• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2018年08月22日 イイね!

2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 番外編

 いつもの番外編です。走行データや経費等の一覧も無駄にまとめてみる。


■走行データ(燃費計算基準)

走行距離 3,356.5km
高速使用距離 681.8km

給油回数 14回

※12泊13日なので、ざっくり1日260km平均ってところだ。
 今年は行きに敦賀便を使ったのと、1日オフ日があったので少し少な目になった。


■費用合計

 1)宿泊費+風呂代

  8/09(木) フェリー内
  8/10(金) 苫小牧市  スマイルホテル苫小牧:5,400円
  8/11(土) 大樹町   晩成温泉キャンプ場:無料+晩成温泉:500円
  8/12(日) 別海町   別海ふれあいキャンプ場:500円+べつかい効楽苑:500円
  8/13(月) 別海町   別海ふれあいキャンプ場:500円+べつかい効楽苑:500円
  8/14(火) 網走市   呼人浦キャンプ場:無料+ときわ湯:440円
  8/15(水) 浜頓別町  クッチャロ湖畔キャンプ場:200円+はまとんべつ温泉ウイング:550円
  8/16(木) 浜頓別町  クッチャロ湖畔キャンプ場:200円+はまとんべつ温泉ウイング:550円
  8/17(金) 初山別村  みさき台公園キャンプ場:無料+初山別温泉岬の湯:500円
  8/18(土) 弟子屈町  和琴湖畔キャンプ場:450円+湖心荘:400円
  8/19(日) 日高町   沙流川オートキャンプ場:500円+ひだか温泉高原荘:500円
  8/20(月) フェリー内

  合計:12,190円

※初日のビジホが効いているので少し高額になった。夏の北海道でビジホには初めて泊まった。基本雨でもキャンプをやるのだが、敦賀便は夜着なので中々そこから雨の中テントを張るのは難しい。

 それでも12泊で平均的なビジホ2泊分くらいだろうか。今回の北海道では、キャンプ場でも結構雨が降ったのでタープをよく張った。到着時間が早かったのであまり影響は無いが、やはりタープは必須だと感じた。

 何だかんだで、後半は晴天が続いてくれたので良かった。もう少し晴れてくれると、気分も晴れやかになるのだが。
 

 2)フェリー

  新日本海フェリー  敦賀港~苫小牧港  30,530円
  新日本海フェリー  小樽港~新潟港   19,330円

  合計:49,860円

 ※行きはキャンセルをしたり敦賀便なので少し費用が掛かった。帰りも新日本海フェリーがケチってくれたので、月曜出港でも期間Bの設定だったから、2017年より3,000円程度高かった。

 過去に1度だけ、2日有休ではどうやっても夏休み料金が解除出来なかったので大洗便を使ったことがある。来年辺りもしかしたら怪しいかもしれない。


 3)ガソリン代

  20,309円:135.96リットル 平均燃費:24.69km/L

 ※GWの時と平均燃費はほぼ一緒だった。昔は26程度出てたが、少し下がっているが%で言えば大したことないので、気にしないようにしよう。


 4)高速料金

  新東名 島田金谷IC ~ 北陸道   敦賀IC:3,260円(休日割) 252.4km
  北陸道 新潟亀田IC ~ 中部横断道 六郷IC:6,520円-5,000円(マイレージ) 377.2km
  新東名 新清水IC  ~ 新東名   島田金谷IC:1,270円 52.2km
  
  合計:6,050円

 ※初日と最終日で本州のみの利用。たまたま、8/21にてマイレージ還元があったので、費用負担は少なくなった。

 しかし、やっぱり高速料金は高い。特に最終日が平日なので、割引が一切無いのが痛い。それでも、これもたまたま8/9(木)が休日割適用されたので、少し割引があったから助かった。

 もうちょっと安くなれば、気軽に遠出が出来るのになぁ。


 5)食費 13日分 25,111円

 ※さすがキャンプで自炊してただけのことはある。しかし、今までのキャンプロングツーリングで最高額となってしまった。

 1日多いのもあるが、今回は少し贅沢したのもあるかもしれない。


 6)その他(飲料・菓子・土産等) 23,512円

  内訳
   飲料:7,399円
   菓子等:2,623円
   タバコ:4,400円
   土産:5,485円
   雑費:3,605円(洗濯+カミソリ再購入費+ライダーフラッグ等)

 ※カミソリを急遽購入したので、少々値段が掛かりました。


合計 137,032円

 ※こちらも過去最高額を更新してしまった。フェリー・食費などの要素があるかと思われる。他にはそこまでの差分はあまり無かった。

 しかし、もしマイレージが無かったら14万を超えていた。1日だけでそこまで増えるとは思えないが、それ+敦賀便の使用が響いたのだろう。

 2017年の番外編でも書いたが、それでもある程度安定している。

  2013年:128,476円
  2014年:132,334円
  2015年:123,642円
  2016年:126,057円
  2017年:131,093円

 MAX-MINが遂に1万を越えてしまったが、まぁ収束している方だろう。まぁ12泊13日も旅すると、このくらいは仕方ないかな。普通に考えれば、安くあげたほうだろう。

 やっぱり帰りに新潟便を使うと、高速料金が嵩んでしまう。でも出来るだけ北海道に長く居ながら、社会復帰のことも考えると、新潟便が一番良いので、そこは節約する必要は無いと思われる。

 次のバイクでのロングツーリングはGWまでお預けなので、それまでに貯金しておきましょ。

■関連ブログ

旅立ちの刻
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~敦賀港
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 2日目 苫小牧港~苫小牧
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 3日目 苫小牧~大樹町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 4日目 大樹町~別海町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 5日目 別海町~根室~別海町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 6日目 別海町~網走市
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 7日目 網走市~浜頓別町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 8日目 浜頓別町オフ日
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 9日目 浜頓別町~初山別村
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 10日目 初山別村~弟子屈町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 11日目 弟子屈町~日高町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 12日目 日高町~小樽港
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 13日目 新潟港~静岡
Posted at 2018/09/25 00:37:04 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2018 | 日記
2018年08月21日 イイね!

2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 13日目(最終日) 新潟港~静岡


■13日目 8/21(火) 天気:晴れ
走行距離:472.1km

 新潟港を出発し、新潟亀田ICから北陸道・上信越道・長野道・中央道・中部横断道と高速を走り、一部一般道路を走って新清水ICから新東名に入り、自宅最寄ICまで走った。

 5:00頃起床。テント生活も終わって真っ暗な中眠っていたが、自然とこの時間に起きてしまった。折角起きれたので、朝陽を見れるかもしれないから甲板に出る。



 すると、ちょうど秋田県沖くらいだろうか。もう大分赤みが無くなっていたが、それでもキレイな光景で満足だ。



 鳥海山のシルエットがとてもキレイで朝焼けが出ていた。今回の北海道で朝陽は屈斜路湖程度でしか見れなかったので、北海道外であるが喜んで写真を撮った。

 朝風呂が6:00から開始とのアナウンスが流れたので、早速行ってみる。確か2017年もそうだが、すぐ行った割には既に何人か入っていたので、皆フライングしているのだろう。実際はいつから入れるか、検証してみる必要がありそうだ。



 風呂上りに前日セコマで購入したラーメン等で食事を取る。食後は、野菜ジュースと恐らく今年最後の豊富生乳飲むヨーグルトを飲む。

 ここで、離島の対岸取りにチャレンジしてみる。山形県沖の飛島と新潟県沖の粟島に近い所でやってみた。島は肉眼でもハッキリ見えるレベルなのだが、距離で言うと数km程度離れているみたいなので、GPSで国盗りするとエリア外となってしまう。

 GPSを解除して電波での位置情報を拾わないか必死にトライしてみたが、どうしても本土の電波を拾ってしまうようだ。すぐそこに島が見えるのに、遠くの本土を検知するのは、高速通信の周波数に変わったからなのかもしれない。そういう意味では使いにくい。頑張ってみたが、無理だった。

 GWの備忘録でも書いたが、2019年のGWは順番で行くと東北の番になる。日本海側はあと一筆書きで行けそうなのだが、この2つの離島がある。空港も無いので、本当に国盗りだけだから今回で取れたら嬉しかったのだが・・・ まぁ仕方ないので、次回は港周辺でトライをしてそれでもダメなら行ってみるしか無いだろう。

 仕方なく部屋に戻って写真の選別をしていると、フェリーは現在新潟港湾内を航海中とのアナウンスがあったので、再度甲板に出てみる。



 新潟港が見えてきてしまった。本州に帰ってきた。北海道に比べたら当然暑いが思ったほどでは無い。今年は非常に暑い年だったが、8月に入ってからは落ち着いてくれたので助かった。

 例によってクルマから案内が出て、次第にバイクも案内された。荷物を持ってバイクがある場所へ向かう。



 行ってみたは良いが、まだ全然クルマが残っていたのでこれは時間が掛かりそうだ。扇風機が回ってはいたが、暑いのでジャケットを脱いで待機する。ようやくクルマと近くのバイクが片付いたので、下船した。

 相変わらず平日だけど、皆のクルマが一斉に降りるためか国道は渋滞していた。隙間があったので何とか抜ける。2017年は新潟西ICまで国道8号を使って若干の高速料金をケチったが、たかが100円の差なので今年は新潟亀田ICから入ることにした。

 北陸道をひた走る。ここで対面から荷物満載のバイクが来たと思ったら、高速道路上で挨拶された。流石に来るとは思ってなかったので戸惑ったが何とか反応する。今から11:45発のフェリーで北海道に向かうのだろうか。そして荷物満載で新潟方面から来るのは北海道から帰ってきたバイクと思って、挨拶をくれたのだろう。

 中々レアな経験をして、順調に進む。2017年は長野方面の天気が悪い予報だったから、関越道・圏央道・東名で帰宅した。今年は、長岡JCT以西や上信越道の高速CPと国盗りを取得するため、長岡JCTから引き続き北陸道を走る。



 米山SAで休憩。天気も良く海がキレイだったので撮影。メッシュジャケットなら気持ち良いのだろうが、3シーズンジャケットだと、耐えられない程では無いが暑い。

 休憩も程々に出発。順調に進み、上越JCTから上信越道に入る。ここからは信濃町ICまでは対面通行だった。工事をしていたので、この区間もその内2車線になるのだろう。この区間は妙高山の展望がとても素晴らしかった。写真を撮りたくなったが高速道路なので路肩に停まる訳にはいかないので残念。妙高山を横目に順調に走り続け、松代PAに到着。

