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だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2017年08月23日 イイね!

2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 番外編

 いつもの番外編です。走行データや経費等の一覧も無駄にまとめてみました。

■走行データ(燃費計算基準)

走行距離 4,018.6km
高速使用距離 844.6km

給油回数 17回

※10泊11日なので、ざっくり1日360km平均ってところですかね。


■費用合計

 1)宿泊費+風呂代

  8/12(土) フェリー内
  8/13(日) 幕別町   ナウマン公園キャンプ場:無料+ナウマン温泉:500円
  8/14(月) 美深町   森林公園びふかアイランドキャンプ場:300円+びふか温泉:400円
  8/15(火) 浜頓別町  クッチャロ湖畔キャンプ場:200円+はまとんべつ温泉ウイング:550円
  8/16(水) 大空町   女満別湖畔キャンプ場:300円+山水の湯:420円
  8/17(木) 小清水町  浜小清水前浜キャンプ場:300円+小清水ふれあいセンター:400円
  8/18(金) 浜中町   霧多布岬キャンプ場:無料+きりたっぷ温泉ゆうゆ:500円
  8/19(土) 標茶町   多和平キャンプ場:370円+標茶温泉テレーノ:500円
  8/20(日) 上富良野町 日の出公園オートキャンプ場:500円+フラヌイ温泉:600円
  8/21(月) フェリー内

  合計:5,840円

 ※10泊で平均的なビジホ1泊分くらいでしょうか。今回の北海道では、キャンプ場で殆ど雨が降らなかったので、タープは1度も張らずに済んだ。何だかんだでやはり晴天が続いてくれた方が捗るし、気分も晴れやかだ。
 

 2)フェリー

  新日本海フェリー   新潟港~小樽港   26,930円
  新日本海フェリー   小樽港~新潟港   16,060円

  合計:42,990円

 ※往復共新潟便を使ったので、今回フェリー代は安上がりになった。行き帰り共にツーリストSだったので、非常に快適な船旅だった。やはり新造船はとてもキレイだし、完全個室なので素晴らしい。


 3)ガソリン代

  20,045円:154.12リットル 平均燃費:26.07km/L

 ※GWの時と平均燃費が全く変わらなかった。チェーンやリアスプロケの効果が出るかな?って思っていたが全く出ていなかった。高速走行距離が長い、ご老体だから、等の理由が考えられるが、どうだろうか。


 4)高速料金

  東名  御殿場IC ~ 関越道 長岡IC:4,670円 335.4km
  札樽道 札幌北IC ~ 札樽道 銭函IC:680円 16km
  北陸道 新潟西IC ~ 新東名 島田金谷IC:8,950円 493.2km
  
  合計:14,300円

 ※初日と北海道・旅最終日のみの利用。しかし、やっぱり高速料金は高い。特に最終日が平日なので、割引が一切無いのが痛い。ガソリン代と6,000円しか変わらないとは。もうちょっと安くなれば、気軽に遠出が出来るのになぁ。


 5)食費 11日分 21,437円

 ※さすがキャンプで自炊してただけのことはある。しかし、今までのキャンプロングツーリングで、食費がそこまで大きく変動が無いのは不思議だ。


 6)その他(飲料・菓子・土産等) 26,481円

  内訳
   飲料:6,465円
   菓子等:2,596円
   タバコ:3,960円
   土産:5,110円
   雑費:8,350円(洗濯等+バーナー)

 ※バーナーを急遽購入したので、少々値段が掛かりました。


合計 131,093円

 ※やはり従来より高速走行距離が長かったので、少々従来の北海道ソロキャンプツーリングの平均的な数字を超えた。去年の番外編でも書いたが、相変わらず物凄く安定している。

  2013年:128,476円
  2014年:132,334円
  2015年:123,642円
  2016年:126,057円

 MAX-MINが1万以下ってのはよく収束している。まぁ10泊11日も旅すると、このくらいは仕方ないかな。普通に考えれば、安くあげたほうだろう。しかし、ここまで安定しているのが不思議だ。今回なんか高速料金やガソリン代が過去最高レベルに掛かったのに。結局変わらないのなら、徹夜で下道で行くのに果たして意味があるのだろうか?

 個人的にはそのように思ってはいないが、潜在的な所では使い過ぎたから抑えよう。とかここ節約したから、これは使っても良いだろう。とか考えてしまっているのだろうか。データだけ見ると、何が何だかよく分からない。

 まぁ難しいことを考えても仕方がないので、来年のデータを見てまた考えることにしよう。次のバイクでのロングツーリングは、GWまでお預けなので、それまでに貯金しておきましょ。

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旅立ちの刻
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~新潟港
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2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 3日目 忠類~三国峠~美深
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2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 10日目 上富良野~深川~小樽港
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 11日目 新潟港~静岡



PS.

 ようやく、2017年夏休み北海道ソロキャンプツーリングの旅の記録がまとめ終わった。文章自体は1月前には出来ていたが、写真の選別や平日・週末共に時間があまり無かったので、2か月も掛かってしまった。

 夏休みから今まで、野球を5回(ナゴヤドーム3回、神宮球場2回)も見に行ったおかげか、今年も贔屓チームである広島東洋カープが37年振りの連覇を成し遂げることが出来て、今年も感動をたくさんもらった!セリーグでは、連覇を2回以上経験しているのは巨人とカープだけらしいから、何となく嬉しいw

 CSは非常に残念な結果に終わったけど、まぁこういうこともあるわな。下剋上を喰らったことがあるのは、アドバンテージ制になって10年で巨人とソフトバンクだけらしいので、この2球団に仲間入りしたと前向きに捉えることにする。

 さて、スカパーも今月で解約だねw
Posted at 2017/10/26 22:34:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2017 | 日記
2017年08月22日 イイね!

2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 11日目(最終日) 新潟港~静岡


■11日目 8/22(火) 天気:曇り時々晴れ
走行距離:491.9km

 新潟港を出発し、新潟西ICから北陸道に入り、関越道・圏央道・東名・新東名を走って、静岡まで走った。

 6:00頃起床。いつもは1人なので写真を選別しながら2度寝・3度寝をするのだが、今回は仲間が居たので話していたから選別が殆ど出来ていない。これは帰ってからが大変そうだ。9:00着予定なので、まだ時間があるからとりあえず朝風呂に入ることにした。



 サッパリしたところで、セイコマで買ってきた焼きそば弁当とおにぎりを食べる。そんなことをしていたら、新潟港内に入ったというアナウンスが流れたので外に出てみたら、ムワっとした熱気に包まれた。あぁ、帰ってきたんだな、と思う瞬間でもある。

 ここで天気予報を確認すると、上信越道・長野道は午後から雨が降りそうだが、関越道~東名の区間は何とか持ちそうだ。当初は、折角ほぼフル高速で帰るのなら、高速のCPと国盗りをするべく上信越道・長野道・中央道・中部横断道経由で帰ろうかと思っていたが、雨が降るとなると話は変わる。既にほぼCPも国盗りも終わっているが、関越道・圏央道経由で帰ることにしよう。



 そんなことを考えていたら新潟港に到着した。バイクも下船可能のアナウンスが流れたので、バイクの元へ向かう。

 荷物を片付けて出発の準備をして、係員の指示が始まったから降りていった。

 途中で、埼玉のライダーさん知り合いの女の人が止まっていたので、またどこかで会うその時まで、って感じで手を振って挨拶した。

 フェリーから一気にクルマが降りたためか、道は渋滞していた。少しすり抜けながら進み何とか国道8号まで出る。最短で高速に向かうなら新潟亀田ICが最寄であるが、国道8号はBPで信号も無いため少しでも高速料金の節約のため、新潟西ICから入るため国道8号を進んだ。意外と流れがあまり良くなかったが、何とか新潟西ICに入って、ここから静岡まで約500kmの長丁場となる。

 止まると暑いが、走っていればそこまでキツくも無い温度だったのが幸い。途中、埼玉のライダーさんに手を上げて追い越された。さっさと行ってしまうかと思っていたが、休憩で越後川口SAに立ち寄ったら居たのでまた軽く話す。

 自分が先に出発し、関越トンネルを越えて行きにも寄った赤城高原SAに寄る。良い時間になったので昼食を食べる。あまり目ぼしい物が無かったが、ラーメンを推していたので食べていたら、さっき別れた埼玉のライダーさんが横に座ってきたので、またもや再度話す。

 クルマだったら2時間に1回くらいの休憩でも走れるが、やっぱりバイクだったら2つ毎のSAで休憩すると、ちょうど1時間に1回くらいの休憩になるのでちょうど良いと感じる。多分、埼玉のライダーさんも同じような感じなのだろう。

 家は高坂SAの近くだと言っていたので、もう会うことは無いだろう。それではまた来年、とお別れをして出発する。ガソリンが無くなってきたので給油するため待っていたら、出発していったので手を振った。

 バイクのお腹を満たしたところで移動再開。多分これで静岡まで持ってくれるはずだ。高坂SAで再度休憩して、長く走ってきた関越道に別れを告げて圏央道を経由して東名に入った。圏央道区間はSAが無く、東名に合流してからも次のSAが足柄なのでちょっと長いから、中井PAに入ってみた。

 ここで若干雲行きが不安定な感じになってきてたから雨雲レーダーを見たところ、御殿場周辺に雨雲が掛かっているようだ。ちょっと休憩していけばうまい具合に雨雲を避けれそうなので、しばらく待機。一応スマホの給電ケーブルを抜き、タンクバッグにもレインカバーを被せて雨対策をしておく。体の方は放っとけば乾くと思うので、そのまま突っ込んだ。

