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だい 青BMアクセラと忍者650のブログ一覧

2018年08月17日 イイね!

2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 9日目 浜頓別町~初山別村


■9日目 8/17(金) 天気:雨後曇り後晴れ
走行距離:208.7km

 浜頓別町を出発し、宗谷丘陵経由で稚内へ向かった。その後日本海側に出て、いつものオロロンラインを走りサロベツ原野周辺を観光して、初山別村まで走った。

 5:30頃起床。前日は少し寝るのが遅かったが普通に起きれた。

 早速天気予報を確認すると、相変わらず18日(土)は晴れだが、19日(日)は道北で午後から雨の予報に変わっていた。前日経てた計画だと、焼尻島から戻ってくるのが19日(日)の昼前なので、これだとまた雨の中走るハメになってしまうかもしれない。非常に悩むが、また最新の天気予報を確認して、考えることにしよう。



 テントから出るが、雨は弱まっていたが風がまだそこそこあった。タープポールが強風が吹くとたわんでたので、少し不安になるが大丈夫のようだ。タープの揺れ具合から、風の強さが何となく分かってもらえるだろう。予報通り回復してくれると嬉しいのだが。

 早速朝食を取る。朝の天気は、雨が降ったり止んだりの繰り返しだった。空は割と明るかったので、もう降らないだろうと思ったら降ったり、と中々読めない天気だった。まぁ急ぐ必要は無いので、のんびり後片付けをしたり、テントの中を片付ける。タープがあるのでこの程度の雨ならなんの問題も無い。

 朝食を自炊したところで、家から持ってきた大きい方のガス缶が無くなった。いつもは、一般的なガス缶1つとイワタニジュニア缶を持ってくる。例年だと、残り1~2泊程度で1本目が無くなり、残りをジュニア缶で補っている。ところが、今回はあと3泊あるのに無くなってしまった。考えてみれば、今年は1泊多いのでいつもより必要になるのは当たり前だ。しかも、昼食も1回炊飯しているのだ。

 ジュニア缶も常に新品を持ってきている訳では無く、上述通り補間している程度なのであまり気にしていなかった。残量を確かめてみると、経験上恐らく3泊分は無さそうな感じだった。とりあえず様子を見て、必要であればホーマック辺りに寄ってジュニア缶を導入することにしよう。最悪普通サイズなら100均にもセコマにもあるのでどうにかなる。

 8:30くらいになってようやく雨が止んだ。タープやバイクを吹いたりして乾かす。そして雨の中割と走ったので、チェーンに注油をすることにした。今年のGWからウエスを持ってくるようにしたので、手が汚れにくく作業が出来る。どうせもう泥まみれなので、注油後の処理は適当に済ませる。

 ここは机とテーブルがあるので、フライ/グランドシートを乾かすにも楽だ。イスを片付けても座れるので、そちらも助かる。テント等を全て撤収して、10:00頃ようやくキャンプ場を出発する。雨が止むのを待っていたので、かなり遅い時間の出発になってしまった。まずは、2日前にも行ったがエサヌカ線に行ってみる。

 

 やはりこの道は爽快感があって良い。北側に若干の青空が覗いていたので、これから向かう稚内方面はもしかしたら晴れているのでは?と期待が持てた。



 この伸びやかなストレートが素晴らしい。

 エサヌカ線を楽しみ、国道238号に戻り北上する。雲が多いが雨は降りそうにない空模様だったので、テンションも上がる。猿払村を越えて稚内市に入ったところで、宗谷丘陵に向かうべく道道1077号に入った。この先の国道238号も中々良い景色なのだが、宗谷丘陵へ向かう道には勝てないので、よっぽどの時間が余っていない限り道道へ入ってしまう。

 しばらく走り道道889号の標識があったので、宗谷丘陵方面へ。ここから宗谷丘陵への道は適度なワインディングと景色が大変素晴らしい。何故、ツーリングマップルのオススメルートになっていないのか、不思議なくらいだ。

 気分良く走っていると、久しぶりの感覚に襲われた。この道はワインディングなのでコーナーが多いのだが、あるコーナーを抜けた先がパァーっと視界が開けた瞬間、背景が青空に変わったのだ。今まで曇り空で、ほんの少し青空が見えるレベルだったのに、急激に展望が変わったので、物凄い感動を覚えた。背筋がゾクゾクっとなり、「うわぁ~~!!」っと叫んでしまった。

 もう既に7年連続で北海道に来ているので、多少の直線道路や視界が広がったくらいでは動じなく、特に感動もしなくなってきてしまった。流石に慣れてきて、若干飽きが来ている自覚もあった。でも、夏に北海道以外に行くのは暑いから、避暑にと考えれば気にしないでも良いと思っていた。

 恐らく色々な効果が重なったのだろう。2日前は雨の中200km以上走り、前日はヒマでヒマで時間を持て余していたが、風雨が強くて出歩くこともしなかった。この日も朝は雨が降り、曇り空の中ずっと走っていたところで、このような展開があった。というのが大きいのだと思う。

 やっぱり常に晴れ続きの方が良いに決まっている。しかし、刺激としては悪天候があった場合の方が、晴天になった時の喜びは倍増されるのだろう。かなり久しぶりの感覚だったので、たまにはサゲてアガる展開があっても良いかも、と考えてしまった。



 大喜びで宗谷丘陵を駆け回り、よく止まっている場所に到着。



 牧草ロールが良い感じに置かれていて素晴らしい。



 自衛隊の丸山レーダーが風景にアクセントを加えているような気がする。



 風車側は逆光と雲が多かったので、少しイマイチ。ここから少し登れるので行ってみる。



 牧草ロールが目の前にドン、とあったので嬉しくなり撮影。



 無駄に望遠でも。



 この牧草ロールの点々と置かれているのが、やっぱり良い。さっきみたいにまとまっているよりも、無造作に置かれている方が味があるような気がする。



 バイクに戻ると、ライダーさんがやってくるのが見えた。バイクの競演をしようかとカメラを構えていたら、手を振ってくれて何とかその瞬間を捉えることが出来た。サービス精神旺盛なライダーさんでありがたい。



 少し進んだ所では、オホーツク海が見渡せたのでこちらでも止まって撮影。やはり宗谷丘陵の撮影スポットはたくさんある。




 あの奥に、尾根を突っ切るダートがあって1回だけ途中まで突っ込んだことがあるが、そこまで見晴らしも良くなかったような記憶がある。ちょうどオフ車の方が突っ込んで写真を撮っているようだ。セローとかだったら、行ってみるのだがなぁ。



 1個牧草ロールに注目して撮影。



 バイクも一緒に。本当に素晴らしい景色なので、是非宗谷丘陵はオススメです。

 宗谷岬は特に行きたい場所では無いのでPASSして、白いダートに行くことにした。自衛隊の丸山レーダーの場所から入るのだが、ここも今まで無かったと思われる看板があった。白いダートも観光地として売り出しているのだろうか。



 白いダートに向かう途中で、宗谷丘陵と丸山レーダーを見渡せる場所があったので、止まってみた。結構な勾配だったので、ちゃんとギアを入れて止めておく。



 本当に素晴らしい景色だ。こんな所を走れるだけで幸せを感じる。写真だと分かりにくいかもしれないが、サハリンもハッキリ見えたので、前日の雨のおかげで空気が澄んでいるのだろう。
  
 景色を充分に楽しんだ後、白いダートに向かった。しかし、利尻山は雲に隠れていたし、売り出したせいか広い所にはクルマが止まって観光客が景色を楽しんでいたので、どこにも寄らずに国道238号まで戻ってしまった。

 そろそろ良い時間になったので昼食にする。考えてみれば、今年は時間に余裕のあるツーリングが多くて、昼食もしっかりした場所で取っていた。なので、まだセコマのホットシェフ弁当を食べていなかったので、そろそろ食べたくなった。



 ようやくホットシェフ弁当を食べる。いつも任意の弁当と、フライドチキンを食べるがこれがまたウマい。



 ここでこんなチラシを見つけた。店舗が異なるセコマの300円以上のレシートを集めると、5店と10店でソフトクリームが貰える企画のようだ。いつも最後にこんだけセコマを使ったぞ、という写真を撮るためにセコマのレシートは捨てずにとっていたのだが、こんな所で役立つとは思わなかった。

 もう余裕で10店は到達してると思っていたが、コーヒーだけ買った場合もあったので、300円以上と限定すると8枚持っていた。若干足りなかったが、後2店なら余裕で到達できるだろう。早速チラシとレシートを持込み、店員さんに貼ってもらう。本当は家で貼ってくるのだろうが、そんなものは持ってきていないのでお願いした。ご苦労をお掛けします。

 と言う訳で、タダでソフトクリームをGetして食べる。もちろん店で食べるようなとろけるような物ではなかったが、充分美味しい。

 何だか良い気分になったところで、セコマを出発。ノシャップ岬に訪れるかどうかで悩んだが、サロベツ原野をグルグル回って豊富町の大規模草地牧場に行きたいと思っていたので、ノシャップ岬はPASSすることにした。

 稚内市街から道道106号に入る。ちょっとした市街を抜けたら、日本海側に出ていよいよオロロンラインが始まる。ここも、毎年のように訪れているが、一向に飽きない素晴らしい道路だ。