 ここに到着して驚いた。何とバイク用の駐輪場が無いのである。雪国だからか知らないが、これは酷い。少し調べてみると、上信越道はNEXCO東日本の管轄のようだ。規模と気候が違うから難しいのかもしれないが、NEXCO中日本管轄のSA・PAは全てじゃないかもしれないが、寄ったことがある所は100%屋根付駐輪場が完備されている。

 そういえば東北道のどこかでは、そこまで雪国じゃないのに駐輪場に屋根が無い所があった気がする。NEXCO間でも格差があるように感じた。ヒマがあったら、その内NEXCOにクレームでも入れてやろうと思う。全てが屋根付なら素晴らしいが、流石にそこまでは求めないのでせめて専用スペースくらい欲しいものだ。



 ここで昼食にする。暑いし、長野らしくざるそば定食を美味しくいただいた。ここで給油をする。高速だからガソリンが高いが、長距離移動だから仕方がない。恐らくこれで、静岡まで無給油で行けるだろう。

 松代PAを出発して、更埴JCTから長野道に入って姨捨辺りからの景色を眺めながら走る。



 岡谷JCTから中央道に入って、諏訪湖SAで3回目の休憩。上り側は湖よりなので景色が良い。平日の火曜なのに、流石にここまで来るとSAは人で溢れ返っていた。世の中平日でも結構休みな人が多いんだな、と驚いた。

 ここでソフトクリームを食べようと思ったが、パッと見みつからなかった。仕方ないので、中にあったクレープを購入して食べた。定番のバナナチョコを美味しくいただく。実は外の露店側で売ってたみたいなので、覚えておこう。

 諏訪湖SAを出発して、双葉JCTから中部横断道に入る。ここからは対面通行だが、交通量が少ないので普通に進む。六郷ICで降りてすぐのコンビニでアイスコーヒーを飲みながら休憩。そして国道52号に合流した。

 身延から国道ではなく富士川対岸の県道に回り南下。再度国道52号に合流し、順調に静岡県に帰ってきた。新清水ICから新東名に入ってすぐの、清水PAで休憩する。これで最後の休憩だろう。

 時間を見ると16:00前くらいだった。これは17:00までに帰れるかもしれない。2017年は圏央道経由で帰った。高速の割合はこちらの方が高いのだが、自宅到着は17:00を過ぎた記憶がある。

 途中で流れが良い道とは言え、一般道を経由しているのにこちらの方が早いとは驚いた。距離で考えると、長野経由の方が20km程短いらしい。新潟西まで節約したためか、圏央道の八王子付近で軽い渋滞があったためか、単純に距離だけが効いているのかよく分からないが、今後の参考にしよう。長野経由の方が一度高速を降りる割には、トータルの高速料金が安いのでありがたい。

 新清水ICから最寄ICは30分程度で着いたので、給油して帰宅。2018年の北海道ソロキャンプツーリングが終わった。



 今回の走行距離は、3,357.2kmでした。北海道内での走行距離は2,626.8kmだったようだ。実質10日滞在して1日オフ日があったから、平均が290km程度なので、若干少ないかな。去年は天候に恵まれたので平均330kmだった。これは、もう行かなければならない所が減ったのもあり、さっさとキャンプ場に入るように動いたのもあると思われる。

 3,000km強も走ってくれたNinja君に感謝。GWと同様に荷物の片づけをする気がしなかったので、必要なものと土産だけ出して、後はそのままにしてしまう。やはりインナーガレージはとても素晴らしい。

 今回のトラブルは、晩成温泉で小物入れ一式(これは返ってきた)・べつかい効楽苑でカミソリSETを温泉に忘れてきたこと。和琴湖畔キャンプ場でテントを燃やしてしまったこと。が発生してしまった。テントを燃やしたのはかなり凹んだが、直せる見込みがあるので何とか対応したいと思う。

 何故かGWは殆どトラブルが発生しないが、北海道へ行くと必ず何かが起こる。今年は少し笑えないレベルが発生してしまったが、不幸中の幸いで最後の方だったから、まだ乗り切れた。そろそろ来年こそノントラブルで終わってほしいが、さてさてどうなることか。

 静岡に帰って少し見たところ、モンベルからクロノスドームの前室が拡大された、「クロノスキャビン」という新商品が発売されているらしい。初山別のキャンプ場でこれを張っているライダーさんが居たので現物を見た時に、モンベルからこんなの出てたっけ?と思い調べてみると、この情報に行きついた。可能であれば、ライダーさんに見せてもらおうと考えたが、中々捕まらなかったのでそれは出来なかった。



 どうやら前室の屋根がポールを使ってひさしにしたり、それをしなくても右から出れるようになっていて、ドームと比べるととてつもなく広い前室が手に入れられるようだ。

 これをメインにして、タープを持っていかない。という選択肢もあるように思える。高さがある程度確保されているし、前室も広いので傘を差して出るということも出来そうだ。

 ただ、ひさしを立てた状態だと横からの雨はどうなんだろう?タープなら横風もある程度防げるので、雨の日でも景色を眺めながら寛ぐことが出来る。キャビンだと、横の雨は中々防げそうに見えないので、雨の中前室で寛ぐというのは厳しそうに見える。しかも、当然ながらドームと比べると収納が大きくなってしまう。昔使っていたムーンライト3型くらいのサイズになってしまいそうだ。

 でも、広い前室は中々魅力的だ。もし購入したとしたら、GWはキャビン1個。夏北海道はドームとタープという選択肢が良いかもしれない。GWは天候不良だとおとなしく宿に逃げる可能性が高いし、天気予報も良く当たるので事前にどっちを持って行くかの選択も出来ると思われる。

 どっちにしろ、とりあえずテントの補修にトライしてみよう。それが無理ならキャビンを買ってしまうのが良いだろう。


 2018年の北海道もこれで終わりです。毎年言っているが、そろそろ飽きた感も無くは無い。しかし、やっぱり暑いときには涼しい所に行くのが最高だ。タイミングさえ合えば、何度も見た風景でも感動することが出来る、というのも分かった。

 というわけで、やっぱり夏は北海道以外の選択肢は無いと思う。また来年も行けるといいな。今度こそは、奥尻島・焼尻島・天売島辺りをターゲットにしてみたい。


■関連ブログ

旅立ちの刻
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~敦賀港
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 2日目 苫小牧港~苫小牧
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 3日目 苫小牧~大樹町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 4日目 大樹町~別海町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 5日目 別海町~根室~別海町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 6日目 別海町~網走市
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 7日目 網走市~浜頓別町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 8日目 浜頓別町オフ日
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 9日目 浜頓別町~初山別村
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 10日目 初山別村~弟子屈町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 11日目 弟子屈町~日高町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 12日目 日高町~小樽港
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 番外編
Posted at 2018/09/24 00:14:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2018 | 日記
2018年08月20日 イイね!

2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 12日目 日高町~小樽港


■12日目 8/20(月) 天気:曇り後晴れ
走行距離:241.8km

 日高町を出発し、新千歳空港に寄って土産と昼食を取る。その後、支笏湖畔を巡って定山渓温泉経由で小樽港まで走った。

 4:30頃起床。昨夜蚊が居たが、どこか忘れたが1ヶ所刺されて少し痒かった。あまり膨らんでなかったので、やっぱりそこまで活動的では無かったのだろう。



 テントから出ると、雲は多いものの朝焼けが出ていたので写真を撮る。

 早速この日の天気予報を確認すると、全道的に晴れのようだ。ならば当初立てた予定通り、新千歳空港で土産を買って、支笏湖畔を走って時間があれば羊蹄山まで足を伸ばす。無理そうなら、定山渓経由で小樽に向かうことにしよう。



 そんなことを考えていたら、キャンプ場に朝陽が当たり出した。



 もう時間が経っているので赤味は少なくなっているが、霞掛かった中での晴れ間だったので中々幻想的な光景に写真を撮る。天気予報通り回復に向かってくれるとありがたいのだが。撮影を楽しみ、最後の朝食の準備をして美味しくいただいた。



 食後に野菜ジュースと飲むヨーグルトを飲みつつコーヒーを沸かし一服する。色々調整をした結果、2kgの米は全て無くなり、コーヒーも全て飲み干したので食材はほぼ使い切ったことになる。荷物が少なくなるのでありがたい。

 最後のキャンプなので布製品は全て乾かしたいから、さっさと晴れてくれると助かるが、中々雲が多くてキャンプ場に光があまり射してくれなかったので、これでは中々乾いてくれない。

 しばらく経つと、ようやく晴れ間が出だしたので撤収が捗る。日高の山が見れるので、このキャンプ場の展望も中々良い。

 ここからフライシートをBBQスペース周りに柵があったのでそこに干したりしながら、布製品を乾かす。その間に、爪楊枝の先におしぼりを巻き付け、バーナーにこびりついた吹きこぼれ等を掃除をする。こうすると帰って特に何もやらなくて良いので捗る。

 晴れ間が出て温度が上昇してきたので、虫も活動を開始したのか小さい何かに付きまとわれてしまった。どうやらあまり襲わないハチっぽいヤツだったので、振り回したりしゃがんだりしてどっか行ってくれることを願ったが執拗に襲われてしまう。

 その時、黒の長袖速乾インナーを着ていたから、もしかして黒が原因かと思い脱いでみたところ、襲われなくなった。ハチは黒色を攻撃するという習性はここまで顕著に効くのか、と驚いた。

 大体乾いたところで撤収を開始する。もうテント等は使わないので可能な限りシートバッグに詰め込む。もう取り出す必要が無いレベルまで詰め込んだところ、防水バッグには着替えだけになってしまった。毎回このパッキングをするのはしんどいし、中々すぐ取り出せないのでしないが、このシートバッグもここまで入ってくれるんだ、と再確認する。

 バイクに荷物を積んで、9:00頃キャンプ場を出発する。もう少し早く晴れ間が出てくれたら早く出発出来ただろうが、こればっかりは仕方がない。



 出発前にキャンプ場の看板の前で記念撮影。これまでどちらかというと寒い日が続いていて、ジャケット等のベンチレーションを開けていなかったが、この日は少し暑くなりそうな予報だった。なので本州以来初めてベンチレーションを全開にして走る。丁度良いくらいの気温だった。

