• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2022年04月02日

ラップタイム測定アプリ「RaceChrono Pro」をより便利に! (2022/4/2)

ラップタイム測定アプリ「RaceChrono Pro」をより便利に! (2022/4/2) だいぶ前から使っているタイム計測アプリ「RaceChrono Pro」の機能をフル活用すべくあれこれ手を加えてみました~













これまでは単純にタイム計測のためだけに使っていましたが、OBD-IIリーダーやGPSレシーバー、さらにはアクションカメラなどと連携した動画作成などかなりの多機能なアプリです。
アンドロイドだと無償版と有償版(Pro)がありますが、Proでも2,000円程度ですので大きな負担なしで使えるのは嬉しいところ。なお、iPhoneはProのみです。

また、PC版もあるようなので、スマホで記録したデータをPCにコピーしてPC上で見ることも可能なようです(未確認)。

RaceChrono Pro(アンドロイド版)



<<<<< アプリストアから抜粋 >>>>>
• セクターや最適ラップを利用したラップタイム計測
• 2,000 の作成済みレーストラックのライブラリーを追跡
• カスタムユーザー定義のサーキットとポイントツーポイントの追跡
• 同期されたグラフ、地図、ビデオを利用してデータ分析をスムーズにスクロール
• 予測ラップ時間計測と時間デルタグラフ
• 構成可能なデータのオーバーレイを使用したハードウェア アクセラレーションによるビデオのエクスポート
• 複数のカメラ録画とピクチャーインピクチャービデオエクスポート
• 内蔵カメラを使用したビデオ録画
• GoPro® HERO 2、3、3+、4、5、6、7、8カメラのリモートコントロール
• ほとんどすべてのアクションカメラからのビデオファイルのリンクと同期
• 外部GPS受信機のサポート
• Bluetooth、Wi-Fi双方のOBD-IIリーダーのサポート
• Bluetooth LEハートレートモニターのサポート
• 無制限のセッションの長さは24時間レースに最適
• セッションデータのエクスポート  .ODS (Excel用セッションサマリー), .NMEA, .VBO and .CSVフォーマット




このアプリを有効活用すべく、いろいろと手を加えたいと思います。

• 外付けGPSレシーバーを接続して走行ラインデータの正確性向上を図る
→ スマホのGPSは1Hz計測ですが外付けGPSレシーバーだと10Hz。 精度が格段に高くなるので走行ラインもきちんと確認出来そう

• OBD-IIリーダーを接続してラップタイムデータに各種車両情報をリンクさせる
→ エンジン回転数や水温、スロットル開度などの情報をRaceChrono Proのログに記録してあとから確認できるようにしたい

• RaceChrono Proの持つ動画撮影 & データ合成機能を使って走行動画を作る
→ GPS情報やOBD-II情報を走行動画の画面に合成し、ブログ用 & 復習用に活用したい

簡単にまとめると「なんとなくイイ感じ」な動画を作成することが目標なのですが(笑)、OBD-IIデータや走行ラインの軌跡を見直してドライビングレッスンの資料を作成したいなと思っています。


そして、次のステップとしては…

• 動画撮影にGoPROを使用して高精細な動画を作成する
→ RaceChrono Proの動画リンク機能を使えばわりと簡単に運用出来そうなんですが、GoPROを購入する予算がないので後回し…、の予定でしたが諸般の事情を勘案して最終的には買っちゃいました(笑)





まずは必要機材の調達からスタート。

OBD-IIリーダー
RaceChrono Pro推奨のこちらを購入。

ScanTool OBDLink LX Bluetooth OBD-II Scan Tool Interface




GPSレシーバー
RaceChrono Proの推奨品が日本ではなかなか手に入らないため、ネット情報を漁りまくってこちらの製品を選択しました。

Drogger DG-PRO1S GPSレシーバー



推奨品ではありませんが非常に高性能、そして日本製なのでマニュアルや接続用のアプリなどが充実している事が決め手でした。
実際に使われているユーザーの方や接続用アプリの製作者の方が設定手順や利用方法を記載したブログなどを公開してくれているので非常に助かりました。

高性能GPS DG-PRO1をレビュー


このレシーバーはバッテリーが付いていないのでモバイル電源に接続する必要があります。 車内での取り回しを考えて少し長めかつ電圧低下が少ない延長ケーブルを選びました。

ルートアール 急速充電用USB延長ケーブル 1.5m




スマホ(ラップタイマー & 動画撮影カメラ兼用)
ハイドラ & RaceChrono Pro用として使っている楽天モバイルのスマホを使います。
アンドロイドのバージョンは11なので当分の間は使えるはず(3年位使えたら嬉しい…)

OPPO A73



動画保存用にマイクロSDXCカード(64GB)を新規購入しました。
動画データなので高速タイプの製品をチョイス(1,529円)。 それにしてもムチャクチャ安いですね…

SanDisk 64GB microSD Extreme PRO (SDSQXCY-064G-GN6MA)
Read Speed: up to 170MB/s
Write Speed: up to 90MB/s
Video Speed: C10, U3, A2, V30





