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2021年09月18日 イイね!

クルマ一期一会 #14 -2021 Tokyo 2020の傍らで

クルマ一期一会 #14 -2021 Tokyo 2020の傍らで普段暮らしをしていると、街でふと見かけたクルマが気になって目で追いかけてしまうことがあります。
そんな"その出会いはまさに一期一会⁈"というテーマの元、最近街で見かけた興味深いクルマをピックアップするシリーズ。
第14回目は今夏開催された東京オリンピック&パラリンピックの間、都内&近郊にて出会ったバラエティ溢れる魅力的なクルマたち。
たくさん見つけたためにやたら長いブログになってしまいましたが、テンポ良く書いてみたいと思います。
皆さまにとっても一期一会がありますように、ぜひお付き合いを!

フィアット500L
まずタイトル写真にしたのは、こちらのイタリア車。
はじめこのクルマに出会った時までは、このクルマの存在を知りませんでした。
オリンピック開催最中の東京有明、まさに五輪会場となっていたエリアをクルマで走っていたら、対向車線に見慣れたクルマが。
あー、フィアット可愛いなぁとフツーにチンクェが走ってきたと思ったら、あれリアがワゴンっぽい!?
あれ、500Xだったかな…それにしてもなんか違うような…と思いながら帰宅後に調べてみたら、この500Lというモデルでした。
いや実に可愛らしく、かつ実用的でいいじゃないですか!
出会った個体はもちろん並行輸入車両だったのでしょうけど(あれ、正規輸入されていたのかな?)、これはぜひ正規導入して欲しいと思ったのでした。

アルファロメオジュリアスーパー

一期一会も14回も続けていると、同じ車種を再びピックアップすることがきっとあるんだろうなと認識していますが、この"醜いジュリア"はおそらく2度目の登場かと記憶します。
前回はオリジナルのファミリーセダンを維持したものでしたが、五輪会場である武道館近くの九段下で見たジュリアは、バンパーレスにしてレーサー風モディファイを施したものでした。
ブロロロ…と野太いエキゾーストサウンドを響かせ走り抜けてゆく姿には思わず目で追ってしまいました。

アルファロメオスパイダー

もうひとつアルファを。
こちらは流麗なデザインに心地よいオープンスポーツとどこまでもオシャレでカッコいいロードスターです。
まだ私が運転免許もなかった頃の登場だった気がしますが、当時愛読していたTipoにもよく登場するし、そこそこ流行っていたモデルだと記憶します。
環八の瀬田交差点付近で見たその赤い個体は、今見ても全く色褪せない、ネオクラシックさを感じさせないカッコよさがあります。

フェラーリ308GTB

イタリア車を続けますね。
アルファスパイダーとは別の日に世田谷区等々力付近で見たのがこちら、コンパクトなフェラーリです。
時代考証は全くできていませんが、かつて80年代のスーパーカーブームにて512BBなどがもてはやされていた頃、あるいは前後のあたりの時代のフェラーリと記憶しますが、この頃のフェラーリってデザインも自然体だしサイズもコンパクトで実に好みです。
最新のキラキラしたデザインの凝りまくったフェラーリも目は引きますが、私的にはこちらのクラシックなほうに目が奪われちゃいます。

メルセデスS500マイバッハ

Sクラスのラグジュアリー版と言えど、マイバッハの冠がつくとグンとラグジュアリー感が増すのはさすがの仕上がりと感心しきりのモデル。
戸塚の国道1号線で出会った最新のマイバッハは、ツートンカラーでとても素敵です。
クルマに惹かれたというよりも、このカラーリングに惹かれました。
ブラウントーンのカラーは最高級ラグジュアリーに相応しい風格が漂っています。

メルセデスEクラスワゴン(S210型)

メルセデスに乗る人は、最新モデルにどんどん変えていく人が多い事がマーケティングデータにあるのですが、古くなってもメルセデスの良さを知り乗り続ける人も沢山いるだろう、長く乗れる良いクルマなんだと思います。
そんなひとつ、かなり見なくなってきた丸目4灯のW210型Eクラスのワゴンモデルに、四谷の防衛省前で出会いました。
こちらも実にスタイルが良いと感じる1台。
綺麗なスタイリングを意識しすぎてリアゲートの角度をスラントさせてしまいがちなイマドキワゴンとは違い、角の取れた四角い感じの(このニュアンス、わかりますか?)リアカーゴ周りは、本来の実用性を重視したメルセデスの良いクルマ作りの手本のような気がしてなりません。
(実際この後のS211型からはスッと角度をつけてスタイリッシュになっているし)

