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1ベイカー11のブログ一覧

2013年03月24日 イイね!

ルーフ考察 B&C 8

ルーフ考察 B&C 8(上:Oldsmobile Delta 88 Coupe 下:Chevrolet Caprice Classic Coupe )
前ブログの続き・・・

初代日産レパードF30型に絡めて、オペラウィンドゥ位置が後ろに寄っている為に不安定感たっぷりなロケーションを見せる'75-'76 GM B-Bodyです。





B-Body はGM内部でフルサイズの中でもレギュラーサイズと呼ばれる標準車の呼称ですが、各ディビジョンで僅かな差こそあれ、概ねホィールベースは3mを超え、全長も5.5m以上、エンジンは5~7L級のV8を積む と言う大型車でした。
そして、4ドア/セダン・ハードトップ、ステーション・ワゴンに加えて2ドア・クーペ&コンバーチブルもラインナップされていたと言う点は、さすがアメリカの標準車たる所以です。



(上からBuick LaSable、Oldsmobile 88、Pontiac Catalina、Chevrolet Caprice)









クルマの基本中の基本。。。『セ・ダ・ン』
どれも共通のボディシェルを持つものの、サイドのプレスや前後デザインに各ディビジョンごとの変化を見せてくれています(カタリナのショルダー・ライン&ピンストライプに萌え^^)
B-O(Buick-Oldsmobile)にはより大きく上級のC-Body が存在するので、まさに標準車=レギュラー・サイズとなる訳ですが、B-Bodyしか持たないPontiac にも同じB-Bodyながら より上級のGrandVilleやBonneville が存在しましたから、このCatalina(上から3枚目) もやっぱり標準車となるのです。
ところがシボレー版では、より下級に同じB-Bodyのインパラ(その昔にはベルエアやビスケーンが)がありましたから このカプリスは最上級モデルであり、さすがに後輪にはスパッツが付くなど豪華に装っているのも頷けます。







(左上Buick Estate Wagon、左下Chevrolet Kingswood Estate 、右上Pontiac GrandSafari、右下Oldsmobile CustomCruiser )

ステーション・ワゴンと言えばアメリカ車ですね。
これらも各ディビジョンで個性を出していますが、基本的にはセダンをベースにホィールベースを更に伸ばした素敵なプロポーションとなっています。
そして、ステーションワゴンと言う形態の車が あくまで独立モデルである事を強調したネーミングとなってます。

その特徴的なテールゲート開閉映像 “Tailgate Operation” ・・・





それにしてもこの最期の巨竜をベースにしたステーション・ワゴンは、屋根フェチの僕が見ても「生唾ゴックン」の強烈なルーフを持っています。
湾曲したリヤサイド・ウィンドゥ後端は50年代の名残でしょうか・・・かつて偶然に遭遇した30型セドリック・バンを思い起こさせます。



(上からBuick LaSable、Oldsmobile 88、GrandVille、Chevrolet Impala)
(グランヴィルのショルダー・ライン&ピンストライプにやっぱり萌え^^)

コンバーチブル・・・当時、年々厳しさを増すMVSS(連邦自動車安全基準)は無粋な5マイルバンパー装着を強要し、強度に問題があるピラーレス・ハードトップやオープンモデルを締め出していった訳です。







屋根フェチの僕は、ソフトトップを模したハードトップ&ビニルルーフが大好物なんですが、それ故にホンモノのコンバーチブルの場合、どうしても幌を閉じた姿が気になってしまうんですよね(笑



(上:Buick LeSable 下:Pontiac GrandVille)












ちゃんとセンターウィンドゥが設けられていて、そのルーフラインは非常に伸びやかで あたかも60年代後半の如きシルエットです。
(グランヴィルのショルダー・ライン&ピンストライプに再び萌え^^)


ここで再び同じB-Bodyの 2ドアハードトップ・クーペと比べてみましょう・・・



クラシカル・ルックの再現・・・ルーフ後半にビニールを貼り、馬車時代のランドールーフを模した訳ですが、もはやオペラウィンドゥが設けられた そのクォーターパネルを見て「幌」を連想する人は居ないのでは無いでしょうか?




