
■10日目 8/21(月) 天気:晴れ
走行距離:262.4km
上富良野町を出発し、芦別から国盗りをしながら深川へ抜ける。再度南下して滝川→歌志内等の道央国盗り巡りをしながら、小樽港まで走った。
6:30頃起床。前日洗濯をしてたので寝坊してしまった。まぁどうせキャンプ最終日は全部乾燥させたいから長丁場になるし、陽が出た方が捗るので良い。早速朝食の準備をして美味しくいただく。今回のキャンプでは、米2kg・コーヒー9杯・ラーメン4食・雑炊の素5食・レトルト2袋持ってきていたが、見事に殆ど無くなった。自炊をすると荷物は増えてしまうが、費用も節約出来る・プラシーボ効果でとても美味い・段々食料が減ってくると旅の終わりを感じることが出来る、等のちょっとした刺激感があって、やっぱり自炊が良い。
朝食の後片付けをして、今度は自炊用品のメンテをする。爪楊枝にウェットティッシュを巻き、バーナーの隙間にこびりついたカスを取ったり、テーブル・風除け板を拭いて納める。こんなことをしていたら、ふと顔を上げると見覚えのある顔があった。
あれは、2013/2014年に霧多布・多和平・日の出公園で会った、埼玉のライダーさんだ。名前も覚えていたので声を掛けてみたら、向こうも覚えていてくれた。やはり、彼もほぼ毎年この時期に北海道に来ているみたいだ。
話をしてみると、彼もこの日の小樽港発新潟行フェリーに乗るようだ。帰りのフェリーは例年ひたすら寝たり、写真の選別をしたりしているが、一緒になれば話し相手が出来て楽しそうだ。この日の出公園には、夏の間住み着いている豊橋の社長さんが居たのだが、今年は居ないようなので聞いてみた。すると驚きの答えが。ついに北海道に別荘を建てたらしくてそちらに住んでいるようだ。さすが、エライ人になるとスケールが違う。ライダーさんはもう出る前だったみたいで、ではまた今晩とだけ話して、彼は出発していった。
テント・グランドシート等を全て乾かす。もうキャンプをしないので、シートバッグに詰めれるだけ詰めて土産を入れるスペースを確保する。また、シートバッグをパンパンにすると重心が下がるのと潰れないので、非常に安定して乗りやすくなるためでもある。
荷物をバイクに固定完了した。小樽港出発は17:00.港には16:00頃までに着けば良いので充分時間はある。
ちなみに去年までは、北海道からの帰りは苫小牧23:30発→敦賀20:45着便に乗って帰っていた。なるべく北海道にギリギリまで居たいのと、費用を考えると敦賀便が一番安上がりになる。しかし、時間を見たら分かるがこれだと自宅到着が大体0:30くらいになる。そこから翌日仕事は何とかなるが、そこそこしんどかった。
今年から新潟~小樽便が新造船になったので、速度が速くなった。去年までは小樽港10:00発新潟港6:00着だったので、滞在時間を延ばすことが出来ず利用価値が薄かった。しかし、今回のダイヤ改正で小樽港17:00発新潟港9:00着になったので、乗船日もある程度満喫出来るダイヤになった。
新潟便と敦賀便では航海距離が違うので、当然敦賀便の方が高い(3,000円程度)。ただし静岡まで走る距離は、新潟便500kmに対し敦賀便は260km程度だ。皆さんご存知の通り、高速料金が半端じゃなく高く(ガソリン代を遥かに超える)しかも平日だから割引も一切無いので、5,000円以上高速料金に差が生じる。走る距離も倍くらい違うし、新潟便を使った方が結果的にコストは掛かってしまう。これは北海道を出来る限り長く楽しむための、究極の選択と言っても良いかもしれない。費用と到着後の時間と長距離移動との天秤が非常に難しい。
結局今年は、新潟便を選んでみた。やはり乗船日も満喫出来るし、新潟朝9:00出発からの高速only500kmなら18:00には着くと思うので、寝るまでゆっくりする時間が作れるのはメリットとして大きい。まぁとりあえず走ってみて、やっぱり厳しいなら来年からまた考えよう。
大分話がそれたが、この日の予定を模索する。まず思いついたのは、美瑛・富良野を巡って、程よい時間で芦別~滝川に向けて国道275号等で小樽へ向かうのを考えた。
これも悪くない。だが止めるつもりは全く無いが、来年も同様に北海道に来れる保証も全く無いので、国盗りやCP巡りを進めておきたい気持ちもある。正直残っている地域は、あまり走っていてワクワクするような所では無さそう。天気は中々良いので絶好のツーリング日和だが、結局最終日だから移動日だと割り切って、国盗り・CP巡りを進めることにした。もしかしたら、食わず嫌いをしているだけで良い道もあるかもしれないし。
出来るだけ下道で頑張って、最悪ちょっと時間が厳しそうだったら、道央道・札樽道に入れば良いのでこの地域は気分的には楽だ。未取得空リストを眺めた結果、芦別の北部の芦別温泉等がありそうなので、まずはそこへ向かう。8:40頃キャンプ場を出発した。
芦別へ向かう前に、1つ良い所を思い出した。かみふらの八景の1つであるパノラマロード江花が通り道にあるので、そこへ寄ってみようと思う。久しぶりなので道道581号のどこで曲がるかうろ覚えだったが、何とか思い出して到着した。

