さて、楽しかった夏休みも終わり、通常稼働に戻っています。バイクでの北海道ソロキャンプツーリングをたっ~ぷり満喫してきたので、今回もレポを頑張ります。
ようやく、GW山陰ソロキャンプツーリングを片付けたので、夏休み北海道に取り掛かります。
備忘録を兼ねているので無駄に長いです。時間の無い人は写真だけでも見ていってください♪
■1日目 8/9(木) 天気:晴れ後霧雨(福井のみ)
走行距離:258.3km
自宅最寄iCから新東名・東名・名神・北陸道とひたすら高速のみで敦賀港まで走った。
旅のレポの前に、まずは今回の背景が少し珍しい形になったので、それについて記載したい。
私の会社では、通常カレンダーだと夏休みは9日間ある。例年、夏休みの後ろに有休を2日繋げて11連休にして北海道を巡っている。
しかし、今年は行きフェリー予約解禁日に立回りをミスって、8/11(土)の新潟港発のフェリーが取れなかった。当然敦賀/舞鶴港発も埋まってしまっていた。
なので仕方なく12日(日)新潟発を確保しておいた。前後に1日ずつ付けて10日(金)出発にするのも頭によぎったが、今年の新日本海フェリーはケチってくれたため、19日(日)北海道発まで夏休み料金に設定していた。例年だと日曜発から解除されるのだが、今年は1日多かった。
夏休み料金か否かで7,000円フェリー代が違ってくるのでとても大きい。7,000円あれば余裕で北海道に1日滞在出来るのだ。なので今年は、後ろに休みを2日付けて20日(月)出港しか選択肢は無かった。もう北海道も何度も行っているし、行きを無理してそこまで長くしなくても良いかと考えた。
とは言え、夏の暑い時期は涼しい所に居るに限る。例年の様子だと出発3週間~1週間前になるとキャンセルのピークを迎える。1週間を切るとキャンセル料金が高くなってしまうからだ。新潟発は対象が関東在住メインになるので厳しいが、敦賀発は割とキャンセルが出やすく、実際過去もそれで行けた経験もある。滞在期間を延ばすためチェックは細かくしていた。しかし、今年は一向にキャンセルが出なかった。
これは諦めて日曜出港もある程度覚悟した。まぁ1日短くなるけど行けない訳では無いし、と思っていた。
こんな状況から転機が訪れた。7/27(金)のことである。夕方仕事から家に帰って、寛ぎながら野球を見ていた。そこに1本上司から電話が掛かってきた。こういう時は大抵良い話であることは非常に少ないので、嫌な予感がしつつ電話に出てみたら予想通り。製品に不具合が発生したため、7/29(日)に休出応援してもらえないか、という要請だった。
予定が実はあったがすっかり忘れてしまっていて、上司も困ってそうだから休出要請に応じることにした。夏休み前だから一稼ぎするのも悪くない、という思いもあった。とは言え、休みが翌日土曜のみになってしまい、そこだけは若干凹む金曜の夜だった。
そして翌日の7/28(土)、休みは今日だけなので有意義に使わないと、とは思ったが結局いつも通りに起きて行動していた。そんな思いをしながら、恒例のフェリー予約状況の確認をした。
すると、8/10(金)0:30敦賀港発のフェリーに空きが出ていた。敦賀港までは4時間もあれば到着するし、実際仕事を終わらせてから敦賀港まで行った経験もある。
ここで閃いた。休出するのだから、代休を取る権利が生じる。有休を連休に3日付けるのを申請する勇気は出ないが、代休なら「皆が休んでいる間働いたんだから!」と多少強気に出れる。なので8/10(金)を代休とし、連休明け2日有休を付けるプランを思いついた。
早速、フェリーを仮押さえ。7/29(日)にみっちり約12時間休日出勤を頑張る。そして翌日上司から「ご苦労様、代休は取る?」と聞かれたので、渡りに船で「じゃあ最終日の8/10(金)に取りたいと思うのですが」と言い放った。上司からは「止める権利は無い」と了承を得られたので、夏休み2週間前にして12連休になることが決まった。仮押さえを正式に精算して、予約も確定した。
とまぁ長々と背景を綴ってきたが、過去最長で北海道に滞在出来ることが決まった。しかも今回は、会社のバイク仲間2人も北海道に行くようだ。1人は今年初北海道に行くようで、実績十分な私が北海道のうんちくを語る会、をファミレスで開いたところ、もう1人も行く気になったらしい。各自行きも帰りもバラバラだが、北海道のどこかのキャンプ場で合流を考えている。
夏休みまで残り1週間となって楽しみにしていたが、今年は台風の当たり年のようで異様なペースで発生しており、台風13号が日本列島に近づきそうな予報になっていた。幸い台風13号は、関東から東に進路を変えてくれたので、新日本海フェリーに影響は無さそうだ。
