
■7日目 8/15(水) 天気:雨後曇り
走行距離:276.4km
網走市を出発し、オホーツク国道をひたすら北上して、浜頓別町まで走った。1日中雨が多かったので写真が少ないです。
4:30頃起床。前日寝るのが早かったためか、早起きすることが出来た。このキャンプ場は若干やかましいので大型トラックの音とかで起きてしまうことも何度かあった気がしたが、全く目覚めること無く朝を迎えた。
早速天気予報を確認すると、前日までと全く変わっていない。釧路側は雨、網走周辺は曇り後雨。道北は曇りだった。翌日16日(木)は全道的に雨だった。となれば最初に決めた通り、この日は浜頓別町まで行ってお気に入りのクッチャロ湖畔キャンプ場に連泊して、翌日はオフ日としよう。

予定も決まったし、テントから出る。テントから見る網走湖はこんな感じだ。
朝食の支度をして、食後はコーヒーを飲んで一服。朝の一時を過ごす。
洗い物を済ませて、タープやバイクを拭いていた。すると、若干雨がパラつき始めた。最初は霧雨程度だったが、段々雨粒が大きくなってきてしまう。これは想定外だ。雨の中設営するのは「これからキャンプをする」という高揚感があるので良いが、撤収時に雨は中々辛い。
結果論だが、タープを張ってて助かった。何とかテント、特にインナーを濡らさないように畳む。後はタープを片付けるだけの状態に持っていく。ここでカッパを着こみタープを撤収する。テントやタープのペグをいつもは洗うのだが、雨が降っていたので面倒で割愛してしまった。タープを片付けてバイクに積む。いくら涼しい北海道でもカッパを着ながら撤収作業をすると、流石に汗をかいてしまう。
何とかバイクに積み終わったが、結局雨が止むことは無かった。雨雲レーダーでも反応は無かったので、やはり信用出来ないようだ。カッパも着ているし、仕方ないので8:00前に出発する。雨が降ったりタープを片付けたりした割には早い出発だ。乾かしたりする作業が無いからであろう。タンクバッグにレインカバーを掛けているので地図のページを変えられないから、分かる道で進む。
国道39号から国道238号に入り北上する。稚内の国道40号交差点から国道238号に入るとすぐに、「網走320km」と出るがこの網走からでも、「稚内320km」という標識があった。(数字はウロ覚え) 流石、北海道はとても広いことを痛感する。
国道238号を紋別方面から来ると、大体能取岬方面に向かってしまうのでこの区間を走ることは少ないので少し新鮮だ。網走湖沿いを走るので、割と景観は良い。やがて、能取岬方面への分岐や前に写真を撮ったパーキングが見えてきた。こんな天気なので、今回はPASSする。
そのまま走っていると、どこかの宿の外にバイク乗りが結構たくさん居た。通ってくるバイクに手を振っていたので、もちろん返しておく。ここは場所的に、とほ宿「さろまにあん」だろうか?基本キャンプ派で、ライダーハウスは1回しか利用したことない。前にも書いたが、やはり寝る時等はプライベート空間が欲しくて、よっぽどじゃない限りキャンプを貫いている。

1時間くらい走ったところで道の駅「愛ランド湧別」にて休憩。この間もずっと雨は降り続いていた。笑っちゃうくらいの雨では無かったのが幸いだが、やはり色々と辛いものがある。
これは屋根がある所からスマホで撮影だが、去年までは防水のデジカメを持ってきていた。少し古い製品のため、そこまで画質が良くは無い。最近は雨が降るのが濃厚だったら、おとなしく沈没してしまうので防水デジカメを殆ど使うことが無かった。
なので、今年から持ってくるのを止めたのだが、これは失敗だった。スマホも防水だが、やっぱりあまり濡らしたくは無いので、一応防水デジカメも持ってくるべきだと再認識した。
一服して出発する。紋別も通過して、雄武町のセコマでもう1度休憩して、枝幸町の道の駅「マリーンアイランド岡島」まで来たところでようやく路面が乾いて雨が止んだ。

お腹が空いてきたので、ここで昼食にする。鮭親子丼とそばセットにしたが、美味しかった。食後にソフトクリームも食べる。
道の駅から出てきたら、また雨が降り出して路面が濡れていた。仕方なく脱いでバイクに掛けていたカッパをもう一度着る。ここまで長いこと雨の中を走ったのはいつ振りだろうか。長期休暇以外は基本的に、雨予報だとまずバイクで出掛けないので、ここまで走るのは長期休暇以外は無い。2017年の夏北海道時に、静岡県裾野市から新潟県の関越トンネルを抜けるまでカッパを着た記憶があるから、ほぼ1年振りだろう。
枝幸のホクレンで給油しつつ、フラッグを買おうと思ったが、何と売り切れだった。枝幸のホクレンで売り切れとは、どれだけライダーが来たのだろうか。天気が良ければ、枝幸の三笠山にでも行こうかと思っていたが、ガスってたので今回は止めておく。枝幸の市街を抜けると、ようやく雨も止み空も明るくなってきた。走りっぱなしの1日も面白くないから、神威岬駐車公園に寄ったことが無いと思ったので行ってみよう。

