
内側だけつままれると普通にブレーキを掛けた時とは違う動きが出ます。内側は沈みつつのヨー発生。

普通のステアリング切っ掛けではステア切って一瞬間があり、ロールして外が沈みつつのヨーになりますが、このベクタリングではノーズが横に滑るようにヨーが起こってから、ロールで外側が沈みます。つまり普通より一瞬早くコーナーリングが開始される。

これ普通の感覚ではハンドルを切り過ぎてしまいます。待つ分を見越して安定領域を超えてコーナリングに入るように素早く多くきる癖がついているから、という説明がわかりやすいでしょうか。
ターンインでのブレーキベクタリングは言うなればイン側の足を引っ掛けられたようなもんです。二足歩行なら転倒しますが、4輪だから内側に巻き込みます。最大Gもかなり掛けられるからうまく制御しないとさらっとスピンするくらいのことはできるでしょう。どのくらいにするかは造りこみ次第というところ。

そういうこともあり、ステアインはリアミドのようにさっと動く。で、ベクタリング分が終わると、前にエンジンという錘がある4WDの特徴の通りフロント外輪に安定して荷重が掛かります。タイヤもそこそこ大きいので、限界は高く、ニュートラルゾーンはすごく広く、横Gでフロントが逃げる感はありません。

やってませんけど、限界まで追い込もうとすると、電制スロットルとスタビリティ制御がうまいこと介入してきてアンダーを起こす前に失速させられてコーナー抜けるんでしょうね。

そしてクリップからアクセルを踏むところが本番、4WDターボの本領発揮ですが、またトルクの立ち上がりが凄く早い。アクセルオフからオンの瞬間は電動アクチュエーターが排気を逃がしているので、エンジンのNA領域最大トルクをトンと出し、回転をあげます。そしてバイパスを閉じて過給を一気に掛け、立ち上がりで意図的にオーバーブーストさせて必要なトラクションを掛けます。
フロントタイヤで受けきれないトルクは、ハルデックスがリアへ伝達し、じりじりとヨーを軽く維持しながらリアが蹴り出す加速コーナリングからの脱出ができます。
どれくらいのトルクが出るかはECUが把握しているので、フロントに挙動が出る前にハルデックスを制御できます。フィードフォワードでよくできてます。

これが4WDの鈍いところをうまく隠していますので、FRやリヤミドから乗り換えた時に感じる嫌なところがありません。本当によくできています。普通に乗る分には多分不満はないでしょうね。

ただ、サーキットに持ち込んでゴリゴリやりたい、となると残念ながら駆動系にメカニカルLSDが無いので、リヤの蹴りでさらに曲がりつつフロントの駆動でインに前に引っ張るっていう4WD最速の加速コーナリングはできないのです。それは加速方向の制御なので、ブレーキ(減速)で制御するタイプのベクタリングではもう原理的に対処不可能。
じゃ付けりゃいいじゃんっていうのも、このままだと制御が干渉するので更なる詰めが必要で、そうなるとかかるコストからもう一ケタ上のお値段の世界です。

スタビリテイスイッチのモード次第ではベクタリングが効きすぎて不自然なところもあったりしますが、これは現代の電子制御を組み込んだランチアデルタ、というのが一番近いところかもしれません。内装もちゃんとしてる大人向けのデルタ。


最後に苦言を一つ、フィードフォワード制御してるって書きましたが、あれは挙動が起こる前に制御が入る(制御できる)ってことです。つまり人に感知させない技術なんです。
電子制御は突然破たんするとか、限界がわかりにくいと言われますが、それは感知させる前になかったことにしてるからにほかなりません。
そこまでできるってすごいことではありますけど、スポーツ、いや運転の基本は認知、判断、行動の繰り返しなので、適切な認知を助ける情報を挙動やらなにやらで感知させるようになるともっと素晴らしい電子制御スポーツカーができると思うんです。
Posted at 2019/12/12 15:52:24 | コメント(1) | トラックバック(0) | dialy | クルマ
2019年12月06日 イイね!

面白いリヤミドのクルマ

ちょっと代車で借りてるクルマが結構面白いんですよ。
リヤミドで、マニュアルで、ノンパワステ。
レッドゾーンは7500からで8000ちょいまで回る(回してないけど)
もちろん2名乗車。

判る人はもうわかってると思いますが、車名が最後に。
で、ホークとの比較で(誰もわからんな)乗った感じなどを書いてみましょうか。

ホイールベースが長い
フロントタイヤもリヤタイヤも遠いです。セダンのBC5レガシィみたいに遠くに、いやフロントはもっと遠い感じがします。
ノーズは軽いので棒の先端にタイヤが付いてる感じの動きです。初期の動きはチョッパーのバイクみたい。すごく軽いのはホークも一緒ですけど、遠くに力点がある分動き始めがゆっくりで判りやすくていいです。
リヤも、ホーク比で後ろのあって、エンジンもちょっと後ろ寄りな感じがします。
エンジン軽いんですけど、重心はチョイ後ろより。小さいので重心高は低めでロール小さめという感じ。
トレッドは狭いので、縦長で幅は狭い長方形をイメージします。
ホークはショートホイールベースで幅広(というかリヤが極端に広いので台形?)なので真逆な感じで、動きもその違いがあります。