 抜海を抜けたところで、オロロンラインの本領発揮。素晴らしい道を駆け抜け、すれ違ったライダーとも盛大に挨拶する。



 こうほねの家、と呼ばれる展望休憩場に寄ってみた。残念ながら利尻山は雲に隠れて山頂が見えなかった。



 屋上に展望台があったので登ってみたが、ここは初めて寄ったような気がする。トイレもあるし、ちょっとしたテーブルもあるので休憩するには良い所だと思う。

 こうほねの家を出発して、どこで写真を撮ろうかキョロキョロしながら走る。今年は、利尻山を背景に牧草ロールが置いてある場所が無かったので残念。



 何かいつもと同じ場所のような気がするが、気にしない。



 真っ直ぐ伸びる道がとても素晴らしい。



 ちょっと雲が増えてきたが、明るさがあるので充分だ。何度来てもオロロンラインは良い道だと思う。



 利尻山は相変わらず雲に隠れていたが、雨上がりのためか空気が澄んでいて、島がハッキリ見えたのでその点は良かったと思う。

 次は、天気も良いことだし幌延ビジターセンターの横にある展望台にでも行ってみよう。道道106号から、道道972号に入る。



 幌延ビジターセンターの展望台。結構な高さがあるので、見晴らしは凄く良い。前日の雨の影響か、結構な水たまりが出来ていたので、あまり水はけは良くなさそう。



 サロベツの広大な原野を見渡せるので、この展望台もオススメだ。相変わらず利尻山は見えないのが残念。



 オトンルイ風車群も見渡せる。



 長沼方向の展望。



 こちらも牧草ロールが点在しており、素晴らしい光景が広がっている。



 展望台の途中から、バイクとオトンルイ風車郡が見えたので撮影してみた。

 ここで東の山を見ると、厚い雲が掛かっていた。雨を降らすような雲じゃなさそうだが、豊富町の大規模草地牧場はあの辺なので、行ってもあまり展望が良くないかもしれない。

 それなら、パンケ沼近くに行けるのは知っていたが、行ったことが無いのでそっちに行ってみよう。考えてみれば、この展望台は何度か来ているが、ビジターセンターには入ったことが無いので1度は行ってみようと思っているのだが、今回も行くのを忘れてしまった。

 道道972号から広域農道に入り、突き当りを左折すると、駐車場に出た。パンケ沼の駐車場方面から、1台バイクとすれ違ったがビックリした。ここは殆ど人が訪れることが無い所らしいので、ここに居るのはよっぽどの北海道フリークなのであろう。



 どうやら細いダートを越えた先にも広場があって駐車出来るらしいが、水たまりが出来ていたのでおとなしく舗装駐車場に止める。



 初めて来たがあまり遊歩道が整理されておらず、草が生い茂っている。



 これがパンケ沼だ。しかし、沼を見れる展望部の木道が、老朽化からか立入禁止になっていたので遠目からの撮影となってしまった。どうやら数百m行った先でも展望がある、との標識があったが、この遊歩道を先に進む気が沸かずもういいや、と引き返してしまった。

 駐車場まで戻り、先ほどのビジターセンター展望台から見えていた、牧草ロールが見えそうな畑が気になっていたので、そちらに行ってみる。



 畑の横にバイクを置いて撮影。この時間だと少し逆光だったのが残念だが、牧草ロールと一緒に撮影するのは大好きだ。



 オトンルイ風車群と牧草ロール。

 折角なので、久しぶりにオトンルイ風車群に行ってみようかと思う。



 サロベツ原野駐車公園に到着。結局利尻山の雲は抜けてくれなかった。



 オトンルイ風車群は巨大な風車が原野に何個も並んでおり圧倒される。

 そろそろ良い時間になったので本日の宿を模索する。と言っても、前日大体決めていたのであっさりだ。初山別村のみさき台公園キャンプ場にしようと思う。翌日は、羽幌町から焼尻・天売島に行く予定だったので、隣町の初山別がちょうど良いかと思う。

 サロベツ原野の観光を楽しみ、天塩のホクレンで給油する。ここでもフラッグが売り切れていた。このままでは青色がGet出来ないので、どうしようか。留萌や羽幌にもホクレンがあったと思うので、今回はそちらがラストチャンスになるかもしれないな。

 天塩市街を通り抜けて、いつもなら開拓農道の方に進むが、たまにはそのまま国道232号を走ってみよう。開拓農道は海が近くて、牧場・原野っぽい風景の中走るのでより良いが、国道232号も悪くはなかった。

 初山別村手前の遠別町のセコマで買い出しをする。遠別町国道232号沿いにセコマが2店あるのを知っていたので、店舗や駐車場が広い初山別村側のセコマに立ち寄る。

 買い出しを済ませて、16:00頃初山別村みさき台公園キャンプ場に到着した。ここは上段・下段にサイトが分かれていて、それぞれに長短がある。

上段長所:眺めが良い。トイレが近い。
上段短所:風が強い。一時的な荷運びだけなら良いが、駐車場が離れる。温泉が少し遠くなる。

下段長所:駐車場脇にサイトがあるので、目の前にバイクが置ける。温泉が近い。
下段短所:普通に良いが、上段と比べると眺めが劣る。トイレが遠い。

 と言ったところだ。それより驚いたのが、上段サイトにテントが全く張られてなかった。いくら北海道の夏休みが終わったと言っても、これは無いだろうと思って下段を覗いたら、ライダー:ファミリー=8:2くらいでテントが張られていた。

 流石に誰も居ないサイトにテントを張るのも寂しいし、この日は風がそこそこ強かったのでおとなしく下段に張ろう、と思いバイクに戻ると若干の事件が起こった。

 普段は買いだした物はトップケースに入れるのだが、この日に限ってツーリングネットに付けていた。するとそれを見たカラスがそれを奪おうと、クチバシで突いているではないか。なんて頭の良いヤツだ、と驚きながらも急いで駆け寄るとすぐ逃げてった。ツーリングネットにちゃんと縛っていたので事なきを得たが、やはり特にキャンプ場では気を付けなければならない、と再認識した。

 こんなことがありながら、下段にバイクを移動してどこにテントを張ろうか悩む。前回は炊事場近くに張ったが、そこは取られていたので、荷運びが楽で海に近い場所が空いていた。柵もあるので、翌朝撤収時にも役立ちそう。

 いつもなら展望の良い方(今回だと海側)に入口を向けるのだが、この日は海から風が吹いていたので、仕方なく風下(駐車場)側に入口を向けた。まぁ目の前にバイクがあるのも良いものだろう。



 ここをキャンプ地とする!前述通り、展望が良くて温泉徒歩圏で荷運びも楽。なおかつ、無料。と文句の付けどころの無いキャンプ場だ。素晴らしい景色を見ながらキャンプ出来るのはとても最高だ。

 北海道7日目にして、ようやく晴天の中のキャンプが出来るかもしれない。今までの6泊は全て曇り・雨だったから、晴れでキャンプ出来ることに喜びを感じる。時間も早かったので、マットとシュラフを柵に干しておいた。使った折りたたみ傘も広げて乾かす。風が強かったので、目が離せなかったがしばらく置いておくと乾いてくれた。

 早速米を水に浸けて、しばし寛ぐ。この日は出発が遅かったし、撮影が多かったのであまり走っていないが、やはりこのキャンプ場で寛ぐ一時はたまらない。展望が良いキャンプ場でボーっと風に吹かれながら、イスに座って寛ぐ時間も良い。私が北海道に来る目的としては、優先順位を付けるのが非常に難しいが、走り・撮影・キャンプの3つになる。

 本当に行きたい所と言うのは少なくなったので、今年は特にキャンプ場に入る時間が早くなっている。17:00以降に入ったのが1つも無いのは中々珍しい。自炊が必須なキャンプスタイルなので、早めに入った方が時間のゆとりがあって、それはそれで良いかとも思っている。

 ゆっくりしていると、珍しい組合せのライダーさんがやってきた。250ccのバイクにキャンプ道具を積んで子どもと2人乗りでやってきたが、ヘルメットを外すと女性の方だった。子供は恐らく娘さんだろう。札幌ナンバーだったが喋りは関西弁で、複雑な家庭事情なのかな、と下世話な想像をしてしまった。まぁそんなことをこんな所で考えるのは野暮だろう。隣にテントを張られたので、挨拶だけはしておいた。

 そうこうしていると時間が経ったので夕食にする。ご飯を炊いて、美味しく頂いた。

 後片付けを済ませると、ここは日本海側なので夕陽の時間だ。カメラとレンズを持って撮影タイムに入る。北海道に来てようやく見れる夕暮れだ。



 赤色に染まっていく空にバイクとテント。



 テントサイトも赤く染まっていく。



 このみさき台公園は素晴らしくて大好き。



 灯台もあり、半月が出てたので一緒に撮影。




 結局利尻山の雲は晴れてくれなかったが、少し見えていた。



 もう少しで沈みそう。



 望遠に付け替え。手前の雲に反射する夕焼けが素晴らしい。



 大変素晴らしい夕陽だった。ちょっと水平線に雲が多かったので、丸い夕陽が沈む様子までは見れなかったが、今までの天候を考えればこれ以上言うのは贅沢だと思う。



 マジックアワーも充分楽しみ、テントに戻ってくる。晴天だったためか、既に夜露が発生していた。タープも無いので、イスの背もたれだけ前室に片づけて温泉に行く。

 しょさんべつ温泉岬の湯は、前の記憶だと温泉らしく無いと思っていたが、露天風呂は口に入るとしょっぱい塩化物温泉だった。サウナ・水風呂もあるし、塩化物温泉はとても温まるのでしっかり浸かる。サウナ・水風呂のセットもちゃんとこなす。露天風呂から星空が良く見えたので、これはようやく三脚の出番かもしれない。

 風呂上りに時間一杯の21:00まで休憩室で寛ぎ、テントに戻る。ようやく晴れたので、三脚を取出し夜景・星空の撮影をすることにした。




 北斗七星と北極星が輝く。流れ星もちょうど入ってくれた。



 漁港もあって、そこと星空を撮影する。あの街の光は遠別辺りだろうか。



 ここは天文台があって、そこを売りにしている割には外灯が明るすぎて超広角で撮影すると、フレアが入ってしまう。もう少し暗くても良いので、外灯を減らして貰いたいと思ってしまった。私の持っている超広角がフレアが出やすい、のが悪いとも言えるが。



 テントやバイクを撮るには都合が良いが、かなり明るい。前述したお隣の娘さんが瞬間移動しているのが面白い。



 ちょっとアオリ気味で撮影。絞りを開けたので、星空がボケてしまったのが少し失敗。

 南の空なら天の川も見えるかもしれないが、南側に外灯があるので難しい。上段まで行けば何か見えるかもしれないが、ちょっと面倒なので止めておいた。

 7日目にしてようやく三脚の出番が来た。夜の撮影をするのも楽しい。この日も結構寒かったが、温泉に入ってダウンを着込んだことで何とか耐える。

 夜景の撮影をしていたので少し遅い時間になったが、そんなに走っていないのでいつも通り起きられるだろう。22:30くらいに、寝ることにする。


宿泊地:北海道初山別村 みさき台公園キャンプ場 無料
温泉:しょさんべつ温泉 岬の湯 500円


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Posted at 2018/09/17 23:12:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2018 | 日記
2018年08月16日 イイね!