 国道274号を札幌方面に向かって走る。もうすっかり夏休みも終わり、普通の平日なのでバイクはあまり見られなかった。もうすっかり平常に戻ったということだろう。

 夕張のセコマに立ち寄り休憩を取る。そして引き続き国道274号を進み、由仁町の川端駅近郊から道道462号に入った。しばらく進み、国道234号の交差点から道道226号を進む。国道337号に合流したので、千歳市街方面へ進んだ。

 流石にここまで来ると、北海道一番の都市圏に近くなってくるので、大型車・交通量がかなり増える。道東道千歳東IC付近から新千歳空港までは自動車専用道路が整備されているので、楽に空港に向かうことが出来た。

 事前に調べたら、新千歳空港のP1立体駐車場に二輪車スペースが完備されているらしい。空港についてP1の入場ゲートに並んだら、自動発券機からご丁寧に二輪車スペースへの案内をしてくれた。二輪車スペースはすぐに分かったので、バイクを置いて空港内に入る。

 出発が遅くなったおかげかもう良い時間になっていたので昼食を取る。新千歳空港なのでどんな店でもあるが、今回あまり海鮮系を食べていなかったので、海鮮丼でも食べようかと思った。

 しかし、北海道の回転寿司チェーンの「函太郎」が見えた。寿司は食べてないので、こちらにしようとフラフラ入ってしまった。

 私は貧乏性なので、基本的に回転寿司は100円寿司しか行かない。「函太郎」は確かにネタも美味く大きいのだが、100円寿司では無くそこそこの値段がする。

 そんなことも忘れていつもの感覚で、つい9皿+味噌汁を飲んでしまった。回転寿司はもう止めようか、と思うと美味そうなネタが流れてくるので、ついつい取ってしまいやられてしまう。100円寿司ならほぼノーダメージだが、ここではその感覚は少々危険だ。

 お腹一杯食べて満足していたが、お財布が少し心配だ。恐る恐る会計を持って行ったら、3,300円も食べてしまった。これだったら普通にウニ丼が食べられる値段ではないか。まぁ旅先だし、たまには良いか。と思うようにする。幸い空港店なので電子マネーが使えたから、貯めておいたEdyで支払えたので感覚的にはノーダメージだ。

 お腹も膨れたところで次は土産を物色する。ANAカードを持っているのでANA FESTAでの購入は10%引きになるから、会員特典は有効に利用しないと。しかし、ANA FESTAは何故かアルコールを売っていないので、別の店でサッポロクラシック6缶セット贈答箱入りを購入し、ANA FESTAで、会社の部・同僚・自分土産をたっぷり購入した。

 駐車場料金は1時間単位のようなので、何とか1時間で間に合いそうだ。バイクに戻って防水バッグに土産を潰れないように、慎重にパッキングしバイクに固定する。二輪車は自動精算機ではなく管理事務所に来るよう、と記載があった。管理事務所はどこか地図を見たら、出口近かったのでバイクで立ち寄る。

 新千歳空港HPでは二輪車1時間100円と書いてあったが、精算すると何故か50円で済んだ。そのくらいなら1時間以内は無料、とかにしてくれればいいのに、と貧乏根性で思ってしまう。

 とりあえず新千歳空港で土産と昼食を済ませたので、後はフェリーが出るまで自由に時間を使える。だが出発時間が遅かったので、流石に羊蹄山まで足を伸ばすと厳しそうだ。おとなしく最短距離で小樽港に向かうことにしよう。小樽港へは15:30~16:00くらいまでに着けば良いので適宜調整をしながら進む。

 国道36号から道道16号に入って支笏湖へ向かった。ここら辺は札幌近郊のツーリングルートになっているので、バイクも平日ながらそこそこ見た。国道453号から支笏湖畔に入る。天気も良く絶好のツーリング日和で気持ちが良い。少し暑めだが、それでも27,8℃程度だから普通に我慢出来るし、本州ならもっと暑い温度であろう。



 駐車帯があったので止まってみる。支笏湖を背景にバイクを撮影。日陰に止めたので、明暗差がありすぎて難しい露出になってしまった。



 白樺並木と険しい恵庭岳が良い風景だ。札幌から1時間程度で来れると思うので、やはり北海道はツーリングには最適だな、と思った。



 支笏湖と山の風景が良い。温泉街が手前にあるが、駐車場料金が掛かりそうなので、1回も入ったことが無い。今回もスルーしてしまった。

 支笏湖畔を充分に楽しみ札幌方面に向かう。ここからはかなりのワインディングとなっており、キャンプ道具満載だが先導車もあまり居らず楽しく走ることが出来た。

 峠を越えると、流石大都市札幌市。街っぽい雰囲気になり交通量も増えてきた。中継道路を渡って国道230号へ向かうと、北海道では久しぶりの交通量が多い2車線の道だ。

 しばらく行くと、ハイドラ動物園CP「フクロウとキタキツネの森」と「ノースサファリサッポロ」があるようなので少し寄り道。国道230号からちょっと脇道に逸れて細い道をしばらく進む。何となくGoogle Mapで事前確認していたが、駐車場に係員が居るかもしれなかった。CPを取りに来ただけの冷やかしなので、係員が居たら嫌だな。と思っていたが、駐車場手前で両方共CPが取得出来た。

 安心してUターンし、また国道230号へ戻り定山渓温泉方面へ進む。温泉街の雰囲気が多少出てきたところで、道道1号へ合流し小樽方面へ。本当は手前から市道へ入るとショートカット出来るが、工事通行止めだったので交差点まで行くことになった。

 国道230号を離れると、すぐ交通量が激減した。この道は札幌市街を通らずに、札幌⇔小樽を結ぶルートのようにも見えるが、その割には交通量が少ない。さっぽろ湖を見ながら快適に走る。途中湖の写真でも撮ろうかと思ったが、湖と言うよりはダム湖なので支笏湖とかに比べると展望は劣るし、先導車が居なかったから走るのが楽しくて、そのまま進んでしまった。

 2年前に寄ったことがある、朝里ダムの駐車場やループ橋を越えて小樽が近くなってきた。まだ直接行くのは早いのでどうしようか悩んだところ、国道393号沿いに毛無山展望台というのがあるらしい。面白そうなのでそちらに向かうことにした。

 今年の冬に北海道に来た時に、小樽を観光して天狗山に行ったが今度は毛無山に行く。道央道の朝里IC近くから道道956号に入り、国道393号に向かった。楽しいワインディングを越えると展望台が見つかった。



 毛無山展望台に到着。



 中々の小樽の景色だ。夜景は結構キレイらしい。天狗山はロープウェイに乗らないと行けないと思われるので、足があれば気軽に来れるのは嬉しい。でも、展望は天狗山の方が良い気がする。



 この方向は、留萌から少し南部の増毛(ましけ)という地名を望んでいる。毛無から増毛へ祈ると、髪に縁起が良いとかどうとかも言われているらしい。私はまだ大丈夫だが、大分髪の毛が細くなってきているので、疑わずに祈ることにする。

 毛無山の展望を楽しみ、そろそろ良い時間になってきたので小樽港へ向かうことにした。



 通り道なので小樽運河に立ち寄ってみた。



 バイクを少し邪魔にならない路肩に置いて1枚。平日だというのに観光客でごった返していた。交通量も多いので流石に長時間居座るのも何なので、写真を撮ったらさっさと出発する。

 給油をしてセコマで買い出しをする。どこかでソフトクリームを食べたかったが、道の駅とかが無かったのでセコマのソフトクリームを食べた。最後のセコマを満喫し、飲料・食料を調達して16:00前に小樽港へ到着。

 ここで少し面白いことが起こった。

 誘導員の方から「何処行き?」と聞かれた。ここで「新潟」というのが満点回答だが、何をとち狂ったのか「小樽」と答えてしまった。今居る所が小樽ではないか。誘導員の方も苦笑いだったので、おかしいと気付きすぐ「新潟」と答え直したら、案内してくれた。

 小樽港からは、新潟行きと舞鶴行きが出る。新潟行きは17:00発。舞鶴行きは23:30発のようだ。そのため常識的に考えて、舞鶴行に乗る人がこんな早い時間に来るはずが無い。というか、舞鶴行きがあることなど頭に入っていなかった。その状態で行先を聞かれたので、慌ててしまったのだろう。いや、もっと北海道に居たい、という願望の表れだったのかもしれない。ただそれは叶わぬ願いで、翌日はクソ暑い本州から静岡へ帰還。明後日から仕事を再開しなければならない。



 まぁこんな少し笑える出来事があって待機場に行くと、バイクが何台か待っていた。本当は出港90分前の15:30に来るよう指示があったが、あまり早く行くと駐車場所が奥になって手前のバイクがどかないと出せない、という状態になるのを知っているため遅く行った。本当にギリギリじゃない限り何とかなるのはもちろん知っている。

 多分先行のバイクは既に搬入していて、キリが良いからクルマの搬入を始めたのだろう。大体、バイクが先なのだが遅れたため少し待つことになった。結局16:30くらいだろうか、ようやく後発のバイク搬入が始まったので船内に入る。

 2017年は、知り合いの熊谷のライダーさんとフェリーが一緒だったので、一応バイクを探してみたが見つからなかった。この時期ならフェリーが取れない、ということは無いと思われるので、来てないか日程が違うかのどちらかであろう。

 今回予約した部屋は個室のツーリストSなので、乗船券を見せてカードキーを貰う。個室なので荷物を散乱出来るし、着替えも容易に出来るのでやはり快適だ。ちょっとフェリーに入るのが遅かったから、今から風呂に入ると出港に間に合わないし、出港しないと露天風呂を開放しないのを知っていたので、風呂は少し我慢する。着替えてしばらく待つと、フェリーは小樽港を出港した。



 さらば北海道!またバイクでは来年来るからな!!と誓う。いつものことだが、出発は期待と不安が入り混じるが、帰宅は終わってしまう寂しさしか無い。



 係員さん達も手を振って見送ってくれている。離れ行く北海道を見つめていた。涼しい・・・というか寒いくらいだった北海道から灼熱の本州に戻るこの瞬間は、寂しさを感じると共に楽しかった旅を思い出す。