 予報通り、静岡県に入って沼津くらいまで軽く雨が降ったが、そこまで気にするような量は降らなかったのでありがたかった。御殿場JCTから新東名に入る。さすがに中井PAからノンストップで行けないことも無いが、どこかで休憩したかったのでどこで休憩しようか考えた所、静岡SAが殆ど使ったことが無かったので、そこに立ち寄る。



 17:00頃とまだちょっと早かったが、家に帰っても何も無いし、帰った後に出掛けるのは面倒だったので早めの夕食にした。マグロ・ネギトロ丼を美味しくいただく。

 お腹を満たしたところで移動開始。と言っても、ここから30分程度で着くはずなのでもう大分気が楽になっていた。自宅の最寄ICで降りて、GSで給油して無事18:00前に帰宅することが出来た。やはり500kmをフル高速とは言え走ったら、8時間くらいは掛かってしまうようだ。予想通りと言えば予想通り。



 今回の走行距離は、4,000.4kmでした。これまでの旅での最高走行距離となった。さすがに自走で新潟までの往復はしたことが無かったことの影響が大きいだろう。北海道内での走行距離は3,008.0kmだったようだ。9日居て平均が330km程度なので、まぁ標準かな。去年が平均230kmだったから、いかに天候に恵まれたかが分かる。ほぼ毎日朝から夕方まで走り続けることが出来て大変満足。



 4,000kmも走ってくれたNinja君に感謝。GWと同様に荷物の片づけをする気がしなかったので、必要なものと土産だけ出して、後はそのままにしてしまう。やはりインナーガレージはとても素晴らしい。

 今回のトラブルは、バーナーを現地で壊してしまったことと、ブーツの靴底がめくれてしまったことくらいか。何故かGWは殆どトラブルが発生しないが、北海道へ行くと必ず何かが起こる。まぁそのレベルが年々マシになっているレベルで、ここ5年では一番かわいいものだろう。そろそろ来年こそノントラブルで終わってほしいが、さてさてどうなることか。

 一番の懸念だった、500kmも走って翌日仕事に行った件だが、やはり18:00頃自宅に到着したので寝るまでに5時間くらいあり、ゆっくり落ち着く時間があったので思いのほか体にダメージは残っていなかった。フル高速ならこのくらいなら走れる、ということが分かったので今後の参考にしたい。

 2017年の北海道もこれで終わりです。毎年言っているが、そろそろ飽きた感も無くは無い。しかし、やっぱり暑いときには涼しい所に行くのが最高だ。例え雨が降ったとしても、景色の良いキャンプ場で1日ボケーっとするのも休みの醍醐味ではないか、と考えるようになっていた。

 というわけで、やっぱり夏は北海道以外の選択肢は無いと思う。また来年も行けるといいな。今度は、奥尻島・焼尻島・天売島辺りをターゲットにしてみたいな。

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Posted at 2017/10/25 23:02:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2017 | 日記
2017年08月21日 イイね!

2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 10日目 上富良野~深川~小樽港


■10日目 8/21(月) 天気:晴れ
走行距離:262.4km

 上富良野町を出発し、芦別から国盗りをしながら深川へ抜ける。再度南下して滝川→歌志内等の道央国盗り巡りをしながら、小樽港まで走った。

 6:30頃起床。前日洗濯をしてたので寝坊してしまった。まぁどうせキャンプ最終日は全部乾燥させたいから長丁場になるし、陽が出た方が捗るので良い。早速朝食の準備をして美味しくいただく。今回のキャンプでは、米2kg・コーヒー9杯・ラーメン4食・雑炊の素5食・レトルト2袋持ってきていたが、見事に殆ど無くなった。自炊をすると荷物は増えてしまうが、費用も節約出来る・プラシーボ効果でとても美味い・段々食料が減ってくると旅の終わりを感じることが出来る、等のちょっとした刺激感があって、やっぱり自炊が良い。

 朝食の後片付けをして、今度は自炊用品のメンテをする。爪楊枝にウェットティッシュを巻き、バーナーの隙間にこびりついたカスを取ったり、テーブル・風除け板を拭いて納める。こんなことをしていたら、ふと顔を上げると見覚えのある顔があった。

 あれは、2013/2014年に霧多布・多和平・日の出公園で会った、埼玉のライダーさんだ。名前も覚えていたので声を掛けてみたら、向こうも覚えていてくれた。やはり、彼もほぼ毎年この時期に北海道に来ているみたいだ。

 話をしてみると、彼もこの日の小樽港発新潟行フェリーに乗るようだ。帰りのフェリーは例年ひたすら寝たり、写真の選別をしたりしているが、一緒になれば話し相手が出来て楽しそうだ。この日の出公園には、夏の間住み着いている豊橋の社長さんが居たのだが、今年は居ないようなので聞いてみた。すると驚きの答えが。ついに北海道に別荘を建てたらしくてそちらに住んでいるようだ。さすが、エライ人になるとスケールが違う。ライダーさんはもう出る前だったみたいで、ではまた今晩とだけ話して、彼は出発していった。

 テント・グランドシート等を全て乾かす。もうキャンプをしないので、シートバッグに詰めれるだけ詰めて土産を入れるスペースを確保する。また、シートバッグをパンパンにすると重心が下がるのと潰れないので、非常に安定して乗りやすくなるためでもある。

 荷物をバイクに固定完了した。小樽港出発は17:00.港には16:00頃までに着けば良いので充分時間はある。

 ちなみに去年までは、北海道からの帰りは苫小牧23:30発→敦賀20:45着便に乗って帰っていた。なるべく北海道にギリギリまで居たいのと、費用を考えると敦賀便が一番安上がりになる。しかし、時間を見たら分かるがこれだと自宅到着が大体0:30くらいになる。そこから翌日仕事は何とかなるが、そこそこしんどかった。

 今年から新潟~小樽便が新造船になったので、速度が速くなった。去年までは小樽港10:00発新潟港6:00着だったので、滞在時間を延ばすことが出来ず利用価値が薄かった。しかし、今回のダイヤ改正で小樽港17:00発新潟港9:00着になったので、乗船日もある程度満喫出来るダイヤになった。

 新潟便と敦賀便では航海距離が違うので、当然敦賀便の方が高い(3,000円程度)。ただし静岡まで走る距離は、新潟便500kmに対し敦賀便は260km程度だ。皆さんご存知の通り、高速料金が半端じゃなく高く(ガソリン代を遥かに超える)しかも平日だから割引も一切無いので、5,000円以上高速料金に差が生じる。走る距離も倍くらい違うし、新潟便を使った方が結果的にコストは掛かってしまう。これは北海道を出来る限り長く楽しむための、究極の選択と言っても良いかもしれない。費用と到着後の時間と長距離移動との天秤が非常に難しい。

 結局今年は、新潟便を選んでみた。やはり乗船日も満喫出来るし、新潟朝9:00出発からの高速only500kmなら18:00には着くと思うので、寝るまでゆっくりする時間が作れるのはメリットとして大きい。まぁとりあえず走ってみて、やっぱり厳しいなら来年からまた考えよう。

 大分話がそれたが、この日の予定を模索する。まず思いついたのは、美瑛・富良野を巡って、程よい時間で芦別~滝川に向けて国道275号等で小樽へ向かうのを考えた。

 これも悪くない。だが止めるつもりは全く無いが、来年も同様に北海道に来れる保証も全く無いので、国盗りやCP巡りを進めておきたい気持ちもある。正直残っている地域は、あまり走っていてワクワクするような所では無さそう。天気は中々良いので絶好のツーリング日和だが、結局最終日だから移動日だと割り切って、国盗り・CP巡りを進めることにした。もしかしたら、食わず嫌いをしているだけで良い道もあるかもしれないし。

 出来るだけ下道で頑張って、最悪ちょっと時間が厳しそうだったら、道央道・札樽道に入れば良いのでこの地域は気分的には楽だ。未取得空リストを眺めた結果、芦別の北部の芦別温泉等がありそうなので、まずはそこへ向かう。8:40頃キャンプ場を出発した。

 芦別へ向かう前に、1つ良い所を思い出した。かみふらの八景の1つであるパノラマロード江花が通り道にあるので、そこへ寄ってみようと思う。久しぶりなので道道581号のどこで曲がるかうろ覚えだったが、何とか思い出して到着した。



 十勝岳連峰へ向かい真っ直ぐ伸びる道と並木が素晴らしい。



 とても素晴らしい景色だが、広い北海道も今日で見納めだ。



 畑の横に花が植えてあって、目を楽しませてくれる。



 バイクも一緒に望遠圧縮で撮影。ここも何度目だろうか、と言ったくらいよく来ているが、あまり観光客も居ないためお気に入りの場所の1つだ。

 写真を撮っていたら、1人ライダーがやってきた。彼もデジイチを持っていて、何となく嬉しい。話を聞くと、今朝小樽港へ着いたらしい。「今から周るんですね~ 私は今日帰るので羨ましいです」みたいな会話をした。まだフラッグが残っているかを気にしていたが、一部人気の地域以外はまだ残っていると思う、とは伝えておいた。

 パノラマロード江花を出発し、いつも通っている富良野市街をPASS出来る道へ向かう。道道851号へ出て道道759を右折。しばらく行くと案内があるので、国道38号へ抜けることが出来た。

 しばらく走って国道452号へ入って北上し、芦別温泉へ向かう。芦別温泉の空を取得出来たところで、次はどうするか考えた。

 この国道452号は途中で切れているので、国道38号まで戻って歌志内とかへ向かおうかと考えた。ところが地図をよく見ると、道道4号へ出れそうな気がした。抜けた後は、新城(しんじょう)の空が未取得なのでそこも取れるし、その後道道79号で深川にも出られそうだ。ちなみに、新城は愛知県に同じ漢字で「しんしろ市」があるので、どうも「しんしろ」と呼んでしまう。