十勝岳連峰へ向かい真っ直ぐ伸びる道と並木が素晴らしい。

とても素晴らしい景色だが、広い北海道も今日で見納めだ。

畑の横に花が植えてあって、目を楽しませてくれる。

バイクも一緒に望遠圧縮で撮影。ここも何度目だろうか、と言ったくらいよく来ているが、あまり観光客も居ないためお気に入りの場所の1つだ。
写真を撮っていたら、1人ライダーがやってきた。彼もデジイチを持っていて、何となく嬉しい。話を聞くと、今朝小樽港へ着いたらしい。「今から周るんですね~ 私は今日帰るので羨ましいです」みたいな会話をした。まだフラッグが残っているかを気にしていたが、一部人気の地域以外はまだ残っていると思う、とは伝えておいた。
パノラマロード江花を出発し、いつも通っている富良野市街をPASS出来る道へ向かう。道道851号へ出て道道759を右折。しばらく行くと案内があるので、国道38号へ抜けることが出来た。
しばらく走って国道452号へ入って北上し、芦別温泉へ向かう。芦別温泉の空を取得出来たところで、次はどうするか考えた。
この国道452号は途中で切れているので、国道38号まで戻って歌志内とかへ向かおうかと考えた。ところが地図をよく見ると、道道4号へ出れそうな気がした。抜けた後は、新城(しんじょう)の空が未取得なのでそこも取れるし、その後道道79号で深川にも出られそうだ。ちなみに、新城は愛知県に同じ漢字で「しんしろ市」があるので、どうも「しんしろ」と呼んでしまう。
本州だとこういう道は極端に狭くなるケースが多いが、北海道だとガチでダートになったりするワナも潜んでいる。でもツーリングマップルでのダート警告は北海道ではキチンとしている。ツーリングマップルに何も書いてないから多分大丈夫だと思い、進むことにした。
しばらく行くと、カナディアンワールド公園入口があったところで、ゲートが現れ国道が突然終わった。でも分岐があり、まともな道っぽいから行ってみたら普通に走れる道だった。所々「カナディアンロード」と看板があったから、公園がオープンした時に整備したのかもしれない。
道道4号へ無事合流して、旭川方面へ向かうところで新城の空を取得出来た。しばらく向かうと、新城峠展望公園があってまぁまぁ景色が良いのを知っていたため、ちょっと立ち寄る。

電線がモロにあるのが難点だが、トイレ・東屋もあって休憩するには良いところだと思う。

棚田になっていて、緑がキレイだ。
この道道4号線新城付近は、景色も良くこの近辺にしては、走っていて楽しい。
新城峠展望公園を出発すると旭川市に一瞬入ったので、神居古潭の空を取得。すぐに道道79号の分岐があったので、深川方面へ曲がった。流石にここら辺でも道道に入ると交通量が皆無になるので、走っていて楽しい。
しばらく走っていると、展望が開けて深川の街が見えるようになってきた。どこかで写真を撮ろうかな?って思っていたら、駐車場があったので入ることにする。

どうやらここは「戸外炉峠」という。これでトトロと呼ぶみたい。

と言う訳でかどうか分からないが、ネコバスが置いてあった。よくよくツーリングマップルを見ると、ここのことが書いてあった。あのトトロと、この戸外炉がどっちが先か分からないが、こういうのが置いてあると何となく楽しい。

