ABARTH595コンペに5年乗って

ついこの間納車したばかりと思っていたのに、早いものでもう5年も経ちました。それでもキーをひねった時の感覚は5年前と変わらず「うっせぇ～なぁ」
930の時の迫力ある乾いた音とは違いますが、気分が高鳴る事には変わりありません。乗るたびに頭のどこかに”これでノーマルかよ”とか”足硬いよな”とよぎります。

今までいろんな車に乗ってきましたが、ドノーマルで満足できたのはFC3S∞くらいなもので、FD3Sは弄りませんでしたがボディー剛性に不満（屋根開きだったので）があり、930やC43Tでもノーマルショックは弱すぎでした。
ところがチュー太郎の足はノーマルで弱いと思ったことはありません。個人的な感想ですが、KONIのFSDが入ってる割には小入力で硬く、大入力はうまい事吸収する逆の印象があります。低速でカタカタコトコトする割に、高速で大きなうねりを飛び越えてもスパッと収まり揺り戻しもない、そんな感じ。平を飛ばしても足が負ける感じはなく、ハイグリップタイヤも対応できると思います。

５年乗ってみて。逆に車に腕が負けてるとはっきり言えると思いました。10年近くあれこれ弄ったセルボーより完成度はよほど高いと思います。

購入当初、これなら多分弄る必要はあまりないと感じたのは結果正しかったと感じてます。セルボーには購入費用以上の投資をしてきましたし、結果かなり自分好みにすることはできました。
チュー太郎については性能そのものを上げるための費用はサブコンくらいで、他は見た目の変化を求めたものが多く、車両購入費を考えると大した金額ではありません。
またトラブルも予想を大きく下回り、その多くは保証で賄われたのでランニングコストも大してかかってません。930＋C43Tのころを考えると今は天国ですね。
手がかかる子供ほどかわいいと言いますが、595は手もかからずに十分かわいいと思います。

私たちのような変態夫婦にとってはベストな2台で、特にABARTH595のコンペは長距離も快適に走れて、山道を存分に楽しめる本当に満足できる車です。