 本州だとこういう道は極端に狭くなるケースが多いが、北海道だとガチでダートになったりするワナも潜んでいる。でもツーリングマップルでのダート警告は北海道ではキチンとしている。ツーリングマップルに何も書いてないから多分大丈夫だと思い、進むことにした。

 しばらく行くと、カナディアンワールド公園入口があったところで、ゲートが現れ国道が突然終わった。でも分岐があり、まともな道っぽいから行ってみたら普通に走れる道だった。所々「カナディアンロード」と看板があったから、公園がオープンした時に整備したのかもしれない。

 道道4号へ無事合流して、旭川方面へ向かうところで新城の空を取得出来た。しばらく向かうと、新城峠展望公園があってまぁまぁ景色が良いのを知っていたため、ちょっと立ち寄る。



 電線がモロにあるのが難点だが、トイレ・東屋もあって休憩するには良いところだと思う。



 棚田になっていて、緑がキレイだ。

 この道道4号線新城付近は、景色も良くこの近辺にしては、走っていて楽しい。

 新城峠展望公園を出発すると旭川市に一瞬入ったので、神居古潭の空を取得。すぐに道道79号の分岐があったので、深川方面へ曲がった。流石にここら辺でも道道に入ると交通量が皆無になるので、走っていて楽しい。

 しばらく走っていると、展望が開けて深川の街が見えるようになってきた。どこかで写真を撮ろうかな?って思っていたら、駐車場があったので入ることにする。



 どうやらここは「戸外炉峠」という。これでトトロと呼ぶみたい。



 と言う訳でかどうか分からないが、ネコバスが置いてあった。よくよくツーリングマップルを見ると、ここのことが書いてあった。あのトトロと、この戸外炉がどっちが先か分からないが、こういうのが置いてあると何となく楽しい。



 そして、駐車場からは見晴らしが良く深川の街並みが見渡せた。なるほど、確かにこの辺は通ることがまず無いが、やっぱり北海道は奥が深い。



 中々展望が良いのに、駐車場には車1台すら居なかった。この道の交通量自体がほぼ皆無なのだから当たり前か。こういうマイナーだけど良い所を見つけると、何だかとても得したような気がする。

 撮影を楽しみ、戸外炉峠を出発する。国道12号と合流し、国道233号で深川市内へ入っていく。途中にあった道の駅「ライスランドふかがわ」でCPを取得し、石狩川を越えた所で「深川」の空も取得出来た。

 続いて道道47号深川駅前を曲がり、ちょっと行ったところで妹背牛町に入り空を取得。道道94号に入り、再度国道12号に戻ってきたところで滝川方面へ曲がる。

 道の駅「たきかわ」のCPも取得出来た。ホントにこの辺は北海道に何回も来ていながら、殆ど走ったことが無いところばかりなので一杯取りこぼしがある。また、この辺を走っているライダーに旅人は殆ど居ない。というより近所をお散歩しているだけの移動ポイントなので、あまり盛大に挨拶したりしないのが少し寂しい。まぁ夏休みもとっくに終わっていて今日から平常稼働なので仕方ない。

 なので、この辺からは殆ど挨拶はしなくなってきた。フラッグをなびかせながらなので、たまに挨拶をくれる人が居るのでそれに返す程度だ。北海道とは言え、幹線道路だと交通量も多くて車線も多いので挨拶が微妙になってしまうのが残念。

 道の駅を通り過ぎると数時間前に走っていた国道38号の交差点が近づいたので、今度は再度内陸方面へ。そろそろ良い時間になってきたので昼食を考えたが、大体北海道最後の昼食はセイコマのホットシェフ弁当だ。今回の旅も、何度もセイコマのお世話になった。食事重視の旅ライダーにとっては信じられないかもしれないが、北海道は郊外に行くと本気で店が無くなるのでセイコマは補給ポイントとして、北海道には無くてはならない存在だ。まぁ自分がグルメにこだわりが全くと言っていいほど無く、待ち時間が全く掛からないので走る時間が稼げるから、贔屓にしているってのはある。コンビニ弁当のクオリティとは思えないくらいだから、充分満足している。

 という訳だが、やっぱり駐車場に座り込んで食べるのも何なので、この辺の人口が多い辺りならイートインがあるセイコマがあるといいな、って思っていたら国道38号沿いで見つけたセイコマの看板にイートインと掲げてあった。ここで昼食にしよう。



 しばらく食べられないセイコマホットシェフ弁当を大変美味しくいただく。イートインがあると、ちゃんとしたテーブルとイスで食べられるからありがたい。

 お腹も膨れたところでツーリング再開。芦別の国道38号から道道224・691・114号を経由して、歌志内や上砂川等の国盗りしてなければ絶対行くことは無いであろう地域を目指して進んだ。歌志内には一応、道の駅「うたしないチロルの湯」があるのでそこのCPをGETし、国盗りも完了。

 道道115号に合流して、砂川の中心部に出た。ここは日本一長い直線道路の1/3地点くらいだが、正直当然直線の先など見えないし、交通量は多いし、車線数の増減等もあるので全く日本一の直線道路の実感は無い。よっぽど道東や道北の方がそう感じられる。

 その直線道路の中間地点に道の駅「ハウスヤルビ奈井江」があってCPも取得する。ここにはその中間地点の大きな表示があるが、寄らなかったので見ただけにする。

 そして道の駅「三笠」に立ち寄ってCPをGetしつつ休憩する。これで、北海道の道の駅CPは、道南・空知・旭川の各2件まで絞れた。いずれも中々訪れる機会の少ない地域だが、あともう少しだ。

 ここで、北海道最後のソフトクリームを食べる。この道の駅は、温泉施設・コンビニまで併設されているので、幹線道路の休憩施設としては良さそうだ。

 道の駅「三笠」を出発し、国道12号を走る。岩見沢市街で若干流れが悪くなったものの、概ね順調に進む。上幌向から江別までの国道12号は、函館本線沿線で信号も殆ど無く流れの良い2車線道路だったので、割と走っていて楽しかった。風景も郊外の景色で中々良い。この区間も空がちょこちょこあったので、取りこぼし無く進む。

 江別駅近くに差し掛かったところで国道275号に入るために、国道12号を後にする。石狩川沿いの道も中々解放感があって良かった。この辺まで来ると、北海道とは言えトラックやクルマの交通量が半端じゃない。札幌は日本でも5番目の規模の都市なので、当然と言えば当然だ。

 国道275号からモエレ公園に寄り道をして、国盗り空をGet。ようやく北海道の空の残りは、道の駅と同様に、道南・空知・旭川周辺のみとなった。さすがに北海道へは何度も来ているが、札幌近郊には基本用が無いので結構掛かってしまった。

 そろそろ小樽港へ向かわなければ行けない時間になった。ハイドラのマップを見てみると、未取得のCPがあったので拡大したところ丘珠空港のCPだった。

 ここで1つひらめいた。今年のGWに東北を巡った時に、福島空港に寄って土産を購入した。空港だとバイクならまぁ乗降所にちょっとくらいなら横付け出来るし、土産物屋も豊富だしカードも使えるからこれは使える、と思ったものだ。丘珠空港はあまり便数が多くないが、一応札幌市内の空港なので土産が買えるかもしれない。すぐ近くだし、CP取得がてら寄って行くことにしよう。



 丘珠空港に到着してCPもGet。北海道の玄関口と言えば新千歳空港で、地味に何度も利用している。当然あの規模は有る訳ないとは思っていたが、想像以上に丘珠空港は小さくて驚いた。中に入ってみた所、小さいながらも売店がありカードも使えて良かった。ここで職場・同僚・自分土産を大量に買い込む。駐車場に戻り、防水バッグに押し込んだところ何とか入ってくれた。

 これで北海道の用事は全て済んだ。小樽港へ向かうために国道5号に出たが、交通量も信号も多くて中々進まない。乗船前の買い出しを考えると、微妙になりそうなので札幌北ICから札樽道に入ることにした。

 流石に高速だと順調そのもので、大分余裕が出来たので少し早目の銭函ICで降りて、引き続き国道5号で小樽港へ向かう。銭函~朝里川区間は、日本海を眺めながらの2車線高速コーナーが続くプチワインディングで交通量が多いながらも結構楽しかった。上陸日もここを通ったが、その際は路面がウェットだったが今回はドライだからとても楽しく走れた。

 そして上陸してすぐ寄ったセイコマに、再度立ち寄りフェリー内の買い出しをする。そして、16:00頃小樽港に到着した。



 すぐ乗れるかな?って思っていたが、ちょっと待たされたのでその間に1枚。写真を撮っていたら、すぐ乗船開始したのでフェリーに乗り込んだ。帰りもまたツーリストSを確保していて、個室に荷物をブチ込む。

 ちなみに、この日から夏休み料金が解除されている。行きは26,530円だったフェリー代が、帰りは16,060円で何と1万円も違う。北海道でキャンプ生活をしていれば、1万あれば2日は余裕で過ごせるので、2日休むのと休まないのでは総費用は殆ど変わらない。なので、同僚に無理を言っていつも夏休み+有休2日を貰っている。

 早速フェリーに乗りこんだら、風呂に入って汗を流す。出港前なので露天風呂が解放されていないのが寂しいが、また夜にでも入るとしよう。風呂上りに大分体が疲れていたので、マッサージチェアをしてみた。最新船のおかげか中々良いマッサージチェアで、疲れが取れた気がする。