ステアインで遠くのフロントタイヤが横に動きます。リヤはまだ反応しない範囲でアングルがつきながら、ちょっとづつ前のロールが始まり、その辺でリヤも反応してコーナリングに入ります。
で、リヤもロールしはじめるとちょっと面白い動き、リヤがインに入ろうとします。これ、リヤのジオメトリがバンプトーインにしてあるからです。
でも、フロントは十分にコーナリングパワーが出てるので、アンダーにならず、横っ飛びするようにインに入っていくコーナリングをします。こりゃコーナー速いわ。試した範囲ではリヤが出る感じはしません。多分サーキット持ち込まないとその辺まで行かないし、車体剛性とかの問題で前が負けてアンダー傾向になる感じがします。こいつでリヤ出してっていう走りをするのはたぶんいろいろ手を入れないと早くならない。
そこいくとホークはホイールベースが短い上、リアサスアームが短くて接地性が急変するので、攻めたら回りそうな雰囲気を出してます。なんかこう「押すなよ
押すなよ」って常に言ってます。WRCのストラトスはリアもWウイッシュボーンらしいので別モン。きっと「押せ、押してからが勝負だ」って言ってると思います。漢ですね(たぶん)。

ボデイ剛性は低い
オープンなんでペナペナな感じはやはり出ます。ドアも車体に対して大き目だし、路面が荒れるとワナワナしますね。攻めて遊ぶクルマではないというか、攻めて遊ぶならロールケージ付けないといけません。安全大事。
ただ、上記の切れるコーナリングを楽しむレベルなら楽しいです。ブレイクするならフロントからなので、スピンとかしそうもないし、上手くセッティングしてありますね。

見切りがいい。
幅狭いのもありますけど、運転しやすいです。シフトがちょっと重いかもだけど、ペダルも軽い。

エンジンはすぐ吠える
ちょっと煩いレベルです。ただよく回るのでエンジンと遊んでる時は楽しい。ちょっと別のことに気を回しててエンジン回すと煩くてびっくりって感じ。
パワー感ありますね。車重が軽いからというのもありますけど、NAで、踏んでる間は途切れずパワーが出る。絶対速度は遅いけど、加速してく感はあります。
あと、レスポンスがいい。踏み返しとかでトンとトルクが出る。これは連装スロットルの特長。ECUがスピードスロットル制御方式っていうのが効いてるんでしょう。
スピードスロットルだと微妙な操作は難しいことがよくあります、スっと出したい時にドンと出てしまうような。でも、これ微妙なコントロールもし易いんで、ちゃんとセッティングが出てるっとことですね。メーカーセッティングはすごいなぁ。

そう、小さくNAで連装スロットルのエンジンを積んでるミドシップ、ビートです。暴力的なパワーとかはないんだけど、普通に走っててもスポーツ感がある楽しいクルマなのです。
ホークと交換はしないけど、これはこれですごくいいクルマだよなぁ。

Posted at 2019/12/07 00:01:51 | コメント(4) | トラックバック(0) | dialy | クルマ
2019年11月20日 イイね!

おかんアートをご存じだろうか? しかもボディカバーのそれを

ウィキペディアにも項目があるおかんアート、みんカラには無縁のように思えるそれを持ち込んできた私です。

オカンアートとは主に中高年の主婦(母親=おかん)が余暇を利用して創作する自宅装飾用芸術作品の総称。

そう、うちのオカンももれなくそんな市井のアーチストでして、実家はタペストリーやらなんやら、隙あらば飾り、モノあらばカバーするという過剰装飾状態であります。ありあまる創作力を持て余し、いや元気でなにより、ありがたいことでございます。

そんなんつくれるんだったらクルマのボディカバーもつくれるん?なんて迂闊にきいてみたところ、できてしまいましたよ。

鷹のインナーカバー

実車にメジャーを当てて採寸、生地はこちらで手配したらあっという間に仮縫い、それをちょいちょい現車合わせしてあっさり?完成です。
さすがにモノがデカイので、縫製が大変だったとか。ただ、直線が曲がるとかそういう大変ではなく、デカイので縫っても縫っても終わらない的な未体験の苦労があったそうな。

いやこれのおかげで、ボディの痛みも減ります。これ洗える素材なのでカバーに付きがちな細かな砂やホコリも除去できます。裏起毛のカバーなんかだと逆に抱き込んじゃうので傷んでしまうんですよね。
それに、豪雨対策だけでなく、アウターカバーの洗浄がかなり楽になりそう。カバー洗うのにクルマ汚すなんて本末転倒。でもインナーの上に1枚ポリエチレンシートかけてしまえばアウターカバーに水じゃぶじゃぶ掛けても濡れないし、防水コーティング掛けてもコート剤が塗装面に染みてくることはないので、メンテ事情が一気に改善、なので塗装の補修もはじめようかな。
Posted at 2019/11/20 00:45:57 | コメント(4) | トラックバック(0) | | クルマ

プロフィール

「@ノイエ汁 90年代?ゴム膜が柔らかくてチョークで線が引けず駐禁取り締まりされにくなったっていう。それで販売終了だか成分変更だかになったやつです。」
何シテル?   10/23 18:33
クルマ趣味は走る/直す/作る、一通りをできるだけ自分でこなします。Blogの過去記事には、今とは異なる考えの内容もありますので疑問に思ったらコメントなど頂けると...
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