神威岬駐車公園に到着。入ってくる時に、名古屋ナンバーのバイク2人組が手を振ってきたので、もちろん返しておく。

曇り空だが岬の風景が良い。

バイクも一緒に。この先には、国道238号オホーツク国道唯一のトンネルがある。320km以上ある国道なのにここしかトンネルが無いとは、いかにオホーツク海側が平坦かが分かる。
束の間の撮影を楽しみ出発する。神威岬を出発したらすぐ浜頓別町に入る。
そして13:00頃クッチャロ湖畔キャンプ場に到着した。時間が早いのと、天気が悪いのと、北海道の夏休みが翌日までだったためか、あまりキャンプ客も居ない。どこでも張り放題だが、やはり炊事場・温泉に近い方で、テーブル・イスが完備されているところを確保する。多分この天気では、テーブル等は使えないと思うが、撤収時に晴れてくれてれば使える。

ここをキャンプ地とする!クッチャロ湖畔は2014年から毎年泊まっているお気に入りのキャンプ場だ。

展望が良くて、乗入は出来ないが通路沿いのサイトで荷運びも楽。良質温泉に歩いて行け、街に近いのでセコマもギリギリ徒歩圏。少し高いがコインランドリーも有る。利用料も格安。と文句の付けようが無い。
翌日はオフ日にする予定のため、最初から2泊での受付だ。当然タープも張る。いつもはサボるテントの張り綱も忘れずに。ここで1点ミスをおかした。前述通り、朝撤収時に雨が降っていたので、ペグを洗わなかった。すると同じペグ袋に入れていたタープやテントの張り綱にたくさん土が付いてしまい汚れてしまった。やはりなるべくなら、乾かすまでしなくてもペグをちゃんと洗って収納しなければならない、ということを再認識した。
雨の中撤収した割には、タープとグランドシート以外はそんなに濡れていなかったので助かる。撤収の仕方が良かったのだろう。
天気予報通り、浜頓別は雨が降っていなかったので、時間もあるからエサヌカ線にでも行ってこようかと考えた。14:30頃キャンプ場を出発。2017年にも通った浜頓別の中央をPASSすることで、信号にも引っ掛からず国道238号に出た。

エサヌカ線に到着したが、何故かカメラを持ってくるのを忘れてしまった。なのでスマホで撮影。この日は雨でハンドル周辺で充電が出来なかったので、トップケース内で充電していた。何故かケーブルを外さずに撮ってしまったので変な写真になってしまう。
天気が悪いがライダーもちょこちょこ居て、この直線道路はやはり爽快だ。猿払側の出口まで行って、国道238号で帰ってくる。クローバーの丘まで行こうかと思ったが、ゆっくり走り過ぎたため時間がそこそこ経っていたからキャンプ場に戻ることにした。
前日カミソリとシェービングジェルを紛失したので、浜頓別町にドラッグストアがあったから行ってみた。行ってみると、北海道の片田舎とは思えない金額で、お茶とかジュースとかとても安かったのでビックリした。セコマもコンビニにしては安いのだが、やはり量販店の方がより安いのを再確認する。
流石にドラッグストアなので、生鮮品は少なかったから2日分の食料をセコマで買い出し。最悪何とか歩いてセコマには行けるが、翌日は雨風強まる可能性があるので2日分の食料を入手しておく。
キャンプ場に16:00頃戻ってきた。ちょっとしたお散歩にしては良い時間になった。ここで、既に今晩の着替えが無くなっていたので洗濯を開始。コインランドリーがキャンプ場にあると大変楽だ。流石に4日分あるので、乾燥は30分では足りなかったから、もう30分追加する。
乾燥が終わったので、洗濯物を取り込み畳んで終了。既に米を水に浸けておいたので、炊飯を開始。夕食を美味しく頂く。
クッチャロ湖畔は2014年から連続で夕焼けを見れていたが、流石に今年は見れそうにないのが残念。翌日はもっと天気が悪いだろうから、まず無理だろう。

夕焼けが見られないが、クッチャロ湖の写真を撮る。

クッチャロ湖を背景にバイクも一緒に。
写真を撮って満足したところで、隣接の「はまとんべつ温泉ウイング」に行く。ここは、露天風呂が無いのだけが残念だが、ヌルスベの温泉でサウナ・水風呂もあって素晴らしい。前日剃れなかったので若干伸びてしまった髭を剃る。
私は元々髭が好きではないが、バイクに乗っているとどうしても雨が降ったり、水たまりが跳ねたり虫に体当たりされ汚くなる。髪もヘルメットを被っているからペッタンコになるので、せめて清潔感だけでも出さなくてはと思い、髭の処理はちゃんとするようにしているつもりだ。サッパリしたところで、風呂上りに休憩室でTVを見ながら寛いで、テントに戻る。
この日は、久しぶりに雨の中200km近く走った。カッパもブーツもまだ新しいので、雨の侵入も無く割と快適だった。そこまで強い雨じゃなかったからだが、雨の中を走るだけならまだ何とかなる。コンビニに寄るくらいなら良いが、食事とかに気を使うし景色も微妙になるので、雨はやはり積極的に走るものじゃないかな。チェーンのメンテもしなきゃいけなくなるし。せめて防水カメラでもあれば少しは楽しめるのだが、来年からはやっぱり持って来よう。
そんなことを考えながら、しばしテントの外でくつろぐ。LINEを見ると、A氏はこの日のフェリーで一足お先に戻るぜ!とのこと。M氏はどうやら風邪を引いたらしく、急遽北見のホテルに入ったらしい。幸い翌日はオフ日にしても良い天気だったので、ゆっくり休んで欲しいと思う。
呼人浦はそこまでではなかったが、この日からまた冷え込むようで、最低気温は13℃くらいという予報が出ていた。風呂上りにダウンを着ては居たが、寒くなってきたのでテントに入って寝袋に包まって寝ることにする。
宿泊地:北海道浜頓別町 クッチャロ湖畔キャンプ場 200円
温泉:はまとんべつ温泉ウイング 550円
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