![インチキタイヤでタイムを出す難しさと未体験ゾーンの話 インチキタイヤでタイムを出す難しさと未体験ゾーンの話](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/045/856/067/45856067/p1m.jpg?ct=acf323bec8d5)
去年の中頃から走りと乗り心地の両立した車に仕上げたいと本格的に思い始めて足回りの詳しい人に手取り足取り教えていただきプライマリースプリングを入れツインスプリング仕様にすることにしました。
そこからダンパーのオイル漏れやらいろいろあり最終的には下の画像のようなサスセッティングになりました。
またA052と同じくらいのグリップがあるアジアンタイヤというものもまた別の方から教えた貰い一緒に入れました。
去年の中頃からの計画でしたが実際にプライマリースプリングが組めたのは先月末。
とても長く待ったのと初のSタイヤ(?)を入れたこともありサーキットを走るのが楽しみで仕方がありませんでした。
シェイクダウンだし、無理せず行こうと思いましたがちょっと本気で走るとベストタイムを更新。
47秒を切ることができました。
でも、気持ちよく走れたかというとそういうわけではありませんでした。
フェニックスコーナー出口でアンダーが出まくり全然アクセルが踏めない。
そのことに悩まされつづけなんとかがんばり46.643秒という好タイムを出せましたがスッキリできませんでした。
どうしたらアンダーを解消できるのか。
手軽に調整ができるダンパーの減衰力調整はそもそもダンパーの沈み込みの速さの調整なので出口でのアンダー解消には期待できなさそう。
フロントの車高を下げてオーバー気味にすればアンダーは消せると考えましたが他のコーナーのバランスも崩れる。
どうしたらいいのかわからないままとりあえずは今のサスとタイヤになれようと2回目の走行、SPICY走行会に行きました。
どう走ろうか悩みながらタイヤを温めていたのですが、タイヤもサスも限界領域は上がってるはずなので、それを信じて思い切ってハンドルをさらに切り込んでみることに。
すると、なんの抵抗もなく、自然すぎるほどにスッとフロントが内側に入るのです。
今までのタイヤではそこからハンドルを切り足すとアンダーが出ると体が覚えてしまったいたのですが、このタイヤはそうではない。衝撃を覚えました。
未体験ゾーンへの入口が開かれた気がしました。
そこから数周、ハンドルを切れば切るほど車が曲がるオンザレールの感覚が楽しくて夢中で走っていましたが、あることに気付くのです。
思ったよりタイムが出ていない...
ハンドルを曲げすぎて抵抗になり、どれだけアクセルを踏んでも加速しない。
「ハンドルはなるべく切らずに曲がったほうが速い」という某漫画のセリフを体で感じることになりました。
そこからはハンドルを切る量とアクセルワークのバランスを摩擦円から出ないように丁寧に、丁寧に走ることに集中しました。
すると今度は理想のラインに乗せきれない。
あぁ、Sタイヤ級のハイグリップタイヤでタイムを出すということはこういうことなんだ...
前よりもいいタイヤを履き、適当に走るだけでタイムが上がっていた今までの楽しさとは違ったものを感じました。
しかしそれはネガティブな物ではないと感じています。
前回走った時に感じたスッキリしない感じは消え、問題が明確になりそれに取り組む新しい楽しさ。
この技術を習得すればどれだけ速くなるんだろうという期待感。
今回の話とは関係がありませんが僕が勝手にライバル視している方も同じタイヤを履き僕より0.5秒ほど速いタイムを出しているので負けられないと闘志を燃やしています笑
めざせ45秒台。
またサーキットを走るのが楽しくなりました。
ブログ一覧 |
美浜サーキット | 日記
Posted at
2022/02/08 02:41:48