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わんどらのブログ一覧

2021年11月02日 イイね!

ヒョンデスターリアキンダーが気になる!

ヒョンデスターリアキンダーが気になる!ワンモーションのスタイリングを持つMPVはピカソを所有する前から好きな類のカーデザインでして、勿論その印象がマイピカソを選ぶに至った理由にもなるのですが、古くはトヨタナディア、シトロエンクサラピカソ、そして"天才たまご"トヨタエスティマ(2代目くらいが一番好き)、現行車ではルノーセニックなどに惹かれてしまいます。
セニックについては選択機会さえあれば次期代替候補にしたいくらい。
そんな中、韓国メイクのヒョンデから今年、エスティマ的スタイリングを持つMPVか登場していました。
スターリアというモデルは、ハイエースくらいの車格にてラグジュアリーな乗用車モデルだけでなく、商用車版も用意されたものなんだそう。



今年前半に発表された時は、ワンモーションのスタイリングに"おっ"と注目しつつも、このフロントセクションの無機質な感じが味気なく(未来デザインではあるのでしょうけど、あまりにも人の手を介さずに創り上げたロボット感あるデザインに見えるので…)、他の秀逸なヒョンデの自動車デザインとは違う変わり種を、流し目で見ていたのであります。

ところが今月発表された黄色いスターリアは何故かいいねと心惹かれるものがあったのです。
このキンダーというモデルは見た目と名称の通り、"幼稚園送迎バス"となります。

何故敢えてスクールバスをワールドプレミアしたのかは不明ですが、欧州に向けてこのクルマの持つユーティリティ性を発信するには、スクールバスという仕様はニュース性があるということなんでしょうか。
"キンダー"(=子供たち)なんてドイツ語でのネーミングも悪くない感じですよね。

無機質さは変わらないんだけど、黄色いボディのせいか、屋根についた猫の耳のような乗降サインのせいか、何だか一気に親しみやすい雰囲気になります。
室内は11人乗り(および15人乗り)という事で、おそらくハイエースでいうと"コミューター"グレード的なモデルへの架装なのかと思いますが、これはなかなか良いのでは?と感じているのであります。

幼稚園や学校への車での送迎が当たり前のように行われている世界各国のスクールバス事情、例えば欧州では、メルセデススプリンターツアラーや

フォードトランジットミニバス

というのが少人数コミューターの定番にて、それ以上はフツーにバスを使っているイメージです。
一方で日本においては、小さいものは前述のハイエースコミューター、そしてメジャーどころはやはりトヨタコースターあるいは日産シビリアン(もう販売はしていないけど…)あたりが定番となっているかと思います。

そんな中に、このスターリアキンダーが導入されたら、子供たちもパパママも大喜び…なんて思うのはやはり私がこの手のクルマが好きだからならではでしょうか(笑)
まあ、スクールバスに着目することなんて普段はないのですが、定番のハイエースやコースターだらけの中、もしメルセデススプリンターを使ったりした幼稚園バスが走っていたら、さすがにじっと見ちゃうだろうなぁと思います。
ましてやこのスターリアが現れたら…目で追ってしまうだろうなと!
ちなみに余談ながら、"スクールバス=黄色"はアメリカが発祥のようです(ドラマに出てきそうな例のボンネットバスが象徴的イメージ!)。
そして日本、韓国、中国の東アジア、シンガポールなどの東南アジアなどでは黄色が定番になっている一方で、欧州では特に黄色が定番色というわけではないようです。

スターリアのドライバビリティは全くわかりませんが、本来スクールバスにするなら見た目よりも安全性、そして居住性が一番。
このスターリアキンダーなら全席3点式シートベルト付きだし、当然ながらADAS機能も充実しているので安心の送迎ができるのかと思います。

(今どきのコミューターなら2点式シートベルトくらいついているのは当たり前だろうけど)

乗用車販売が日本から撤退して久しいヒョンデ。
しかし最近は水素電気自動車のネッソを引き連れて再上陸を果たそうと着々と準備を進めているようです。
ネッソの特徴などはよく理解していませんが、ヒョンデにはICE車だってWRCで活躍するi20を始め、商品力ありそうなモデルがいくつもあるだけに、そっちを再投入してもいいんじゃない?と思います。
そしてこのスターリアキンダーを販売ラインナップに加えれば、より特徴的な再上陸が果たせるような気がします。
まあ実際はそんな風にすぐ近くでお目にかかる事は望み薄なんでしょうけど、もしアジアの、あるいは欧州の街角で子供たちを乗せるシーンに出会えたら、じっくりと見てみたいと思う、気になるクルマです。
2021年10月31日 イイね!

