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今日も懲りずにアンカーにまたがり、先日より10分ほど早く家を出ました。天気予報では、海に近づくにつれて10m/s前後の強い西風は承知の上です。

前回より若干空いていた主要道を、歩道を交えて5キロほど走って堤防沿いに向かう橋の上へ。
右折なので主要道を横切らなくてはならず、100ｍほど手前に信号もありなかなかわたることができませんでした。あきらめムードで車が途切れるのを待つこと2分ほど。
後方の信号が赤になったようで、橋の上の車も減速しだしました。するとそこに差し掛かった重機運搬用のトレーラーが、橋の手前で止まってくれました。
まさかと思いましたが、こちらを見ているようなので渡ろうとすると、反対車線から車が来出してしまい渡れなくなってしまいました。トレーラーは自分の前の車が動き出すと、しばらく対向車線の様子を見ていましたが、なんとわざわざ手をあげて「ごめんね」と言わんばかりに動き出しました。
私も思わず手をあげて頭を下げました。
それっぽくがたいの良さそうなおじさんでしたが、空荷とはいえ上り坂の途中で止まるのは気が進まないはずです。また私が女子高生ならいざ知らず、デイパック背負った変なおっさんですから私だったら無視するところ。

いやーこういう人もいるんですね。

そして堤防を走る事1キロほどで今度は橋を通る主要道を横切らなければなりません。
ここも交通量が多くて、なかなか渡れそうにありませんでした。
すると今度はミラに乗ったおじさんが、またまた止まってくれました。こんどは前が詰まっているとかではなく、普通に流れていたのです。横断歩道があるわけでもなく、私ならスルーするところでしょう。
もちろん手をあげ、頭を下げて渡らせてもらいました。

混んでる時間帯に走った事はほぼなかったのですが、ものの数分で2度も優しい運転に出会いました。「こういうかっこいい運転をする人って意外と多いんだ」と驚くと同時に、これから自分もそうしようと思った次第です。