 風呂から上がって出港を待つために甲板に出たところ、朝別れた埼玉のライダーさんを発見した。どうやら知り合いの女性の方も居たみたいで、その輪に加わらせてもらう。

 いよいよ小樽港出港の時間になった。涼しい・・・というか寒いくらいだった北海道から灼熱の本州に戻るこの瞬間は、やはり寂しさを感じると共に、楽しかった旅を思い出す。

所々雨が降ったが、サラブレッド街道を牧場を見ながら走り、霧の無い襟裳岬の景色が見れた1日目。
バーナーを前日壊してしまったが、現地調達して解決。広大な樹海の三国峠を超えた2日目。
天候が回復し、素晴らしい景色の道北。特に豊富町の大規模草地牧場に感動し、クッチャロ湖畔でキャンプが出来た3日目。
晴れたオホーツク海沿岸を走り、三笠山・サロマ湖・能取岬の景色を満喫し、女満別湖畔で灯篭流しを見れた4日目。
国盗り・CP巡りを楽しみ、感動の径や斜里岳の景色を楽しむ。フレトイ展望台からの展望が素晴らしかった5日目。
快晴の中知床五湖散策を、親子鹿に癒されながら満喫。ようやく訪れた道東の景色を眺め、霧多布での再会を果たした6日目。
天候に恵まれた釧路地方を巡り、多和平で素晴らしい展望・夕焼け・星空を堪能して最高のキャンプが出来た7日目。
多和平で朝陽を見て、狩勝峠を越えて快晴の富良野・美瑛を巡って、上富良野町で最後のキャンプをした8日目。
国盗り巡りをしながら普段訪れることの少ない道央地域の展望を楽しんで、小樽港に戻ってきた9日目。

2013年は、青空がホントに見られなかったが、初めての夏北海道だったので新鮮だった。
2014年は、初日~2日目の台風後は殆どピーカン照りで空気の霞も無く、最高のツーリングだった。
2015年は、別海で大雨が降ったが、知床峠・道東・900草原等で晴れも見られた。
2016年は、北海道に台風が3つも来襲したので道東に行くことが出来なかったが、道北はまぁまぁで利尻礼文も訪れた。

 今年の天候は、初日にカッパを着ただけで済んだ。2日目も微妙だったが、3日目以降は毎日のように青空を見ることが出来た。その当時の備忘録を残していなかったから、細かい所まで覚えてないが、感覚的には遂に2014年を超える年が出てきてくれたと思う。

 天候が良かったのは良いが、その代わりに非常に寒かった年でもあった。夜のキャンプ場は、ウルトラライトダウンを持っていかなかったことを後悔するくらいの温度だった。多分それさえあればもっと快適なキャンプが出来たと思う。なので、来年から荷物量との兼ね合いもあるが、天気予報をよく確認した上で決めなければならない、と感じた。



 そんなことを考えていたら、フェリーが桟橋から出発し、どんどん小樽港を離れていくのを見届ける。



 「さらば北海道、また来年来るからな!」と心の中で叫んだ。ちょうど夕暮れの時間に近いが、やっぱり出港は明るい方が良いかな。



 再度会話の輪に加わり夕食にする。セイコマで買ってきた、北海道工場で作っているらしいどん兵衛とセイコマのおにぎりを美味しくいただいた。




 夕暮れの時間となったが、雲が多くて良い夕焼けは見られなかった。まぁ道中で天候には恵まれたので良いだろう。




 積丹半島だろうか?写真も撮り終わり、また席に戻って話していたら、甲板テラス席はジンギスカンが始まるということで、船内に移動する。



 2人共飲んでたので、遅ればせながらサッポロクラシックを買って乾杯する。そういえば今回の北海道は全く飲まなかったな。アルコールも入ったところで、旅の思い出話などをたっぷりする。ソロの方が気楽ではあるが、夜のキャンプ場やフェリー内ではやはり仲間が居るのも良いかも、と感じた。

 何を話したかまではあまり覚えていないが、21:00頃まで駄弁ってそろそろ解散という流れになった。もう一度風呂に入り、既に真っ暗だったが乗船直後に入れなかった露天風呂も入って、潮風を浴びて満喫出来た。

 ここで外を見ると、右側に街の明かりが若干見えた。南下しているから右側は西な訳で、陸地が有る訳ないのだが・・・って思ったが、もしかすると奥尻島⇔江差の間くらいなのかもしれない。携帯の電波が入ったので確認してみたらやっぱりそうだった。これはもしかして、と国盗りをしたら奥尻島の空を取得出来た。

 離島は中々行く機会が無いので、これは嬉しい。でも、奥尻島には奥尻空港CPがあるので、完全制覇を目指すとなればどうしても行かなければならない。まぁ離島に行くのも悪くないし、道南の空や道の駅も増えてきたのでその内行かなければならないだろう。折角のフェリー代を出すからには絶対晴れでなければ行きたくないので、中々難しい所だ。

 そんなことを考えながら部屋に戻り、ちょっと写真の選別をして23:30頃寝ることにする。 

宿泊地:フェリー内

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旅立ちの刻
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~新潟港
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 2日目 小樽港~襟裳岬~忠類
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 3日目 忠類~三国峠~美深
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 4日目 美深~サロベツ~浜頓別
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 5日目 浜頓別~三里浜~女満別
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 6日目 女満別~陸別~小清水
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 7日目 小清水~知床~霧多布
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 8日目 霧多布~釧路~標茶
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 9日目 標茶~美瑛~上富良野
Posted at 2017/10/22 22:29:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 北海道2017 | 日記
2017年08月20日 イイね!

2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 9日目 標茶~美瑛~上富良野


■9日目 8/20(日) 天気:晴れ後曇り後晴れ
走行距離:407.3km

 標茶町を出発し、屈斜路湖畔へ寄り道をして阿寒方面へ。足寄町で昼食を食べて、狩勝峠を越える。上富良野町でテントを張って、美瑛の丘巡りをして、上富良野町まで走った。

 4:30頃起床。前日早く寝たので早起きが出来た。朝起きてテントから出ると、霧も発生せずに晴れていた。これなら、朝陽も見ることが出来そうだ。

 トイレを済ませてテントに戻る。このキャンプ場は芝なので景観と寝心地はとても良いのだが、朝一は露がついているのでズボンの裾やサンダルが濡れてしまうのが問題だ。



 そんなことを考えながら展望台に向かう。この日の朝も寒かったので、上はバイクジャケットを着込んで向かった。



 既に大分明るくなってきたが、まだ朝陽は出ていない。前回(2014年)ここに泊まった時は、朝から霧で真っ白だったので何も見えなかった記憶がある。



 日が出る前のこの色合いが好きだ。



 既に牛も放牧され始めていた。酪農家の朝も、かなり早起きで大変そうだ。農家ももちろん大変だろうが、畜産は生き物が相手なので365日休みが無く、より一層大変そうな気がする。



 もう少しで朝陽が出てきそうな感じだ。この待っている時間も結構良いものだ。



 先ほどまでの青から、太陽の赤味掛かってきた風景に変化していく。



 朝陽が出てきた。ちゃんと地平線近くから出てくるのを見れるのは久しぶりだ。



 望遠でも撮ってみる。



 牧場に日が射してきて、先ほどまでとは違う風景になってきた。



 朝の一日の始まり感を出すことが出来た1枚かと思う。



 素晴らしい景色を見ることが出来た。多和平に泊まって、夕陽→星空→朝陽と3点SETで見ることが出来るのは、結構レアな気がする。こういうこともあるから、多少不便でも多和平は最高だ。テントに戻って、朝食の支度をして美味しくいただく。



 片付けをしに炊事場に向かうと、牛達が自転車を興味深そうに見ていた。すると、何を思ったのか自転車を舐め始めた。舐められた方のチャリダーはどう思うか分からないが、見ている分には面白かったので写真に撮る。周りの自転車仲間も笑いながら見ていた。



 子牛がカメラ目線をくれた。やっぱり子供はかわいらしい。



 この時間くらいから、あれだけ晴れていたのに雲が出てきてしまった。まぁ朝陽は既に見れたので別に構わないのだが、よく朝陽の時間だけでも晴れてくれたものだ。でも、この霞んだ感じも悪くはない。

 撤収準備を進める。東屋を占拠しているので、非常に捗る。グランドシートやフライシートを東屋の手摺に掛けて干したり、中身を全部出すことが出来てありがたい。干してる間にバイクが遠いので、小物類をバイクまで持っていく。



 テントを全て片づけバイクに積んでいたら、隣の豊田ナンバーのCBR650RRに乗ったライダーも出発準備をしていたので見てみたら、何と若い女の子だった。SSにデッカイBOXを付けてツアラーっぽくしているのは気合が入っている。キャンプ場に泊まるソロのライダーは、90%以上の確率で男なのだが珍しい。髪が長くて、おっ?と思っても、表を向けばチョイ悪親父風だったことが多かったりもする。

 まぁ珍しいものが見れたので、少し気分が上がる。出発準備も終わり、8:00頃キャンプ場を出発した。この日は北海道最後の夜だ。翌日21日(月)は小樽港17:00発のフェリーに乗らなければならない。多少の時間はあるが、ある程度は近づいておきたかったし、久しぶりの日の出公園オートキャンプ場に泊まろうかと思う。天気も旭川周辺は良さそうだし、直行で行って余った時間で美瑛の丘巡りをする、というのが去年を除き恒例になっている。

 その前に、屈斜路湖畔に行こうかどうか迷う。というのも、久しぶりにコロプラの新規お土産が追加されたらしく、川湯温泉駅近郊が取得ポイントだそうだ。道東は天気が良く無さそうなので、さっさと天気が良い所に移動することも考えた。ただ多和平にいるのなら、屈斜路湖への寄り道などたかが知れてるので、やっぱり行こうかと思う。