セアトが気になる!Pt.10 (イビサ Nightclubコンセプト編)

セアトが気になる!Pt.10 (イビサ Nightclubコンセプト編)前回まで周年記念だのキリ番だので総集編的なブログで括っていましたが、そろそろいつものように書いてみることにします。
今回は久々の"セアトが気になる!"です。
偶然にもパート10とのことであれれキリ番じゃんと総集編をやりそうになりますが(笑)、今回はそうではありません。
セアトは私が魅了されてしまうブランドのひとつ。
日本では滅多に入手できないからこその希少性故の憧れとか、ラテンの自由なイメージを抱かせながらも、VWの確かな技術を持ち併せた信頼感とか、あるいは単に好きなスペインの地名を用いた車種名が多いことが旅情を誘うとか、そんないろいろが混ざり合って、私を魅了しているのかと感じています。
そんなセアトから、いかにもセアトらしい、あるいはこんなコロナ禍の時代だからこその発想かというニュースがありました。
それが今回の"イビサナイトクラブコンセプト"です。

前述の通り、セアトはその車名の多くに、スペインの地名をつけています。
現行型ではレオン、アテカ(ザラゴザにある地域名)、アロナ(テネリフェにある地域名)、タラコ(タラゴナ)、エル・ボルン(バルセロナのお洒落通り)、旧モデルでもコルドバやトレドなど、中には旅してみたい場所もある、素敵なネーミングです。
そんな中、セアトラインナップのBセグメントを担うモデルであるイビサも、スペインの地名が由来となります。
イビサは地中海に浮かぶバレアレス諸島の島名のひとつにて、諸島にはあの久保健人が所属するサッカーチームのあるマジョルカ島もあります。
地中海性気候に包まれた、欧州では比較的冬でも温暖、かつ欧州人にとってのリゾートとなっているのがこの諸島の特長にて、イビサは特にナイトクラブが多いパーティアイランドとなっています。
今回の"ナイトクラブコンセプト"は、そんなイビサの熱い夜をクルマで再現しましたというもの。

コンセプトは"The world’s smallest Ibiza nightclub by Seat"ということで、まさに世界一小さなクラブなんだそう。
助手席にはDJブースが設置されていて、さらにはリアハッチを開けるとバーが現れる。
サンセットと共ににドアオープンされると、エントランスからイビサに乗り込み、ハイパワーのオーディオセットと室内LEDライトとフラッシュライトにより、その空間はまさにナイトクラブ!


オールナイトでDJサウンドに浸る事ができる(さらにドライブだって可能)という訳なんです。
イビサはBセグハッチ、所謂VWポロの兄弟車なのですが、あのサイズの室内にて思い切り体を揺らすには少し狭い気がしますが(笑)、まあ楽しい空間ならよしとしましょうか。
セアトUKがDJとのコラボで企画したコンセプトカーは、まさにコロナ禍にてロックダウンの続いた欧州ならではの発想でありつつも、車名由来がパーティアイランドイビサたる故の宿命的な企画なんだろうと思います。
https://youtu.be/m1nag7rjies

個人的な趣味としてハウスDJをやっている私わんどら。
以前はクラブやカフェでレギュラーDJやイベントをやったりと血気盛んな時もありました。
そして旅好きでもある故に、このスペイン・イビサ島にも実際に滞在した経験もあります。
昼間は地中海ビーチ沿いに建つホテルのプールでのんびり過ごし、夕方はサンセットカフェに足を伸ばしチルアウトを楽しみ(Cafe Del Marをご存じでしょうか)、そして夜はシーフードを食した後に飽きるまでクラビングするという夢のような日々を送った良い思い出があり、また行きたいと思うのです。
そしてセアトのコンパクトカーの名を見る度にその旅を思い出し、そしてこの日本では滅多に出会うことないコンパクトカーに対しても憧れを抱いてしまいます。
もし私がこのコンパクトを手に入れたら、この"ナイトクラブコンセプト"のように、やはり助手席にDJブースをセットアップし、サウンドシステムを整えてみちゃおうかな…なんて!
2021年10月29日 イイね!