2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 8日目 浜頓別町オフ日

■8日目 8/16(木) 天気:雨
走行距離:0km

 この日は1日雨の予報だったので、クッチャロ湖畔キャンプ場で引き籠っていた。なので写真は殆ど無いです。

 5:00頃起床。この日はオフ日なので、こんなに早く起きる必要も無いので2度寝しようかと思ったが、しばらくゴロゴロしてても寝れる気配が無かったので、起きることにする。

 早速天気予報を確認するが、前日までと全く変わっていない。全道的に雨で、翌日から少しずつ回復し、18,19(土日)は晴れマークが付いていた。

 テントから出て早速朝食を取る。雨はまだそこまで降っていないが、いつ降ってきてもおかしくなさそうな天気だ。片付けを済ませてテントに戻ると、さてこれから1日どう過ごそうか。他のバイク乗りは、撤収して出発する人も何人か居た。他にも沈没している人達も居たので、やはりこの悪天候では動き回りたくないのだろう。



 横のクルマが居なくなったので、クッチャロ湖畔を背景に写真を撮った。



 しばらく雨ざらしになるけど、頑張ってくれ。

 テントの外でボケっと湖をしばらく見ていた。流石にしばらくするとやることが無いので、管理棟の横にある白鳥観察館にでも行ってみることにした。

 何度もクッチャロ湖畔には来ているが、この建物に入ったのは初めてかもしれない。剥製があったり、ハクチョウの違いの説明があったりと意外と楽しめた。

 20分くらい時間を潰しテントに戻って一服していると、段々風も強くなってきた。タープがあっても雨が吹き込んでくるので、あまり外にいたくなるような状況ではない。しかも予報通りとても寒い。なので、この後は寝袋に包まってスマホかツーリングマップルを眺める⇔外へでて湖を見ながら一服、と繰り返していた。

 そろそろ良い時間になったので昼食にする。昼食を自炊するのは、同じくオフ日を設けた2016年のクッチャロ湖畔以来だろう。しかし、風が強くてガスがうまく使えないかもしれないから、おとなしくテントの前室で調理をした。そして、それを持って出て、タープ下でレトルトカレーを美味しくいただく。

 後片付けも済ませて、また先ほどのゴロゴロと一服の繰り返しだ。前回は、役場に行ったり図書館に行ったりしたが、雨だけなら良いが風もあるので、出掛けるのが面倒になりひたすら引き籠る。

 天気予報を確認しながら、今後の予定を立ててみる。

 17日(金)は天気が回復する見込みのため、回復するまでここで待機し、宗谷丘陵やオロロンラインを通って初山別にでも行こう。そして、18日(土)の8:30羽幌港発のフェリーで天売島へ行ってグルっと周る、そして焼尻島に渡ってキャンプをする。19日(日)に一便で羽幌へ戻り、その後はいつもの上富良野町の日の出公園オートキャンプ場に行くような計画を立ててみた。

 これなら、行きたいと思っていた焼尻・天売島を満喫出来そうだ。1つの懸念点が、天売島の滞在時間が5時間もあるので、周囲12km程度の小さな島で、果たして時間が潰せるのだろうか。まぁその辺りは何とかなると思うので、あまり気にしないでおこう。

 少し眠たくなってきたので、14:00頃から昼寝をすることにした。1.5時間くらい寝て、再度同じことを繰り返す。17:00になったので夕食を食べる。

 流石に全く夕陽が期待出来ないと思われるので、まだ明るいが隣接の「はまとんべつ温泉ウイング」に行くことにした。受付を済ませて、風呂ではなくいきなり休憩室に向かう。ここでPCで出費管理などをしていると、日ハム戦が始まったのでしばらく見ていた。やっぱりTVがあると、暇つぶしにはもってこいだ。

 19:30頃から温泉に入って、風呂とサウナ/水風呂を繰り返してサッパリした。また休憩室に戻って、閉店の21:00まできっちり過ごさせてもらった。

 残りの日程を考えると、前日洗濯をしたばっかりだが風呂上りなので、2日分の洗濯物がある。これを済ませておけば、残りの日程をクリア出来そうだったので、キャンプ場に戻り洗濯を開始。2日分なので、乾燥も30分で済んだ。

 乾燥が終わったので、洗濯物を取り込み畳んで終了。少し遅い時間になったが、昼寝もしているし活動もしていないので、いつも通り起きられるだろう。翌日早めに天候が回復することを祈りながら、寝ることにする。


宿泊地:北海道浜頓別町 クッチャロ湖畔キャンプ場 200円
温泉:はまとんべつ温泉ウイング 550円


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Posted at 2018/09/16 23:35:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2018 | 日記
2018年08月15日 イイね!

2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 7日目 網走市~浜頓別町


■7日目 8/15(水) 天気:雨後曇り
走行距離:276.4km

 網走市を出発し、オホーツク国道をひたすら北上して、浜頓別町まで走った。1日中雨が多かったので写真が少ないです。

 4:30頃起床。前日寝るのが早かったためか、早起きすることが出来た。このキャンプ場は若干やかましいので大型トラックの音とかで起きてしまうことも何度かあった気がしたが、全く目覚めること無く朝を迎えた。

 早速天気予報を確認すると、前日までと全く変わっていない。釧路側は雨、網走周辺は曇り後雨。道北は曇りだった。翌日16日(木)は全道的に雨だった。となれば最初に決めた通り、この日は浜頓別町まで行ってお気に入りのクッチャロ湖畔キャンプ場に連泊して、翌日はオフ日としよう。



 予定も決まったし、テントから出る。テントから見る網走湖はこんな感じだ。

 朝食の支度をして、食後はコーヒーを飲んで一服。朝の一時を過ごす。

 洗い物を済ませて、タープやバイクを拭いていた。すると、若干雨がパラつき始めた。最初は霧雨程度だったが、段々雨粒が大きくなってきてしまう。これは想定外だ。雨の中設営するのは「これからキャンプをする」という高揚感があるので良いが、撤収時に雨は中々辛い。

 結果論だが、タープを張ってて助かった。何とかテント、特にインナーを濡らさないように畳む。後はタープを片付けるだけの状態に持っていく。ここでカッパを着こみタープを撤収する。テントやタープのペグをいつもは洗うのだが、雨が降っていたので面倒で割愛してしまった。タープを片付けてバイクに積む。いくら涼しい北海道でもカッパを着ながら撤収作業をすると、流石に汗をかいてしまう。

 何とかバイクに積み終わったが、結局雨が止むことは無かった。雨雲レーダーでも反応は無かったので、やはり信用出来ないようだ。カッパも着ているし、仕方ないので8:00前に出発する。雨が降ったりタープを片付けたりした割には早い出発だ。乾かしたりする作業が無いからであろう。タンクバッグにレインカバーを掛けているので地図のページを変えられないから、分かる道で進む。

 国道39号から国道238号に入り北上する。稚内の国道40号交差点から国道238号に入るとすぐに、「網走320km」と出るがこの網走からでも、「稚内320km」という標識があった。(数字はウロ覚え) 流石、北海道はとても広いことを痛感する。

 国道238号を紋別方面から来ると、大体能取岬方面に向かってしまうのでこの区間を走ることは少ないので少し新鮮だ。網走湖沿いを走るので、割と景観は良い。やがて、能取岬方面への分岐や前に写真を撮ったパーキングが見えてきた。こんな天気なので、今回はPASSする。

 そのまま走っていると、どこかの宿の外にバイク乗りが結構たくさん居た。通ってくるバイクに手を振っていたので、もちろん返しておく。ここは場所的に、とほ宿「さろまにあん」だろうか?基本キャンプ派で、ライダーハウスは1回しか利用したことない。前にも書いたが、やはり寝る時等はプライベート空間が欲しくて、よっぽどじゃない限りキャンプを貫いている。



 1時間くらい走ったところで道の駅「愛ランド湧別」にて休憩。この間もずっと雨は降り続いていた。笑っちゃうくらいの雨では無かったのが幸いだが、やはり色々と辛いものがある。

 これは屋根がある所からスマホで撮影だが、去年までは防水のデジカメを持ってきていた。少し古い製品のため、そこまで画質が良くは無い。最近は雨が降るのが濃厚だったら、おとなしく沈没してしまうので防水デジカメを殆ど使うことが無かった。

 なので、今年から持ってくるのを止めたのだが、これは失敗だった。スマホも防水だが、やっぱりあまり濡らしたくは無いので、一応防水デジカメも持ってくるべきだと再認識した。