メルセデスSL(W113型)

もうひとつメルセデスを書いてみます。
コンパクトなオープンカー、縦目のSLに九段下付近で出会いました。
SLといえばあの名車、ガルウィングの300SL(石原裕次郎のイメージ…古っ)か、あるいはバブル期の定番3代目(R107)以降の"お金持ちの道楽"的なイメージを持ったモデルが思い浮かびますが、こちらの2代目は、ヒストリックカーとして"クルマ愛好家"に支持され、そして大事にされているイメージで好感が持てます。

ホンダS800

続けてヒストリックなオープンカー、エスハチです。
護国寺のガソリンスタンドでマイピカソに給油していたら、隣のブースに並んだ小さなオープンカーに出会いました。
黄色いオープンカーは実はS800なのかS500なのかわかりません(どう見分けるのか知らない…)が、いずれにせよ出会った個体は綺麗で大事にされていることを強く感じる雰囲気がありました。
うん、かっこいい。
トランク脇にある給油口に縦にノズルを差し込みセルフ給油するオーナーに話しかけたい気分になりました。

トヨタアベンシスワゴン

トヨタ車の中で"所有してみたい"と思える数少ないモデルのひとつ。
欧州Dセグ最後のモデルになったこちら、東名高速の大和トンネル付近で見たワゴンは乗ってみたかったなぁと思うのです。
確か日本で販売されたのはたった3色、グレード2種のみのシンプルなワイセレにて心細かったけど、英国生産という響きに惹かれてしまっていたのですよね…。

トヨタイプサム(2代目)

もうひとつトヨタ、欧州仕込みという点で好きだったのがこちら、首都高汐留線で見たイプサムです。
よくよく考えてみたらノンスライドドアのCセグMPVなんて、マイピカソの仲間(ライバル?)ではないですか!
初代登場時はまだ90年代にて個人的にファミリーカーへの想いは皆無でしたが、当時からなかなか素敵なパッケージに好感を抱いていました。
欧州名"ピクニック"というネーミングも好きだったし。
そしてこの2代目は大きくなってどっしりしたけど、欧州車感が増してカッコいいなと感じていたこと記憶します。
なんといっても欧州名は"アベンシスヴァーソ"だし!

アストンマーチンシグネット

トヨタつながりで興味深い出会いはこちら、アストン版のiQ、シグネットです。
トヨタiQと言えばスマートフォーツー対抗にて欧州向けに販売されたモデル。
当時はイタリアに行くとスマートかフィアット500かこのiQってくらいよく見るイメージがあり、Aセグシティカー志向の国でそこそこ受けていた気がします。
アストンはそんなiQを何故ベースにOEMしたのか、イマイチ謎ではありますが、世田谷区等々力界隈の区道にてマイピカソの前を走行していたそれを久々じっくり観察すると、随所にラグジュアリー感が仕込まれていて、iQよりも格段にカッコいい気がします。
これは欲しくなりました!

日産セドリック(130系)

セドリックって懐かしい響き!
前回の一期一会でもY31型グランツーリスモ(実は当時父が所有していたこともあり)を見たことを書いた記憶がありますが、今回のオリパラ期間に新横浜で見たのは、もっともっと古い130型です。
正直私が子供の頃から辿っても、記憶にあるのは430型くらい(当時の刑事ドラマのパトカーによく使われていたような….)以降のモデルにて、この130型というのも一見はよくわからないヒストリックカーでした。
しかし目を凝らして見ると、リアにセドリックと書かれたプレートを発見して、おー、これ日産車か!と認識したのでした。
出会った個体はとても綺麗で、大事にしつつも普段使いしてます的な雰囲気がありとても魅力的でした。

日産スカイラインRS-X(R30型)