そして、駐車場からは見晴らしが良く深川の街並みが見渡せた。なるほど、確かにこの辺は通ることがまず無いが、やっぱり北海道は奥が深い。

中々展望が良いのに、駐車場には車1台すら居なかった。この道の交通量自体がほぼ皆無なのだから当たり前か。こういうマイナーだけど良い所を見つけると、何だかとても得したような気がする。
撮影を楽しみ、戸外炉峠を出発する。国道12号と合流し、国道233号で深川市内へ入っていく。途中にあった道の駅「ライスランドふかがわ」でCPを取得し、石狩川を越えた所で「深川」の空も取得出来た。
続いて道道47号深川駅前を曲がり、ちょっと行ったところで妹背牛町に入り空を取得。道道94号に入り、再度国道12号に戻ってきたところで滝川方面へ曲がる。
道の駅「たきかわ」のCPも取得出来た。ホントにこの辺は北海道に何回も来ていながら、殆ど走ったことが無いところばかりなので一杯取りこぼしがある。また、この辺を走っているライダーに旅人は殆ど居ない。というより近所をお散歩しているだけの移動ポイントなので、あまり盛大に挨拶したりしないのが少し寂しい。まぁ夏休みもとっくに終わっていて今日から平常稼働なので仕方ない。
なので、この辺からは殆ど挨拶はしなくなってきた。フラッグをなびかせながらなので、たまに挨拶をくれる人が居るのでそれに返す程度だ。北海道とは言え、幹線道路だと交通量も多くて車線も多いので挨拶が微妙になってしまうのが残念。
道の駅を通り過ぎると数時間前に走っていた国道38号の交差点が近づいたので、今度は再度内陸方面へ。そろそろ良い時間になってきたので昼食を考えたが、大体北海道最後の昼食はセイコマのホットシェフ弁当だ。今回の旅も、何度もセイコマのお世話になった。食事重視の旅ライダーにとっては信じられないかもしれないが、北海道は郊外に行くと本気で店が無くなるのでセイコマは補給ポイントとして、北海道には無くてはならない存在だ。まぁ自分がグルメにこだわりが全くと言っていいほど無く、待ち時間が全く掛からないので走る時間が稼げるから、贔屓にしているってのはある。コンビニ弁当のクオリティとは思えないくらいだから、充分満足している。
という訳だが、やっぱり駐車場に座り込んで食べるのも何なので、この辺の人口が多い辺りならイートインがあるセイコマがあるといいな、って思っていたら国道38号沿いで見つけたセイコマの看板にイートインと掲げてあった。ここで昼食にしよう。

しばらく食べられないセイコマホットシェフ弁当を大変美味しくいただく。イートインがあると、ちゃんとしたテーブルとイスで食べられるからありがたい。
お腹も膨れたところでツーリング再開。芦別の国道38号から道道224・691・114号を経由して、歌志内や上砂川等の国盗りしてなければ絶対行くことは無いであろう地域を目指して進んだ。歌志内には一応、道の駅「うたしないチロルの湯」があるのでそこのCPをGETし、国盗りも完了。
道道115号に合流して、砂川の中心部に出た。ここは日本一長い直線道路の1/3地点くらいだが、正直当然直線の先など見えないし、交通量は多いし、車線数の増減等もあるので全く日本一の直線道路の実感は無い。よっぽど道東や道北の方がそう感じられる。
その直線道路の中間地点に道の駅「ハウスヤルビ奈井江」があってCPも取得する。ここにはその中間地点の大きな表示があるが、寄らなかったので見ただけにする。
そして道の駅「三笠」に立ち寄ってCPをGetしつつ休憩する。これで、北海道の道の駅CPは、道南・空知・旭川の各2件まで絞れた。いずれも中々訪れる機会の少ない地域だが、あともう少しだ。
ここで、北海道最後のソフトクリームを食べる。この道の駅は、温泉施設・コンビニまで併設されているので、幹線道路の休憩施設としては良さそうだ。
道の駅「三笠」を出発し、国道12号を走る。岩見沢市街で若干流れが悪くなったものの、概ね順調に進む。上幌向から江別までの国道12号は、函館本線沿線で信号も殆ど無く流れの良い2車線道路だったので、割と走っていて楽しかった。風景も郊外の景色で中々良い。この区間も空がちょこちょこあったので、取りこぼし無く進む。
江別駅近くに差し掛かったところで国道275号に入るために、国道12号を後にする。石狩川沿いの道も中々解放感があって良かった。この辺まで来ると、北海道とは言えトラックやクルマの交通量が半端じゃない。札幌は日本でも5番目の規模の都市なので、当然と言えば当然だ。
国道275号からモエレ公園に寄り道をして、国盗り空をGet。ようやく北海道の空の残りは、道の駅と同様に、道南・空知・旭川周辺のみとなった。さすがに北海道へは何度も来ているが、札幌近郊には基本用が無いので結構掛かってしまった。
そろそろ小樽港へ向かわなければ行けない時間になった。ハイドラのマップを見てみると、未取得のCPがあったので拡大したところ丘珠空港のCPだった。
ここで1つひらめいた。今年のGWに東北を巡った時に、福島空港に寄って土産を購入した。空港だとバイクならまぁ乗降所にちょっとくらいなら横付け出来るし、土産物屋も豊富だしカードも使えるからこれは使える、と思ったものだ。丘珠空港はあまり便数が多くないが、一応札幌市内の空港なので土産が買えるかもしれない。すぐ近くだし、CP取得がてら寄って行くことにしよう。