・苫小牧港に着いた瞬間から雨が降っており、いきなりカッパを着てホテルを取った1日目。
・曇りの中、サラブレッド銀座や二十間道路を訪れ、八千代牧場のソフトクリームが美味しかった2日目。
・太平洋側を巡りダートを乗り越え昆布刈石を訪れ、晴れた開陽台・野付半島を見れて、仲間と宴会をした3日目。
・霧多布での再会は出来なかったが、霧の幻想的光景と晴れて意外と楽しかった走古丹を巡り、連夜で宴会をした4日目。
・仲間と別海で別れ、知床経由で斜里・感動の径を楽しみ、突然の雨で急遽予定を変更して呼人浦に泊まった5日目。
・雨の中テントを撤収して、雨の中200km以上走り続けてクッチャロ湖畔でキャンプをした6日目。
・ほぼ1日中雨でオフ日とし、ヒマ・寒さ・風・雨と必死に戦った7日目。
・快晴の宗谷丘陵・オロロンラインの爽快な道を駆け抜け感激し、初山別でようやく晴れのキャンプが出来た8日目。
・急遽予定を変更し、道北から道東へ一気に移動して、屈斜路湖畔で大変素晴らしい景色・温泉・キャンプをした9日目。
・弟子屈町の摩周湖・900草原を巡り、雨の中日勝峠で日高山脈を越えて、最後のキャンプを満喫した10日目。
・新千歳空港に寄り道し、支笏湖畔・毛無山・小樽運河に寄りながら、小樽港に戻ってきた11日目。

2013年は、青空がホントに見られなかったが、初めての夏北海道だったので新鮮だった。
2014年は、初日~2日目の台風後は殆どピーカン照りで空気の霞も無く、良いツーリングだった。
2015年は、別海で大雨が降ったが、知床峠・道東・900草原等で晴れも見られた。
2016年は、北海道に台風が3つも来襲したので道東に行くことが出来なかったが、道北はまぁまぁで利尻礼文も訪れた。
2017年は、過去最高の当たり年でカッパは初日だけ。3日目以降は毎日晴れ間が見れて、最高のツーリングだった。

 今年の天候は、カッパを3回も着るハメになってしまい、雨でオフ日も設けることになってしまった。あまり良かったとは言えないとは思うが、3,4日目と8日目以降4日間は中々の天気だったと思うので、2013年よりは良かったかな。少なくとも2014,2017年よりはダメな年だっただろう。

 2017年に引き続き、今年も非常に寒かった年でもあった。その時の反省を生かして、ウルトラライトダウンを持ってきたので何とかなったが、無かったら非常に悲惨だったことだろう。最終手段のライジャケまでは着なかったので、13℃強くらいならこのくらいの服装で何とかなるのだろう。

 今年は12連休と普段より1日多く北海道に滞在出来た。当初は既に行ったことが無い場所も少なくなり、モチベーションが保てるか不安も無くは無かった。ルーティン化しているので、やはり本当に行きたい!と思わないと、中々継続することは難しいと思っていた。だが、やはり夏の北海道は最高だ、と改めて認識した。行き慣れていても、タイミング等がピタっと合えば今でも感動することは出来る。それなら、来年も継続していきたいと強く思った。



 そんなことを考えていたら、フェリーは大分北海道から離れていた。出港を見届けたところでセコマで購入した夕食を食べる。2017年は知り合いのライダーさんが一緒だったのでその人とずっと話していたが、今年は時間が余りそうだ。



 夕陽が良い感じになってきたので、甲板に出る。フェリーの側壁を越えると、物凄い強風でアングルが安定しなかった。



 ちょうど西に向かっているみたいで、フェリーの進行方向に夕陽があったから撮影が大変だった。雲も面白い形をしていたので、夢中で写真を撮る。



 フェリーの進行方向が変わり、夕陽が沈んだ方向を見れるようになった時には、既に沈んでしまった。でも良い写真が撮れたと思う。

 真っ暗になる前に露天風呂に入りたかったので、撮影も程々に風呂に入る。さっぱりしてサウナもこなす。水風呂が無いのが物足りないが、水シャワーと露天風呂で体を冷やす。流石に写真は無いが、露天風呂から見える一面の大海原が夕暮れに染まっていく景色は非常に素晴らしかった。

 風呂上りにジュースを飲んで、PC作業をする。新日本海フェリーは、PC作業デスクみたいなのがあることが多いが、この新潟便は無かった。なので部屋で少し作業して、写真の選別を始めた。今回はそこそこ天候に恵まれて、撮影枚数も多く時間は掛かってしまった。微妙な所はPCで見るとして、明らかな露出ミスや水平が出ていない物は削除しておく。

 そんなことをしていたら良い時間になって眠たくなってきたので、22:00過ぎくらいに寝ることにする。長かったキャンプ生活も終わり、通常稼働に体を戻さなくてはならない。 


宿泊地:フェリー内 無料
温泉:フェリー内 無料


■関連ブログ

旅立ちの刻
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~敦賀港
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 2日目 苫小牧港~苫小牧
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 3日目 苫小牧~大樹町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 4日目 大樹町~別海町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 5日目 別海町~根室~別海町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 6日目 別海町~網走市
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 7日目 網走市~浜頓別町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 8日目 浜頓別町オフ日
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 9日目 浜頓別町~初山別村
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 10日目 初山別村~弟子屈町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 11日目 弟子屈町~日高町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 13日目 新潟港~静岡
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 番外編
Posted at 2018/09/20 23:04:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2018 | 日記
2018年08月19日 イイね!

2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 11日目 弟子屈町~日高町


■11日目 8/19(日) 天気:晴れ後雨後曇り
走行距離:313.1km

 弟子屈町を出発し、摩周湖・900草原を観光。その後、阿寒湖・足寄町経由で日勝峠を越えて、日高町まで走った。

 4:00頃起床。何故か早起きしてしまった。起きたはいいものの、確かに予報通り少し寒かった。なので、スマホを眺めながらしばらくシュラフの中でゴロゴロする。



 4:30頃テントから出ると、雲は多いが朝焼けが見えていた。体は冷えているし、早速露天風呂に行って朝風呂を楽しもう。



 遊歩道を歩いていると、別の所から朝陽が見えたからスマホで撮影。風呂に行く途中だったので、デジイチを持ってこなかったのを悔やまれる。湖面が真っ赤に染まっており、素晴らしかった。



 露天風呂に到着した。朝早いのに人が居たが全員男性だったので安心して全裸で入る。

 入ってみると、前日以上に熱かった。どうやら脱衣所側から湧き出ているらしく、湖に近い方がまだ温度が低かったのでそちらに入る。それでも一般より相当熱い。

 露天風呂の温度調整方法は変わっていて、どうやら湖に通じる水路にある土嚢をどかすかどうか、で調整する。温泉から湖に流れていくと水量が減るので源泉が湧き出やすくなり熱くなるらしい。イメージ的には流した方が冷たくなりそうだが、逆のようだ。

 地元の方は慣れているようで、土嚢が全てどかされていた。帰られたので、他の方が元に戻しておいたが、すぐには変化はしないだろう。

 ここで入っている人と話をした。朝風呂で温泉に無料で入れるなんて最高ですね、とかクルマの方が前日23:00頃入ったらしいが、満天の星空で最高だったとのこと。確かに22:00前くらいに月が沈んだので、その時間なら本当に真っ暗だったことだろう。流石にそこまで起きているのは辛かったので、少し羨ましく思った。

 気温は確かに低いが、8℃ということは無いように思える。それでも充分低いので、温泉から出て体を冷まし、また入るというのを朝から続けて、体を芯から温める。中々キャンプをしていると朝風呂に入る機会というのは少ないが、本当にここは良いキャンプ場だ。

 テントに戻って天気予報を確認すると、特に変わっていなかった。19日(日)は道北・道央で雨の予報。帯広以東の道東は晴れの予報になっていたので一安心。この日に向かう予定にしていた日高町は何とか曇りの予報だったので、予定通りに行くことにしよう。

 そんなことを考えながら朝食の支度をし、美味しくいただく。食後のコーヒーを飲んだところで、ちょうどガス缶が無くなった。このキャンプ場ではゴミが出せるので、ちょうど良い所で無くなってくれた。前日ホーマックでジュニア缶を仕入れたから全く問題無い。コーヒーを飲みながら一服して、キャンプの朝の一時を過ごす。



 次第に天気が良くなってきた。本当にこのキャンプ場のロケーションは素晴らしい。至福の一時を過ごすことが出来た。

 段々他のライダーが撤収し始めたところで、こちらも準備を開始する。横のライダーさんはもう出発していったので、スペースを広く使える。朝は大体フライシートに夜露が付いているので、なるべく早めに拭き取っている。こうすると、放っとけば大体乾いてくれる。初山別のように柵みたいなのがあれば干すのだが、中々そこまで恵まれていることは少ないので、基本は張ったまま乾かしている。

 フライシートが大体乾いた所で、テントの中身を全て出しインナーテントを逆さにして底まで乾かす。グランドシートを敷いているので濡れていることは少ないが、居住部のメッシュを乾かすためでもある。その際に風で吹き飛ぶ可能性があるので、防水バッグで重しをするようにしている。

 ここで事件が起こった。大体片付いたところで重しに使っていた防水バッグをどかしてみると、我が目を疑った。



 何と、インナーテントに大穴が開いていた。気が動転して一瞬何が起こったのか理解が出来なかったが、穴の付近を確かめるとその原因が分かった。

 そこまでの温度では無かったが炭があった。そういえばここに居た人たちは、朝から炭を使っていたような気がする。このキャンプ場はゴミ捨て場もしっかりしているので、当然炭捨て場もある。砂に埋もれていたので、そのまま置いたくらいでは大丈夫だったかもしれないが、その上に重しをしてしまったのが効いたのだと思われる。重しとしてた防水バッグの底部にも若干穴が開いていた。

 これには憤りを感じずには居られなかった。折角良い気分で、最高のキャンプ場で最高のキャンプを送れていたのに全て台無しだ。もちろん自分が100%悪くないとは言うつもりもない。しっかり置く場所に気を配るべきだったと後悔している。

 でも利用者がちゃんと炭捨て場に捨ててくれていれば、こんなことは発生しなかった。もしくは水を掛けまくって、ちゃんと消火してから捨ててくれれば良かったのに。テントサイトなので布製品を使うことが多いのに、次に誰かがここにテントを立てるかも、とか気を配れないのか?こんなんでは、それは別海のようにやたらと口うるさいキャンプ場が増えてくるのも仕方がない。

 利用者のマナー・モラルに頼る時代は終わってきたのだろう。それはそれでとても寂しいが、こんな状況ではグレーは黒と管理者側も言わざるを得ない。最近そういうことが増えてきて辟易しているのだが、やむを得ない状態になっていると感じた。

