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今日10時過ぎに約束通りS君と彼の息子N君が、2tロングのゲートリフターに乗って売却済の工具類を引き取りに来ました。本当に助かりました！こちらの言い値で買い取ってもらった上に、どうしようもないゴミ以外はすべて持って行ってくれました。

ざっと100万あまりの工具類と、2台で30万少々の23年落ちのチャリ合わせて35万。錆びた重量棚や使いかけのケミカルや缶スプレーなど、全体の9割近くを私の監督？の元、苦労して14時前まで休憩なしで積み込んでくれました。

どうしてここまでしてくれるのだろう？と不思議なくらい。
岐阜まで戻って19時にはレンタカーのトラックを返すとの事で、お昼をご馳走する間もなく帰って行きました。
不用品処分費も5万位は浮いたはずです。S君本人ならともかく、お金払ったのも中心になって動いてくれたのは息子さん。
兎にも角にも私は万々歳でした！

バッテリー交換はいつも余裕を持って行っているので、外したバッテリーは電装品のチェック用として時々メンテしながら保管してました。
これは現在保管中のアバルト用カオス。外した時のccaは350前後で先月チェック時に258と出て（やけに下がったなぁ）と先程再確認。

"え〜、何これ“
ccaが186しかないし、内部抵抗も16mΩと「お前はもう死んでいる」
同じような管理状態だった先代のセルボ ーカオスは、外した時のcca値250を2年以上維持していたのに！
本体のインジケータは良好表示で、Optimateのテスト結果も良好一歩手前で問題なかったのに。

外した時350だったのが、2年待たずして半分とは納得できません。ちなみにアバルトは交換後新品時のccaをついこの間まで維持してました。
どう言う事？

終の車になる事が濃厚となったセルボ ー。今まで12年あまり乗ってきて、軽ターボと言うよりリッターカーのダウンサイジングターボに近いと言う印象になってきました。コンセプト自体が上級志向であったこともそんな印象を強めているのでしょう。

最近の車はHVやEV以外、ダウンサイジングターボが主流となって来ました。また環境保護の為、オイルドレンサイクルも昭和の私からは信じられないほど長くなっています。
比較的ヤンチャな運転をされがちなアバルトでさえ指定は1万キロ。
これでメーカーは保証をつけるのですから、ユーザーはそれを守れば良いだけ。
最新の車のオイル交換など経験がないので、その汚れ具合は知りませんが、セルボ の場合購入当初は4〜5千キロを目安にしていたものの、その汚れ具合からだんだん短くなって3千キロが上限になりました。
オイル自体の潤滑性能より、内部へのスラッジ堆積が気になったからです。マツダ車などディーゼルターボに乗る方を含めて、直噴ターボ車長距離主体のオーナーさんたちはどうしていらっしゃるのでしょうか？
私だったら3千キロ以上は耐えられそうにありません。

私が学生だった40年以上前に、初めて買ったマイカーが確か昭和46年式のギャランFTO。買ったのが昭和53年頃だったので、7年落ち程度だったはずです。パッと見はまあまあでしたが、下回りを中心にサビがかなり酷く、その後えらい目にあいました。

足回りに少し手を入れてボンネットを黒艶消に塗り、にわかラリー車にしたのですが、1年ほどで運転席フロアに穴が空き、水溜りに突っ込むと顔まで泥が飛び散り、ストラットの付け根にヒビが入りコーナリングのたびにアライメントが狂う始末。2年持たずして解体屋でした。

先日ただvoさんにお譲りしたアバルトも同じ7年落ちで、私が言うのも何ですが、新車に劣る部分はほとんど無いと言っても過言ではないと思います。サビと言ってもフロントロアアームやリヤサスの一部とセンターパイプの変色程度で、穴が開くのはまだまだ当分先。
昭和57式だった家内のデトマソミニは、3年くらいたったら窓枠にサビがでましたし、平成元年のジェミニも4年目くらいでトランクにサビが出始めました。
そう思うと、16年落ちケチケチスズキのセルボーにサビらしいサビがないのは驚異的とも思います。
若かった頃は10年10万キロが寿命=廃車。塗装は色褪せ、エンジンもガタが出て足回りはフニャフニャ。それが当たり前でしたから、みな頑張って新車を目指しました。

ただvoさんアバルトは、やっとカスタマイズが終わりこれからが本領発揮だし、20万キロ越えのセルボ でさえ普段乗っていて衰えを感じることはなく、隣に新車が並んでも気遅れする事もありません。

パーツ類に廃盤が出始めて維持が難しくなってきたのが残念でなりません😢

ガレージにある工具類は、結局ショップS君の息子さんがすべて買い取ってくれるようになりました。最初はS君が欲しいと言っていましたが、その時私が全部で35万位なら嬉しいと言ったら「通常販売価格の2〜3割なので20位がいい所」と言われ、物別れ。

それで母の住居の片付けやってる業者さんに「30で買わない？」と聞いたら「ぜひ欲しい」と決まりかけた直後にS君が「息子が35で全て買い取りたい、といってる」と連絡があって、業者さんには謝ってそちらに決めました。
冒頭の写真は、息子さん夫婦が下見がてらに小物を取りに来た時のものです。連休明けにはトラックで不用品を含めて全て引き取ってくれるそうで、こちらとしても願ったり叶ったり！
車は年式は違えど"C43 AMG"と、ここにも何かの縁を感じてしまいました。
少しだけ工具類が減りました。


普通なら、数ある工具類の中で欲しいものだけピックアップしてそれぞれ値付けするところなのに、ケミカルの残り物などいらない物は全部持っていきます、とにわかに信じ難いありがたいお話。
彼はポルシェディーラーは既に退職、S君の店を引き継ぐとの事で、S君は他の小ぢんまりした店を別に構えるので、その時の工具類の足しに欲しいと言うのが事の始まりでした。
全くもって、全てが私の都合が良い方向に進んで、申し訳がない気がするので、少しはお返しをしないと気が済みません。
開店時には何かしらお祝いを考えることにしました。