
先週、車検準備でブレーキシューを外して、ホイルシリンダを点検しましたが、後から写真を見るとシューの組み方が違っていたようです。
外す前と同じ状態で組み立てましたので、どうもそれ以前から間違えていたようです。
今日は、右側だけ分解して組替ました。
典型的なリーディングトレーディング、右側ドラムを外すと、やっぱり逆じゃん。

黄色い矢印の穴が白い矢印のラジアスアーム側に来なければイケマセン。
先週の左側の写真を見ると、この穴がラジアスアーム側にあり、

この組み方が正解です。
重要なのは、この穴ではなく矢印のホイルシリンダ側のリーディングシュー部分、

ドラムは時計方向に回転し、シューが開くといきなりこの部分が接触します。
リーディング側の自己倍力は高く、トレーディング側の数倍と言われ、効きすぎると、いわゆるカックン症状が出たりするため、メーカーはシュー端部をずらしてリーディング側を効かせ過ぎないように、工夫しています。
トレーディング側を見ると、矢印の通りシューの始まる部分が端部より

離れていて、本来こちらがリーディング側になる筈です。
上が間違った組み方、左側ならこの方向で合っています。

下が正しい組み方で、右側はこの方向で組むのが正解
早速、速攻で組み換え、30年近く何度も分解・組み立てを繰り返して

いたのに最後はこのザマ、何やってんねん。
ホイルシリンダ側の正しい状態、リーディングシューとトレーディングシュー、

共通部品で、どちらにも取り付いてしまいますが、方向に重要な意味があります。
トルクレンチで、ホイールナットを締め付けて完了、今日トルクレンチを

アストロで無料診断してもらいましたが、5%程度甘目の値でした。
しかし、このクルマ、分解はいつもバイク感覚です。
Posted at 2022/07/23 16:49:24 | |
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