 国道243号まで出て弟子屈方面へ左折。しばらく行くと弟子屈市内に入ったので、川湯温泉駅へ向かうため国道391号を北上した。無事コロプラ土産をGet出来た。

 折角ここまで来ているので同じ道を戻るのも面白くないから、予定通り硫黄山・屈斜路湖畔を通って行くことにしよう。天気も良くないから写真も撮らずに、雄大な硫黄山と静かな屈斜路湖を眺めながら走った。砂湯にキャンプ場があるが、夏休みも終わったというのに多くのテントが張っていた。和琴半島のキャンプ場も、もしかしたら多かったのかもしれない。

 ここで、無料のコタン温泉があったのを思い出して、折角だから入ろうかと思い立ち寄った。駐車場にはクルマとバイク2台が止まっていたので空いてるな、と思ったが女性が入っていた。当然水着なんか持ってきていないので、今回は入るのを断念する。やっぱり昼間入るのは若干ハードルが高い露天風呂だ。

 残念だが、まぁ仕方がない。気を取り直して国道243号からまた弟子屈市街へ向かい南下する。

 弟子屈のホクレンセルフに立ち寄り給油をする。そういえば2日前に緑色のフラッグを落としてしまった。釧路周辺は緑エリアなので、買い直そうかと思い店員さんに声を掛けたが、売り切れだと言われてしまった。次給油する時は緑エリアを超えているだろうし、わざわざ別のGSに立ち寄るのも何なので、今回はもう買い直さなくても良いだろう。一応4色揃った写真は残っているので、それで満足すれば良い。

 ホクレンの横にセイコマがあったので、寄って一服。休憩をして、国道241号を阿寒湖方面へ向かった。

 弟子屈~阿寒湖までは、知床峠羅臼側並の楽しいワインディングだ。大体ここを通る時は、すぐ観光バス等に蓋をされるが、この日はまぁまぁ走ることが出来た。中速コーナーの連続なので、キャンプ道具満載だと中々大変だったが楽しいツーリングになった。

 コーナーを抜けていくと、バイク乗り2人組が路肩に停まっているのが見えた。近づくと、何と1台のバイクが倒れていた。2人組だが人は多い方が良いかと思い停まろうとしたら、「気にせず行ってください」のジェスチャーをされてしまった。まぁ1人ならとにかく2人居れば何とかなるだろうから、そのジェスチャーに甘えさせてもらいスルーした。

 空は相変わらず曇りのままだったが、峠を超えた瞬間雲の様子が変わり、若干の晴れ間が出てきた。私も全国色々な所に行っているが、ここまで峠を境に天候がガラっと変わるところは北海道以外では殆ど見たことが無い。冬なら実家の周辺も、峠を境に雪が舞っているとかならあるが、これは北海道特有なのだろうか。

 流石に雲はまだまだ多くて雄阿寒岳が見えるレベルでは無かったので、双岳台・双湖台には立ち寄らずスルーする。阿寒湖温泉街も通過して、3日前にも通った国道240号との分岐点を足寄方面に向かう。3日前には評価が若干上がった国道241号だが、やっぱり足寄方面に向かう方はあまり楽しくは無かった。どこにも寄らずに、道の駅「足寄銀河ホール」に到着。

 足寄町は松山千春の故郷であり、道の駅では名曲「大空と大地の中で」が延々と鳴り響いている。足寄町の名産ラワンブキと並んでいる写真とかも飾ってあった。ANAの航空機内で神対応をしたと散々ニュースでやっていたので、人間的にも素晴らしい人なのだろう。

 そんな所を見ながら中をプラプラしていたら、11:00になりレストランがオープンした。それならここで昼食にしようかと思う。

 食事を待っている間、オンネトーの写真集があったので見てみたが、素晴らしい写真がたくさんあった。特に紅葉の時期が素晴らしい。ちょっと調べてみたら、夏休み中でもそんなに混雑しないオンネトーだが、紅葉シーズンは大渋滞が発生するようだ。道も駐車場も広くないので、集中したら中々混沌な状況になるのが容易に想像出来る。

 北海道の紅葉シーズンは、10月中旬くらいなのでこの時期に北海道に行くのは中々難しい。前に紅葉の時期の、富良野・美瑛・十勝岳を見に行ったことはあるが、あれ以来秋の北海道には行けていない。

 写真集を見ながらそんなことを考えていたら、料理が出てきた。



 道東名物らしいスパカツにしてみた。ミートソースとカツが結構合ってとても美味しい。そういえば、浦幌でも前にスパカツを食べたような気がする。

 お腹も膨れた所でツーリング再開。富良野に向かうためには、このまま国道241号上士幌経由国道274号が最短距離だが、上浦幌の空が残っているため、国盗りのため国道242号を南下してちょっと寄り道をする。道の駅「ステラ☆ほんべつ」を通過して、国道392号へ向かい浦幌町に入ったところで、上浦幌の空が取れた。

 これで用事は済んだので、道道499・134号を通って西進する。道の駅「しほろ温泉」で休憩をした。出発する際に、駐車場にカブ夫婦が居て盛大に手を振ってくれたので、こちらも手を振り返して挨拶する。

 6日前に三国峠に向かうために走った国道241号士幌に戻ってきた。ここから国道274号に入り、狩勝峠に向かう。帯広北部の国道274号は、北海道の中でも結構長い直線道路なので先が全く見えない。こういう道を走れるのもあとわずかか、と思うと寂しくなってくる。

 道の駅「うりまく」を通過して、道道593号・718号から国道38号へ出るショートカット農道を抜ける。無事国道38号へ出たので、さぁ狩勝峠越えだ、と思ったがサホロにCPがあったのでちょっと寄り道。行ってみたら、動物園扱いの「ベアマウンテン」だった。ここも空が未取得だったので、取得しておく。この道は何度も通っているが、天候が悪いことが多くて中々国盗りが出来ずにいた。

 これで、十勝地方を制覇することが出来た。これで残すところは、離島(焼尻・天売・奥尻)と道南・道央・旭川周辺のみに絞られた。しかし、この辺りは中々ツーリングで行くことが少ないため、いつ行こうか非常に悩ましい。

 この日はずっと気温が低くて曇りだったので、寒い思いをしていた。天気予報では旭川管内が晴れだったから、狩勝峠を越えれば気温は上昇するはずだ。と思っていたら、本当に狩勝峠を越えて、標高が下がるにつれ晴れてきて気温が上がってきた。と言っても、26℃程度だったので快適な温度だ。

 落合の空を取得し、道の駅「南ふらの」を通過して、富良野市街をPASSするため道道253号に入る。麓郷の森を通過するが、ここはドラマ「北の国から」で使われた舞台や、五郎の石の家がある。ただ、私は北の国からをよく知らないので、何度もここ近辺は通ったが行ってみたいという気が起こらず、いつもスルーしてしまっている。折角だからその内行ってみたいとは思っているが、富良野・美瑛を巡ることを優先してしまう。

 とりあえず前述したように、定番宿「日の出公園オートキャンプ場」でテントを張って、美瑛に行くため上富良野町へ向かう。途中で、ツーリングマップルオススメルートになっている八幡丘を通って行く。



 十勝岳連峰を見渡せる、富良野らしい景色が広がったので停まって撮影してみた。



 バイクと。富良野も良い景色が広がっている。



 また進んで行くと、絵になる一本の木が立っていた。



 ここ数年日の丸構図が結構好きだ。ワンパターン化してしまうのであまり積極的に使う構図では無いらしいが、分かって撮っているので問題無いはず。そもそも、撮った写真について他人からどう思われるとか気にしていない。自分が楽しければ良いと思うようになっている。作品作りというより、旅の記録としての位置付けが大きい。

 だったらコンデジやスマホで良いのでは?と言われそうだが、やはりそれでは画質に満足出来ない。またそれ以上に、シャッターを押した時のミラーショックが非常に心地良い。いかにも撮影している、という感じで楽しいから、やっぱりデジイチを持ってくるのは止めるつもりは無い。



 バイクとも一緒に撮影。ここで撮影していたら、いかにも観光客なレンタカーが通っていって、私が撮影しているからだろうか停まった。やっぱり人が何かしてると、何か良いものがあるんじゃないか、と目が行くのでそうなるのだろう。もう撮影は充分満足してたので、さっさと出発する。



 八幡丘の撮影を楽しみ、ようやく上富良野町内に入る。何度か来たことがあるので大丈夫だろう、と適当に行ったら若干迷ってしまった。「日の出公園」の標識を頼りにしていたが、キャンプ場はほぼ隣なものの、微妙に場所が違うので迷ってしまったみたいだ。もう一度地図を良く見て行った所、無事15:00頃日の出公園オートキャンプ場に辿り着いた。

 早速受付をしてテントを張る。早めに着いたおかげで、バイク用駐輪所の目の前特等席が空いていたので迷わずそちらに、バイクを横付けする。ここだと風景は大したことないが、目の前がバイクになるので非常に楽チンだ。



 ここをキャンプ地とする!オートキャンプ場だがフリーサイトがあるので、料金も安く設備も充実している。コインシャワー・ランドリー完備。トイレ・炊事場もキレイで、コンビニ・温泉も徒歩圏だ。このまま天気も持ちそうなので、今年も道内8泊全てキャンプで乗り切ることが出来た。

 テントも張ったことだし、美瑛の丘巡りをするべく16:00頃出発した。もちろん帰ってきたらすぐ炊飯できるように、米は水に浸けておく。国道237号別名花人街道を北上し、美瑛に着いた。ガソリンが心もとなかったので、ホクレンセルフがあったから給油しておく。

 さて、美瑛のどこを巡ろうかと考える。夏の北海道で美瑛に来たのは3年ぶりだ。去年は台風が3個も来たので、主に道北を巡りつつ帰還を早めてしまったし、一昨年は日の出公園ではなく、かなやま湖畔を最後のキャンプ地にしたので上富良野までしか回っていなかった。