[ブログ500回記念]誰かの好きな、私のブログトップ10

[ブログ500回記念]誰かの好きな、私のブログトップ10先日みんカラブログ開設9周年を迎えたことを、恒例の年間アクセスを以って書かせていただきました。
その中でこれまて書いたブログの本数をカウントしているのですが、なんと9周年の前回にて499回ということが判明しました。
ということは今回は記念すべき500回ということにて、何かキリ番的なまとめを…と思い立ったのが今回のテーマ、"500本のうち、生涯アクセスの多いブログトップ10"を書いてみようと思います。
周年記念ネタ同様の"アクセスログネタ''にて芸がないと呆れないでいただきつつ(笑)、どれどれ、どんなものかな?とリラックスして読んでみてくださいませ。

私がこの"Sweet Suite Carlife"を始めたのは2012年の10月。
9年間でたった500本というのはかなりサボり気味の数かも知れませんが、それでも約6.5日に1本を書いたというのは個人的には合格点(開設当初は1週間に1回は更新しようと目安を立ててたので)なんだろうなと感じています。
今回の通算アクセストップ10はみんカラ機能の"PVレポート"からの引用にて、通算であるからには当然昔の記事のアクセスが多いのですが、古い話題であっても検索などによりいまだ読んでいただけるものがあるので、こうして誰かの関心に触れる事ができているのは嬉しいことだと感じています。
それでは500回記念、通算アクセスランキング行ってみましょう!

通算第1位は、日産NV300です。

2016年に書いたLCVネタがなんと私のブログNo.1となりました!
何故に商用車がトップに?と不思議ではありますが、実は私のブログシリーズにある"実はLCVが好き"の各コンテンツはどれもアクセスが多いのです。
前回の9周年の際も書いた通り、2020-21年のアクセス1位もフォードトランジットカスタムだったりします。
おそらく世の中にはあまり欧州LCVのトピックを書いたブログがないのかもしれませんね。
(このNV300の記事もGoogleのオーガニック検索にかけると個人ブログではトップに上がりますし…欧州専用車の話題なんてニュース記事以外挙がらないんでしょうね)
このルノートラフィックの兄弟車は最近フェイスリフトを受け、名前も"プリマスター"という以前のものを採用して販売されています。
日本でもNV350が"キャラバン"に戻されてマイナーチェンジしていますよね、記号名称を止めたリバッジは世界共通で行われているようです。
この記事はいまだ時折アクセスのあるものだけに、誰かの興味関心に触れているのであります。
(あるいはNV350と間違えての高アクセス?笑)

さて第2位は、プジョーリフターです。

2018年に欧州で発表のあった際に書いたブログとなりますが、フルゴネットバンが気になるのは私だけでなく、皆さんのアクセスからも伺えますね。
日本におけるリフターはベルランゴとの差別化を図るためによりスポーティに(GTの設定)、かつよりクロスオーバー感を持たせた、プジョーブランドらしい"クールさ"を感じさせる出立ちになっています。
ベルランゴよりも若干正式販売が後発のためにまだ街中ではあまり見ませんが、ファミリー感あるベルランゴか、あるいはスポーティなプジョーか、似て非なるものを選べるのは嬉しいですよね。
(個人的にはベルランゴ派…)

