クルマも10年・20年と経つと、あちらこちらに故障やら何やらが生じる。
それは当然といえば当然なことなわけで、文句は無い。
同じように、
住宅も家電もそのた諸々も10年・20年と経てば大から小まで色々と・・・。
で、
網戸の紐が また 切れた。
網戸というか、名称をネットで探したら、
ロール網戸 というんだそうな。
ロール網戸。
巻き上げ式網戸 とか、
巻き取り式網戸 とかじゃ駄目なのかしら? . 長いか?
じゃー、短くして
巻き網戸 。
それが何かが判れば、呼称はどうでもいいんだけどね ( ̄▽ ̄
ただ、ちょっと思い出した。
昔々、まだ真面目に毎日通勤して自分の食い扶持を稼いでいた頃。
頻繁に使っていた部屋のブラインドを開けようとしたら、紐が切れた。
横開きのブラインドじゃなく、縦に巻き上げるブラインド。
紐は 輪っか になっていて、その途中で切れた。
抜けてしまうと面倒なことになるのだろうなとは思ったので、切れた両端を玉結びにしてつないでみたけれど、引くと途中て閊えて動かなくなった。
まぁ、それはそうだろう (-_-
ふむ・・・。
施設管理をしている部隊に知った奴がいたので電話をした。 通信インフラとかではなく、建屋内の 空気質測定・水質測定・冷暖房管理・防火防災設備管理などなど 裏方に徹している面子の1人だった。入社年度は違うけど、同い年だったので気楽に喋れる奴だった。
奴:「
なんや (-_- 」
私:「
紐が切れた 」
「
結べばえーやろ 」
「
結んだけど動かん 」
「
話が見えん(-_-メ 」
「
来い 」
来た。
「
たくよぉー。 どれよ (-_- 」
「
これ 」
「
お前が引っ張るからだろよ 」
「
じゃー電動に換えてくれ 」
「
知らんが んなもん 」
結んであった紐をほどいて、
ポケットから煙草の包みを出して 100円ライターを引っ張り出し、
紐の両端をライターで炙って、くっつけて、なんか うにうに して、
「
ほらよ 」
「
んだけ? 」
「
そうだよ 」
「
もっと、専用の冶具とか工具とかないんか? 」
「
ねーよ 」
焦げた色とかが嫌ならば、火ではなく、何かしらの熱での処理をするだろうけど、客から金を取ろうってんでなければ どこでもやり方は同じだろうとのことだった。
「
そんだけなんだぁ。 じゃー、次からは自分でやるわ 」
「
呼べよ 」
「
暇なんか? 」
「
暇じゃねーけど、たまには違う事もやりてーだろがよ 」
「
あそう、じゃー呼んだるわ 」
以上、
長い余談だったけど、そんな会話のおかげで私は、あの紐らは 切れたらライターでけでつなげられる物なのだということを知った。
さて、
ロール網戸の紐が切れた。
この10年で初めてのことではない。
たぶん、我が親も切ったことがるとみえて、そろそろ紐が短くなっていた(笑
そりゃ、築20年を過ぎれば紐だって何度も切れてきたことだろう。
もしかすると、私が引っ越してきて以来 一度も引っ張ったことのない紐も経年劣化で 引けば切れるまでに劣化している可能性すらある (=_=;
なわけで、
紐を新調することにした。
1本ではなく、他でも切れたら新しいのに交換する前提で、3~4本は買っておくことにした。
相場を確認 ( ネットで検索 )。
ボールチェーン が真っ先にヒットしたけれど、欲しいのは 紐 のやつ。
紐 を発見したが、今度は太さに種類があることを知った。
ただ、
ブラインド & ロール網戸 に使用する
紐、もしくは
操作紐 だとは明示されて売られているのだけれど、輪っかになった製品を発見できなかった。
どゆこと?
ブラインド なり ロール網戸 なりを一式で買えば 輪っか が付属されてくるけれど、交換部品としての 輪っか は存在しないのか???