しかし、一番の北海道上陸メジャールートである茨城県大洗港~苫小牧港のフェリーは、8/7(火)~11(土)深夜便まで全て欠航になっていた。北海道に行く予定だった人が大量に居ただろうに、その人達が不憫に思えるがこればっかりは仕方ない。
そんなことがありながら、当日を迎える。台風は更に関東よりに進路を変えたため、静岡は良い天気だった。敦賀までも特に天気の悪い予報は出てなかった。
17:00に仕事を終わらせて帰宅。洗濯して、前日に用意をしていた荷物+防湿庫に保管してたカメラ類をバイクに積み、18:30に静岡を出発。
さて、この距離がどこまで伸びるだろうか。いつもなら費用節約のため、頑張れる所まで下道で行く。ところが今年は夏休みの混雑緩和のため、休日割引を8/11,12(土日)の適用ではなく、8/9,10(木金)の適用とNEXCOの方針で変更されていた。なので、割引が適用されるためおとなしく全て高速を使って行くことにした。
最寄のICから新東名に入る。敦賀港から乗るのは2014年以来だ。あの時は、確か高速料金の節約のため、岐阜くらいまで下道を走り、大垣辺りから高速に入った記憶がある。今年はリッチに前述通りフル高速だ。
あまり平日のこの時間に高速に乗ることが無いから分からないが、思ったよりクルマが多かった。これも休日割引適用変更が原因だろうか。それでも渋滞するまでは至らなかったのが幸い。
豊田東JCTで伊勢湾岸道に入り、豊田JCTで東名へ合流する。順調に進んだところでお腹が空いてきたので、東郷PAに立ち寄って夕食にする。
その後も特に混雑も無く、米原JCTから北陸道へ入った。しばらく走り賤ヶ岳SAに立ち寄る。この日は23:00までに敦賀港へ着けば良いので、22:00にSAを出れば余裕だろう。野球の結果を見たり、北海道上陸Gr LINEで報告しあったりして時間を潰す。
ここで休憩していると、ちょこちょこ荷物満載のバイクがやってくる。こんな時間にこんなバイクは、ほぼ間違いなく目的地は敦賀港であろう。そんなことを考えていた。
休憩をたっぷり取って賤ヶ岳SAを出発。しばらく走ると敦賀ICまで30km弱と出ていた。思ったより近かったようだ。あっという間に敦賀ICに到着して、まずは北海道上陸前に給油をする。コンビニでフェリー内の食事を買い、敦賀港に22:30頃着いた。
到着すると、既にフェリーへ乗り込むバイクが大量に待機していた。ちょっと早く着いたのに、皆早く到着している。
これから乗るフェリー「すずらん」 もう何度も乗っているし、夜だとあまり雰囲気が出ない。デジイチを出すのも面倒だったからスマホでの撮影で済ませた。
写真撮りながら待っていたが、指定時間の23:00になっても一向にフェリーからのコンテナ搬入出が終わらない。ずっと待っていたが、終わる気配が感じられなかった。
そうこうしている内に、霧雨が舞ってきた。大したことは無かったのでまぁいいや、と思っていたら段々雨粒が大きくなってきてしまった。ただでさえ敦賀まで走ってきてるから、疲れてさっさと客室に入りたいのに雨まで降ってきた。とりあえずタンクバッグにカバーだけ掛けて、フェリー桟橋の下なら雨が防げそうだったので、そちらで待機する。
段々待ち疲れがキツくなってきたところ、日付も変わって0:30頃にようやくバイクの搬入が始まった。2時間も待たされて、流石に疲れてきた。もうダイヤ通りの出発時間じゃないか。こんなに遅れる、ということは台風の影響か何かで敦賀港到着が遅れたのだろうか。乗船タラップが金属で出来ているので、雨で濡れているから滑るのに気を付けながら船内に入る。
事前にフェリーに持ち込む荷物を選別していたので、スムーズにフェリー内に向かう。今回取った客室はツーリストA。対面に人が居ない特等席は、流石に後から予約したので既に埋まっていたから普通に対面になってしまうが仕方がない。それでもカーテンを閉められるので、プライベート空間が多少確保出来るのがありがたい。
重たくて暑いバイクジャケットから着替えて、まず風呂に入って汗を流す。北海道に備えて3シーズンジャケットだから、本州側は暑くてたまらない。汗まみれの体に風呂は最高に気持ちが良い。そして、甲板に出て出港待ち。
さらばクソ暑い本州、また再来週戻ってくる日まで! さて出港も見届けたことだし、2:00頃寝ることにする。
宿泊地:フェリー内
温泉:フェリー内
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