 不幸中の幸いか、残りキャンプは1泊だし、穴の開いた部分はフライシートで覆われる部分なので、雨が漏れてくるような所では無いだろう。虫の侵入が気掛かりだが、今年の北海道は寒いのでそこまで多くないから、あと一泊くらいなら乗り切れると思われる。防水バッグも底部で大体バッグの上に置くから、中々下側からの浸水というのは考えにくくなるので、そこまで神経質になる必要は無さそうだ。

 ここでちょっと調べてみると、テントの補修シートみたいなものがあるらしい。どうやらシートを穴や裂けに貼り付け、アイロンで熱密着させる代物のようだ。今使っているモンベルクロノスドームも4年で70泊以上しているが、丁寧に使っているつもりなのでまだ撥水性も保っており、まだまだ使えると思われる。なので、静岡に戻ったら補修してみることにしよう。但し、アイロンを持っていないのでどうするか。この際買っても良いとも思ったが、あまり使う機会が中々無いので誰かに借りて済まそうか。

 そんなことを考えていたら、少し前向きな気持ちになってきた。確かに今回の出来事は、注意の散漫に加えて、不運が重なってのことかもしれない。でも、バイクを倒したりスマホが壊れたりした(全て過去実績有り)のに比べれば、まだマシだろう。初日に起きたら流石に凹むが、もう後1日だから何とか楽しみながら乗り切ろう。

 こんなことがありながら、8:00過ぎにキャンプ場を出発した。このキャンプ場の繁忙期は、サイトでエンジンを掛けられないので、入口まで押していく。キャンプ場を出て国道243号からすぐに道道52号に入る。屈斜路湖はこの道からあまり見えないのが残念だが、砂湯キャンプ場付近で見ることが出来た。

 ここも中々良さそうなキャンプ場だが、ファミリーが多くて付近に和琴湖畔があるから、あまり泊まりたいと思えるようなキャンプ場では無さそうだ。

 屈斜路湖畔の快適な道を通り抜けたら、次は硫黄の匂いが漂う川湯温泉だ。考えてみたら、砂湯に泊まったらここに入りに来られるな、と思った。北海道は至る所に温泉が出てはいるが、川湯温泉は草津温泉に近いくらいpHが低い強酸性だ。北海道広しと言えど、ここまで温泉らしい所は少ない。排水溝等至る所から湯気が出ているので、いかにも温泉街の雰囲気が良いと思う。

 川湯温泉を越えると硫黄山だ。ここはバイクでも駐車場代を取るので(その代わり摩周第一展望台と共通なので、1個払えば両方入れる)スルーをして、摩周湖に向かう。

 ヘアピンカーブを抜けて標高を稼ぐ。先導車が居たが、途中で譲ってくれたので楽しく走れた。



 摩周第三展望台に到着。早速遊歩道を上がり、摩周湖を見に行く。



 硫黄山を見下ろす景色。



 遊歩道の途中から駐車場方面。阿寒の山並みも見えていた。



 このS字カーブの感じが結構好きだったりする。



 摩周湖に霧は無くちゃんと見ることが出来た。



 この日は風が全く無いからか、湖面が鏡のようになっており雲が映り込んでいた。もし、青空が広がっていたら凄い光景が見れたかもしれないので、少し残念だ。



 それでも摩周湖は周囲を崖に囲まれているので、人を寄せ付けず神秘的な感じがするし、遠近感が狂う感じが好きだ。摩周湖の展望を楽しみ出発して、弟子屈のセコマに寄る。



 ここで、セコマラリー10店舗が達成出来たので、ソフトクリームを貰い店の前で食べる。

 話は変わるが、キャンプツーリング中ではキャンプのゴミを捨てさせてもらうため、朝一にコンビニに寄ることが多い。その代わりに当然何かしらの買い物をするようにしている。買う物は、大体野菜ジュースと飲むヨーグルト。ゴミを捨てた場合は、もう少し払ってタバコを買ったりしている。ちなみに、酒は飲まないのでゴミが出るにしても、小袋程度だということを加えておく。

 昨年までは、日本ルナの「味わいとコク飲むヨーグルト」が好きだったのでそればっかり飲んでいた。カツゲンでも良いが、あれはヨーグルト感があまり無いので、初日に飲む程度だ。北海道に来ていながら、本州製造の物を飲んでいるのが少々微妙だと思っていた。



 今年からはセコマのPB商品が出ていたので、豊富生乳飲むヨーグルトを毎日飲んでいる。ちゃんと道内製造だし、セコマも結構PRしているようだ。店外で一服してたりしていると広告表示画面に、豊富生乳製品のCMが松山千春の歌と一緒に流れるので、すっかり耳に残ってしまった。細かい味の違いは私の舌では分からないが、濃厚で結構美味しいと思う。

 アイスと飲むヨーグルト・野菜ジュースを補給し、ツーリング再開。今年は多和平に行けなかったので、少し行ってみようかと思ったが、2017年に行っているので今年はまぁ良いか、と思った。その代わりじゃないが、すぐ近くの900草原に行ってみよう。

 900草原に行くのは2015年以来3年振りなので、若干道に迷いながら進む。すると、見覚えのある道に出たので進むと到着した。



 900草原に到着。



 こちらも開陽台みたいな牛のモニュメントがある。



 そう言えば、ライダーフラッグが4色揃った写真を撮ってなかったので、900草原の看板を背景に撮影してみる。



 ここは、現在は展望の良いパークゴルフ場と言った感じで、たくさんのクルマが止まっていて楽しんでいるような感じだった。



 展望台の上にも登ってみる。残念ながら、晴れの予報の割には雲が多くて爽快感は少ない。

 前回訪れた時も記載したが、ここは昔キャンプ場があり、本当にここでキャンプをしたいな、と今回も思ってしまった。街も近いので、便利で展望が良い最高のキャンプ場だと思うのだが、いつか再開してくれることを願っている。

 ツーリングマップルには、この900草原の奥にも穴場展望台があるらしい。しかし、交差点には「この先疫病予防のため、関係者以外の立ち入りはご遠慮ください」との看板が立っていた。この時は弟子屈市街方面から来たが、もう1つ弟子屈町東側からアクセス出来そうなので、そちらにも回ってみたが同じ看板が立っていた。

 展望台に行きたいので、「ご遠慮」だし牧場等には入るつもりは微塵も無いため入ってしまおうか・・・と一瞬考えた。だが、それは明らかなマナー違反かな、と考えて踏み止まる。朝事件があったばかりで、マナーやモラルがどうのこうのイラついたばかりではないか。牧場関係者にとっては、観光客など何をしでかすか分からない輩だと思っているだろうから、やはり地元の指示にはおとなしく従うことにした。ただ、これも無闇に牧場や畑に入る観光客が居るからであろう。やっぱりそういうことから気を付けていかなければならないと感じた。



 穴場展望台が見れなかったので、代わりに駐車場から近い所で展望が良い所があったから止まって撮影。



 少しは青空も見れたが、もっと広がってくれると嬉しかったなぁ。



 バイクと一緒に。殆ど交通量も無いので、存分に写真が撮れる。

 900草原を楽しんだところで弟子屈町を出発することにした。国道241号を阿寒湖方面に突き進む。しばらく行くと、かなりピーカン照りになってきた。この国道241号別名阿寒横断道路は中々のワインディングで、先導車が居なければかなり楽しめる。観光道路なので、最悪観光バスに阻まれることも多々あるが、今回は殆ど先導車が居なかったので楽しく走れた。

 そのお蔭でちょっと寄ろうかと思っていた、双岳台や双湖台を華麗にPASSしてしまった。走りが楽しかったので仕方がないだろう。阿寒湖のセコマで休憩する。このセコマはバスターミナルと一緒になっているみたいで、トイレに行こうと案内通りに行ったら、ターミナルのトイレに案内された。

 このセコマにはバイクがたくさん居た。しかし良く見ると、殆どのバイクが「帯広」や「釧路」等の地元ナンバーで、荷物も積んでない軽装のバイクが殆どだった。そういえば、前日くらいからあまり荷物満載のバイクとすれ違わないし、挨拶しても素っ気なかったり無視されたりすることが多くなってしまった。

 考えてみれば、本州から来ているライダーは、もう殆ど帰路に向かっているのだろう。キャンプ場が混雑しなくなるのはありがたいが、こういう面では夏休み後半は少し寂しくなってしまう。しかも、ますます都会方面に向かうことになるので、もうあんまり挨拶しても空しくなる可能性が高そうなので、気分に任せることにしよう。中々判別が難しいが、大荷物を積んでいるライダーには積極的に挨拶をしたい。

 阿寒湖のセコマを出発して、国道241号を足寄方面に曲がる。オンネトーへ向かう交差点をPASSして進んだが、相変わらずこの道は単調であまり面白くない。ただ、帯広や釧路をPASSしながら日高山脈⇔道東を最短で結ぶ道で、私の中ではかなりの大動脈だと思っている。数日前は「今年は国道241号を走らなくて良さそうだな」と思っていたが、結局通るハメになってしまった。

 順調に進み、地図を見ると足寄町北部の道道468号が、別名ミルクロードと呼ばれて牧場を望む展望が良い、とあった。行ったことないので行ってみよう。国道241号から道道621号に入り上利別方面へ。国道242号を一瞬走り道道468号に入った。

 この道は、段々標高を上げて展望が良くなっていきそうなので楽しみだ。途中、ミルクロードの看板だったような気がする交差点を曲がったところ、何かしらの建物があった。

 おじさんが何人か居て、「静岡から来たんか~」等と話しかけられた。どうやらこの建物は何かの研修所のようで、観光客向けのような建物では無かった。周りの景色も特に素晴らしいとも思えず、地図をよく見たところやはり道道468号からは外れてしまった。

 看板を見間違えたかな?と思って、結局来た道を戻る。道道468号に戻り登っていくと、確かに素晴らしい景色が見れた。どこかで写真を撮ろうかと場所を探すが、電線があったりこれでは写真を撮っても全く伝わらないな、と思うような場所ばかりでしばらく行ったら良い景色が終わってしまった。

 もう引き返す気力も沸かなかったので、道道663号との交差点から引き続き道道468号を下って上士幌町を目指す。

 しかし、この道道468号⇔道道88号までの区間は2度と通るまい、と思わざるを得なかった。北海道の交通量の少ない道ではあまり整備もされないためか、温度ひび割れという現象が起こる。寒暖の差が大きいため、アスファルトの膨張収縮を繰り返した結果、道路に数m毎に段差が発生してしまうようだ。