・・・続く

2013年02月24日 イイね!

ルーフ考察 B&C 7

ルーフ考察 B&C 7前ブログの続き

初代日産レパードF30型に絡めて、オペラウィンドゥ位置が後ろに寄っている為に不安定感たっぷりなロケーションを見せる'75-'76 GM B-Bodyです。


B-Body はGM内部でフルサイズの中でもレギュラーサイズと呼ばれる標準車の事ですが、各ディビジョンで僅かな差こそあれ、概ねホィールベースは3mを超え、全長も5.5m以上、エンジンは5~7L級のV8を積む と言う大型車でした。
しかし、4ドア/セダン・ハードトップに加えて2ドアクーペもラインナップされていて、そしてココが重要なんですが それらが決してスポーツを謳っていた訳では無く、鈍重極まりない「単なるフルサイズカーの2ドア版」であったと言う事なんです。

(左上:Buick LeSable 左下:Pontiac Catalina 右上:Oldsmobile Delta 88、右下:Chevrolet Caprice )
さて、そんなB-Body Cpe.ですが 画像を見て何か変だと思いませんか?



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~














お分かりの様にB-Body Cpe. は広大なリヤクォーター・パネルに大きめのオペラウィンドウ(と呼んでイイのか?)、そして狭いながらもちゃんと開閉可能なセンターウィンドゥが設けられているハズなんですが、右下のカプリスにはセンターウィンドゥがありません(!!)





(Chevrolet Caprice Classic)

サッシュレスではあるものの、ドア後端にはセンターウィンドゥが無く、いきなり太いBピラーが来て B-O-P(Buick-Oldsmobile=Pontiac)各車よりも一段と大きな窓がクォーターパネルを占領しています。
後席の落ち着きの無さも「ここに極まれり」と言った感があります。

もはや上品なイメージのオペラウィンドゥなどと呼ぶには語弊がある程の大きな窓・・・屋根の後半部分にだけビニールを貼って「ランドー」と呼んでいますが、僕など これを見るたびこのクルマを連想してしまいます(笑














巨大企業GM・・・バッジ・エンジニアリング(日本のものとは成り立ちが違うけれども)の最たる例としてこのB-Body が挙げられると思うんですが、同じシャーシーと基本ボディシェルの使用を強要されても尚、部門によっては例外もある事は4ドアの処でも書きましたが、そんな不自由なデザイン環境の中でのデザイナーさんのささやかな抵抗?に異常な反応を示した中学生の僕でした。


・・・続く

2013年02月11日 イイね!

ルーフ考察 B&C 6

ルーフ考察 B&C 6前ブログの続き・・・

初代日産レパードF30型に絡めて、オペラウィンドゥ位置が後ろに寄っている為に不安定感たっぷりなロケーションを見せる'75-'76 GM B-Bodyです。

(上:Oldsmobile Delta 88、下:Pontiac Catalina )




B-Body はGM内部でフルサイズの中でもレギュラーサイズと呼ばれる標準車の事ですが、各ディビジョンで僅かな差こそあれ、概ねホィールベースは3mを超え、全長も5.5m以上、エンジンは5~7L級のV8を積む と言う大型車でした。
しかし、4ドア/セダン・ハードトップに加えて2ドアクーペもラインナップされていて、そしてココが重要なんですが それらが決してスポーツを謳っていた訳では無く、鈍重極まりない「単なるフルサイズカーの2ドア版」であったと言う事なんです。