丘珠空港に到着してCPもGet。北海道の玄関口と言えば新千歳空港で、地味に何度も利用している。当然あの規模は有る訳ないとは思っていたが、想像以上に丘珠空港は小さくて驚いた。中に入ってみた所、小さいながらも売店がありカードも使えて良かった。ここで職場・同僚・自分土産を大量に買い込む。駐車場に戻り、防水バッグに押し込んだところ何とか入ってくれた。
これで北海道の用事は全て済んだ。小樽港へ向かうために国道5号に出たが、交通量も信号も多くて中々進まない。乗船前の買い出しを考えると、微妙になりそうなので札幌北ICから札樽道に入ることにした。
流石に高速だと順調そのもので、大分余裕が出来たので少し早目の銭函ICで降りて、引き続き国道5号で小樽港へ向かう。銭函~朝里川区間は、日本海を眺めながらの2車線高速コーナーが続くプチワインディングで交通量が多いながらも結構楽しかった。上陸日もここを通ったが、その際は路面がウェットだったが今回はドライだからとても楽しく走れた。
そして上陸してすぐ寄ったセイコマに、再度立ち寄りフェリー内の買い出しをする。そして、16:00頃小樽港に到着した。

すぐ乗れるかな?って思っていたが、ちょっと待たされたのでその間に1枚。写真を撮っていたら、すぐ乗船開始したのでフェリーに乗り込んだ。帰りもまたツーリストSを確保していて、個室に荷物をブチ込む。
ちなみに、この日から夏休み料金が解除されている。行きは26,530円だったフェリー代が、帰りは16,060円で何と1万円も違う。北海道でキャンプ生活をしていれば、1万あれば2日は余裕で過ごせるので、2日休むのと休まないのでは総費用は殆ど変わらない。なので、同僚に無理を言っていつも夏休み+有休2日を貰っている。
早速フェリーに乗りこんだら、風呂に入って汗を流す。出港前なので露天風呂が解放されていないのが寂しいが、また夜にでも入るとしよう。風呂上りに大分体が疲れていたので、マッサージチェアをしてみた。最新船のおかげか中々良いマッサージチェアで、疲れが取れた気がする。
風呂から上がって出港を待つために甲板に出たところ、朝別れた埼玉のライダーさんを発見した。どうやら知り合いの女性の方も居たみたいで、その輪に加わらせてもらう。
いよいよ小樽港出港の時間になった。涼しい・・・というか寒いくらいだった北海道から灼熱の本州に戻るこの瞬間は、やはり寂しさを感じると共に、楽しかった旅を思い出す。
所々雨が降ったが、サラブレッド街道を牧場を見ながら走り、霧の無い襟裳岬の景色が見れた1日目。
バーナーを前日壊してしまったが、現地調達して解決。広大な樹海の三国峠を超えた2日目。
天候が回復し、素晴らしい景色の道北。特に豊富町の大規模草地牧場に感動し、クッチャロ湖畔でキャンプが出来た3日目。
晴れたオホーツク海沿岸を走り、三笠山・サロマ湖・能取岬の景色を満喫し、女満別湖畔で灯篭流しを見れた4日目。
国盗り・CP巡りを楽しみ、感動の径や斜里岳の景色を楽しむ。フレトイ展望台からの展望が素晴らしかった5日目。
快晴の中知床五湖散策を、親子鹿に癒されながら満喫。ようやく訪れた道東の景色を眺め、霧多布での再会を果たした6日目。
天候に恵まれた釧路地方を巡り、多和平で素晴らしい展望・夕焼け・星空を堪能して最高のキャンプが出来た7日目。
多和平で朝陽を見て、狩勝峠を越えて快晴の富良野・美瑛を巡って、上富良野町で最後のキャンプをした8日目。
国盗り巡りをしながら普段訪れることの少ない道央地域の展望を楽しんで、小樽港に戻ってきた9日目。
2013年は、青空がホントに見られなかったが、初めての夏北海道だったので新鮮だった。
2014年は、初日~2日目の台風後は殆どピーカン照りで空気の霞も無く、最高のツーリングだった。
2015年は、別海で大雨が降ったが、知床峠・道東・900草原等で晴れも見られた。
2016年は、北海道に台風が3つも来襲したので道東に行くことが出来なかったが、道北はまぁまぁで利尻礼文も訪れた。
今年の天候は、初日にカッパを着ただけで済んだ。2日目も微妙だったが、3日目以降は毎日のように青空を見ることが出来た。その当時の備忘録を残していなかったから、細かい所まで覚えてないが、感覚的には遂に2014年を超える年が出てきてくれたと思う。
天候が良かったのは良いが、その代わりに非常に寒かった年でもあった。夜のキャンプ場は、ウルトラライトダウンを持っていかなかったことを後悔するくらいの温度だった。多分それさえあればもっと快適なキャンプが出来たと思う。なので、来年から荷物量との兼ね合いもあるが、天気予報をよく確認した上で決めなければならない、と感じた。