 これが自転車だと結構辛いらしい。バイクだとサスペンションがあるので、そこまで辛いと思ったことは無かったが、この区間は凄まじかった。それこそ何kmにも渡り、間隔が狭くそして深い段差がこれでもかと続く。これだったら砂利道を走った方がまだマシなんじゃないか、と思えるくらいのものだった。

 本気で嫌になってきたところでようやく終わり、道道88号に出てくれた。道道468号ミルクロードは、展望が良かっただけにこの路面が非常に残念だ。少なくとも、今度行くとしたら西側の道道468号は絶対に通りたくない。道道663号を使って行くしかない、と強く思った。こういう辛い道を走った後に、まともな道を走ると舗装のありがたみが非常に実感出来る。

 国道241号に戻ってきて上士幌町に入った。そろそろ良い時間になったので昼食にする。特に食べたい物も無かったので、各町にほぼ必ずある、北海道旅行の御用達セコマのホットシェフ弁当にした。

 お腹も膨れた所でツーリング再開・・・ と行きたいところだが、ここら辺でかなり雲行きが怪しくなってきてしまった。上士幌町で行きたい所、と言えばナイタイ高原牧場なのだが、雲が掛かってしまっているようでこれでは行っても意味が無さそうだ。

 スマホの雨雲レーダー等を見ながら一生懸命立回りを考えてみた。目的地の日高町の方も、今はそこそこ雨が降っているらしいが、恐らく通り雨程度で済む予報。帯広北部の方で、天気があまり良くない中特に行きたい所も無い。ただバイクを走らせてればそれなりに楽しめるので、やっぱり予定通りに向かうことにする。

 雨が本降りになる前に、ということでまだ余裕があったが先に給油をするべく、ホクレンに向かう。給油を終わらせたところで残念ながら雨がパラつき始めた。もう確実に降りそうな空だったし、GSなら屋根もちゃんとある良い環境なので、おとなしくカッパを着ることにした。

 雨準備を万全にして、上士幌町のホクレンを出発。国道241号から国道274号に入るべく進む。

 ここで走行中に「バサッ!」という大きな音が聞こえた。何が起こった?と思い、しばらく進んだ所で確認すると、何とブルーのライダーフラッグが、フラッグ部だけすっ飛んでしまい柄だけが残っていた。

 こんなことは初めてなので、初期不良か品質低下のどちらかであろう。よりによって大好きな青色だけが無くなったので少しショックだ。もう青色も購入できないエリアだし、900草原で4色の写真も撮っているから諦めるしかない。

 気を取り直して出発すると、普通に雨が降り出した。大した量では無いが、カッパが無いとビショ濡れになるレベルであろう。国道274号をひたすら走り、清水町から日勝峠に向かう。今までセコマしか寄らなかったが、国道39号と合流してからの通り道に珍しくセコマが無かったので、仕方なくセブンイレブンに入る。

 ここでコーヒーを飲んで一服。さて、これから雨の中の日勝峠越えだ。大体日高山脈を越える時は天気が悪いことが多いが、今回もそうなってしまった。次第に標高を上げて進むと、以外と雨はそこまで降っておらず、雲は多いが霧はあまり出ていなかった。

 割と良い景色だったので写真を撮りたいと思ったが、デジイチはレインカバーをしているタンクバッグ内なので、出すのが面倒臭い。あまり広い所も無かったし、この国道274号は札幌⇔帯広を最短距離で結ぶ国道なので、交通量が多くて大型車もガンガン走っているからあまり路肩に停まって撮影、というのもやりたくなかった。

 結局1枚も写真を撮らずに日勝峠越え。天気が変わるかと思って期待したが、帯広側より日高側の方がよっぽど悪かった。考えてみれば、道央よりも道東の方が良い予報だったので、当たり前と言えば当たり前か。

 先程ライダーとの挨拶は気分に任せる、と書いたがこんな天候の中走っているバイク乗りは基本的に旅ライダーのはずだ。こんな雨の中お互いバカだな、と思いながら盛大に挨拶すると大体返ってきて嬉しい。すれ違いの挨拶を楽しみながら、日高町市街に近くなったところでようやく雨が止んだ。

 まだ時間が早かったので買い出しは後で良いだろう、と先にキャンプ場へ向かった。案内も出ていたので、全く迷わずに15:30頃日高沙流川オートキャンプ場に到着した。

 ここは初めてのキャンプ場だ。まずは管理棟で受付をする。説明をよく聞いた所、前情報通りここはバイク乗入可能。管理人さんに「スタンド台はありますか?」と聞かれたので、気配りも素晴らしい。私はパッドを持っているので不要です、と答えておいた。

 早速サイトを確認する。管理棟横に広めのフリーサイトが広がり、両端に炊事場が1つずつ。トイレが奥の炊事場横にあった。これに加えて奥にはオートサイトもあるらしく、かなり広いキャンプ場だ。ここは北海道では珍しく芝生内乗入可能なサイトなので、どこに張っても便利に使える。しかも、夏休みも終わった日曜なのでどこでも張り放題だ。

 とは言え、トイレ近くにはファミリーテントが張られていたのでわざわざ近くに張ることもあるまい。管理棟横のエリアにビグスクの人とハーレーの人が居たので、適当な間隔を取りながら手前のエリアに張ることにした。

 若干天気も怪しいし、この日で北海道最後の夜だから撤収時には全て乾いた状態で収納したい。時間も早く着いたのでタープも張ることにした。翌朝は天気が良い予報なので、乾いてくれることだろう。今朝大穴が開いてしまった部分は、ランタンのスタッフバッグを突っ込んでおいた。



 ここをキャンプ地とする!バイク乗入可能で開放的なサイトが素晴らしい。1km程度の所にセコマ・道の駅・COOPまであるので買い出しも近く。加えて温泉徒歩圏とかなり優秀な部類だろう。ゴミも捨てれるのでありがたいが、分別ルールが非常に細かくて大変そうだ。



 日高の山々も見渡せてロケーションもまずまずだ。惜しむらくは、日高町は初日辺りに通り過ぎてしまう立地なので、この環境が道北・道東にあればもっと素晴らしいのだが。



 炊事棟の向こうにトイレがあり、その周辺に張れば林間が好きな人は良いかもしれない。私は夜露が降りようとも、開放感のあるサイトが好みなのでこちらには行こうと思わなかった。

 イスを出して寛いでいたところ、オフ車のライダーさんが2人来たので挨拶だけする。1人は通路を挟んで向かいのエリア。もう1人は、炊事場近くの木立の下に張っていた。

 しばらく寛いだところで買い出しに向かう。距離で測ると、セコマまで1km程度だった。若干の登りだったので少し大変かもしれないが、歩こうと思えば歩けることだろう。

 前述通り北海道最後の夜なので、いつも最後だけ豪勢に牛カルビを購入しているのだが、残念ながら品切れだった。少し凹んだが、仕方ないのでよく食べているジンギスカンを購入。友人達と宴会以来の、サッポロクラシックも購入してつまみも仕入れておく。

 キャンプ場に戻ってきて夕食の準備。米を水に浸けて、バイクジャケットを脱いでジャージに着替える。タープを張っているのでポール間に洗濯ロープを掛けて、カッパを干しておく。



 バイクを見ながらの炊飯はキャンプならでは。ご飯もうまく炊けて、当然のことながらこの休み中1回も失敗しなかった。



 北海道最後の夜に乾杯!ということで、サッポロクラシックを飲む。普段酒は飲まないが、こういう環境だからかとても美味く感じる。ご飯とつまみを肴にチビチビと飲み、至福の時を過ごす。

 すっかり酔っぱらってしまったが、後片付けを済ませしばしマターリする。大体酔いが醒めたところで、隣接温泉に歩いて向かう。初めてだから一応ヘッドライトを持って行ったが、途中外灯が無かったのであった方が良いだろう。



 キャンプ場から徒歩5~6分程度だろうか。道路を挟んだ反対側なので、すぐ「ひだか高原荘」に到着する。あまり温泉らしくは無く、露天風呂も無いのが残念だが、サウナ・水風呂も付いていた。キャンプ場から歩いて温泉に入れれば、そのようなことはどうでも良い。サウナ・水風呂のSETもこなし、しっかり温まって上がる。脱衣場で着替えをしていたら、どうやら割と強い雨が降っているようだ。傘は一応持ってきていたが、結果論だがタープを張っておいて助かった。

 温泉から上がった後は、休憩室にPCを持込みジュースを飲みながら出費管理をする。時間一杯までTVを見ながら寛ぎ、テントに戻る。先ほど降っていた雨は止んでいたので助かったが、水たまりがたくさん出来ていた。それなりの量が降ったのであろう。

 タープの下で寛いでいたが、この日はようやく普通の北海道の気温程度みたいだ。予報と体感から想像するに18℃程度だろう。



 三脚まで出すのは面倒だったので、単焦点開放で撮った夜のキャンプ風景。残念ながら雲が多くて星は見られなかった。22:00頃テントに入って寝ることにする。寝ようとしたところ、耳元でプーンとあの背筋が震える蚊の羽音が聞こえた。外では殆ど居なかったのに、何故だろうか?やはり大穴の隙間から入ってきたのか、開閉の際に入ってきたのかどっちかだろう。

 気温が低かったので、そんなに活動も活発ではないだろう、と勝手に良い方向に捉える。なので特に対策も取らず、羽音さえ聞こえなければ不快ではないので、シュラフのフード部分だけ被って寝てしまった。


宿泊地:北海道日高町 日高沙流川オートキャンプ場 500円
温泉:ひだか温泉高原荘 500円


■関連ブログ

旅立ちの刻
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~敦賀港
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 2日目 苫小牧港~苫小牧
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 3日目 苫小牧~大樹町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 4日目 大樹町~別海町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 5日目 別海町~根室~別海町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 6日目 別海町~網走市
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 7日目 網走市~浜頓別町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 8日目 浜頓別町オフ日
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 9日目 浜頓別町~初山別村
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 10日目 初山別村~弟子屈町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 12日目 日高町~小樽港
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 13日目 新潟港~静岡
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 番外編
Posted at 2018/09/19 23:19:13 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2018 | 日記
2018年08月18日 イイね!

