
昨日は雨でしたが、今日は快晴です。
しかし、昨晩から風が強くクルマ弄りには不向きな状況です?
あまり関係はありませんが、先週発注したミニのパーツが着弾しました。
今回も国内サプライヤーからの発送でした。
中身は、

エンジン回りのパーツです。
ロッカーカバーのシールパッキン、英国旧車ならではのコルク製ですが、

国内サプライヤーが材料と形状から見直した国産のコルクパッキンです。
そのロッカーカバーを締め付けるボルトのシールブッシュ、

こちらもセレクトしたオイル漏れしにくいタイプ、
耐久性の高い5/8ヒーターホースのジョイントパイプ、紐出し加工品かと思ったら、

ご丁寧なステンレスの削り出し品、純正オリジナルは何と樹脂製なんですよね。
このような高品質の英国車のパーツが、気軽に国内通販で買える時代が来るなんて、40年前の半人前社会人時代には想像もできませんでしたな。
思えば1985年当時、何の知識もない青二才は無謀にも6年落ちのMGミジェット1500をローンで購入し、その後相次ぐ不具合に見舞われ、気が付いたときにはこの世界にどっぷり嵌っていました。
当時、世田谷に有名な英国車専門のパーツ販売店があり、毎週末毎に足を運び数万円単位で高価なパーツを購入しては、修理に明け暮れる日々が続いていました。
後から計算したら、パーツ代だけで購入当時の車両価格の半分近くになり、給料の大半を費やしていましたね。
確かこの当時、1ポンド¥300近かったと記憶しています。
その後、円高でポンドが半分以下の価値になり、ネット社会に突入したこともあり、個人でも簡単に英国から格安でパーツを購入できる時代になりました。
クルマの方は10年超えの車両は1年車検という制度だったため、ミジェットを諦め当時新車で買える英国車ということでローバーミニの購入に踏み切りました。
話が逸れましたが、同じAタイプエンジンを搭載する英国車でも当時の製造メーカーの相違からか、MGを代表とするスプリジェット系とミニ系でパーツの供給が分かれます。
英国では、MOSSというサプライヤーが両車のパーツを取り扱っていますが、最初はやはりスプリジェット系のサプライヤーでしたが、2000年頃からミニも扱うようになり、現在はあらゆる英国車の総合的なサプライヤーです。
一方、ミニの方は英国内ではミニスペアーズが最大手、次に続くのがミニスポーツですかね。
恐らくミニに関してはこの2社で殆どのパーツ供給をカバーしているのではないでしょうか。
維持に関しては国産車より外車の方が圧倒的に容易です。
理由としては、自動車文化の違いのほかに、やはりこのようなパーツ専門のサプライヤーの存在があるからです。
ミニの場合、スプリジェット系よりも長く生産され続け、最終期には日本が最大のマーケットだったようです。
このような背景もあり、現在も国内に残っている個体は多く、需要があるため国内の専門店が、低品質のパーツは見直して要求に合うオリジナルパーツなんかを製造するようになってきました。
同じ英国車でも他の車種では、考えられないパーツ供給環境だと思います。
今回も専門店から品質の良いパーツを選択して購入しました。
現在のようにミニオーナーに取って幸運なパーツ供給環境が続く限り、このクルマをできるだけ維持していきたいと考えております。
つまらない個人的な話で長くなりましたが、最近ミニのロッカーカバーからオイル漏れが目立ってきたため、近々このパッキンとシールブッシュで対応しようと思います。
Posted at 2025/04/15 21:02:53 | |
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