 一服して出発する。紋別も通過して、雄武町のセコマでもう1度休憩して、枝幸町の道の駅「マリーンアイランド岡島」まで来たところでようやく路面が乾いて雨が止んだ。



 お腹が空いてきたので、ここで昼食にする。鮭親子丼とそばセットにしたが、美味しかった。食後にソフトクリームも食べる。

 道の駅から出てきたら、また雨が降り出して路面が濡れていた。仕方なく脱いでバイクに掛けていたカッパをもう一度着る。ここまで長いこと雨の中を走ったのはいつ振りだろうか。長期休暇以外は基本的に、雨予報だとまずバイクで出掛けないので、ここまで走るのは長期休暇以外は無い。2017年の夏北海道時に、静岡県裾野市から新潟県の関越トンネルを抜けるまでカッパを着た記憶があるから、ほぼ1年振りだろう。

 枝幸のホクレンで給油しつつ、フラッグを買おうと思ったが、何と売り切れだった。枝幸のホクレンで売り切れとは、どれだけライダーが来たのだろうか。天気が良ければ、枝幸の三笠山にでも行こうかと思っていたが、ガスってたので今回は止めておく。枝幸の市街を抜けると、ようやく雨も止み空も明るくなってきた。走りっぱなしの1日も面白くないから、神威岬駐車公園に寄ったことが無いと思ったので行ってみよう。



 神威岬駐車公園に到着。入ってくる時に、名古屋ナンバーのバイク2人組が手を振ってきたので、もちろん返しておく。



 曇り空だが岬の風景が良い。



 バイクも一緒に。この先には、国道238号オホーツク国道唯一のトンネルがある。320km以上ある国道なのにここしかトンネルが無いとは、いかにオホーツク海側が平坦かが分かる。

 束の間の撮影を楽しみ出発する。神威岬を出発したらすぐ浜頓別町に入る。

 そして13:00頃クッチャロ湖畔キャンプ場に到着した。時間が早いのと、天気が悪いのと、北海道の夏休みが翌日までだったためか、あまりキャンプ客も居ない。どこでも張り放題だが、やはり炊事場・温泉に近い方で、テーブル・イスが完備されているところを確保する。多分この天気では、テーブル等は使えないと思うが、撤収時に晴れてくれてれば使える。



 ここをキャンプ地とする!クッチャロ湖畔は2014年から毎年泊まっているお気に入りのキャンプ場だ。



 展望が良くて、乗入は出来ないが通路沿いのサイトで荷運びも楽。良質温泉に歩いて行け、街に近いのでセコマもギリギリ徒歩圏。少し高いがコインランドリーも有る。利用料も格安。と文句の付けようが無い。

 翌日はオフ日にする予定のため、最初から2泊での受付だ。当然タープも張る。いつもはサボるテントの張り綱も忘れずに。ここで1点ミスをおかした。前述通り、朝撤収時に雨が降っていたので、ペグを洗わなかった。すると同じペグ袋に入れていたタープやテントの張り綱にたくさん土が付いてしまい汚れてしまった。やはりなるべくなら、乾かすまでしなくてもペグをちゃんと洗って収納しなければならない、ということを再認識した。

 雨の中撤収した割には、タープとグランドシート以外はそんなに濡れていなかったので助かる。撤収の仕方が良かったのだろう。

 天気予報通り、浜頓別は雨が降っていなかったので、時間もあるからエサヌカ線にでも行ってこようかと考えた。14:30頃キャンプ場を出発。2017年にも通った浜頓別の中央をPASSすることで、信号にも引っ掛からず国道238号に出た。



 エサヌカ線に到着したが、何故かカメラを持ってくるのを忘れてしまった。なのでスマホで撮影。この日は雨でハンドル周辺で充電が出来なかったので、トップケース内で充電していた。何故かケーブルを外さずに撮ってしまったので変な写真になってしまう。

 天気が悪いがライダーもちょこちょこ居て、この直線道路はやはり爽快だ。猿払側の出口まで行って、国道238号で帰ってくる。クローバーの丘まで行こうかと思ったが、ゆっくり走り過ぎたため時間がそこそこ経っていたからキャンプ場に戻ることにした。

 前日カミソリとシェービングジェルを紛失したので、浜頓別町にドラッグストアがあったから行ってみた。行ってみると、北海道の片田舎とは思えない金額で、お茶とかジュースとかとても安かったのでビックリした。セコマもコンビニにしては安いのだが、やはり量販店の方がより安いのを再確認する。

 流石にドラッグストアなので、生鮮品は少なかったから2日分の食料をセコマで買い出し。最悪何とか歩いてセコマには行けるが、翌日は雨風強まる可能性があるので2日分の食料を入手しておく。

 キャンプ場に16:00頃戻ってきた。ちょっとしたお散歩にしては良い時間になった。ここで、既に今晩の着替えが無くなっていたので洗濯を開始。コインランドリーがキャンプ場にあると大変楽だ。流石に4日分あるので、乾燥は30分では足りなかったから、もう30分追加する。

 乾燥が終わったので、洗濯物を取り込み畳んで終了。既に米を水に浸けておいたので、炊飯を開始。夕食を美味しく頂く。

 クッチャロ湖畔は2014年から連続で夕焼けを見れていたが、流石に今年は見れそうにないのが残念。翌日はもっと天気が悪いだろうから、まず無理だろう。



 夕焼けが見られないが、クッチャロ湖の写真を撮る。



 クッチャロ湖を背景にバイクも一緒に。

 写真を撮って満足したところで、隣接の「はまとんべつ温泉ウイング」に行く。ここは、露天風呂が無いのだけが残念だが、ヌルスベの温泉でサウナ・水風呂もあって素晴らしい。前日剃れなかったので若干伸びてしまった髭を剃る。

 私は元々髭が好きではないが、バイクに乗っているとどうしても雨が降ったり、水たまりが跳ねたり虫に体当たりされ汚くなる。髪もヘルメットを被っているからペッタンコになるので、せめて清潔感だけでも出さなくてはと思い、髭の処理はちゃんとするようにしているつもりだ。サッパリしたところで、風呂上りに休憩室でTVを見ながら寛いで、テントに戻る。

 この日は、久しぶりに雨の中200km近く走った。カッパもブーツもまだ新しいので、雨の侵入も無く割と快適だった。そこまで強い雨じゃなかったからだが、雨の中を走るだけならまだ何とかなる。コンビニに寄るくらいなら良いが、食事とかに気を使うし景色も微妙になるので、雨はやはり積極的に走るものじゃないかな。チェーンのメンテもしなきゃいけなくなるし。せめて防水カメラでもあれば少しは楽しめるのだが、来年からはやっぱり持って来よう。

 そんなことを考えながら、しばしテントの外でくつろぐ。LINEを見ると、A氏はこの日のフェリーで一足お先に戻るぜ!とのこと。M氏はどうやら風邪を引いたらしく、急遽北見のホテルに入ったらしい。幸い翌日はオフ日にしても良い天気だったので、ゆっくり休んで欲しいと思う。

 呼人浦はそこまでではなかったが、この日からまた冷え込むようで、最低気温は13℃くらいという予報が出ていた。風呂上りにダウンを着ては居たが、寒くなってきたのでテントに入って寝袋に包まって寝ることにする。


宿泊地:北海道浜頓別町 クッチャロ湖畔キャンプ場 200円
温泉:はまとんべつ温泉ウイング 550円


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2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 番外編
Posted at 2018/09/16 23:32:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道2018 | 日記
2018年08月14日 イイね!

2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 6日目 別海町~網走市


■6日目 8/14(火) 天気:曇り後小雨後曇り
走行距離:253.8km

 別海町を出発し、標津町経由で知床峠へ向かった。その後ウトロ側に出て、天まで届く道と感動の径を通って網走市まで走った。

 5:30頃起床。テントから出てごそごそしていると皆起きてきたので、朝の挨拶を交わす。空を見ると雲は多いが、所々青空が出ていた。

 早速天気予報を確認すると、前日までと全く変わっていない。釧路側は雨だが、網走側は曇りの予報だった。北に行くほど悪くは無さそうだが、あまり北に行くと翌日のやることが無くなってしまうので、やっぱり網走周辺に泊まることにしよう。

 予定も決まったし、朝食の支度をする。食後はコーヒーを飲んで一服して、朝の一時を過ごす。

 M氏はもう一泊するので気ままな物だ。私とA氏は落ち着いた所で撤収準備を開始する。すると晴れ間が出てきた。前日の天気予報だと、霧で真っ白の知床峠を通ることになるのかな?っと思っていたが、もしかしたらワンチャン晴れ間が見られるかもしれない。

 少し希望が出てきたので、撤収作業も気合が入る。晴れたので、グランドシートもほぼ乾かすことが出来た。やっぱり撤収時に晴れ間が出ていると、色々と助かる。

 順調に撤収準備が完了し、2日間お世話になった別海ふれあいキャンプ場を後にし、8:30頃に別海町を出発した。皆とまた秋にでもキャンプに行こう、とだけ話して解散する。M氏は知床方面に向かうようなので方向が一緒だ。折角だから少しくらい一緒に走ろうか、と斜里くらいまでマスツーリングをすることにした。

 別海町から道道8号を中標津方面に向かい、道道363号を曲がり標津方面へ走った。道中少ないながらも何台かライダーとすれ違ったので、2人で盛大に挨拶をする。

 順調に標津の国道244号に出てきた。M氏は前日根室でご飯を食べそこなったため、道道363号と国道244号の交差点にあったセコマでご飯を食べたらしい。

 標津からは、国道335号で羅臼方面に向かう。ここからの国道335号は海沿いで気持ちの良い道だ。天気が良ければ国後島もハッキリ見えるのだが、この日は少し視界が悪かった。でもどんよりとした曇り空ではなく、所々明るかったし何より知床連山が見えていたので、少し期待が膨らむ。

 道の駅「知床・らうす」に立ち寄って休憩する。見上げてみると、何となく羅臼岳が見えていたので何とかなるかもしれない。A氏は初北海道で羅臼岳を見れるなんて、日頃の行いが良い証だろうか。私は3回目の知床峠でようやく晴天を見られたというのに。