第3位は、2019年に書いたトヨタプロエースシティです。


実はアクセス数はリフターに僅差ですが、掲載年数を踏まえるとこちらのトピックのほうが話題性が高いということになるのかも知れません。
プロエースシティ、トヨタの放つ欧州専用LCVとなりますが、要はプジョーリフターのOEM車種にて、トヨタならではのキーンルック風を一応纏ったフロントセクション以外はステランティスのシブリング車そのものです。
トヨタは欧州における自前のLCV展開を諦めていて(なんと言っても世界のハイエースが欧州では安全基準上売れないので…)、その分このプロエースシティ、そしてハイエース代替の欧州専用車プロエース(こちらはプジョーエキスパートのOEM車)などはステランティスにバッジを託しています。
このクルマの日本導入はあり得ないのですが、もし並行輸入して敢えて選択したら、意外と目立つ存在でしょうねと綴った事を記憶します。

第4位は、"メルボルンレッドに魅せられて"というタイトルにて書いた、2012年初期のブログ。

メルボルンレッドとは、当時所有していたBMW320d M-Sportのカラー名称です。クルマのボディカラーに赤を選ぶのが好きで、この所有モデルのカラーをとっても気に入っていた事を記憶します。
ちなみに後に、"キャノスブルーに魅せられて"というボディカラーネタを書いたりもしています。
こちらは現所有のシトロエンC4ピカソのボディカラーについて書いたブログにて、実はあまり好きでなかったボディカラーに納得するまでを書いたのです。
さていつかはまだ見ぬ次所有車のカラーについて書くのでしょうかね。

続いて第5位は、BMW3シリーズツーリング(G21型)、現行型モデルについて書いた2020年のブログです。

昨年の記事にも関わらず通算アクセス上位にいるのは、皆さんの関心の高さを物語っているのかと思われます。
ブログは肥大化した3シリーズはどうなの?と思ったけれど、ツーリングならば荷室を活用したカーライフが広がるし大きいことは嬉しいことかもね、なんて思考で試乗したインプレッションを書いたもの。
今我が家ではこの3シリーズツーリングが"お墨付き"の方向性にあり、BMWの"24時間試乗モニター"へのキャンペーン応募が当たれば、改めてじっくり試してみたいなと思っている次第であります。

さて6位以下を続けましょう。
6位は、ルノートラフィック3です。

ここで再び登場のLCVは、2014年に現行型が登場した際にピックアップしたモデルにて、前述の通算トップに輝いたNV300の兄弟車(双子の兄)にあたるクルマです。
日本では並行輸入がされていて、フランス車のイベントなどでは時折見ることがありますが、欧州スタンダードを敢えて選ぶオーナーのセンスは素晴らしいと感じています。

続いて7位は、オペルコルサFです。

プジョー208とプラットフォームを共にする現行型コルサをピックアップしたのは2019年の事でした。
この時の記事を読み直すと、まだオペルの日本再参入が未発表だった頃に書いたもの。
まさか再びこのブランドを日本で体験できるなんてと、ステランティスやPSAJには感謝(?)ですが、来年初頭と発表されるスターティングラインナップにはこのコルサも入っているので、あと数ヶ月後にいよいよ対面できる事を楽しみにしたいと思います。

さて8位は変わり種、"丸い目をしたトヨタカローラ"がランクインしています。

2014年に書いたものですが、何故このクルマが500本のブログの中からのトップ10という高アクセスを得ているのかはよくわかりません…。
最近カローラは生誕55周年にして世界累計販売5000万台という驚異的な記録を打ち立てていますが、長い歴史の中でも個人的に最も好きなのが、この"丸い目をした"欧州向けAE110系なんです。
(その他、2TGエンジンを積んだTE27、2ZエンジンのNCVカローラランクスZZ(欧州名カローラTスポーツ)、そして現行型カローラスポーツなど、実はカローラって意外と好きなモデルが揃ってるんです)
この丸い目のカローラは"G6"モデルがWRCで活躍したりする強さもあり、見た目の愛らしさとのギャップがまた萌えるんですよね(笑)

第9位は、シトロエンベルランゴです。

ブログは現行型の欧州登場時、2018年に書いたもの。
記事は"PCJさん、ぜひ日本に導入を"と書いて結んでおりますが、その後実際にはPSAでかなりの議論を経ては導入され、今や日本でのシトロエンの快進撃を支える柱になっています。
日本導入においては、マーケティング部門的にはカングーの成功と日本でのクルマニーズ分析によりこのモデルの導入に積極検討するも、当時のPCJ社長が"商用車の導入はブランドイメージが崩れる"と懸念していたため躊躇していたということでした。
しかし今の実績を見る限りは、そんな心配は無用だったようですね。
だいたいこのモデルが"商用車"だなんて、フツーの人には知らないことですもの。
それにしても我がブログでは、2位プジョーリフター、3位トヨタプロエースシティ、そしてこのベルランゴと、PSAフルゴネットバンの支持が凄く高い!(ちなみにもうひとつの兄弟車オペルコンボも11位!)
まあピカソのようなMPV乗りが書くブログにて、この手のモデルの話題に反響があるというのは当然のことなのかもしれませんね。

さて通算500本のブログの中での第10位は、"スマートオープナー機能"です。

これは、今やいろいろな車種に付いている、"リアバンパー下に足を差し出すとトランクが開く"ハンズフリーな機能の事。
旧所有車BMW320d M-Sportに付いていた便利機能について、その使い勝手を書いた2012年のブログがランクインとなりました。
3シリーズ的にはこのF30系から装着された機能ですが、当時はなかなか要領掴めずに、足を入れても開いてくれずにイライラ…なんて事があったこと思い出します。
それにしても、こんな些細な機能についてのブログが高アクセスだなんて、これぞみんカラのクルマ専科ならではのディープさなのかと感じます。

いかがだったでしょうか。
もしかしたら、皆さまのお目に触れたことのあるブログもあったかもしれません。
こうして眺めてみると、私の関心に呼応してアクセスいただいている傾向が具体的にわかり、それもまた興味深いと感じています。
・欧州商用車(LCV)好き
・中でもフルゴネットモデル関心が高い
・コンパクトカー(ハッチバック車)好き
・所有経験あるBMWあるいはPSA系モデル好き
という感じでしょうか。

次にこうして通算でのランキングを総括するのが1000回の時だとすると、今のペースではおそらく9年後の2030年になるのかもしれません。
その時まで書き続ける事ができるのか?はわかりませんが、これからの時代は電動化がより加速して、書く内容も変化、そして読み手の志向も変化していくんだろうと推測されます。
まあ、まだ未来の事はともかく、9年前にみんカラを始めたきっかけである"誰かとクルマについて話したい"という想いは変わらず、こうして書くことで皆さまと共有できる事が大切。
これからも徒然なるままに、スローペースながらも書き続けていこうと思っています。
皆さま、よろしくお願いします。
2021年10月07日 イイね!

日産タウンスターが気になる!

日産タウンスターが気になる!新世代になったルノーカングーの後を追うように、この夏にはメルセデスから兄弟車シタンが発表されました。
そもそもメルセデスはルノー日産連合とエンジンの貸し借りなど行う提携を結んでおり、スカイラインにメルセデスのエンジンを載せたり、インフィニティのCセグハッチにAクラスのプラットフォームを用いたりする関係。
商用車分野においてはそのカングーを用いたバッジエンジニアリングを施し、先代から兄弟車として販売をしていたのでした。
そのシタンはほぼ単にメルセデス顔にしただけなのですが、それだけでもドイツ品質が身についたような気になるのだからあら不思議、そして借り物の箱であっても、商用車に強いメーカーの立派なバンに見えるのですから、顔が作り出すイメージって大事なんだなと思います。
で、やっぱり順当に出ましたね…といえるこちらが、カングーの日産版となるモデル、その名も"タウンスター"です。

なんだタウンスターって…笑
随分と安直なネーミングにて21世紀ももう20年経ってからつける名前じゃないよね、と思ったりもしますが、ここは日産贔屓の私わんどら、タウンスター、"あり"としましょうと言っておくのです(理由は後ほど)。
まあトヨタが欧州限定で展開するLCV、プジョーリフター(パルトネール)/シトロエンベルランゴ/オペルコンボの4番目の兄弟車となる"プロエースシティ"も十分名前はベタにて、もしかしたら日本メイクは欧州でのネーミング下手?なんて思ったりもするのですが…。
余談ですがネーミング下手と言えば昔オランダのネッドカーというメーカーが製造していた三菱カリスマというクルマは、欧州市民からすると"恥ずかしくて乗れない"と嘲笑のネタだったと言われてますよね。
確かに"カリスマ"だなんて!
(クルマはボルボS40との兄弟車にてそこそこ良かったのかもですが)
さて話があっちこっちに行ってしまったので閑話休題、新型カングーベースの日産タウンスターは、これまで日産が商用車にネーミングしていた"NV"という記号を廃した新しい名称ルールに基づくものなんだそう。
と言っても実はこのNVシリーズになる前はフツーにネーミングされていたので、"元に戻した"というのが正確なところ。
で、このカングーOEMのシブリング車は
初代:キュビスター

2代目:NV250

そして新型:タウンスター

という変遷となっているわけです。
ちなみに日産LCVの上位車種も
ミドルクラスバンはNV300→プリマスターに戻り

ラージクラスバンはNV400→インタースターに戻り

とそれぞれ以前の名前に戻しています。
何故かフルゴネットバンは昔のキュビスターを名乗らないという謎のトーン&マナーではありますが、このネーミングの共通点はお気づきの通り"スター"シリーズの伝統(?)に基づいているのです。
そう、だから響きはカッコ悪いけど、この名称は"あり"と感じるのです。

さて車両を見てみます。
メルセデスが顔を変えればそれっぽくなるの同様、日産もやはりバッジを変えればそれっぽくなるねぇ…など思って改めてよく写真を拡大して見てみると、あれ、Vモーショングリルにしてないぞ…って言うか、グリル形状はカングーと同じじゃないですか!
(どうやら日産LCVはVモーションをやめて新しいラインナップ共通の[角カッコ]型のグリル意匠としたんだそう)
カングーからグリルの樹脂部分と、ちょっとしたアルミ調の加飾帯、そしてヘッドランプ周りを交換したお手軽OEMにて済ましているなんて、おいおい…とは思いますが、これぞ質実剛健、コストコンシャスな商用車の鏡!とも言えるのかもしれませんね…。
という事で、"カングー欲しいけどより個性的に"などの思いを実現したいなら、メルセデスをチョイスするかあるいは日産か、という選択肢が広がります。
もちろんカングー同様にE-Techバージョンも用意されるとのこと、このあたりは欧州では当たり前になりつつあります。
全く、欧州人羨ましい限りという感じですね。
実際は商用車として、車種の顔よりも大事なランニングコストをセーブさせたいというニーズの方がリアルなんだと考察します。
その点欧州日産は5年間10万キロの保証を売りにしていますので、実用的なフリートとしての選択肢は充分なんだと思います。

日本への導入はあり得ないと推測されますが、来年、あるいは再来年の導入と言われる新型カングーを手に入れて、まさかのタウンスター顔にコンバージョンするなんていうのが比較的容易に出来そうなものですが、そんなマニアックな方はいないかな…(笑)とは思いつつ、敢えての日産ブランドの選択は意外と注目される個性になるのではないかと感じる、気になるクルマです。
2021年10月04日 イイね!

ルノーメガーヌE-Techが気になる!

ルノーメガーヌE-Techが気になる!先月は久々開催された欧州でのリアルモーターショー、ミュンヘンでの気になるクルマたちをいくつかピックアップしてみました。
新しいモデルが一堂に会すると、もはや電動車でない新型を見つけ出すのが難しいくらいに、すっかり欧州の自動車産業は変化を遂げているんだなぁということがまざまざとわかります。
そりゃそうですよね、西欧のメジャーカントリーでは2030年とか40年にはもうコンベ車はなくなるのですから(ざっくり言うと)。
なので、あれこれ出てくるプラグを差し込むタイプのクルマがもはやスタンダードと捉えて、その選択肢をあれこれ楽しんで見ていきたいと思っています。
そして今回ピックアップするメガーヌE-Techはそんなモデルのひとつにて、前回ミュンヘンショーでの気になるクルマにも登場させた1台です。

このクルマが将来のメガーヌ(ルノーCセグモデルのメインストリーム)となるのか、あるいはあくまでも車格的なネーミングの帳尻合わせなのかはよく把握していないのですが、既存車種とは全く異なる意匠にて目新しさを示してくれたこのモデルからは、"ハッチバック以上クロスオーバー未満"の美味しいところ取りのポジショニングを感じるのです。

イマドキルノーの標準形VIであるフロント周りのCシェイプライトシグネチャーは、ロワグリルとの連動感が出てデザイン的に流れがスムーズになりスタイリッシュになった印象を持ちます。
但し既存のモデルとは異なりクロスオーバー風のボディ形状のせいか、あるいは大きなロサンジュに対して細いグリルのせいか、フロントボンネットに続く正面からの見た目は分厚くなった感があります。
(実際の寸法比較はしていませんので、デザインによる錯覚なのかもしれませんが…)
そしてそのボディ全体をダイナミックにまとめているのが、印象的な20インチの大径ホイール。

SUVやミドルサイズサルーン、あるいはスポーツカーに増えてきている20インチですが、やはりこうしてCセグハッチに装着されているとインパクトあります。
コンパクトクラスに大径ホイールが装備されると、何だかデフォルメされたミニカーのようなスケール感がなくなりユニークな雰囲気になりますね。
スタイリングの塊感に見た目の迫力がありますが、乗り心地やハンドリングにどんな効果(メリデメ)があるのか気になりますが、しかしルノー的には既に5年も前からセニックにて実現済みということもあるので、特に驚くこともないのかも知れませんね。

インテリアを見ると、こちらもイマドキ電動車の主流になりつつあるディスプレイ型のメーターパネルが備わり、それはなんとなく最新の日産風(ノートやアリヤみたい)な雰囲気があります。

センターのディスプレイはルノーお得意の縦型にて、メーターディスプレイとの組み合わせは実にデジタライズされて未来的。
無機質で暖かみがないのか、それとも遊べるデジタルギアを手にしたメンズ好みの感覚を得るのか、実際にドライブしてみて感じとってみたいと思うものがあります。

さてそんなメガーヌE-Techを取り巻くライバルを見てみると、イマドキのCセグハッチのデザイン潮流が見え隠れすると感じます。
それはまさに前述の"ハッチバック以上クロスオーバー未満"のジャンルが完成しつつあるのではないかと思うのです。
まさにそれを体現しているのがこちら、シトロエンe-C4。

メガーヌE-Techはこのモデルを見てたのか、それともフランス車デザインのトレンドなのか、方向性は同じものを感じます。
併せてこちら…DS4 E-Tenseも大径ホイールながらも"ノンSUV"のジャンル(と、メーカー自らが言っている)。

フランス車に限らなくても、これからの電動車リーダーとなるだろうVW ID.3だって、よく見てみたらちょっと"ハッチ以上クロスオーバー未満"っぽい(気がするだけでちょっと無理あるか…?笑)。

個人的にはこのスタイリング傾向は"あり"です。
今はMPVモデルを所有しつつも、やっぱり少しは重心の低いクルマに乗りたいなと走りに関しては思うことあるし、ただ一方で室内空間のゆとり(特に頭上)はMPVを体験してしまうとその良さに魅了されてしまっています。
そんな相反した感覚をある程度両立させてくれるのが、このメガーヌE-Techや新型C4のスタイリングなのではないかと想像してしまうのです。

ここ1年の間での積極的な電動車体験にて走りの面白さを知り、あとは自身の生活環境の中でインフラが整えば選択肢としてありと感じている中、こういったモデルが続々と出てくれるのは嬉しいことにて、早く日本導入を実現して欲しいと思う、気になるクルマです。

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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わんどらさんのシトロエン C4 ピカソ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2020/09/20 19:58:54
【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/02/26 23:16:03
シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/11/26 22:35:36

愛車一覧

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Bienvenue dans le monde du Visiospace! フランスの ...
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