こちらのスカイラインシリーズも年代ごとに出会うたびにこの一期一会に登場する定番モデル。
これまでプリンスS50型、ハコスカ(C10)、ケンメリ(C110)、ジャパン(C210)、そしてひとつ飛ばして7th(R31)と順当に登場してきましたが、今回はR31のひとつ手前、R30型です。
しかもR30の中でも最強モデル"鉄仮面"RS-Xを見つけたんだから日産好きにはとってもラッキーです。
GT-Rのない時代にも関わらず、国内レースシーンを席巻していたのはこのRSですもんね、偉大なモデルなんだと思います。
田園調布付近で見たその個体はホイールもオリジナルを保っていてとても美しいコンディションにて、もっとじっくり見ていたかった!と思えたのでした。

プジョー106ラリー

前述のフィアット500Lに出会った同日、オリンピック真っ盛りの有明からお台場へと移動すると、レインボーブリッジ入口付近で小気味良くコーナリングする小さなクルマが…106です。
しかも白い車体に白いホイール、プジョーワークスのアクセントラインがあしらわれた"ラリー"モデル、こちらも良いもの見せていただきました。
当時からもちろんこのクルマは好きなひとつにて、205の後釜的な強い雰囲気と、ミニ306的にリサイズされた可愛さが共存した素晴らしいモデルだと感じます。

フォードフォーカス(マーク1 )

ラリーイメージ繋がりでもう一台。
私わんどら、このフォーカスマーク1には強い思い入れがあります。
それは、このモデルの国内導入時に開催された"アートフォーカス広告コンテスト"にクリエイティブで入賞した経験があるからです。
まだ国内導入前にロンドンで出会ったフォーカスと、その女性オーナーとの会話をそのまま広告風にクリエイティブしたことは、今でも良い思い出に残っています。
(その事に触れたブログ"フォードフォーカスが気になる"を2013年頃書いた記憶あります)
もう滅多に見なくなったフォーカスですが、首都高環状線でマイピカソの横を追い抜いていった個体はなんと3ドア!
あれ、確か正規輸入はされていなかったはず…と思うとより貴重な存在にて、おそらくST170というスポーティグレードはまるでWRCマシンに通じる輝きを放っていたのでした。

ヤマハTZR250(初代)

たまにはバイクのことを書きたくなってしまいます。
この一期一会ではホンダNS400に出会った事を記して以来2度目の登場です。
この夏、藤沢バイパスで見たのが、初代TZRです。
TZRといえば、ホンダNSRと人気を二分する2サイクルのレーサーレプリカでした。
当時はグランプリレーサー平忠彦の人気が凄く、バイク好きの人々を夢中にさせる存在でした。
TZRはその平忠彦の乗るレースマシン(YZR500/250)の直系レプリカとして、最高にカッコいい存在でした。
そして幼き私も平忠彦、そしてTZRに憧れ、"よしバイクの免許取ったらお金貯めてTZR買おう"と心に決めていたのでした。
まあ結局はライバル車のNSRに縁あって選んでしまうのですけどね…。

ということで、盛りだくさんだった今回の一期一会は終わりです。
また近いうち第15弾にて、街歩きやドライブしながら見つけた気になるクルマを集めて書き綴ってみたいと思います。
2021年09月12日 イイね!

from IAA Mobility -Munich Motor Show 2021

from IAA Mobility -Munich Motor Show 2021春のジュネーブは2年連続で見送られ、昨秋のフランクフルトの中止を経て、もうすっかりモーターショーと言えば中国発信という流れになっているような気がしていましたが、欧州発のモーターショーなんてホント久しぶりな響きにて、あちらの大陸ではいよいよ行動緩和による真のニューノーマル社会が訪れてきているんだなというのがよく伝わってきます。
そしてその久々の欧州発信はジュネーブでもフランクフルトでもパリでもなく、ミュンヘンでした。
で、ミュンヘンと言えば…お、BMWの地元ではないですか!
個人的にはいつかは立ち寄ってみたい聖地(=BMW本社工場の見学コース)であります。
空港でトランジットした時にほんの少しだけ外に出た事はあるんですけどね…時間がなくて街を散策するまでにはいかずの事を思い出します。

今回のショーには残念ながら日本メイクの出展はなしとのことで、欧州向けのネタに欠ける寂しい状態なんだろうと憂慮されます。
欧州でシェアを伸ばすトヨタの現地法人レベルでさえ出展しなかったのは、やはり全てを投げ捨てオリパラに予算を傾注してしまっているお財布事情もあるのでしょうかね。
今年は東京モーターショーも中止となってしまっただけに、何かこちらのミュンヘンで仕込みがあっても良さそうなものですが、トヨタも目玉はカローラクロスやレクサスNX止まりだと想像すると、展示会に出ても出なくても…という感じなのかも知れません。

さてそんな久々のモーターショーに目を向けると、リアルショーでお祭りなんて過去の遺産じゃない的な発想は覆される、魅力的な初登場が幾つもあることが確認できます。
さすが欧州メイクの庭だけに並べられた花も見事!
そんな中で、気になるクルマをピックアップしてみます(いつものように"明日買いたい!と思えるフツーのクルマたちです)。

まずはこちらタイトル画像のモデルはダチアジョガーです。
ルノー傘下のバジェットブランドであるルーマニアのダチアから登場したのは、コンパクトながらにゆったり7シーターのMPVです。
少しばかりクロカン的要素を加えているのは、ダチアが欧州でヒットを飛ばすダスター譲りにて、なかなかカッコいい雰囲気があります。
実用的かつSUVライクなモデルは、きっとヒット作になるのでは?と予想してしまいます。

お次は地元ドイツから、メルセデスEQEです。

メルセデスの電動化戦略ラインナップとして予告通り順当な登場となりますが、上海でフラッグシップのEQSが披露されたインパクトが大きかっただけにこちらは随分とコンパクトに見えます(実際はしっかりとミドルクラスなんでしょうけど)。
リアタイヤからエンドにかけてのオーバーハングが随分短いな、しかしながら室内の居住性は良さそうだね、なんて想像でしかない意見を並べてはみますが、このスタイリングは嫌いじゃないなと感じるのです。

アウディからはこちらのコンセプトカー、グランズフェアが気になるところ。

自動運転レベル4も実装するとのEVサルーンは、まさに近未来のアウディのスタディモデルなんだと思います。
これまでのシングルフレームグリルがウエストライン下にセットされ、低いボンネットから流れるようなスタイリングでありながらもしっかりとサルーンしているラグジュアリーな室内空間は妥協なき美しさがあります。
e-tron GTを超えたさらなるこちらのプレミアムモデルの市販化は如何に?気になるところです。

お次はフォルクスワーゲンから。
ID.ライフというコンパクトEVモデルです。

これそのものはコンセプトカーなので、このまま市販化と言うわけではならないながらも、2025年までには200万円台で発売されるということ。
実際は現実味あるデザインに落とし込まれつつも、IDシリーズの末っ子、ID.1として発売されると言われていますね。
欧州メディアはこぞってHonda eのライバルと書いていますが、現状、倍の価格となってしまうホンダ的には、思い切ったコスト変革ができないと置いてけぼりになっちゃいますね。

さてこちらは同じVWグループのクプラ(セアトのスポーツブランド)から、アーバンレーベルです。

出展されたのはめっちゃレーシーなモデルで、インテリアもフルロールゲージが張り巡らされた本気モードのクルマです。
こうゴテゴテ武装されていると車格感が掴めないのですが、実際は全長4.1m程度のBセグメントコンパクトEVなんだそう。
VWグループで言うとポロ、セアトイビサ、シュコダファビアの仲間との事で、こちらが実際の販売時にはID.2となるということ。
それにより前述のID.ライフ(=ID.1)から7シーターSUVのID.6までのシリーズラインナップが完成するんだとか。
このアーバンレーベルには、ぜひWRCにでも参戦いただいて、EVラリーマシンとして君臨して欲しい気がします。

お次はルノーから、メガーヌE-Techです。

これが次世代メガーヌそのものなのか、あるいはあくまでも派生なのかは不明ですが、日産アリヤと同じプラットフォームを用いたCセグメントハッチバックは、少しばかりクロスオーバーな雰囲気も持ち合わせていて、スタイリッシュで好感が持てます。
先行して市場投入されているシトロエンe-C4に似たようなスタイリングコンセプトはフランス車の流行りのカタチなのかも知れませんが、VW ID.3、日産リーフも加えて選択肢が続々と増えてゆく欧州CセグハッチEVの行方は楽しみな限りです。

さてあとふたつの気になるモデルは新しいモビリティ社会に提案されたクルマたち。
まずはこちら、モビライズという新規ブランドのリモというコンパクトサルーンです。

モビライズはルノーと中国のモビリティメーカーが設立したブランドにて、その最初のモデルがこちらの電気自動車、リモとのこと。
このモデル、一般の人には販売しないB to Bモデルなんだそう。
具体的には、カーシェアリング用及び個人タクシー用とのことなんです。
サービス導入開始はフランスからとなるようですが、現在フランス国内には約47,500台の個人タクシーが登録されていて(そのうち2/3がパリとその周辺なんだとか)、それらのタクシーを低コストを武器に代替を進めてゆくんだとか。
いつかフランス旅行をすることができた際には出会うこともあるかも知れませんね。

最後に地元ドイツからは、ACM(Adaptive City Mobility)というベンチャー企業が提案するシティワンというコンパクトEVが登場しました。

先にフランスではシトロエンのアミという新世代モビリティ(同型でオペル版もある)が登場し、カーシェアリングなどで用いられつつありますが、EVは自動車メーカーの世界を解放し、このACMのような新たなゲームチェンジャーが続々と登場してきています。
この見た目にスーツケース(まるでリモワ?)のような小さなクルマは、通常の充電アダプターのほかに脱着式のバッテリー交換が可能で、ずっと稼働できるのが特徴のようです。
カーシェアリングやレンタカー、商用バンとしての提案がなされています。
こんな可愛らしいクルマが欧州の街で活躍すれば楽しいですね。

他にも新世代ルノーサンクや、スマートからの新たなコンパクトなど、なかなか粒揃いの見応えあるモーターショーにて、やっぱりこのような展示会で近未来のラインナップを一気見できるのは良いもんだなぁ…と、久々のリアルモーターショーを好意的に受け止めたのでした。
次は来年春復活のジュネーブショー、なんとなく予想されるあのモデルやこのモデルの登場を楽しみにしています。
2021年09月09日 イイね!

メルセデスシタン2が気になる!

メルセデスシタン2が気になる!ある日の事、いつも試乗をさせていただいているルノーのDLRから電話が。
主旨は、"カングーの新型について最新情報が入りましたのでお伝えします"とのこと。
それによると、欧州にて販売の始まった新型カングーの日本導入は来年になってしまうようで、それならまだしも、例の半導体不足の問題が深刻にて、欧州向けのモデル製造に精一杯ということにて、もしかしたら日本導入は2023年になるかもとの事。
あらあら再来年か…と、目の前にニンジンをぶら下げられながら走る気分ではありますが、果たしてどうなるのかは半導体とルノーの日本への肩入れ次第という事なんでしょうか…。
(ちなみにルノージャポンは同型のエクスプレスを入れるか、あるいはカングーを入れるかのモデル選定も検討中とのこと)
そんな"待て"の状況にある新型カングーですが、欧州では早くも"兄弟車"の発表がありました。
メルセデスベンツシタンです。

先代もカングーのフェイス違いのモデルであったシタンですが、今回の新型もやはりカングーの顔違いという実にわかりやすい商品にて、カングー同様に商用車版と乗用車版がリリースされています。


そもそもメルセデスと言えばエグゼクティブなクルマからトラックまで製造するフルラインメーカー。
特にLCV(小型商用車)は多くのモデルをラインナップしていて、Vクラスの商用車版であるヴィトや大型パネルバンのスプリンターなどは欧州中の道で出会いますし、旧型のT1バン(207/309D)などのパネルバンは今も新興国などでよく見かける事ができます。

そんな働くクルマが本来領域のメルセデスでありますが、その末っ子であるフルゴネットバン/ワゴンは提携のルノー頼り。
まあ商用車アライアンスはメーカー間が複雑に絡んでいるので、パッケージに完璧なカングーを活用するのは賢い選択なんだと思います。

それにしてもホント単にフロント周りを変えただけのこの見た目は何だかなぁと物足りない感じ。
但し大きなスリーポインテッドスターがついているだけで不思議にドイツ車品質が身についたような感覚になるからブランドのイメージって絶大です。
外観、動力性能こそカングーそのものではありつつも、インテリアはなんとMBUXも装備されているとかで、メルセデスらしさは宿らせている模様です。

うん、なかなか興味深いけど、やっぱり話題性に欠けるというか、OEMだけにニュースが乏しい…なんて考えつつ思い出したのが、あれ、EQTのICE版ってのはどうなったんだっけ?ということ。

こちらもカングーのEV版を元に開発されたというEQT、この未来的なフェイスはICE車には受け継がれないのかな?
まあこれそのものはEQブランドの意匠だろうけど、ICE車だって(もしこのシタンがEQTの ICE版なら)もっと顔変えが出来ただろうに…。
やはりシタンは商用車を考慮すると、コストを掛けずにOEM供給を受けるのが正しい選択ってことなんでしょうね。

定番のカングー、そしてイマドキはシトロエンベルランゴのヒットもあり、にわかに輸入フルゴネットMPVが賑わい出しているここ日本にて、もしこのシタンが導入されたら、カングー以上のヒットになることは容易に想像できます。
しかしVクラスというメルセデスブランドらしいMPVがあり、その販売に注力するため、おそらくシタンは入れないだろうと言われています。
だいだい元ネタ新型カングーでさえ来年の導入が危うく2023年になるかも…なんて検討されているのに、シブリング車のシタンが先に導入されることはあり得ず…日本でお目にかかるのは並行輸入モノにてということになりそうですね。

あー、シタンが来れば賑やかになって面白いのに…なんて考えながらもある日、パラリンピック閉会式の日の外苑東通りをマイピカソで走行していたら、青山一丁目の交差点付近でこんなクルマが。

メルセデスバネオです。
初代Aクラスワゴンとも言えるこのスタイリング、とっても好きです!
状態の良いクルマがもしあれば購入したいくらい。
隣の車線で信号待ちをするバネオをじっくり見ながら(運転していたのがこれまた素敵なお姉さんだっただけになおさら?)、メルセデスのコンパクトMPVのガシガシ使える実用性こそが魅力的なんだろうなと好意的に感じたのでした。
果たしてシタンに触れる機会は訪れるのか?今のメルセデス日本なら市場性を捉えて導入促進しそうなものですが、ルノーとの関係性もあるのでしょうから、今後の動きを新型カングーとともに注目したいと思う、気になるクルマです。
2021年09月06日 イイね!

[番外編]Tokyo 2020を歩いてみたら pt.3

[番外編]Tokyo 2020を歩いてみたら pt.3昨日をもって東京オリパラも無事?終了となりましたね。
開催の是非などをはじめいろいろ物議もあったけど、パラリンピックになると若干世間も慣れたのか、競技は暖かく見守られながら行われていたような気がします。
(パラリンピック、金メダル13個は素晴らしい!)
そんな中、クルマに関するニュースと言えば、例の自動運転のバスが人身事故を起こすというのはお粗末過ぎましたね。
しかも実は自動運転ではなくオペレーターが乗ってたって…なんだそれ。
トヨタ社内では毎日オリパラ専用のイントラ番組があるのですが(凄いですよね、社員専用のニュース番組放送があるなんて)、そこで豊田章男社長はお詫びをしつつも、"でも時速は1km/h程度しか出てないし"と言い訳(?)してたんだとか。
1キロだろうが人にぶつかるなんて事故は事故だし、ましてや1キロのスピードで自動ブレーキのセンサーも働かなかったんだとすれば、トヨタさん、悪いこと言わないからあなたたちは自動運転とかADASとかやらなくていいよ…と思ってしまったりします。

さて番外編と言いつつも結局3回も書いてしまった"Tokyo 2020を歩いてみたら"の今回(多分最終回)は、オリパラ両イベントにて唯一東京で観戦する事ができたマラソン競技で見たクルマたちです。
私の住む街はそのマラソンルートになっていて、自宅から徒歩数分の場所での競技を是非拍手で応援(声は出さずに)したいと思い、幼い子供と共に見てきました。

(オリンピックに引き続きパラリンピックでも警備には他県の警察官が…出張お疲れ様です)
静かな早朝、マラソンコースに繋がる道路が封鎖されより静かになった街を歩き、沿道に出てみると、あれ思ったよりも人出がない…密な感じならやめておこうかと恐れつつ出かけてみたのですが、私の観戦した付近は程よく人々が集う程度の観客です。
(小雨が降っていたからでしょうか…)
パラリンピックのマラソン競技は障がい内容によって幾つかのカテゴリ分けされているのですが、私わんどら的には競技をする者の本気に触れるのは感動しました…。
ますます個人的意見であった、もっと多くの方が心底競技を楽しめる時にやって欲しかったなぁと思う訳であります。
まあ是非論になるとキリないので本題にうつりますが、その東京での唯一の一般観戦可能なマラソン競技は、基本はよくある公道を封じたマラソン大会同様でありつつも、いつもの公道競技よりも何倍も手厚い警備と、いつもよりも少しだけ特徴的な大会運営車両を見る事ができました。
まあ大抵はトヨタのモデルなんですが、中には変わり種?もありなかなか興味深い…。

まずはこちら、ミライの新型車のほうです。

今回Tokyo 2020仕様のトヨタが用意した車両は昨年には仕込み済みだったもの。
なのでこれまで見たミライは旧型モデルにカラーリングされたものでした。
しかし競技関係車両となるとやはり人々の視線を意識してでしょうか、しっかりと新型の"青いほうのトヨタ"が採用されていたのでした。

つぎはこちら、トヨタのEVモデルです。

未来的なスタイリングは街並みに馴染んではいませんが、とっても目立つ存在でありました。
沿道で観戦していた人々からは、カッコいいとかカワイイとか感想があちこち飛び出していました。

さてお次はトラックです。
前面から見ると単なる時計車なのですが(前面にも荷台頭上に計測用ストップウォッチが付いている)、後方から見るとこちら、何と階段式の取材車です。

これも大会運営を支える1台なんですね。
通過した時にはこの変わった荷台に工夫された仕様に"おおーっ"と、前述のトヨタEV以上のドヨメキが起こっていました(笑)

さてメディア関連ではこんなクルマも発見!
天井には大きなムービングカメラがついたSUV車両です。

詳しくは全く分かりませんが、見た感じはフレキシブルに回転しそうなアームを持っているだけに、きっと特殊な機能を持つカメラなのでしょうね。
と、天井上に目線は行きますが、よく見るとあれれ、こちらはEUブルーリボンの付いた横長ナンバープレートがそのまま付いています!
国記号はスペインの"E"、ほほぅ、スペインから持ち込まれてそのまま日本の公道を走っているという珍しいケース、まさにTokyo 2020ならではのケースなんでしょうね。
おまけにこちらのSUV、ご存知の通り誰もが知るVWのモデルですが、最高位スポンサーへの配慮か、しっかりとエンブレムが黒塗りされています!

これまでも箱根駅伝(我が母校はいつも中段以降ですが…)や東京マラソン、MGCなどを沿道で応援するのが好きだった私。
今回も各選手が沿道の拍手に包まれながら通過してゆくのを見ながら、同時に並走するクルマたちにも目を向けてみたら、これまでのマラソン競技では見なかった"働くクルマ"を見る事が出来、さすがパラリンピック!と感じたのでした。

オリンピック&パラリンピック、次に地元東京で開催されるのはいつになるのか、もう自身が生きている間には開催されないだろうな…なんて思うと、徒歩数分の場所でこうして開催されていることは感慨深いなぁなんて、まるで何事もなかったのかのような翌日を迎えながらも、Tokyo 2020、そこそこ良いイベントだったのでは?なんて感じたのでした。
2021年09月05日 イイね!

Lion Experience 2021に行ってみると

Lion Experience 2021に行ってみるとつい先日まで熱い日々が続いていたかと思えば、最近は肌寒ささえ感じる雨模様だったりして、さらに加えて例の感染拡大の様子が収まらないのか落ち着きつつあるのかわからない何だかスッキリしない日々にて、お出かけする気にならない感じではありつつも、みん友さんがアップしていたワンカットに触発されて、行ってきました六本木ヒルズ。

行われていたのはプジョーのイベント、Lion Experience 2021です。

確か2年前の秋にもこの場所で208の国内プレミアを行った記憶があり、プジョーは六本木を標榜するブランドなんだねと感じるのでありますが、今回の初見参はなんといってもこちら、

新型308でありまして、これはやはり六本木を素通りするわけにはいかないと小雨降る中出かけてみたのです。(幸い自宅から20分の場所だし…)

2年前と同じ場所での展示イベントはそれなりに人が集まっていた様子にて、その訪問客の殆どが新型308に群がっていた事を見ると、おそらくここに来場しているのは"待ちに待った"プジョーファンの皆さまなんだろうなというのが想定できます。
実際に展示はこのオープンスペースとカフェの2箇所で実施されていたのですが(これも2年前と同じ)、カフェスペース(3008とリフターが展示されていた)はほぼ人がいない状態。
スタッフも"実は昨日は殆どお客さんが来なかったんだよね"なんて言ってましたので、やはり注目は新型308の一点に尽きるんでしょうね。

その308、もちろん私もその初見参をお目にかかりたいと六本木に来たわけですが、実車を目にすると、これはカッコいい!と直ぐに欲しくなってしまった次第。


つい最近までゴルフ8 R-Lineだのシビックだのを気に入ったと言ってましたけど、このローフォルムに魅せるフロントからのシャープなデザイン、内装のシンプルながらも先進性を感じる雰囲気などはまさに私のストライクゾーンであり、これは見た目だけでも既にエキサイティングだと感じてしまいました。
今年の春にワールドプレミアされた際の広報写真を見るだけでもカッコいいと感じたけど、実物を見るとさらにカッコいい。
これは惚れてしまいました。
やばい、308が代替筆頭候補になってしまいます。
今回のイベントは感染症対策にてクルマに乗り込むことが出来なかったのですが、早く乗ってみたい!と期待が膨らみます。
新型308は発売開始が2022年1月との事。
その時がとても楽しみです。

さてそんな新型車に気持ちを奪われつつ、イベント会場を巡ってみると、308の隣にはもうひとつの特別展示車、508 PEUGEOT SPORT ENGINEEREDが鎮座しています。

こちらはマニアックなスポーティバージョンにて、メルセデスのAMG、アウディのS、BMWのM、それからオペルならOPCという感じの存在なんでしょうね。
ロワスポイラーに羽根が付いていてやる気十分な加飾ではありますが、そんな見た目のみならず、環境性能と高パフォーマンスを両立させている事が実は凄いモデルなんだと思います。

それから別会場のカフェには改めて注目のこちらリフターが。

ベルランゴに気を取られていてこちらのリフターはノーマークだったので、正規導入モデルをじっくり見るのはほぼ初めてだったのですが、GTのバッジをつけたリフターは精悍な雰囲気があります。
あとこの紺色もなかなか良い色ですね。
そして展示はキャンプシーンとなっていましたが、こんなキャンプがしてみたい!と、リアルな我が家のファミリーユースを彷彿させる、そしてリアルな代替(実際はリフターよりも、やはりベルランゴあるいはオペルコンボライフかな…まあでも要は同じだし笑)をイメージさせてくれたのでした。

こんなプジョー久々のメーカー展示イベント、一点豪華主義的な内容ではありつつも、自身にとってはツボの押さえられたものでありました。
秋に車検満期のマイピカソは、もう一回は車検を通そうと心に決めつつありますが、2022年はやっぱり代替しようなんて気持ちが揺れ動く事が容易に想像できてしまいます。
新型ルノーカングー、日本初導入のオペルコンボライフ(スターティングラインナップではないけど、導入は確実)、あるいはやっぱりベルランゴ(来年は早くもフェイスリフトで(>_<)な感じのC3顔になること想定)、そして今回本気にさせられた新型308(の中でも候補は後発のSW)など、ほぼ代替候補は絞り込みができてきたのかなと、今回のイベント体験にてイメージが湧いてきたのでした。
いや新型308、いいですよね、これはきっと!

プロフィール

「衝動的にプラモデルが作りたくなり、数十年振りに購入してみた。イマドキは塗装も接着剤も不要のプラモがあるなんて、驚きだなぁ。」
何シテル?   01/15 16:42
こんにちは、Suite Sweet Carlifeのわんどらです。 ここでは私のクルマと、ヨーロッパのクルマに関するお話しを、あれこれ不定期ながら書いてみよう...
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【備忘録】初代C4ピカソのボディカラーラインナップ 
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シトロエンZXヨーロッパ版カタログ ~やんぢさんpresents~ 
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