 美瑛の見所は、主に北西と南東にエリアが分かれる。最もメジャーなのは北西エリアで観光客が非常に多いのが難点だが、やはり人気が出るのはそれなりの理由があるからだと思う。やはり北西エリアの方が景色は一般受けしやすいかと思う。

 流石にこの時間から両方を巡ることは無理なので、久しぶりだし北西エリアを周ることにした。



 まず寄ったのは、親子の木から少々西に行ったところ。広大な畑の中に、赤い屋根の納屋?があるのが絵になって好きだ。



 バイクと一緒に撮影。



 次は親子の木の根元に行ってみた。何度か美瑛に来ているが、根元には来たことが無かった。やっぱり親子の木は、遠くから見ないと親子に見えない。



 でもここからの風景も中々良かった。とても美瑛らしい風景に心が洗われるよう。



 この農道の伸びていく感じが、この道の先はどんな風景が待っているんだろうか?と期待させてくれそうな感じだ。



 恐らくこの丘の向こうに十勝岳連峰が見えるはずなんだが、雲が増えてきてしまったのが残念。



 次にセブンスターの木に向かうが、広い駐車場があって観光客がたくさん居たので少し先の駐車帯に止めてみた。ここの白樺並木も良い風景だ。



 ベンチがあったので、写真を撮りながら休憩する。大変良い風景で癒される。豊富の大規模牧場と比べると、交通量も多くてあそこまでの気分には浸れなかったが、良い風景を見ながらゆっくりするのも良いものだ。



 続いてケンとメリーの木の横を通りつつ、北西の丘展望台に行ってみた。



 駐車場でバイクが並んでいたので、良い風景を背景に撮影。



 ここもしばらく来ない内に、観光客の半分は日本語を喋っていない。まぁお金を落としてくれるのなら、日本としては大切にしないといけないかな。人が多くてあまり長居したいと思わなかったので、早々に立ち去る。

 今度は、マイルドセブンの丘を通過した先のお気に入りの風景場所だ。前来た時は、マイルドセブンの丘には大して人は居なかったのだが、結構のクルマが路駐していた混雑していた。その先はあまり人も来ず、ゆっくり風景を堪能出来る。



 丘の中にポツんと立つ木がとても絵になる。ただ、完全な逆光だったのでフレアが半端無い。



 バイクと。フレアがうまく虹っぽくなってくれて、これはこれで良いかもしれない。



 美瑛をグルグル回っていたら、良い時間になってきたのでそろそろ戻ろうかと思った。ここで北海道の観光地を紹介しているHPを見たところ、帰りながら寄れるところに「瑠辺蘂の丘」というのがあるみたいだ。ここは行ったことが無かったので行ってみようかと思う。

 ただ結構何度か曲がるし通ったことが無い道なので、Google先生に聞いてみたら出てきたから、素直にスマホナビを使うことにした。訳の分からない所を標識も無い中曲がっていったので、ナビが無かったらここに来るのは難しいかもしれない。



 瑠辺蘂の丘に到着した。特に何も標識が無いが、良い風景だ。



 白樺の樹が2本立っているところが目印になるだろうか。



 白樺の幹を背景に入れて。



 やはりいかにも美瑛!って言うには若干心許ない。でも、他の観光客は全く居らず、この風景を独り占め出来るのはマイナーな観光地ならでは。



 バイクとも一緒に撮影。美瑛を満喫したところで、夕陽をどこかで見たいと思っていた。ただ、上富良野町にテントを張っているので美瑛で夕陽待ちをしてしまうと真っ暗な中の走行になってしまう。よって、途中に良いところがあれば寄ることにし、最悪は前回も見た日の出公園展望台に行けば良い。

 と言う訳で国道237号に戻り上富良野町方面に向かったが、国道沿いには目ぼしい所が無かったから、予定通り日の出公園展望台に向かった。



 ちょっと間に合わなくて夕陽は沈んでしまったが、空が真っ赤に染まっていた。



 上富良野町の街並みが見渡せて、とても展望が良い。



 しかもここの駐車場は、外側に柵等が無いのでバイクと一緒に景色を撮るのも容易だ。



 角度を変えてみる。



 花も植えてあって、眼も癒される。夕暮れの時間なのに他に人が誰も居ない。展望が良いのに少しもったいなく思ってしまうが、この景色を独り占め出来るのも悪くない。



 この紫の花を北海道ではよく見るが、ラベンダーでも無いし何だろうか?

 展望台からの景色を満喫して、セイコマで買い出しをして、ようやく19:00頃キャンプ場に戻ってきた。早速夕食の支度をする。



 この日で北海道最後の夜だ。これまた恒例だが、最後のキャンプではセイコマで牛カルビを食べる。普段は豚肉を焼くか、値段の落ちるジンギスカン・豚カルビにしているが、最後だけは贅沢に。



 調子に乗ってデザートまで食べる。最後の夜の自炊を終えて、片付けをしていると女の人の声が聞こえた。良く見たら、今朝多和平で出発準備の時に隣に居た、女性ライダーだった。ちょっと離れた所にテントを張っているようだが、若い女の人の時点で引く手あまたなので、既に周りのテントの人達の輪に入っているみたいだ。彼女もそろそろ本州に戻るのだろうか?

 夕食の片付けを終えたので温泉に行く。キャンプ場から徒歩7分と充分歩ける距離なのでありがたい。ただ、まともな道で行くと若干回り道になってしまうので、オートキャンプ場から出られないかと思い、直進ルートを進んだが出口がやっぱり無かった。どっちにしろ、大きな畑があったので、ショートカットが出来そうにない。仕方ないので柵を越えて、温泉に向かう。



 フラヌイ温泉に到着。施設は大分老朽化してそうだが、小さな露天風呂やぬるい源泉浴槽もあったりで中々良かった。でも、この設備で600円は北海道としては高めな気がするが、まぁキャンプ場から歩いて行けるのだから文句は言えない。

 温泉でゆっくりしてキャンプ場に戻ってきた。当初は翌日のフェリーに乗り込んでから洗濯しようかと考えていたが、やっぱりフェリーに入った瞬間風呂に入りたい。前述通り、コインランドリー完備なのでやっぱりこの日に洗濯をしようかと思い、洗濯を始めた。

 研修室が22:00まで開放しており誰も使ってなかったので、PCを持込み出費管理をする。その間も誰も来なかったので、悠々と机とイスを使えたので楽だった。

 そして洗濯が終わったが、案の定利用率が高かったのでまたもや乾燥待ちになってしまう。ただ、ここだと洗濯・乾燥機が4つずつあったので10分程度待つだけで済んだ。乾燥で1時間待ち、洗濯物を畳み終わったら23:30になってしまった。まぁここからだと朝陽とかは見られないので良いだろう。最後の夜だな、と少し感慨深い。始まった時は「1週間の旅か、長いな」と思うのだが終わってみたらあっという間だ。そんなことを考えながら眠りについた。


宿泊地:北海道上富良野町 日の出公園オートキャンプ場 500円
温泉:フラヌイ温泉 600円(キャンプ場から徒歩7分)

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Posted at 2017/10/21 22:47:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2017 | 日記
2017年08月19日 イイね!

2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 8日目 霧多布~釧路~標茶


■8日目 8/19(土) 天気:晴れ
走行距離:245.9km

 浜中町霧多布を出発し、北太平洋シーサイドラインを通って釧路へ。釧路の和商市場で昼食を食べて、釧路の国盗り・CP巡りをした。そして釧路湿原を巡って、標茶町まで走った。

 5:00頃起床。朝起きてテントから出ると、霧が発生していた。フライシートは当然ビショ濡れになっていたが、まぁこのキャンプ場では想定内だ。



 ただ、霧が低い部分だけ出ていて多分上の方は濃くなさそうだ。霧が出てるが朝焼けの光の感じが良い。本当は太陽が丸い形で浮かび上がっていたのだが、トイレに行ったりしていたら見えなくなってしまい、シャッターチャンスを逃してしまった。



 愛車と看板の霧の風景。



 ご覧の通り、ココはバイク乗りに非常に人気のキャンプ場だ。

 ちょっと周辺を散歩していたら、皆さん起きてきたので朝食の準備をする。コーヒーを飲んで一服し、片付けをする。そうこうしていたら、霧多布岬キャンプ場の前の管理人さんが登場した。ここに住み着いている人たちは大分お世話になっているみたいで、しばらく話を聞いていた。私もここに初めて来たのは4年前だから、見覚えがあるので便乗させてもらう。

 4年前に初めて泊まった時に、タイヤがパンクしてしまい皆に助けてもらった。管理人さんの空気入れを使ったりして、何とか事なきを得た。話していたらそんなことをふと思い出して、懐かしい気分になった。

 楽しい会話も終わり、管理人さんは帰って行った。そして、撤収準備を開始する。皆は住み着いているので、自分だけが準備を進める。



 霧多布岬は相変わらず霧が多かったが、上空を見上げると天気だけ良さそうだ。近くの琵琶瀬展望台は晴れてると嬉しいが。

 撤収が完了し、恒例の挨拶としてグータッチでお別れだ。「ではまた来年」と言い残して、手を振りながら9:15頃出発する。早速セイコマに立ち寄り野菜ジュースと飲むヨーグルトを飲む。



 喉を潤したところで出発し、霧多布からすぐの琵琶瀬展望台に到着。



 道路にはかなりの霧が発生している。



 霧が多かったが、素晴らしい展望が見られた。海側は霧で全く見えなかったが、陸地側は霧の動きによって見えるようになったり、見えなくなったりを繰り返していて、とても幻想的な光景だった。

 前日に引き続き、北太平洋シーサイドラインを厚岸方面へ進む。所々霧が濃い所もあったが概ね晴れが続いており、景観抜群の道路なのでとても楽しく走る。交通量も少なくて非常に快適だ。途中にあやめケ原とかあるが、出発が遅かったので今回はPASSする。