さて、そんなB-Bodyですが ルーフを見てお分かりの様に広大なリヤクォーター・パネルには大きめのオペラウィンドウ(と呼んでイイのか?)、そして狭いながらもちゃんと開閉可能なセンターウィンドゥが設けられています。
一見するとルーフが同じなので見分け難いと思いますが、よく観察するとサイドのプレスにはオールズ版が前後ホィールハウスに各々独特の膨らみが与えられており、これは同時期のインターミディエイト(=A-Body) にも見られた処理です。
ポンティアック版は4ドアの処でも述べたように、Fフェンダーからドアにかけて一旦消えたショルダーラインが、Rフェンダーで再び現れ 緩やかにホップアップする独特のサイドビューを持っています。







('76 Buick LeSable)
ビュイック版です。
クロームのセンターグリルから一段盛り上がったボンネットのラインは、Aピラーの下からドア、リヤフェンダーにかけて緩やかに下降して行きます。











そのラインはピンストライプによって強調され
◎フロントグリルはラジエター
◎フードマスコットはラジエターキャップ
◎フロントフェンダーは泥除け
◎ボンネットは=エンジンフード

と言う戦前のデザインを現代に蘇らせた「クラシック・ルネッサンス」なのです。
ボディカラーやストライピング、ビニル・ルーフの有無 あるいは貼り方(Full or Harf)そしてその色遣いで印象は大きく変わって来ると思うんですが、このビュイック版C-Body Cpe. は ある意味 最高にエレガンスなスタイルの一台だと申し上げておきます。

ちなみにルーフとは関係ありませんが、'75-'76 と言えばアメリカ車に角目4灯ヘッドランプが次々に採用された時期でもあり、このGM B-body も例外ではなく そのアグレッシヴな顔つきにも各部門の特徴が生かされています・・・
(上からOldsmobile-Pontiac-Chevrolet )



前述のBuick版も合わせて、どれがお好みでしょうか?
(どれも鉄クズだ!なんて言わないで下さい・爆)









大衆車ブランドであるシボレーは
「キャデラックに似せた顔を数年遅れで採用」
するのが常で、これは同一社内で堂々と
「高級車の模倣」
を行って 大衆の心を掴むGMの戦略だった事は良く知られていますね。

中学生だった僕は同じシャーシーと基本ボディシェルを使用していても、この印象の違いに驚き、感動したものでした。


その上で再度強調したいのは、これらB-body 群が
決して高級車ではなく標準車であったと言う事
2ドアが平然とラインナップされていたと言う事

そして
これだけのサイズと豪華な衣装を纏っていても、それらは大量に生産・消費される下駄に過ぎなかったと言う現実・・・日本では考えられなかった事ですが、今の国産車って使い捨てに近づいてる??





・・・続く
2013年01月25日 イイね!

ルーフ考察 B&C 5

ルーフ考察 B&C 5前ブログの続き・・・

上:日産レパード
下:'76 Pontiac Catalina Cpe.

初代日産レパードF30型に絡めて

オペラウィンドゥ位置が後ろに寄っている為に不安定感たっぷりなロケーションを見せる'75-'76 GM B-Bodyです。


すなわち「BピラーよりもCピラーの方が細い」 と言う、後席に座った人が「落ち着きの無さ」を味わうに充分なルーフなのです。

B-Body はGM内部でフルサイズの中でもレギュラーサイズと呼ばれる標準車の事ですが、各ディビジョンで僅かな差こそあれ、概ねホィールベースは3mを超え、全長も5.5m以上、エンジンは5~7L級のV8を積む と言う大型車でした。
しかし、4ドア/セダン・ハードトップに加えて2ドアクーペもラインナップされていて、そしてココが重要なんですが それらが決してスポーツを謳っていた訳では無く、鈍重極まりない「単なるフルサイズカーの2ドア版」であったと言う事なんです。




('76 Pontiac Catalina Cpe. )

さて、そんなB-Body Cpe.ですが ルーフを見てお分かりの様に広大なリヤクォーター・パネルには大きめのオペラウィンドウ(と呼んでイイのか?)、そして狭いながらもちゃんと開閉可能なセンターウィンドゥが設けられています。