単なる紐が、長さにもよるのではあるが、数百円~2千円 ほどで売られていた。
切れた紐は とりあえず使えるように、溶かして つなぎはしたが、ネットによれば、ホームセンターで当たり前に売っているものだとのことなので、最寄りのホームセンターへと買いに行った。
が、
売っていなかった (-_-
店員さんに訊いてもみたが、ボールチェーン は売られていたのだが、紐 は在庫が無かった。
20年前の家だからねぇ。 ここ10年の主流は ボールチェーン なのかもしれない。。。
で、
代用品を見つけた。
紐の太ささえ合致すれば使えるのではなかろうか? というギャンブル (☆ o ☆
さてさて、 ( 簡単なものだけど、一応は解説を )
ロール網戸 の端っこに接続されている、巻き上げ下げ部を外す。
外したのは、こういう物。 輪っか になった紐を引いて操作する。
■ を軸に挿して操作する。
分解すると ・ ・ ・ ・ ・ 何故かポンボケ m(_ _)m
紐を通す ドラム 内側にある 凸 が紐との摩擦を上げて、巻き上げ圧に耐える構造。 なので、ボールチェーン でも使えそうだけど、ボールのピッチが合わないと噛み込んで終わってしまう可能性を否定できない (;_;
紐の、溶かして つないだ跡。
どうしても、ちょいと焦げる。
こうした ほつれ が、切れるにまで至ってしまう様子だ。
これが、買ってきた ただの紐。 20m で 800円 (^_^v
ポリエステルだから火で融けると思うけど、融かすつもりは無しで買ってきた。
どうするのかと言えば、こう。
別に、輪っか にする必要は無いのである ( ̄_ ̄
十分な長さであれば、巻き上げ も 下げ も、問題なくできる。
長い方が床についてしまう ( ̄□ ̄ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 別にいーじゃん。
それに、
我が家ではカーテンレールまで ( 私は ) 手が届くから、邪魔ならカーテンレールの端に紐をかけておけば見えない。 独り暮らしの気楽なとこです(笑
さてさてさて、
本体に取り付けて 紐を引いてみた ・ ・ ・ ・ ・ OK、問題無し。
これで、カーテンの近くで
火 を灯さなくてもOKになった。
今度 切れたら、
一回だけ限定で耐えられる程度に 別な紐を繋いで、例えば 針と糸でつないで、引っ張って巻き込んで交換すればOK。
火で融かしては、
ちゃんと強度が出る様にというのに
こつ がいって面倒。
慣れの問題ではあるのだろうけど、慣れるほど頻繁に切れちゃ困る物だし。
融かして付けても、接合部が太くなったら通らないから、まだ柔らかいうちに形を細く整えるんだけど、専用の工具があるわけじゃなし、最も器用に作業できるのは自分の指先。 熱いのよ (;_;
1回で上手くいけば良いけれど、3回とか4回になると
も~嫌! となる。
ついでに、古い紐は 燃え難いというか、融け方にバラツキがあるというか・・・。
ちなみに、
我が家で 一回も紐が切れていないであろう窓に使われている 紐 を観察した。
指でなぞっても つなぎ目 をその感触から発見することはできなかった。
しかし、軍手じゃあるまいに、輪っか にして編み上げるほどに手間をかける製品とは思えないから絶対に つなぎ目 は存在しているはず。 ゆ~っくりと紐を引いて 手に伝わる感触を探った。 紐が、円板に挟まれて圧がかかる時、同じ素材で編み込まれたのでなければ素材の違いが感触に出るはず。
ここだ( ̄□ ̄
って箇所を手元まで持ってきて、よ~く見た。
紐を直接に溶かしたというじゃなしに、
紐の両端で、円板状の樹脂を挟み込んで、型にはめて熱をかけた って感じ?
< 拡大 >
指で触っても感触が無いくらいの つなぎ目 だけど、この部分は曲がらないから、樹脂に食い込んだ紐の繊維が経年変化で折れて樹脂から乖離してしまうのかな?
最も最初に切れる 確立が高いのは ここ なんだろうなぁ。
だから、無理やりに 輪っか にしなければ、切れる確立は随分と下がる?
結果が判った時、私は何歳になっているだろうか (=_=;
親が老後用に建てた家だけど、幅は違うけど同じ型の巻き上げ機構が10ヶ以上も使われている家なんだから、1ヶ所でも 2ヶ所でも、こういう実験を新築した時に仕掛けておいてくれる人達だったら良かったのになぁ ( ̄_ ̄