 厚岸市街に出て国道44号に戻ってきた。この道、確かに釧路と根室を結ぶ幹線道路なのだが、交通量がとても多い。釧路を目指しているが、交通量の多い道を避けたくて再度厚岸~釧路間の北太平洋シーサイドラインに入る。

 前回ここを通った時は天気が悪かったので、こちら側のシーサイドラインは、走りは楽しいが海はあまり見えない、という印象を持っていた。ところがピーカンで通ってみたら、所々で海が見えてこちらの展望も悪くないことが判明した。やはり一度通ったことがある道でも、天候状況・時間等で印象が全く違ってくることを実感する。



 セキネップ展望駐車場の近くで海が良く見えたから止まって撮影タイム。



 崖と海と緑が良い感じだ。



 真っ青な太平洋と空がとても気持ちが良い。ふと気づいたのが、やたら軽装な地元ナンバーのバイクが多かったことだ。考えてみれば、この日は土曜なので休みの人が近所ツーリングをしているんだろうな。大荷物を積んだバイクが少なくなってきたのは少し寂しい。



 ちなみにセキネップとはこんな漢字を書くようだ。こんなの読める訳が無い。元々北海道はアイヌ語を無理矢理漢字に当てはめている地名が多いが、難読地名が多いのがここ北太平洋シーサイドラインの特徴でもある。

 北太平洋シーサイドラインも釧路市街が近づいたところで終わる。東釧路駅周辺の国盗りが残っていたので、近辺に寄って取得する。また幣舞橋の名橋CPも取得出来た。



 さて、良い時間になってきたので昼食にする。釧路と言えば、名物勝手丼だ。ここに来たなら外せないので和商市場に到着。



 ご飯を売っている所を見つけて、ご飯を持ってうろついていれば勝手に声をバンバン掛けられるから、初心者でも問題無いだろう。今回の勝手丼はこんな感じだ。とても美味しくいただいた。

 勝手丼を食べた後に、霧多布岬キャンプ場で鳥取のライダーさんから和商市場すぐ隣のラーメンが美味い。と聞いていたので、若干物足りなかったから行ってみることにした。



 オススメされた、アサリラーメン塩あっさりを注文してみる。大きなアサリがたくさん入っていて、塩味もとてもさっぱりしていてとても美味かった。しかし、勝手丼とラーメンのWはさすがに食べ過ぎた。

 ここで地元のマダム2人が「勝手丼は観光客向けで高いよね~」みたいな話をしていて、その言葉が若干胸に刺さる。まぁ自分は観光客だし、他に美味い店もあるだろうが探すのも労力掛かるし、何より定番物というのも結構好きなので、まぁ良いかと思う。

 お腹も膨れたところでツーリング再開・・・しようと思ったところで若干のトラブル発生。何故か履いているブーツの底が1/3くらいめくれてしまい、歩くとペタンペタン音がして非常に歩きづらい。

 さてどうしようかと考える。多分靴底とベース共にゴムで出来ているので、ゴム用の接着剤を買えばどうにかなるかな?と思われた。後、ツーリングに来るとしょっちゅうだが、グローブはしているが常に風が当たる。いつもより炊事機会が増える。水が冷たい等の理由だろう、手荒れが酷くなりあかぎれが出来てしまう。100均のばんそうこうは貼っているが、ちょっとグローブの脱着をするとすぐ剥がれてしまうので、ついでにホームセンターに行って接着剤と良いばんそうこうを買おうかと考えた。ちょうど今釧路に居るので、そこら辺を走っていれば見つかるだろうし。

 ついでに釧路市の国盗りを進めるべく、郊外を走っているとあっさりドラッグストアが見つかった。ばんそうこうはあるだろうが、接着剤はどうだろう?と思いつつ寄ってみたら、普通にゴム用の接着剤が売っていた。早速店の外で剥離部に塗りたくり、くっつけてみる。しばらく置いておくと無事固まったようだ。いつまで持つかは知らないが、少なくともこの旅の間は持ってくれると助かるのだが。もちろん、ばんそうこうも買っておいた。

 このブーツはシフトパッドが付いていないので、長旅でシフトチェンジを多用すると左足の甲が痛くなってくる。また靴ひもタイプなので、煩わしさをずっと感じていた。また、今回雨の中を走行した際に、若干の水侵入があったっぽいのでそろそろ替えた方が良いかもしれない。長期休暇ツーリングでしか履いてなかったのに、意外と持たなかったな。シフトパッドが無いブーツはもう買わない方が良いだろう。

 こんなことをしながら釧路を出発し、国盗りをしたところで釧路・根室地方を制覇することが出来た。

 そろそろこの日のキャンプをどこでするか模索する。と言っても、この日も朝から既に決まっていた。標茶町の多和平キャンプ場にしようかと思っている。ちなみにこのキャンプ場は欠点が一杯だ。

・場内傾斜が多くて平坦な場所は少ない
・炊事場とトイレが、サイト両端に分かれており使い辛い。お世辞にもキレイとは言えない。
・駐車場から荷物運びが登り傾斜になっていて大変、かつ移動距離が長い
・温泉もコンビニも20km近く離れて遠い

 とまぁ、これだけ見るとあまり泊まりたいキャンプ場では無い。私は今まで泊まったキャンプ場を採点してランク付けをしている。項目としては、景観・乗入・温泉/コンビニへの時間・設備・利用料金の6項目50点満点で評価をしている。と言う訳で、多和平キャンプ場はこれだけで見ると、最低ランクのキャンプ場となる。お気に入りのクッチャロ湖畔が46点に対して、多和平は22点と倍近いスコア差が生じている。

 しかし、その欠点を補って余りあるのが景観の良さだ。正に北海道、という地平線に広がる広大な牧場の中のキャンプ場で、展望台に上がれば視界は360°。街からも離れているから満点の星空も見られるし、晴れてさえいればキャンプを存分に楽しむことが出来る。

 景観の良さの採点は、非常に良い(10点)、良い(6点)、普通(3点)、寝るだけ(1点)としている。クッチャロ湖畔の景観も、もちろん非常に素晴らしいので点数的には同じ10点になってしまうから、点差が広がるのだろう。例外を設けるなら多和平は20点にしても良いくらいだと思っている。まぁ例外が増えすぎると、評価基準が曖昧になってしまうので、それは認めてはいけないような気がする。

 今朝、霧多布岬キャンプ場で皆から「今日はどこまで行くの?」と聞かれたから「多和平」と答えたら、「すぐそこじゃん、ならここに連泊すればいいじゃん」と言われてしまった。「いえいえ、距離とかそういう問題じゃなくってあそこに泊まりたいんです」と説明したら、あまり納得してくれてないような感じだった。まぁ確かに、あそこの景色に惹かれるものが無ければ、正直泊まる価値なんて殆ど無いと思うから仕方ないかもしれない。

 という訳で、多和平でキャンプをしたいがここには近くに温泉が無い。過去にも2回泊まっているが、到着が遅くなったせいで、2度共風呂に入れていない。基本的に晴れてないとココに泊まる気が起きず、晴れの場合は時間の許す限り走り回りたかったので、こうなってしまったのだろう。ただ、もう北海道も5年連続なのでそこまでの強い気持ちが無いから、多和平に泊まりつつ快適に楽しむ方が良いと思う。浜小清水前浜キャンプ場に泊まった際にも説明したが、15:00頃にはキャンプ場に到着するようにしたい。さすがに直行すると早すぎるので、折角の良い天気だから釧路湿原でも観光していこうかと考えた。

 それなら、行ったことがないコッタロ湿原展望台に行って、ちょっと怖いが湿原を貫くダート道道1060号を通っていこうかと思う。コッタロ湿原展望台は過去にも行こうかと思ったが、確か大雨か台風の後で道道が通行止めになっていたので諦めた記憶がある。そう決めた所でハイドラを見ると、未取得のCPが見つかった。何かと思ったら「釧路市動物園」だったので、折角だから寄って行こう。

 道道53号で釧路市から離れてから666号に入って、無事釧路市動物園のCPをGet。そこから道道243号でコッタロ湿原を目指した。道道1060号への交差点を曲がり、しばらく進むと路面が悪くなってきた頃に駐車場へ到着した。



 ちょうど鶴居村側から来た場合は、この展望台までは少々悪いものの舗装はされている。しかしこの先は、自然形態を保つためらしく、未舗装の砂利道となっている。でも交通量がそこそこあるので、恐らく固く締まってると思われるので多分何とかなるだろう。



 それでは早速展望台に向かう。



 そこそこの階段を登らなきゃいけないが、そこまで大変でも無い。真冬にサルボ展望台に行った時は中々大変だったが、それに比べれば楽なものだ。



 展望台途中からの景色。釧路湿原を貫く道道が見える。



 小さく、愛車も微かに写っている。



 駐車場から徒歩7分程度だろうか。展望台に到着した。広大な湿原を見渡すことが出来る。

 釧路湿原の展望台は、スケール的には細岡展望台が一番だろうか。ここコッタロ湿原は、細岡程のスケール感は無いが目の前の池が大きく写っており、この風景も素晴らしく思える。



 夏の釧路は晴れることが少ないので、貴重な光景を見ることが出来た。

 景色を充分楽しんだところで駐車場に戻る。さて、いよいよダートに侵入する。

 恐る恐る踏み込んだが、やはり予想通り硬く締まっていたし直線が殆どだからあまり気を遣わなくて済む。轍にはジャリも殆ど無かったので特に恐怖を感じることも無かった。6kmくらいのダートらしいので、20km/hで20分程度かと思っていたが、カーブ以外は30km/hくらいで走ることが出来た。