(Oldsmobile Delta 88 Cpe. )





「不安定感たっぷりな」なんて書きましたが、屋根ふぇちの僕にとってはこのピラーレス・ハードトップが大変重要なエレクト・ポイントなのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

翻って、我が初代日産レパードF30型は、と言うと・・・




Oh!No!Son of a bitch!!(笑






サッシュレスドア、コレは良し。しかしセンターウィンドゥは無惨にもハメ殺し!
(こんな狭くて細い窓ガラスなど、開閉機構を設けるだけでも余計なコストだぜ。)
(それに、エアコンが普及してる今、誰が窓を開けると思う?固定しちゃえ!)
なんて言う設計担当者への悪魔の囁きが聞こえて来そうです。
これだけ太いBピラーがあるのですから、強度的にも問題があるとは到底思えませんし。

その上、このハメ殺しセンターウィンドゥは「後ろに向かって角度が付く」と言う「汚点」まで備えています。カタログの寸法図・・・




拡大して赤丸で指し示すと






実車をご覧になった事のある人は判ると思いますが、僕など このガラスの角度にはかなり違和感を覚えるのです。
デザイナーさんは「斬新な遊び」のつもりだったかも知れませんが、全く余計な事をやらかしてくれたもんです。

4ドアのDピラーも同じですが、この2ドアのCピラーもその存在を隠そうとしているかの如き半端な処理でいただけません。
クォーターウィンドゥの面積をもっと狭くして、GM B-Body Cpe. の様な「窓の独立感」を強調して欲しかった・・・シルエット自体は秀逸なだけに、そしてアッパーミドル クラスにセドリックでもないローレルでもない新しい真のパーソナル・カーとして登場した意欲作だっただけに、そして何より僕はF30が大好きであるが故、非常に残念なのです。



(Oldsmobile Dela 88 Cpe. )

・・・続く
2013年01月13日 イイね!

ルーフ考察 B&C 4

ルーフ考察 B&C 4前ブログの続き・・・

初代日産レパードF30型に絡めて


オペラウィンドゥ位置が後ろに寄っている為に不安定感たっぷりなロケーションを見せる'75-'76 GM B-Body ですが、今度は4Door Sdn.ではなく2Door Cpe. のルーフを考察してみましょう。

B-Body はGM内部でフルサイズの中でもレギュラーサイズと呼ばれる標準車の呼称ですが、各ディビジョンで僅かな差こそあれ、概ねホィールベースは3mを超え、全長も5.5m以上、エンジンは5~7L級のV8を積む と言う大型車でした。
少なくとも北米以外では、立派な大型高級車として通用するサイズとスタイルですね。
一連のルーフ考察はすべてハードトップですが、このシリーズにはセンターピラーとサッシュを備えた本来のセダンも存在し、それらはタクシーやパトカー等のフリートユースでお馴染みでした。



('76 Chevrolet Impala Police Car )


シボレー版の場合、それに対してハードトップはSport Sedanなどと呼ばれていた様です。











このB-Bodyは 翌年の'77に大幅にシュリンキングされてしまいましたから、GMで言えば この'76までが最後の巨竜と言う事になります。

そして、こんな巨大なサイズにもかかわらず2ドアハードトップクーペがちゃんと存在していました。



(左上Buick LeSable、右上Oldsmobile Delta 88、左下Pontiac Catalina、右下ChevroletCaprice いずれも'76 )




4Door Sdn.と同じ様に広大なリヤクォーター・パネル後方にオペラウィンドゥが設けられています。

室内からの眺め・・・



(上Buick LeSable、下Oldsmobile Delta 88 )
いかがでしょう・・・シルエットとして初代日産レパードF30型 との近似性を感じませんか!!

え?・・・・・か、感じませんか(沈






・・・続く

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