
よせばいいのに素人が始めてしまったオルタネーターのリビルドですが、本日、一応完結しました。
考えてみれば、部品代と工具で8千円をオーバーしており、どうしても必要な作業ではなく、こんなことやらなければ今回の出費はありませんでした。
まあ、オルタの構造を理解するには良い機会となり、これも授業料(何の?)と思って納得する事にしました。
昨日からの続きになりますが、ブラシ取付部に鏝でハンダを溶かし、

爪楊枝を刺してブラシの線を通す穴を空けます。
減ったブラシの全長が14mm、新品ブラシが19mmなので摩耗量は5mm

分解時の突出し量が11mmでしたので、摩耗量5mm加算し、初期値を16mmにセット
ハンダ付けし易いように、ブラシの線を固定します。

事務用の目玉クリップです。
ハンダ付けします。

苦手な作業ですが、付きました。
余分な線はニッパーでカット

不安なハンダ部分、大丈夫か?
新品ブラシはこの位突き出ているはず。

日立マークが見えます。
B端子に絶縁カラーを忘れずに、入れます。

無いと当然ですが、短絡しますので要注意
ステーターにリヤカバーを被せます。

ナットで締め付け。
ローターのスリップリングをスコッチブライトで、磨きます。

磨き過ぎに注意
片方は綺麗になりましたが、もう片方は少し段付きになっています。

削り過ぎてもマズいので、これ位にしておきます。
小さい方のベアリングに古いベアリングを乗せて、ローターに打ち込みます。

ベアリングのアウター側を叩かないように打ち込みます。
ローターシャフトの端面と面一になるまで打ち込みます。

上手く入りました。
プーリー側の大きいベアリングをフロントカバーのハウジングに入れます。

こちらは、ベアリングのアウター側を、大きなワッシャーで打ち込みます。
ハウジング端面と面一になるまで、打ち込みます。

スンナリ入りました。
ベアリングカバーをM5ビスで固定

3本均等に締め付け。
ブラシを押し込み、細いドリルの刃をブラシ固定穴に突っ込みます。

これやらないと、永久にローターが入りません。
要は2つのブラシの穴にドリルの刃で串刺し状態にしてブラシを引っ込めます。
ローターを挿入します。

引っ込んだブラシが見えます。
ローターが挿入できました。

ブラシを引っ込めてあるのでスンナリ入ります。
フロントカバーを嵌め、M5締め付けボルトを均等に締めます。

最後にドリルの刃を抜きます。
本体は、ほぼ完成です。

元通りの形になってきました。
分解したときに使用した、プーリー固定工具で、

プーリーのナットを締め付けます。
背面のハーネスを取り付けて、完成

ベアリングのガタも無くスムーズに回転します。
サクサクっとオルタを交換して、始動

付けたり外したり、もう何回目?
おぉっ、アイドリングで14.1Vも出てる!交換前は11V台でした。

これで、あと10年イケるかー?
今迄の新しいオルタは箱詰めされ、

またまたストックになってしまうのでありました。
Posted at 2016/11/05 22:23:16 | |
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