2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 10日目 初山別村~弟子屈町


■10日目 8/18(土) 天気:晴れ
走行距離:372.0km

 初山別村を出発し、幌加内町経由で旭川へ向かった。その後石北峠を越えて北見地方に出て、津別峠を越えて弟子屈町まで走った。

 5:00頃起床。前日は夜景撮影のため、少し寝るのが遅かったが普通に起きれた。



 テントから出ると、東側は雲が多いものの晴れていた。既に上った後だが朝焼けが出てたので写真を撮る。

 早速天気予報を確認すると、変わっていなかった。むしろ悪くなっており、相変わらず当日18日(土)は晴れだが、19日(日)は道北・道央でも午後から雨の予報になっていた。20日(月)に小樽港からフェリーに乗る予定だが、20日(月)は良い天気のようだ。

 先日立てた予定だと、焼尻・天売島に行って翌日帰ってくる計画にしていた。恐らく、この日は晴れるのだろうが、翌日がかなり怪しい予報。それなら当日中に帰ってくる。という選択肢も考えたが、やはり折角離島に行くからにはキャンプがしたい。

 等々考えた結果、また行く機会があると思うので、今回は諦めることにした。となるとその代案を考えなければならない。

 先ほど天気予報を見ていたら、19日(日)道東は天気が良いらしい。数日前まで居たのでまた戻るのも微妙なのだが、ここで1つ妙案を閃いた。

 いくら北海道広しと言えどツーリングに適した場所で、都合よく便利なキャンプ場は限られる。

 何を持って便利とするかは意見が分かれると思うが、私のキャンプスタイルは基本的に「毎日移動、酒は飲まない、テント設営後はバイクに乗りたくない」なので、「荷物運びの容易さ、買出し遠い・ゴミ持ち帰りもOK、景観が良くて温泉徒歩圏」が便利の基準だ。

 今回の旅で泊まったキャンプ場は、全て今までに泊まったことがあるキャンプ場だ。なるべく毎年、未開拓のキャンプ場を増やしたいと思っているが、中々難しい所もある。

 泊まってみたいキャンプ場リストみたいなのも作っているのだが、その中のトップクラスが「和琴湖畔キャンプ場」と「羅臼温泉野営場」となる。しかし、この2つはいずれも大人気のキャンプ場のようで、ピーク時期は非常に混雑するらしい。なので、16日以降なら空いていると思われるので、そこを狙って行きたいのだが今までうまく立ち回れなかった。天気等によって左右されるため仕方ないだろう。

 流石に初山別から羅臼まで1日で移動するのはしんどいが、和琴なら何とか行けると思われる。道東も天気が良いらしいし、焼尻・天売島も捨てがたいが、和琴に泊まるのも悪くない。

 という訳でプランが決まった。残り3日なので、この日に和琴に泊まる。和琴へはどう行くか、だがツーリングマップルを眺めてみる。

 すると、苫前からの国道239号霧立峠を通ったことが無い。しかも、交通量皆無のロングワインディングということらしいから楽しそうなので、まずこれで幌加内町に向かう。幌加内町はそば畑が有名なので、それを眺めつつ旭川に出る。旭川からは、国道39号で石北峠を越えて北見市温根湯に出る。

 そこから屈斜路湖畔に向かうのだが、美幌峠は何度も通っているから、津別峠を越えてみよう。そうしたら和琴は目の前だ。となると、またフラッグブルーエリアに入るので、羽幌等で慌てて購入する必要は無いだろう。赤色も微妙なエリアなので、旭川で赤色を買えれば良い。

 ちなみにざっくりホクレンライダーフラッグカラーエリアの説明をすると、黄色=道央道南。緑色=道東(太平洋エリア:帯広~根室)。青色=道北(日本海エリア:留萌~稚内~枝幸)と道東(オホーツク海エリア:紋別~網走)。赤色=道北(旭川周辺:富良野~名寄)。と言ったところだ。前にも説明した気がするが、手に入れるのが難しいのが黄色・赤色で、黄色は初日に買わないと最終日まで買えなくなることが多い。赤色も、内陸にはあまり行かないのでこれまた難しい。と言ったところだ。

 フラッグコンプリートの算段も出来た。そして翌日は、弟子屈周辺を散策して、阿寒湖・足寄と日勝峠を越えて「日高沙流川オートキャンプ場」ここも良いらしいが、泊まったことが無いのでここに泊まる。最終日は、千歳に出て土産を調達し、支笏湖や時間があるようなら羊蹄山を周って小樽まで行くような計画を立てた。これなら、未開拓のキャンプ場が2つ増えるし充分楽しめそうだ。

 そんなことを考えながら、朝食の支度をし美味しくいただく。食後のコーヒーを飲んで一服したところでガス缶の残量を確認すると、あと1日分しか無さそうな感じだ。国道39号で旭川/北見近郊を走るので、ホーマックもありそうな気がするからとりあえず寄ることにしよう。




 早起きも出来たし、食事の片付けをして撤収準備に入る。柵があるので、フライシートやグランドシートを干しながら片付け。雲は少しあるが、青空が広がっているので気持ちが良い。すぐそこにアスファルトの駐車場からあるから、荷物の散乱も楽だったので順調に進みバイクに載せる。

 8:00前にキャンプ場を出発した。国道232号を南下するが、とても良い天気なので気持ちが良い。焼尻・天売島もハッキリ見えた。行ってみたかったが、後ろ髪を引かれる思いで羽幌市街を通過する。

 苫前町はすぐ隣なので、国道239号の交差点を士別方面に曲がる。しばらくは少し交通量があったが、集落を越えると確かに交通量皆無になってきた。

 ちょっと幌加内町まで何台とすれ違うか数えてみた。40km近く走ってクルマが8台と、バイクが3台くらいだったと思う。確かに、国道239号はR100や80があったりと、中々楽しい道だった。北海道田舎道特有の、路面が荒れ荒れということも無かったし、楽しく走れた。キャンプ道具を積んでいない時に、走ってみたいと思った。

 順調に国道275号と合流し、幌加内町に入る。前回ここを通った時に、そば畑がキレイだったが天気が良くなかったのと、急いでいたのもありPASSしてしまったので、今回はそば畑を撮影したいと思う。



 ちょっとした展望台があったので、寄ってみる。牧草ロールの外装が積まれて手作り感満載だ。



 一面にそばの花が咲いてとてもキレイだ。東屋までちょっとした散歩道になっていたので、少し歩いてみる。



 広大なそば畑を今回はちゃんと見ることが出来て満足。



 あまり撮らなくなってきた、背景ボカしでそばの花を。最近はパンフォーカスの写真の方が多い。昔は「ボケた~」ってやたら開放付近で撮って喜んでいたが、ボケの写真は中々難しくてセンスが必要だ。そのセンスはあまり無いのを自覚しているので、最近はボケ写真を撮らないようになってきている。

 そばを食べられるところも併設されていたが、少し時間が早いので今回はPASSする。撮影を楽しんだところで出発。ここでは、そば畑を背景にバイクが撮られなかったので、少し場所を探してみる。



 良い場所があったので止まってみた。国道は、両側に電線が張り巡らされていたので、ちょっとした農道っぽい所に入ると電線が無くて良い感じ。



 この真っ直ぐ伸びる農道とそば畑が素晴らしい。この後、国道275号から道道72号に入って旭川方面へ進む。この道は工事が多くて、砂利道が長くあったから神経を使って進む。

 鷹栖町に入ったところでホクレンがあったから、少し早いけど給油。赤色のライダーフラッグも一緒にGetする。これであと1色だ。北見周辺で買えれば嬉しい。

 国道39号に出てしばらく走ると、旭川紋別道愛別ICから高速に入る。と言っても無料の自動車専用道路だ。

 そろそろ良い時間になったので昼食にする。前回この辺りに来た時に、国道39号沿いにあったラーメン屋が長蛇の列で気になった記憶があるので、上川層雲峡ICで降りて向かう。



 よし乃というお店でみそラーメンを食べたが、このスープが物凄いコクで美味しい。これはウマいラーメンだった。どうやらチェーン店で、北海道で数店営業しているらしい。これはどこかで見かけたら、行きたいと思った。

 お腹も膨れたところでツーリング再開。国道39号を層雲峡温泉を横目に通り、大雪湖で上士幌・帯広方面の国道273号との分岐にあたる。ここで殆どのクルマが国道273号に進んだので、国道39号はガラガラになった。

 石北峠をバイクで越えるのは初めてかもしれない。適度なワインディングで順調に進む。大昔に父親と北海道に来た際にここを通った記憶がある。峠にあげじゃがの店があって、ツーリングマップルにも載っているのだがどうやら道の駅「おんねゆ温泉」に移設したらしい。旭川紋別道の延伸により、石北峠を通るクルマが激減してしまったので、営業を止めてしまったようだ。

 結構楽しかったので、どうして石北峠がオススメルートになっていないのか疑問だったが、殆ど追越禁止なのでトラック等に塞がれるとかなりの苦痛を伴うだろう。峠に小さなパーキングがあったが、先導車が居なかったのでそのまま通過してしまった。峠の碑が立ってて、見晴らしもそこそこ良さそうだったが仕方ない。交通量は少ないので、また通る機会があれば寄ってみたい。

 順調に国道39号を走り、道の駅「おんねゆ温泉」で休憩する。ここで白い恋人ソフトを食べたが、中々美味しかった。だが、柔らかいからという理由でコーンではなくカップ提供だったのが惜しい。 
 
 そろそろ良い時間になったので本日の宿を模索する。と言っても、朝決めていたのであっさりだ。何かあって時間が足りなければ、また他の案を考えなければならないが、充分間に合うだろう。予定通り、弟子屈町の和琴湖畔キャンプ場にしようと思う。

 道の駅を出発し、留辺蘂の国道39号沿いにホーマックがあったので立ち寄った。大きい店ではなく、小さいニコットだったのでジュニア缶があるか心配だったが、無事あった。驚いたのは値段で、何とジュニア缶1本>格安ガス缶通常サイズ3本セットの値段だった。流石にイワタニ純正とは言えこの値段設定は厳しいな、と思ったがバイクなので体積は非常に大切だ。そこは金を掛けることにする。

 無事ガス缶問題も解決したので、キャンプの自炊も心配要らない。懸念も解決したので、もう国道を走る必要も無い。津別町へ向かうべく相内の道道245号交差点から南に向かう。適当な農道を通り抜け、道道27号へ向かった。