そんなことを考えていたら、フェリーが桟橋から出発し、どんどん小樽港を離れていくのを見届ける。

「さらば北海道、また来年来るからな!」と心の中で叫んだ。ちょうど夕暮れの時間に近いが、やっぱり出港は明るい方が良いかな。

再度会話の輪に加わり夕食にする。セイコマで買ってきた、北海道工場で作っているらしいどん兵衛とセイコマのおにぎりを美味しくいただいた。

夕暮れの時間となったが、雲が多くて良い夕焼けは見られなかった。まぁ道中で天候には恵まれたので良いだろう。

積丹半島だろうか?写真も撮り終わり、また席に戻って話していたら、甲板テラス席はジンギスカンが始まるということで、船内に移動する。

2人共飲んでたので、遅ればせながらサッポロクラシックを買って乾杯する。そういえば今回の北海道は全く飲まなかったな。アルコールも入ったところで、旅の思い出話などをたっぷりする。ソロの方が気楽ではあるが、夜のキャンプ場やフェリー内ではやはり仲間が居るのも良いかも、と感じた。
何を話したかまではあまり覚えていないが、21:00頃まで駄弁ってそろそろ解散という流れになった。もう一度風呂に入り、既に真っ暗だったが乗船直後に入れなかった露天風呂も入って、潮風を浴びて満喫出来た。
ここで外を見ると、右側に街の明かりが若干見えた。南下しているから右側は西な訳で、陸地が有る訳ないのだが・・・って思ったが、もしかすると奥尻島⇔江差の間くらいなのかもしれない。携帯の電波が入ったので確認してみたらやっぱりそうだった。これはもしかして、と国盗りをしたら奥尻島の空を取得出来た。
離島は中々行く機会が無いので、これは嬉しい。でも、奥尻島には奥尻空港CPがあるので、完全制覇を目指すとなればどうしても行かなければならない。まぁ離島に行くのも悪くないし、道南の空や道の駅も増えてきたのでその内行かなければならないだろう。折角のフェリー代を出すからには絶対晴れでなければ行きたくないので、中々難しい所だ。
そんなことを考えながら部屋に戻り、ちょっと写真の選別をして23:30頃寝ることにする。
宿泊地:フェリー内
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旅立ちの刻
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 1日目 静岡~新潟港
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 2日目 小樽港~襟裳岬~忠類
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 3日目 忠類~三国峠~美深
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 4日目 美深~サロベツ~浜頓別
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 5日目 浜頓別~三里浜~女満別
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 6日目 女満別~陸別~小清水
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 7日目 小清水~知床~霧多布
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 8日目 霧多布~釧路~標茶
2017年夏休み 北海道ソロキャンプツーリング 9日目 標茶~美瑛~上富良野