 道の駅を出発して、いよいよ知床峠に向かう。ここからはワインディングロードなので先導車が居ないことを祈り出発する。途中、熊の湯の横を通ったが相変わらずクルマやバイクがたくさん居た。隣接している羅臼温泉野営場に一度は泊まりたいと思っているのだが、シーズン中は激混みらしいので、出来れば16日以降に行ければといつも思っているのだが、中々うまく行かない。また今回も泊まれそうにないな、と思いながら通過する。

 意外とクルマもおらず、そこそこのペースで走れた。キャンプ道具満載なのであまり攻めれないが楽しく走れた。所々で羅臼岳がとてもキレイに見えた。残念ながら下界方面の視界は良くなかったので、相方も居るし停まろうとは思わなかった。知床峠のパーキングに寄ろうか、という話をしていたので早く行かないと羅臼岳が隠れてしまうかもしれない、って思ったのもある。

 結局見返り峠付近で先導車に捕まってしまったが、中々楽しかった。知床峠のパーキングも霧はそこまで出ていなかった。しかし、凄い勢いでウトロ側から雲が流れてくるのが見えたので、写真を撮るなら急がなくては。



 と言う訳で、ギリギリ少しだけ羅臼岳が見える写真が撮れた。



 バイクも一緒に撮影。この数分後には完全に隠れてしまったので一応ツイているのだろう。



 でもこの道の感じがスカイラインぽくて良い感じ。



 もう完全に羅臼岳は見えなくなってしまった。

 このパーキングのウトロ側に知床峠の碑が立っているので、そこにバイクを持ってって記念撮影が定番だよ、と言ったところM氏が早速していた。意外とM氏は風景を背景にバイクを撮らないらしい。



 何とか羅臼側は一部青空も見えたが、何とか知床峠を楽しめた。


 ウトロ側に降りて行く。知床峠ではウトロ側から雲が流れていたので察知はしていたが、やはり少し降りた瞬間霧が発生して視界が悪くなった。夏の北海道だと、大体ウトロ側が晴れてて羅臼側が霧というのが多いのだが、今回は反対のようだ。風の向きがいつもと違うのだろうか。

 知床五湖への分岐辺りも真っ白だった。これでは知床五湖へ行っても何も見えないだろう。それでも観光客らしきクルマが何台か曲がって行った。知床五湖の駐車場は有料だから、こんな天気ではあまり行きたいとは思わない。

 ウトロの街に降りてきたら、空はどよんとしているが霧は出ていない。道の駅「ウトロ・シリエトク」に立ち寄って休憩する。そろそろ良い時間になってきたので昼食にしようか、とM氏と相談したら了承してくれたので、道の駅の食堂に向かった。ここは結構待ち時間が発生するが、まだ11:00なので空きは充分あった。



 日替わり海鮮丼にしてみたが、とても美味しかった。食後、食堂のレシートがあればソフトクリーム50円引き、という謳い文句に誘われてソフトクリームを食べる。M氏は折角北海道に来たからと、各地のステッカーを集めているみたいなので、知床のステッカーが欲しいとショップに入っていった。結構レジに並んでいたのでしばらく待つ。購入できて喜んでいた。

 お腹も膨れたところでツーリング再開。道の駅を出発する前に、M氏は初北海道だからオシンコシンの滝にも寄ってみる?と聞いてみると、寄りたいとのこと。私は何度か寄っているので特に珍しいものでも無いが、久しぶりに行ってみるのも悪くない。

 A氏は目の前の道は何度か通っているが、何故かオシンコシンの滝には寄ったことが無いらしい。でも気になっているらしいので、駐車場からすぐだから寄ればいいじゃん、と夜の宴会時に突っ込んだ記憶がある。



 道の駅からオシンコシンの滝はすぐそこなので、あっという間に到着。駐車場から徒歩2分でそこそこの迫力の滝が見れるので、オススメではある。伊豆の浄蓮の滝や、富士の白糸の滝等よりよっぽど歩かなくて済むのに。



 折角なので少し登ってみる。飛沫が飛んできて、カメラには悪そうだがとても気持ちが良い。



 頑張って1/8secで撮ってみる。この程度じゃ糸みたいにはならないが、三脚をわざわざ出すのも面倒なのでやめておく。一応NDフィルターは持っては来ているが。

 オシンコシンの滝を楽しんだところで、次に私は天まで続く道に行こうと思っている。M氏は前日行ったらしいのでどうするか聞いたところ、折角なのでついてくるとのこと。話は決まったので出発する。オホーツク海を眺めながら斜里へ向かう。晴れてればもっと気持ちが良いのだが、天候は仕方ない。

 天まで続く道は斜里側から来ると比較的容易だが、ウトロ側から来ると若干分かりにくかったような記憶があった。なので、ツーリングマップルとハイドラマップを見比べて注意して走行していた。確か、集落出てきて国道が斜めに曲がる所を左に曲がるはずなのだが・・・ と思っていたら、何と天まで続く道へ促す看板が出来ていた。

 こんなの間違いなく無かったはずだ。そういえばエサヌカ線も案内板が出来てて、こういう景観の良い道も観光資源とするべく町が頑張っているのだろうか。

 案内があったので曲がる。大分上った後、直角に曲がった先が天まで続く道の始点なのだが、何とこの曲がり角に大きな駐車場が出来ていた。これには流石にびっくりした。でも正直ここから見るより、もう少し先の展望台の所から見た方が直線を感じられると思うのだが。



 天まで続く道に到着した。あまり天気も良くないので、望遠レンズまでは出そうという気力が沸かなかったので、標準レンズのみで撮影。良い木があったので、そこを撮る。



 そして、いつものように展望台からの斜里の風景を楽しむため向かう。ここでM氏が衝撃の発言をした。前日ここへ来たが、道路を見ただけで展望台には上がらなかったらしい。もちろん存在は気付いていたが、大した高さでも無いから変わらないし、ここの売りは道路だろう、と判断したようだ。

 いやいやいや、と突っ込んでみた。天まで続く道も当然素晴らしいのだが、私はこの展望台から見る風景も大好きだ。むしろ、こちらの方が良いかもしれない、とさえ思っている。残念ながら、この日は曇りなので海と雲の境目がはっきりしないが、晴れ渡るとオホーツク海と青空と畑の景色が相まって、とても素晴らしいんだよ、と言っておいた。

 M氏も展望台に上がって「確かにこれは良い」と驚いていた。よっぽど歩かなきゃいけない場合を除いて、展望台のようなものがあったら必ず寄るべきだと思うよ、とアドバイスをしておく。



 やっぱり、ここからの風景は素晴らしい。しかし、少々寂しくもある。5年前に初めて来た時は、大きな駐車場も無ければ案内看板など無かった。恐らくツーリングマップルにしか載ってなかったのだろう。ここに来るのはライダーくらいで、極稀にクルマが来るくらいだったのに、一躍メジャーな観光地になっていた。

 何だが、売れないアイドルを追いかけてたら、メジャーになったアイドルオタクの気持ちになってしまった。嬉しいけど寂しい、と言った何とも言えない感じだった。やっぱり誰も知らずに、自分だけが知っているような自己満足な気持ちもあったのだろう。M氏が言うには、よくテレビでここを特集しているらしい。それで問合せが増えたりして、看板や駐車場を整備したのだろうか。

 天まで続く道を楽しんだ所でM氏と行く方向がいよいよ変わってきた。M氏のバイクは250ccなので航続距離が短く、そろそろ給油がしたいそうだ。その後は、神の子池と裏摩周展望台に行って別海に戻るらしい。私は、網走周辺が目標なのでとりあえず感動の径を通って、東藻琴の新しい道の駅に行こうかと考えている。

 斜里の街に入ってすぐにホクレンのセルフがあるので、そこで給油すると良いよ、とアドバイスした。じゃあそこで解散、という話になり天まで続く道を出発。すぐに斜里市街に出たので、手を振ってお別れした。また一緒に走りましょう!

 M氏と別れてから、この日の予定を改めて考えてみる。今現在斜里で、この日は網走近郊に泊まろうと考えていた。そうなると定番は女満別湖畔キャンプ場になるが、今から向かうと早すぎてしまう。

 そこで、東藻琴に新しい道の駅が出来ているからそこへ行き、まだ未踏の小清水峠を越えて屈斜路湖周辺へ。その後、美幌峠を越えて大空町に向かおうかと計画を立てた。天気が良くないかもしれないが、雨さえ降らなければ充分楽しめる。

 計画も出来たところで国道244号が海側に曲がる所を真っ直ぐ行き、感動の径に入る。ここも何度か走ったことがあるが、景観の良い素晴らしい道だ。青空じゃないのが残念、とこの日だけで何度思ったことだろう。



 北海道名物牧草ロールが転がっていたので、止まってみた。路肩が全く無かったので若干気が引けたが、ここまで近くに牧草ロールが置いてあることも珍しいので、写真を撮りたくなった。



 かなり近くで牧草ロールが見れて嬉しい。その後道道767号に入って国道334号に向かう。合流した後は、東藻琴に向かって進んだ。

 ところが、国道334号に入った頃から雨が降り出した。慌てて雨雲レーダーを確認すると、屈斜路湖周辺は大雨になっているらしい。現在地周辺は掛かってなかったが、近くなので多少の誤差があるのかもしれない。

 雨が降ると思ってなかったので、かなり萎える。そこまで大雨じゃなかったので、道の駅「ノンキーランド ひがしもこと」は横を通過して何とかCPを取得。網走市街方面はその後も雨雲が掛からない見込みだったので、道道102号で北へ逃げることにした。

 しばらく走ったところで、レーダー通り雨が止み路面が乾き始めた。あのレーダーを見たら、もう屈斜路湖周辺に向かうのはありえない。時間が余ってしまったので、北側なら大丈夫そうだったので能取岬にでも行こうかと考えた。

 しかし、国道244号から網走市街に入ったところで、天気も良くないことからもう面倒になってきた。こんな気分の中走っても楽しくないので、さっさとキャンプ場に入ることにした。

 国道39号で大空町女満別に向かう。無料の呼人浦キャンプ場を眺めつつ進んで行ったところ、国道が2車線になったところで雨がパラツき始めた。レーダーでは雨雲が無かったのに、やっぱり北海道ではあまりレーダーは信用できないようだ。

 まぁこのくらいなら、と進んでいると段々強くなり路面も濡れ始めた。まだそこまで進んでいなかったから、こんな天気なら女満別に行きたくなくなったのでUターンすることにした。先ほど見かけた呼人浦では雨が降っていなかったので、久しぶりに呼人浦に泊まるのも悪くない。

 そう思いながら呼人浦に到着した。相変わらずここは、バイクのみ乗入可能なので非常にバイク乗りが多い。ちょっと炊事場やトイレから離れる所しか空いてなかったが、湖岸をGet出来た。時間もあるし、天気も微妙なのでタープを張ることにした。

 すると、ここでトラブルが・・・ タープポールの内1本のショックコードが切れてしまった。ちゃんとメーカーの指示通り、真ん中から畳むように心がけていたのに・・・ ショックコードだけに切れたことにショックを受けた。

 まぁポールとしては何とか成り立つので、この旅の間は何とかなるだろう。と思ったが、想像以上に面倒で、一番下の部分を支えないと抜けてしまう。そこはガマンをするしかない。

 何とかタープを張ったところで、呼人浦でも雨がパラつき始めた。ギリギリセーフと言った感じで、テントも張る。



 ここをキャンプ地とする!呼人浦は2013年以来の宿泊となる。そこそこ展望が良くて、無料で乗入OK。温泉も至近にあり、と便利なのだが難点もいくつか。ここは蚊が多い。国道・石北本線沿いなので若干やかましい。なので、最近は300円掛かるがより展望も良くて、温泉・セコマも徒歩圏の女満別湖畔キャンプ場にすることが多い。今回は天候の兼ね合いもあり、久しぶりの呼人浦になる。

 雨が若干パラパラしていたので、イスに座りマターリする。こういう時はタープがあると最高だ。しばらくすると雨が止んだ。路面も乾き始めたので、買い出しをしてなかったから出掛けることにする。

 ここ呼人浦キャンプ場は、ローソンならすぐ近くにあるのだが、私は北海道に来るとセコマを贔屓にしている。ここからだと、網走駅近くまで行かないとセコマが無いが、仕方なく進む。

 買い出しを済ませて戻ってくると、夕食の準備をする。ここで風呂をどうするか考えてみた。

 色々調べてみると、キャンプ場から歩いて行ける距離にある、網走観光ホテルでも日帰り温泉を利用出来るみたいだ。但し、入場は18:00までで19:00までの営業らしい。複数人ならとにかく、ソロだと明るい内は景色を眺めていれば良いが、夜はヒマなので基本的には夜に風呂に入りたい。

 バイクに乗りさえすれば、3分くらいにある「網走湖荘」でも日帰り温泉を夜遅くまでやっており、前回泊まった時はココを使った。歩いて行けるのは魅力だが、時間が折り合いが付かないのでまた今回も網走湖荘を利用させてもらうことにしよう。

 なので先に食事をするべくご飯を炊いた。この日も美味しく頂いた。

 食後に一服しながらマターリしていると、1点気になることがあった。純粋な温泉施設なら問題無いが、あくまでホテルの日帰り温泉である。前に、温根湯温泉で盆のピーク時期は日帰り温泉を早く閉める、ということがあったのを思い出した。恐らく、ピーク時期は宿泊客が多いので、日帰り温泉客が増えると混雑して苦情が出る、等の理由であろう。

 5年前にはピーク時期でも入れたので安心していたが、不安になって調べてみた。すると懸念が現実となり、網走湖荘でも日帰り受付を短縮して営業している、との記載を見つけた。

 これには愕然とした。もっと早く気付いていれば、網走観光ホテルに行ったのに・・・ とはいえ仕方がないので、もう少し調べてみると、もう1軒温泉宿があってそこも日帰り入浴をしているみたいだ。HPを見たら、特に注意書きや更新も無かったが、この感じだと若干怪しいので行ってみないと分からない。

 もう1軒、網走駅近くに銭湯があるみたいだ。流石にそっちは開いているだろうと思い、上記宿の保険として考えておく。女満別湖畔の温泉なら100%空いているだろうが、少し遠いので候補から外した。行ったことが無い所が多いので、明るい内が良いと考え動くことにした。

 まずは近くの温泉宿に向かう。すると、やっぱりお盆期間は立ち寄り温泉の営業時間が短かった。今時なのでHPを更新したりしていて欲しいところだ。これは想定内だったので、銭湯に向かうため網走駅方面に向かった。買い出しも含めて、キャンプ場から網走駅までこの日だけで2往復もしてしまう。

 場所の目星は付いていたので国道39号を曲がると、何と祭りをやっているみたいで交通規制が掛かっていた。祭りの通りを抜ければすぐ銭湯だと思われるのに、回り道をさせられてしまった。

 まぁ仕方ないのでようやく銭湯に向かったところ、何と祭り期間中は開店が19:00~とのこと。現在は18:45で15分も待たなければならない。流石に何の厄日だろうか、と思わざるを得ず、張り紙を見て愕然とした。まぁ、HPの情報が古くて閉店しました、やお休みでしたよりはマシなのだが、この日は風呂にツイてない感じだ。

 仕方がないので、折角隣で祭りをしているのだから覗いてみることにした。しかし、どこかあるのかもしれないがメインステージのような物は無く、ただ屋台が乱列しているだけであまり面白いものでは無かった。食事も済ませているし、ただ単に雰囲気を味わっただけだった。

 ようやく時間になったので銭湯に行ったところ、何故か既に2人くらい入っていた。常連さんは知っているかもしれないが、こちらはそんなの知らないよ、と思いながら入る。いつものように、カミソリとシェービングジェルを出そうと小物入れを見たら、見つからない。しまった、恐らく別海の温泉に忘れてきたのであろう。現地調達出来るものだから良いけど、先程の件もあって少し凹む。最悪、セコマとかでも売っているだろうが、どこかのドラッグストアにでも行って買うことにしよう。おかげで髭が剃れないが仕方がない。

 昔ながらの赤と青の押しボタン式蛇口で、シャワーも上に付いてて全く水圧が無くホースが無いので動かせない。当然サウナ・露天風呂等無い。銭湯なのでシャンプー/リンス/ボディソープも無い。普段私は髪を乾かさないが、バイクに乗る時だけは流石に乾かす。だが、ドライヤーがショボくて温/冷風が交互に出るため乾かすのに相当時間が掛かった。これで、北海道の温泉相場と大して変わらない440円。

 普段私は汗さえ流せればどうでも良いほうなのだが、色々なことが重なって流石にイライラが止まらなかった。情報収集しなかったせいで、こんな思いをすることになり自分にムカついた。

 一応銭湯受付の横にTVとソファーがあり、腰かけてジュースを飲んで体を冷ましていたら、ようやく落ち着いてきた。旅先で、こんなつまらないことでイライラするのは損だ、何でも前向きに捉えて楽しまないと、と思うようにすると、気分が晴れやかになってきた。なんだかんだで、汗は流せた訳だからサッパリしたし、風呂難民になるよりはマシではないか。

 ようやく落ち着いたところでキャンプ場に戻ると20:00近くになっていた。この間雨も降らずに助かった。暗い中湖畔を見ながらマターリしていたが、今年の北海道は寒いためか蚊が全く居なくて、外で快適に寛げるのはありがたい。

 しばらく夜風に吹かれながらキャンプを楽しみ、21:30頃に寝ることにする。

 
宿泊地:北海道網走市 呼人浦キャンプ場 無料
温泉:ときわ湯 440円


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Posted at 2018/09/15 22:13:48 | コメント(1) | トラックバック(0) | 北海道2018 | 日記
2018年08月13日 イイね!

2018年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 5日目 別海町~根室~別海町


■5日目 8/13(月) 天気:曇り後晴れ
走行距離:271.7km

 別海町を出発し、霧多布経由で北太平洋シーサイドラインを通り根室まで走った。本土最東端納沙布岬を訪れて、風連湖周辺を巡って別海町まで戻ってきた。

 6:00頃起床。流石に寝る時間が少し遅かったので少し寝坊した。ごそごそしていると皆起きてきたので、朝の挨拶を交わす。空を見ると曇り空だった。

 早速天気予報を確認すると、この日も悪くはないようだが夜は雨が降るらしい。14日(火)からは道東は雨が降り出すが、オホーツク海側は曇りの予報。15日(水)も道東雨でオホーツク海側は曇り。16日(木)は全道的に雨の予報が出ていた。珍しくあまり天気予報が変わらない。

 この予報を踏まえ、翌日以降は何となく予定が固まってきた。まずは14日(火)は網走周辺で1泊。15日(水)は道北へ移動して浜頓別町クッチャロ湖畔まで行く。16日(木)はクッチャロ湖畔に連泊してダラダラ過ごす休養日にする。こんな計画を立てた。

 逆に当日の計画が決まっていない。上記計画だと、道東近辺に居るのは今回が最後になる可能性が高い。今年は焼尻・天売島に行きたいと思っているので、残りは道北周辺に居る可能性が高そうだ。

 霧多布のキャンプ場に、夏は大体ずっと滞在している知り合いが居るので、なるべく1回は霧多布に泊まりたいと思っている。ただ、あそこは温泉に歩いて行けないので夜に雨が降ると辛い。友人達に聞いてみると、皆別海に連泊するそうだ。

 1年に1回しか会えない人との交流も大切だが、近くの知人との交流も大切だ。ましてや雨の予報も出ている中、わざわざテントの設営・撤収のプロセスを増やすのも面倒だ。しかも、別海ふれあいキャンプ場は大きな野外テントが張られていて、着々と撤収作業が進められているので、そこに移動すれば雨が降っても全く問題無い。

 と言う訳で、別海に連泊することに決めた。管理棟が開くのは8:00なので、朝食を食べたりコーヒーを飲んで一服したりと朝の時間を過ごす。片付けをしたりしていると、管理棟が開いたので連泊の手続きをする。戻った所で、野外テントの下が空き始めたので、友人達を誘って移動した。なるべく多くのテントを張れるように考慮して、宴会スペースをうまく確保した。

 これで強烈な横殴りの雨が来ない限り問題無い。安心して出掛けられる。一応、皆の予定を聞いてみた。折角だから一緒に走ることも有りだと思うが、やっぱり道中は1人の方が気楽だったりする。A氏は15日(水)北海道を離れなければならず、翌日は西に移動する必要があるので、知床へ向かって網走周辺を散策して戻ってくるようだ。M氏は根室納沙布岬まで行って野付半島と開陽台に行きたいらしい。

 私の方は、翌日網走方面への移動をするなら知床を通って行きたい。となるとM氏と同じように納沙布岬に行きたいが、野付半島と開陽台は前日行ったので直で行くと早すぎてしまう。なので、霧多布には泊まれそうにないから挨拶に行こうかと考えた。そして、北太平洋シーサイドラインを通りつつ納沙布岬に行って、それからはその時に考えよう。

 大体の計画は決まったので、また夜の再会を楽しみに各自で出発していく。私も8:50に別海を出発した。国道243号を西に行き、道道123号を南下する。そのまま進むと浜中駅へ出てしまうので、途中で農道に入り道道807、808号で霧多布へ向かった。



 途中、霧多布湿原を貫く道道808号に良い直線があったので停まってみた。広大な霧多布湿原が広がる。



 バイクも一緒に撮影。ここも何度か通った気がするが、写真を撮ったのは初めてかもしれない。

 霧多布湿原を抜けて道道123号から霧多布へ向かう。霧多布湿原はまだ視界が良かったが、相変わらず霧多布岬の方は霧が出ているような感じだった。

 霧多布の街中を抜けて、霧多布岬キャンプ場へ向かう。もう10:00近くになっていたのでライダーは殆ど出発していた。バイクが駐輪所に1台も無くて、残っているのはファミリーキャンプのテントばかりだった。ここはファミリーはあまり来なかった印象だが、最近は結構多いのだろうか?

 そして肝心の知り合いは居なかった。テントは残っていたような気がするが、人が見当たらなかったのでどこか出掛けているのだろうか。居ないものは仕方ないので、また来年会えることを願う。



 折角なので霧多布岬へ行ってみた。



 展望台に登ると霧が多少出ていたが、険しい岩肌を見れたので満足する。霧多布岬を後にして、引き続き北太平洋シーサイドラインで根室に向かう。最近この道は根室方面から来ることが多くて、霧多布側から走るのは久しぶりだ。個人的には根室向きに走る方が景観が良いと思っているが、あまり天気が良くないからどうだろうか。

 と心配していたら、案の定霧多布市街を超えてトンネルを抜けた辺りから霧が出てきた。仕方がないので、霧の中の景色を楽しむ。幻想的で良い場合もあるので諦めずに進む。



 すると、道端の牧場で馬が放牧されていた。これは中々霧が良い味を出してる気がする。



 絶景道としてはあまり楽しめなかったが、意外と中々の霧の中でも見方によって楽しめるものだ。

 引き続き北太平洋シーサイドラインを走る。ツーリングマップルを見ると、別当賀駅手前のダートを3kmくらい行ったところに「フレシマ湿原」というのがあるらしい。

 最早北海道に来まくっているので、このような道を越えた所くらいしか行ったことが無い所が無い。周囲は相変わらず晴天では無かったが、どうしようか迷う。

 結局入口をスルーして別当賀駅の踏切を越えた所で、やっぱり行こうと決断した。入口を見た限り、そこまで荒れたダートじゃなさそうだし、ツーリングマップルもそういう記載は無い。今回は、キャンプ道具を降ろしてきているのでバイクも軽いから、倒しても何とかなるだろう。それに加えて、前日キャンプ道具満載で行った昆布刈石展望台でダートに対する自信が付いた。前にも言われたことがあるが、よっぽどの道じゃなければオンロードバイクでもどうにかなるのではないか、と考えるようになっていた。



 これは帰りに撮ったので向きが逆だが、北太平洋シーサイドラインの分岐から既にダートが始まっている。意を決して突入した。序盤は尾根を走っている感じで見晴らしが良くて、ダートとは言え気持ちが良い。路面も締まっているので普通に走れた。

 見晴らしが良い所も終わり、木々の中に入ってもしばらくは普通に走れる道だった。そして最後のフレシマ湿原の案内がある手前がカーブもキツく勾配もあり神経を使うが何とかクリア。



 こんな所にもちゃんと案内がある。



 湿原が広がる。展望台というか広場が少し高台になっているので見晴らしが良い。霧が出てるが湿原には霧があっても似合うかな、と思う。



 一番良いと思ったのは、この先まで続くダート道が延びている所が気に入った。ダートなので来るまでが大変だが、これは来て良かったと思った。他の観光客も全く居ないし、北海道にはまだまだ知らない場所があるものだ、と痛感する。



 バイクと一緒に撮影。



 望遠圧縮でも撮影。この道の先は恐らくちょっとした広場があって、遠目だからか分からないが1台クルマが居るような感じだった。晴れていれば海が見えそうだが、この霧だと海は見えないし、これ以上ダートを走るのも大変だし、見上げるより見下ろす方がキレイなので、流石にこの先まで行くのは自重しておいた。

 バイクを方向転換させて来た道を戻る。尾根上の景色が良かったので途中で撮影しようかと思ったが、結局ダートの途中で止まるのが面倒で進んでしまった。




 無事北太平洋シーサイドラインに戻ってきた。途中で止まらなかったので、入口で撮影。ダートの寄り道だったが充分楽しめた。その後は根室の街に入る。この本土最東端の街に来るのは3年ぶりだ。

 相変わらず北方領土返還の表示がたくさん出ている中、納沙布岬に向かった。基本的には、海に近い方を走りたいので半島などは時計周りが基本だ。ただ、毎回ずっと時計周りも芸が無いので、今回は南側から反時計周りに走ってみようと思う。道中はずっと霧が出ていたので、展望には期待出来そうにないのが残念。



 そんなことを思っていたらあっさり到着。南側は集落が多いので、やっぱり根室半島は北側の方が好きかな。あまり展望が無かったのでスマホでの撮影で済ませてしまった。納沙布岬に来るのも3年ぶりだがあまり変わっていないようだ。

 そろそろ良い時間になってきたので昼食にする。以前灯台よりで花咲ガニの店で食べた丼が非常に美味しかったので、また食べたいと思い向かう。すると、店内にはお客があまり居なかったが、テーブルには食べ終わった食器が散乱しており、店員と思われる方が1人であたふたと動き回っていた。これは時間が掛かりそうだな、と思ったので諦めてツーリングマップルにも載っていた「鈴木食堂」でサンマ丼を食べようかと思った。

 しかし行ってみると、生サンマが入手出来なかったようなので冷凍サンマになるとのこと。シーズンはもう少し先だろうから、まぁ仕方ない。



 お客さんが多かったが割とあっさり出てくれたので助かる。花咲ガニの鉄砲汁セットにしたが、大変美味しかった。サンマ丼も良かったが、特に鉄砲汁が良かった。相変わらずカニは食べにくいが、とても美味しいので頑張って食べる。

 お腹も膨れたところでツーリング再開。南側から納沙布岬に向かったので、北側から根室市街に戻る。北側は人家も殆ど無いので北海道らしさが出て良い。今回は時間もあったので、何度もスルーしていたノッカマップ灯台に行ってみようかと思っていた。ここも1kmに満たないが、ダートがあるので行くのをためらっていたが、今なら行けるような気がした。

 と言う訳で注意して走っていたのだが、入口を見逃してしまったようだ。そこまで絶対行きたいとは思ってなかったので、諦めてスルーする。結局どこにも止まらず根室市街まで戻ってきてしまった。

 今度は国道44号線を釧路方面に向かう。春国岱も道の駅もスルーして、厚床のセコマで休憩する。まだお昼過ぎだったが、これからどうしようか模索する。

 また厚岸方面に向かうのも微妙だし、野付半島・開陽台も前日行ってしまった。根室では霧が掛かっていたが内陸の厚床周辺は晴れ間が出ていた。ツーリングマップルを眺めていると、特にオススメルートになっていないが風連湖の北側に走古丹という所があり、端っこがありそうなので、行ったことが無かったからココに行くことに決めた。

 厚床から国道243号に入り北上する。しばらく進むと、前からこの道を通る度に気になっていた伊藤牧場があったので、ソフトクリームでも食べようかと思い立ち寄った。

 中はオシャレなショップになっていて、ソロのライダーが居るには若干気が引ける感じだった。そのようなことは気にせずソフトクリームを買い、外のテラス席で景色を見ながら美味しくいただく。牧場のソフトクリームだけあって、とても美味しかった。

 伊藤牧場は遊具等もあり、家族連れで賑わっていた。動物とかでも居るかと思ったが、奥に厩舎があったのでそちらには居るかもしれないが、パッと見た感じではいなかった。ソフトクリームを美味しく頂いたので、足早に立ち去ることにする。

 しばらく走ると分岐があったので、国道244号へ向かう。この道は地図で見ると風連湖沿いを走っているように見えるが、実際は木々があるので湖は殆ど見えない。湖沿いが走れれば爽快なのだろうが、防風林の役目をしているのだろうか。そんなことを思いながら走っていると、分岐が出てきたので走古丹へ向かうべく道道475号を曲がる。

 特に何かある訳では無いと思って端っこだから、という理由だけで行ってみたが、片側が海で長い直線道路もあり割と走っていて気持ちが良い。



 走古丹へ通じる道道475号。真っ直ぐ伸びる道が中々良い。



 反対側からも。



 海を背景に佇む、今現在は使っているのかどうか分からない番屋が、時の流れを物語っているような感じを受けた。

 何となくシュールなこの光景が気に入ってしまい、しばし写真を撮る。この先は走古丹への集落に繋がる行き止まりなので、交通量は皆無に等しく道端で写真が思う存分撮れる。

 撮影を楽しみ出発する。まずは風連湖の北側と海を分断する砂嘴部分の先を目指すべく進む。道道475号からの分岐があり、しばらく行くと舗装が終わった。



 流石に若干怪しそうな道だ。ツーリングマップルによると、先端まで行けるが見晴らしは良くない、との記載があったので、これ以上の侵入は止めておいた。



 すぐそこが海だったので少し出てみた。ここら辺ならキレイだろう、と思って海水を舐めてみたらやっぱりしょっぱかった。

 反対側は風連湖が広がっていた。ここでシカが3頭くらい、かなり遠くに居た。よっぽど目が良いのだろう。シカを見てたら、ヤツらもじっとこちらの様子を伺っている感じだ。行ける所まで行ってみたので、今度は走古丹の集落に向かう。



 漁港になっているようで、この集落は漁業で生計を立てているのだろう。



 終点らしく、大きめの道道標識があった。



 風連湖も広がっていたが、逆光だったのでうまく撮影出来なかったのが残念。



 道道の終点は公園のようになっており、公衆トイレやイス等があった。本気を出せば、ここら辺でキャンプも出来そうだが、流石に集落のど真ん中なので気が引ける。

 予想以上に楽しかった走古丹を後にして、国道244号に戻る。もう少し時間がありそうだし、天気も良かったので新酪農村展望台に行くことにした。国道244号から農道を使って向かう。



 展望台に到着。ここも凄く良い眺めなのだが、何故か人が居なくて展望を独り占め出来てしまう。



 反対側は雲が多いが、面白い形をしている。



 新酪農村を背景に撮影。



 別海町は東京23区と同じ面積に、人口は1万人強。それに対し牛が10万頭も居る大酪農地帯だ。という数字がこの看板の裏側にあるので、見てみると面白い。




 新酪農村は別海十景に選ばれているらしい。それでは展望台に上がる。



 良い天気で素晴らしい展望だ。



 殆ど人家が見えないのが北海道らしい景色で素晴らしい。



 鉄骨でしっかりしているが、結構高いので下を見ると若干足がすくむ。



 望遠レンズに付け替え。牧場地帯を貫く1本の道が良い感じ。



 乳牛がたくさん放牧されていて牧歌的な光景。



 望遠圧縮で新酪農村を背景に。

 新酪農村展望台の景色を楽しみ、少し早いがキャンプ場に戻ることにした。別海市街で前日と同じホクレンで給油して、セコマで買い出しをする。そして16:20頃キャンプ場に戻ってきた。連泊でテントを張る必要が無いのに、予想以上に早く走るのを止めてしまった。流石に同じ所をグルグル回るのも何だし、中途半端になったからだろう。こんなことなら、朝一で霧多布からではなく厚岸から北太平洋シーサイドラインを走ればちょうど良かったかもしれない。ここまで良い天気になるとは思えなかったので、少し失敗した。

 そうは言っても仕方がないので、テントで着替えてしばし寛ぐ。LINEに一番乗りで帰宅です、と打っておいた。どうやら開陽台で合流したらしく、買い出しをして戻ると連絡があった。

 イスを出し、ジャージに着替えて米を水に浸けてしばらく寛ぐ。この日はM氏に炊飯の指導をする約束をしていたので、米はいつも通りの量を浸けておいた。

 ここで1人のライダーさんがやってきた。雨が降るのが濃厚なので、大型タープの下が空いていないか探しているようで、「もう埋まっているかな~」と話しかけられた。流石にこの時間からだと厳しいが、半分くらいなら入れるかもしれないくらいの回答をしておいた。

 ここまでは良くある話だが、何かその人が見覚えのあるような気がした。記憶を辿って行くと、あれは2014年に浜頓別町のクッチャロ湖畔キャンプ場で一緒になって仲良くなり、その翌日別々に走って初山別みさき台公園キャンプ場でまた一緒になった札幌のライダーさんに違いない。

 私はすぐ思い出したが、彼はそのような感じには見えなかった。恐らくあのキャラなら、色んな所で色んな人と同じようなことをやってそうだから、大人数の中に埋もれてるのだろう。私はそこまでの経験は少ないので、比較的容易に思い出せる。

 また来たら話しかけたいな、と思っていたが大型タープの下が厳しいと思ったためか、しばらく何か地図のような物を見た後、出発していった。他のキャンプ場に向かったのだろうか?折角久しぶりの再会になったと思ったのだが残念だ。今回は私の方も連れが居るので、前回のような絡みは出来ないかと思うが、少し寂しく思った。

 そんなことがありしばらく経つと、A氏とM氏が買い出しから帰ってきた。A氏は知床峠を越えて網走の能取岬まで行って、神の子池を見て開陽台に行ったらしい。知床峠はとても快晴だったようで、写真を見せてもらったが羅臼岳がとてもキレイだった。

 M氏は私と似たようなルートで、根室納沙布岬に最短ルートで行って、野付半島の終着点まで行き、知床峠には行かずに斜里の天まで届く道まで行った後、標津まで戻ってきて開陽台に行ったらしい。納沙布岬に着いたのが早すぎて、花咲ガニもサンマ丼も食べられなかった、と笑っていた。

 皆それぞれで北海道を満喫しているようで、何だか私も嬉しくなってくる。話もそこそこに、早速食事の準備をする。準備をしていたら、雨がポツポツ降ってきた。私は大分早く帰ってきたが、皆が帰ってからすぐだったので2人共「危なかった」と笑っていた。大型タープ下を確保出来ているので、このくらいの雨なら何ともない。移動しておいて良かったね、と話し合う。

 しばらく経って、M氏に炊飯の指導をした。始めチョロチョロ中パッパ、赤子泣いても蓋取るな。というのが昔から言われる炊飯のコツであるが、これを勘違いしている人も多い(私もそうだったが汗)

 始めチョロチョロ、とは水の状態から弱火という意味ではなく、沸騰してからの話だ。初めから弱火にしていると時間ばっかり掛かってしょうがない。なので私のやり方は、強火でまず沸騰させる。吹きこぼれが出だしたら弱火にする。この弱火の加減が一番大事だと思っている。吹きこぼれをギリギリしているくらいの弱火がBESTだ。強すぎると早く水が無くなって芯が残るご飯になるし、弱すぎるとベチャベチャになる。

 弱火のまま吹きこぼれをさせていると、やがてクッカーからチリチリ音が出だす。これを合図に、火を強くして30秒待つ。それで炊飯完了だ。蒸らしのため、クッカーを逆さにしてしばらく置いておく。15分くらいが良いらしいが、5分くらいでも問題無い。

 厳密に時間を測った訳ではないが、これなら15分強で炊飯出来る。もちろん炊飯前に30分は水に浸けておくのが望ましい。

 こんな感じで指導してみたら、どうやらうまく炊けたらしい。いきなり初日で炊飯を失敗したからか既に飽きた、とか言っていたが美味しいご飯が炊けて喜んでいた。私も最初は何度も失敗をしたものだ。焦がしたことも、生煮えになったことも何度かある。

 食後しばらくしたら、この日もお酒を飲む。皆と飲むとますます美味いが、北海道という雰囲気が増幅している気がする。ほろ酔い気分になりながら、翌日からの日程などについて話に花が咲く。

 A氏は2日後の苫小牧港19:30発のフェリーに乗るので西に向かわなければならない。翌日から天候が崩れる予報なのでどうしようか迷っていた。最終日に札幌に行きたいらしく、そうなると旭川近辺まで行くのが良いか、と言っていた。それなら、旭川なら健康ランドがあるのでそちらをオススメしておく。

 M氏は何と最初から別海に3連泊する予定だったそうだ。なので、知床峠経由の神の子池でも行く予定らしい。ただ、2日後の天気予報が悪かったので、移動するなら翌日だよなぁ、と悩んでいるようだった。別海大型タープの下が確保出来ているので、5連泊くらいして昼から酒でも飲んでたら?と言ったら笑っていた。

 私は再度天気予報を確認したが、特に変わって無さそうなのでで朝立てた計画通りで問題無さそうだ。網走周辺なら女満別湖畔が一番便利だな、と考えていた。翌日の状況次第だろう。

 話し込んでいたら良い時間になったので、20:00過ぎに後片付けをして温泉に行く。ちょっと雨がパラついていたので、折りたたみ傘をさして向かう。この日はM氏も長風呂を一緒にして、サウナもこなして話ながら露天風呂で温まり温泉を出た。ここもモール泉で、ヌルスベの温泉が体に良さそうだ。

 テントに戻ると22:00過ぎになっていた。大型タープ下のテント密集地帯なので、あまり喋るのも迷惑だからこの日は早めにお開きにして寝ることにする。
 

宿泊地:北海道別海町 別海ふれあいキャンプ場 500円
温泉:べつかい効楽苑 500円


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