 北見郊外の風景が気に入ったので、止まって写真を撮ってみた。



 北海道はふとしたところに良い風景があるので素晴らしい。撮影を楽しみ、引き続き津別町へ向かう。道道27号を走るが、ここは意外と交通量が多かった。特に急いでも無いので、のんびり進む。

 津別町に入ったところでまずはセコマによる。和琴近辺は買い出し出来る場所が無いので、弟子屈市内まで出なければならない。面倒なので、早めに買い出しをしておく。

 そして、ホクレンがあったので給油しておく。無事に青のフラッグを手に入れることが出来たので、4色コンプリートだ。今年は結構長く掛かってしまった。もしかしたら、黄色よりも赤色の方が入手困難なのかもしれない。

 買い出しと補給を済ませ、いよいよ道道588号で津別峠を目指す。交通量が皆無な道を順調に進んでいくと、分岐があり道道の方が狭かったので一度スルーしてしまい、慌ててUターンする。ランプの宿方面の道の方が広かったから間違えてしまった。

 ここからの道道588号は狭小急勾配と、バイクで無ければ少し躊躇する道だ。と言っても、離合場所も多かったので四輪でも問題無く走れると思われる。

 山道を登り続けて津別峠に到着。津別峠展望台は、ここから更に標高約100m登ったところだ。



 津別峠展望台に到着。途中までは良い天気だったが、標高が上がるにつれ段々霧が出てきてしまった。



 屈斜路湖は何とか見えていた。ギリギリセーフで写真を撮る。展望台の上にも一応行ってみる。



 しかし、次第に美幌峠方面から霧がなだれ込んできたので、すっかり屈斜路湖が見えなくなってしまった。標高も900m超えなので、風が吹くと結構寒い。



 駐車場方面を撮影。あまり見えなかったが、こればっかりは仕方ない。屈斜路湖方面はこれからも何度か来る機会もあるだろうから、またの機会を楽しみにしておく。

 津別峠より東側は木々に囲まれ、ツーリングマップルにもコメントがあったが、あまり屈斜路湖は見えなかった。標高が下がるにつれ次第に霧は晴れてきたので、どこかで見えないか場所を探す。



 ようやく湖側が開けている場所を見つけたので、止まって撮影。



 バイクも一緒に。



 これから向かう和琴半島もしっかり見えた。あの湖畔にキャンプ場があると思うと楽しみだ。

 撮影を楽しみ、屈斜路湖畔まで降りて国道243号に合流。ここまで来れば和琴半島はすぐなので、16:00頃和琴湖畔キャンプ場に到着した。

 繁忙期のためか、入口に係員が居て「100mくらいなのでバイクは押して行ってください」と言われてしまった。仕方ないので押して行くが、平坦でジャリ道では無かったのでそこまでしんどくは無かった。

 管理棟で受付をする。ここは初めてのキャンプ場なので、まずはトイレと炊事場の確認をしておく。それを把握した上でテントを張る場所を決めた。

 いつもなら展望の良い方に入口を向けるのだが、初山別村と同様にこの日は湖から風が吹いていた。仕方なく横向きにして風下側に入口を向けた。



 ここをキャンプ地とする!前情報通り、湖畔すぐ側にテントが張れて、バイクも通路に置けるため環境としては非常に素晴らしい。温泉徒歩圏で、バイク押入れ可能。管理棟にコインランドリーまで付いている。素晴らしい景色を見ながらキャンプ出来るのはとても最高だ。



 しかも、ファミリーと自転車/バイクエリアが分かれているので、喧しい家族連れの傍になることが無い。



 違うアングルでも写真を撮る。

 大変素晴らしいキャンプ場だが、難点もいくつか。トイレがボットンで匂いがそこそこあり、炊事場も年季が入っている。人気のキャンプ場なので、少し時期を外したから湖畔前列に張れたが、ピーク時期だとかなり埋まることだろう。




 ちょっと時間があるし、景色が良いので少し散策をしてみた。するとトイレに関しては、露天風呂近くと一般観光客用駐車場に水洗トイレがある。歩いて数分の場所なので、我慢出来ない場合や大はそちらを使うことが出来る。混雑に関しては、早めに入るかピークをズラすなどの対処をすれば良いだろう。



 加えてここの最大の魅力が、無料露天風呂がすぐそこにあることだろう。残念ながらシャンプー類は使用禁止だが、24時間入浴可能で本物の温泉が気軽に入れるのは素晴らしい。水着着用可能の混浴温泉なので、昼間の利用は中々難しいかもしれない。



 テントサイトは湖畔沿いに長く繋がっている。初めてなので管理棟のおばちゃんに少し聞いてみたら、やっぱり風呂は露天が一番のおすすめで、シャンプー等を使いたければキャンプ場入口近くの「湖心荘」で日帰り入浴が出来るらしい。しかし、湯船・洗い場が非常に小さくシャワーも無いので、混雑すると少し大変のようだ。

 最初は露天だけでも良いかと思ったが、やっぱり髪は洗いたいので夕食後に湖心荘に行って、寝る前と朝風呂に露天風呂にでも行こう。そんなことを考えながら、夕食の支度を始める。



 湖を見ながら炊飯。これもまた至福の時。大変美味しくいただいた。



 ここで天気予報を見たところ、眼を疑った。何と弟子屈町の最低気温が8℃と出ているではないか。8月だろ?最低気温が1ケタになってきたら紅葉が進むと言われているので、静岡なら11月くらいの気温ではないか。

 これはかなり冷え込みそうなので、ちゃんとシュラフに包んで寝なければならないな、と再認識する。



 食後夕焼けが進んできたので、撮影開始。ちょっと雲が多いが、何とか夕暮れを見ることが出来そうだ。



 バイクとテントも一緒に。



 少し雲が多いが、雲の向こう側が茜色に染まっていくのが素晴らしい。

 大変素晴らしい夕焼けだった。マジックアワーも充分楽しめた。もう少し雲が少なければ、マジックアワーも良いものだろうがこればっかりは仕方がない。夕焼けを楽しみ、後片付けをして最初に湖心荘に行くことにした。

 サイトから歩いてすぐの、結構年季の入った旅館という感じだ。内風呂のみで、当然サウナ・水風呂等は無い。前述した通りシャワーも無い上にカランの湯の出っぷりが非常に悪く、洗面器に溜まるのに非常に時間が掛かる。もう待ってられないので、湯船の温泉を使って頭や体を流した。

 年季は入っているが温泉は本物で、非常によく温まる。まぁサイトから歩いて行けるのだからあまり贅沢も言えないだろう。いつもは髪を乾かさないが、流石に先ほど天気予報を見て冷え込みそうだったから、風邪防止のため乾かしておく。

 テントに戻った所でしばらくイスに座り寛ぐ。ふと空を見上げると、星が見えていた。月が半月だが出ていたので、それが少し空を照らしていたが、中々良い星空だ。



 と言う訳で、今晩も三脚の出番だ。湖畔側は北西方向みたいだから、今晩も天の川はサイトから見れそうにない。なので、北極星と北斗七星を撮影する。

 後ろのテントのランタンが異常に明るくて、超広角レンズだとフレアが出てしまうのが少し難しかった。



 キャンプ場の風景も撮ってみた。まるで昼間のように見えるが、れっきとした夜である。これも写真の醍醐味の1つ。

 撮影をしていたら、少し体が冷えてきたのでタオルを持って露天風呂に行くことにした。外灯が無いのでヘッドライトを持って行く。管理棟のおばちゃんは徒歩2分だと言っていたが、もう少し時間が掛かると思われるがすぐ近くだ。

 着いてみると、湯船には誰も入っていなかった。真っ暗で半月の月明かりが若干あるくらいだから、裸になるのも抵抗が無い。入ってみたが、噂には聞いていたがとても熱かった。何とか肩まで浸かる。

 ここで空を見上げてみると、満点の星空だった。先程まで見えていた半月が山の中に沈んでいったので、もう少ししたら真っ暗な空になるだろうな、と思ったがそこまで起きてられないだろう。こんな星空を見ながら温泉に入れる、なんて幸せなことだろうか。やはり人気があることはある。和琴湖畔キャンプ場が一発で気に入った。温泉の温度が熱いので、出て涼む。また入るを2回繰り返したところでテントへ戻った。

 温泉で温まっただけあって、外に居ても平気だ。流石に次冷えると風邪を引きかねないので、少しだけマターリして22:00頃テントに入って寝ることにする。ちゃんと着込み、シュラフのドローコードをしっかり引っ張って暖を逃さないように心掛ける。


宿泊地:北海道弟子屈町 和琴湖畔キャンプ場 450円
温泉:湖心荘 400円


■関連ブログ

旅立ちの刻
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~敦賀港
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 2日目 苫小牧港~苫小牧
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 3日目 苫小牧~大樹町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 4日目 大樹町~別海町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 5日目 別海町~根室~別海町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 6日目 別海町~網走市
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 7日目 網走市~浜頓別町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 8日目 浜頓別町オフ日
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 9日目 浜頓別町~初山別村
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 11日目 弟子屈町~日高町
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 12日目 日高町~小樽港
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 13日目 新潟港~静岡
2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 番外編
Posted at 2018/09/19 00:10:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2018 | 日記

プロフィール

「 2025年GW四国遠征 振り返り http://cvw.jp/b/154925/48414336/
何シテル?   05/06 09:55
はじめまして、だいです。今は、アクセラセダンとNinja650・セロー250に乗っています♪ 2013年3月、一大決心をし、普通自動二輪の免許を取って、遅...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/6 >>

1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     

リンク・クリップ

【ハイタッチ!drive】2020クリスマス限定&2021お正月限定バッジ配布! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/03/21 06:49:45
MT-07のチェーン交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/12/05 23:15:07
ハイドラ/ダムCPマップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/03/24 19:27:03

愛車一覧

カワサキ NINJA650 カワサキ NINJA650
2019年2月16日納車。  Ninja400Rに乗り始めて速攻でバイクにハマり、その ...
マツダ アクセラセダン マツダ アクセラセダン
2014年1月11日納車  バイクに乗り出して、クルマで出掛けるのがそれほど楽しく感じ ...
ヤマハ セロー250 ヤマハ セロー250
2020年1月5日納車  サブで125ccオフであるXTZ125を所有していたが、静岡 ...
その他 その他 その他 その他
某氏のマネしてみましたw カメラの紹介と、レンタカー・仕事・公共交通機関での移動に使って ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2009年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2008年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2007年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2006年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation