MTにまでアイドリングストップ付ける事情

先日他のお客さんから出たキャンセルのお陰で急遽納車かとなりましたが、諸般の事情によりまだ待つことにした64ジムニー。

今年7月にマイナーチェンジして3型となったジムニーに、MT車にもアイドリングストップ機構が付きました。

そこまでして燃費を良くする必要に駆られてるのか？ユーザーはそれほど燃費向上を熱望してるとは考えにくいけど…と思っていましたが、どうやらこれはメーカー側の苦しい事情のためらしいです。

世界的に二酸化炭素の排出を減らさなければという流れのなか、簡単に書くとCAFE規制という製造する車の燃費を上げないとペナルティを食らう制約があり、各メーカーはどんどん燃費のいい車を作るようになってきているのですが、スズキのジムニーは燃費の良くない部類に入る車種。
しかしながら抱えるオーダーは山積み。
早く製造して早く納めたいものの、多く製造すればこのCAFE規制に反する燃費の悪い車を多く作ることになる。
ということで、ならば少しでもジムニーの燃費を上げようってことで、最初のアイドリングストップ機構装着、となったらしいのです。

まさに苦し紛れの対策というわけです。
燃費のいい電気自動車が果たして本当に二酸化炭素削減に繋がってるのかという議論はありますが、さしあたり燃費の良くない車には厳しい世の中です。