散らない枯葉のブログ一覧

自動車メーカーの原価低減力の格差拡大。

　ホンダは新型「フリード（タイトル画像）」を６月２８日に発売開始しました。　開発コンセプトは「日々の暮らしに笑顔をもたらすクルマ」と、幅広い客層にマッチさせたファミリーカーに類別されると思います。　フルモデルチェンジですが従来のホンダの既製品を組み合わせた、お手軽なモデルチェンジに終わっている感じが、少々不満に思われている方も見えるかもしれませんね。　ライバルは間違いなくトヨタ「シェンタ」、ＨＶとガソリン車、それぞれに４ＷＤを設定して、「フリード」「シェンタ」共に１８のタイプに分けて販売と、お互いを意識した販売戦略を展開している様子です。「フリード」販売計画台数（月間）は６,５００台とほぼ昨年実績維持狙いと見受けます。


　上の表に「フリード」vs「シェンタ」車両価格幅の比較をグラフ化してみましたが、新型「フリード」は「シェンタ」に対してＨＶで約４７万円、ガソリンで約５１万円高く値付けされています。　スペックでほとんど差が無い両車でこれだけの差が付くのは、原価低減力の差しか無いと思います。　ホンダにしてみれば損をしてまで価格は下げられないと言うのが本心だと思いますが、マーケットがどのような判断を下して行くのかが興味ある所です。

自転車に乗らずに押して歩けば歩行者。

　最近自転車事故の増加を受けて、自転車の道交法上の区分の明確化が進んでいるように思います。　自転車は道路交通法上で「軽車両」と定義され、自転車は車両として扱われます。　でも世の中はまだこの基本原則が守られずに、勝手な解釈で都合の良い時だけ歩行者としての振る舞いが見られます＜汗＞。　例えば信号の無い横断歩道で通行車両に歩行者と同等に一旦停止を求める素振をする自転車（タイトル画像）、あなたならどう対処しますか？、、道交法上は「軽車両なので止まる必要は無く、歩行者横断妨害にはならない」が正解、但し自転車を降りて手押しで待つのであれば「歩行者優先で一旦停止の必要あり」となります。

　横断歩道は歩行者優先道路ですが、歩行者に迷惑をかけないように自転車の乗ったまま通行するのは禁止はされていない、、この曖昧さがお互いを混乱させているように思います。　個人的には「自転車も横断歩道を通過するときは降りて押して歩く（＝歩行者）」が理想的だと思います＜汗＞。　何十年も続いてきた自転車乗りの慣習を変えるには、この先何十年もかかるかも知れませんが、根気よく自転車事故防止の視点での取り組みを続けて欲しいですね。　

横断歩道は歩行者のものだけど、、。

　運転中、信号の無い横断歩道に歩行者を認めクルマを止めようとしたら、身振りで「お先にどうぞ！」の合図をされた時に、止めるのか素通りするのか迷います＜汗＞。　２０２２年６月に歩行者の合図を見て横断歩道を渡る意志が無いと判断して素通りしたドライバーが、警察に横断歩行者等妨害等違反で捕まった。　この件に対して行動力のある弁護士が動いたところ、譲られて通過したのに違反切符を切られたドライバーは無罪放免となり、そのうえ、警視総監名で警察側が異例の謝罪をすることになったそうです。　

　この件があってから、歩行者が「お先にどうぞ！」と意思表示をしているような場合、止らずに素通りするクルマに対して警察も違反キップを切らないようにしているみたいですが、明らかにそれと判る意志表示をしてくれる場合はいいが、判断に迷うような場合も多いので、迷う場合は一旦停止してお互いの意志を確かめる方が正解かもしれませんね＜汗＞。　でも全てが杓子定規の交通法規の中で、少しばかりほっこりする解釈が許される事は嬉しく思います＜笑＞。

ＥＶ熱をこれまた冷やしてしまいそう。

　韓国のリチウム電池工場でリチウム電池の発火が原因で火災となり、工場で働いていた２３人の従業員が亡くなったとの事です。　タイトル画像は動画の一部を切り取った物ですが、火災現場には３万５０００個超のリチウム電池が保管されていて、その中の１個が出火し、連鎖的に爆発したとの事です。　その時間は数十秒だったとも言われており、逃げる暇なく多数の死者が出たと言う事だと思います。　火災後に工場の杜撰な安全管理の状況が判明して来ていますが、従来から心配されているリチウム電池の安全性に大きな疑問符を付けてしまった工場火災ではないかと思います。


　また背景には厳しいリチウム電池価格競争があるように思います。　今回の火災で犠牲になった従業員には外国人労働者（１７人が中国籍、１人がラオス国籍）が含まれていたことから、韓国でさえも労務費の安い外国人労働者を雇い、低価格で生産しないと生き残れない苦しい現状が見えて来るように思います。　脱炭素の旗手だったＥＶが、一時期の輝きを失いつつあるある中で、追い打ちをかける悪いニュースになってしまったように思います＜汗＞。

身長差を感じさせない活躍？。

　今日はクルマネタではありません、、女子バレーネーションズリーグの決勝戦が２３日に終わり、日本は大会初の銀メダルを獲得しました。　金メダルを取って欲しかったが、イタリアの今大会のＭＶＰに輝いた「エゴヌ選手（タイトル写真左端）」の日本のブロックの上から易々と打ち込む跳躍力の高いスパイクを何度も見せつけられて、これは勝てないわと正直思いました＜汗＞。　決勝に進むまではあまり身長差を感じさせない拮抗した試合運びで勝ち抜いていたので、日本チームの体格も世界水準になったかと思っていましたが、まだ世界との差は大きいですね。

　タイトル画像は試合後にＭＶＰと大会ベスト６に選ばれた選手の集合写真です。　日本チームからはベストアウトサイドヒッター賞に「古賀紗理那選手（身長１８０センチ）」、ベストリベロ賞に「小島満菜美選手（ １５８cm）」の二人が選ばれました。　大活躍した「古賀紗理那選手」でさえ小さく見えます＜笑＞。　それにしても左端の「エゴヌ選手」の足の長いこと、、凄いとしか言葉が出ません＜笑＞。