 途中沿線上で視界が開けたので写真を撮る。確かに湿原のど真ん中にある道はあまり無いだろう。



 今まで走ってきたダートを背景に。



 反対側からも撮影。

 撮影をしていたら、2台くらいクルマが通っていった。意外と交通量は少ないと感じた。コッタロ湿原展望台の駐車場には、そこそこクルマが止まっていたので、もう少し通るのかと思っていたが。

 ダートをようやく抜けて、釧網本線の踏切を渡り国道391号に入って標茶方面へ。ダートを走った後は、本気で舗装路のありがたみを実感する。それが当たり前に感じていると何とも思わないので、たまにはダートを走るのも悪くない。

 国道入ってすぐにサルボ展望台があるが、駐車場にクルマがそこそこ止まっていた。ここは結構歩くが中々景色の良い所で、展望台から釧網本線が見えるため、撮り鉄の人達には人気があることだろう。自分はコッタロ湿原で満足していたので、今回はPASSした。そろそろ多和平に向かわないと15:00に間に合わなくなってしまう。

 次に、シラルトロ湖の展望地冷泉橋を通過する。すると茅沼温泉の看板が見えた。ここには「シラルトロ湖キャンプ場」という、温泉隣接のキャンプ場があり、一度は泊まってみたいと考えているのだが、どうしても至近に多和平があるのでそちらに行ってしまう。弟子屈の屈斜路湖「和琴キャンプ場」も泊まったことが無いので、もし天気が悪かったらにそちらにしようと思っていた。なので、中々シラルトロ湖に泊まる機会が無い。

 そんなことを考えながら走っていると、標茶町中心部まで到着した。ここから多和平までは20km程度だろう。テント設営後に、またこちらまで戻ってきて温泉に行くつもりだから、買い出しはまた後で良いだろう。

 標茶町磯分内から国道を離れて道道1040号に入る。走っていると、段々周辺に牧場が増えてきた。これも北海道の景色の醍醐味だ。しばらく走っていると、多和平の看板が見えたので曲がる。そして予定通り15:00頃に多和平に到着した。

 まずはレストハウスで受付。必要事項を記載し許可証を貰う。ソフトクリームが売っていたのでつい食べたくなってしまい、買って食べてみた。

 そして、テントをどこに張るか散策。そこまで混雑しておらず、現在10張り程度だろうか。ただ前述した通り、ここはあまり平坦な場所は少なく、広大なサイトの割には快適に張れる場所は極僅かだ。そんな中で、東屋が誰も使ってなさそうだ。出入口の片方が傾斜がキツイが、もう片方は大丈夫そうだったので、ここに張れば東屋を占領出来る。バイクからそこそこあるので、少しずつ運搬していってテントを設営した。



 ここをキャンプ地とする!入口から出てすぐ東屋なので使い勝手は中々良さそうだ。前述通り、景色以外は何の取り柄も無いキャンプ場だが、その景色が非常に素晴らしい。



 展望台が後ろにあり、そこからなら360°の景色が楽しめる。この芝のサイトがまた良い。

 テントも設営出来て、米を水に浸けたところで温泉に行こうかと思ったが、まずは展望台から写真を撮ることにした。この晴れがいつまでも続く保証は無いので、撮れる時には撮っておかないと。



 と言う訳で、テクテク歩いて展望台に到着。地平線の見える大牧場と、正にその通りだ。ここにオーバーな表現は一切無いと思う。



 見渡す限りの大牧場が広がっており、乳牛も放牧されていてとても牧歌的な風景だ。



 素晴らしい青い空・白い雲・緑の牧場風景だ。これぞ北海道だと思う。 

 景色を堪能したので、温泉に行くことにする。この近辺だと、弟子屈の摩周温泉か標茶温泉が一番最寄だろう。と言っても、どっちも20kmは距離があるのだが。

 摩周温泉には行ったことがあるので、標茶温泉にしようかと思う。ツーリングマップルには標茶駅付近に温泉が3ヶ所あるらしいので、どれに行こうか悩む。とりあえず、適当に行ってみようってことで標茶市街を目指した。

 先程通った標茶市街に到着した。駅の方面に向かったところ、看板を見つけたのでそれに従っていってみた。釧網本線踏切手前を曲がり、しばらく線路沿いに走っていくと見つかった。



 テレーノというらしい。ホテルも隣接されていた。まだ明るいので、あまり混雑していなくて快適だ。温泉はモール温泉で、茶色のお湯で肌がツルツルになり、何となく効きそうだ。確かサウナは無かったと思うが、そこまで広くないけど露天風呂もあったのでゆっくり浸かる。

 風呂上り後に休憩室へ向かったところ、何とこのご時世にも関わらず机に灰皿が普通に置いてあった。嫌煙家の方には煙たがれるとは思うが、周りに他の客が居なかったのでありがたく風呂上りの一服を楽しむ。風呂上りに畳みに座ってゆっくりしながら一服出来るのはありがたい。大体外か、物凄い匂いと煙が篭って暑い隔離部屋へ行かなければならないご時世なので、ココもいつまでこれが続くだろうか。

 ゆっくり温泉を楽しみ、17:00に温泉を出発。セイコマで買い出しをして外に出たところ、どす黒い雲が出ているのが見えた。これはどこかで降っているかもしれないな、って思い雨雲レーダーを見たがとりあえず大きな雨雲は無さそうだった。

 折角多和平にテントを張ったのに雨は降って欲しくないなぁ、と思いながらキャンプ場に戻るが、その心配は杞憂で雲が広がっていたのは一部だけだったようだ。



 大分赤みを帯びてきたが、とても見晴らしが良い部分があったのでバイクを止めて撮影。やはり北海道の景観は素晴らしい。

 撮影を楽しんだ後、キャンプ場に戻ってきた。テントを張った後から、少しだけテントが増えていたがあまり混雑はしていない。相変わらずココは、キャンパーの殆どがライダーなのでバイクがたくさん止まっている。

 ここで先に食事をするか写真を撮るかで悩む。日の入りまでには食事を済ませられると思うが、大分赤みが掛かってきているので悩ましい。冷静に考えてみれば、既に風呂を済ませているので暗くなってからの自炊でも良かったのだが、やっぱり食事は明るい内に済ませたかったので、先に炊飯をすることにした。

 既に米を水に浸けていたので、炊飯して美味しくいただく。ここでチラチラ空を見ながら食べていたが、中々良い夕焼けが出ているようで、雲が真っ赤に染まっていた。食事を先にしたのは失敗だったか?と思ったが、後の祭り。急いで食べて展望台に向かう。



 ところが西方面の雲が結構多くて、夕陽は見ることが出来なかった。空の赤さも、食事中に見ていたものに比べると大分トーンダウンしていた。先に食事をしたのは失敗だったと後悔する。



 とは言っても、多和平から見る夕暮れは素晴らしかった。写真には撮れなかったが、真っ赤な雲も見れたしまぁ良いだろう。



 摩周湖方面の山から雲が湧き出しているように見える。本当に摩周岳かどうかは分からないが、もしかしたら今は霧の摩周湖になっているかもしれない。結構雲が増えてきてしまったので、星空は見えないかもな~っとも思った。

 そこそこ暗くなったところでテントに戻って、食事の後片付けをする。この時点で大分暗くなってきていたが、自転車の大群が次々とやってきた。どうやらどこぞの大学のサイクリング部らしい。若い内にこういうことをやっておくのは非常に良いことだと思うが、炊事場が占拠されてしまったので、少々困ったが何とか洗い物を済ませる。

 東屋のベンチに戻り、キャンプ場の風に吹かれながらゆっくりしていた。トイレに行くため歩いている時に、空を見上げたら満点の星空が出ていた。夕暮れ時に雲が多かったので半分諦めていたが、これは素晴らしい!

 一応北海道に来るときには三脚を持ってきているが、大体そこまでのやる気が出なくて使わず終いになってしまうことが多くなっている。夜は大体温泉に行って、休憩室でゆっくりして21時台には寝てしまう生活をしてしまうので、中々夜の撮影を頑張ることは少なくなってきている。

 しかし、ここで使わなければどこで使うんだ?と思ったので、星空撮影の準備に入る。リモートキーは持ってきていないのでバルブ撮影は出来ないが、自分は星を流さす点でなるべく撮りたいので、2秒タイマーで良いと思っている。



 何枚かチャレンジした内に良さそうな物をピックアップしてみた。テントの光と満点の星空が素晴らしい。



 流れ星というのは、見たいと思って見てると見えないが、写真で長秒露光すると割と簡単に写真には入るものだ。



 南の空には天の川もハッキリ見えた。あの町の光はどこだろうか?あれだけの範囲となると釧路だと思うが、50kmは離れているから標茶のだろうか。言っても長秒撮影だからこんだけハッキリ見えるのであって、肉眼では殆ど確認出来ないレベルだったが。



 天の川のみを切り取り。



 北斗七星と北極星。16mm超広角で撮っても、北斗七星とカシオペヤを同時には入れることが出来なかった。何となく気づいた人もいるかもしれないが、ここ多和平キャンプ場には照明がトイレと炊事場にしか無い。なので星空撮影をするには絶好のキャンプ場だ。ヘッドライトが必須になるので面倒なのは面倒だが、こう星空を見るには素晴らしい。



 星空撮影を楽しんでいたが、雲が増えだしてしまった。こうなるともう流石に厳しいので、この辺で撮影を終了する。しばらくテント外でゆっくりして、朝陽を見たいから早起きしたいので、21:00頃に寝ることにする。


宿泊地:北海道標茶町 多和平キャンプ場 370円
温泉:標茶温泉テレーノ 500円(キャンプ場からバイクで20分)

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2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 3日目 忠類~三国峠~美深
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Posted at 2017/10/15 23:14:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2017 | 日記

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