とりあえず準備が整ったので各種設定作業を進めます。

OBD-IIリーダーの設定は至ってシンプル。
(1) 管理用アプリをスマホにインストール
(2) クルマにリーダーを接続し、Bluetoothでスマホとリンク
(3) RaceChrono Proアプリで「OBD-IIリーダー」の設定メニューから「OBDLink LX」を選択


GPSレシーバーはひと手間かかります。
(1) Bluetoothでスマホとリンク
(2) スマホ用アプリ DG-PRO1設定ツール をインストール
(3) RaceChrono Proを使用する際には上記「DG-PRO1設定ツール」から起動する

GPSレシーバー「DG-PRO1S」をRaceChrono Proに接続する方法は2つあるようで、一つ目はアンドロイドのGPS設定メニューを一部変更する必要がある方法なため不具合が起きる可能性があるとのこと。 それを回避するもう一つの方法がこの「DG-PRO1設定ツール」というアプリを経由して接続する方法。
このアプリを使うことで不具合が回避(減少)できるそうです。 開発してくれた方に感謝です!

【後記】 最終的にはこのツールではなくて違う方法で接続して使っています。 詳しくはこのブログの下の方で説明しています。
DG-PRO1設定ツールの使い方




続いてスマホ本体の設定。 RaceChrono Pro内の各種設定です。
GPSレシーバーやOBDーIIリーダーの指定、カメラやセンサーの設定など…



ロガーデータと動画を合成する画面の設定を行います。
画面のデザインをあらかじめ3種類設定しておき、利用の都度簡単に選べるのはとても便利な機能です。
ユーザー目線で作っているアプリですね。




簡単な部分あり面倒な部分ありな感じでしたが、なんとか設定が完了しました。




テスト走行 - 1回目 (XVにて市街地走行)

まずはXVに載せて動画撮影テストです。
セッティングはこんな感じ。
OBD-IIリーダーは装着していますがGPSレシーバーはまだ装着していません。





画面にOBDデータ(エンジン回転数 & スロットル開度)が表示されていることを確認出来ました。
また、スマホのGPSですので速度データにタイムラグがあるのもしっかり確認できました。やはり外付けのGPSレシーバは必要なようですね。






テスト走行 - 2回目 (IS Fにて首都高走行)

今度はIS FにOBD-IIリーダーとGPSレシーバーをセッティングしたうえでスマホ内蔵カメラを使用するテスト。 スマホ内蔵カメラできれいに撮れるのであればサーキット走行でもこの設定で行きたいと思っています。





今使っているアクションカメラは運転している自分の姿(ステアリング位置など)を記録するために助手席のヘッドレスト付近に設置しています。



今回も同じ位置に設定するべく、スマホ固定用のステーを調達して固定用のヘッド部分を取り替えました。



GPSレシーバーはリアウィンドウに設置します。



フロントだと電源ケーブルの取り回しが長くなるためです。



GPSレシーバーとスマホの電源は助手席裏に設置しているモバイルバッテリーから取ります。



これで機材のセットアップは完了です。

いよいよスタート!
(1) スマホでDG-PRO1設定ツールを起動し、そこからRaceChrono Proを起動させる
(2) コースを選択、ロギング開始。 RaceChrono Proアプリ内で動画録画ボタンをONにする


スマホで動画を撮影していますが、スマホの自重のせいでかなり振動するようです。



撮影した動画とOBD-IIのデータ合成はうまくいきました。



これでうまく使えれば良いんだけどな~と思っていましたが、動画は案の定なかなりブレブレ…。 これではサーキット走行では使い物にならない感じですね…



本来の目的がサーキット走行時の撮影ですので、一般道や首都高できれいに撮ることが出来ないのであればサーキットでは使い物にならないだろうということで…、急遽GoProを購入しました~

いま使っているアクションカメラでも動画合成は可能ですが、GPSデータやOBD-IIデータとシンクロさせるには計測ポイントを自分で調整して手動で合わせる必要があります。
それに対してGoProであればRaceChrono Proに自動的にシンクロ出来るのでGoProに入れ替えることにしました。

購入したのはこちら(↓)

GoPro HERO8 Black



少し前の世代のモデルですが必要十分です。 いつものようにマップカメラで中古品をゲットしました。





4K動画撮影も出来るようなので(やりませんが…)SDカードは高速・大容量なものをチョイスです。

SanDisk microSDXC Extreme PRO 128GB





テスト走行 - 3回目 (IS Fにて市街地走行)

今回の目的は新規購入したGoProがきちんとRaceChrono Proに連動しているかの確認とその他のツールの再確認です。
翌日のスポーツ走行のために前泊している御殿場市街地にてテスト走行。




イイ感じに撮影できているようです。
ただし、本日は夜間走行だったため露出補正の必要性を感じなかったのですが、翌日の走行は昼間なので露出の補正が必要でした。 ちょっと失敗…。






テスト走行 - 4回目 (IS FにてFSWサーキット走行)

スポーツ走行仲間の皆様と一緒にFSWスポーツ走行!
スポーツ走行 in FSW ~ 今回はキャンバーの効果確認走行です! (2022/3/12~13)


テスト走行兼本番走行となりました。
これまでのテストと同様なステップで機材のセッティングを進め、1本目のスポーツ走行に臨みます。 ピットロードエンドでスタート時間を待っているときにふとスマホを確認すると…、「GPS信号が受信できません」とのメッセージが…!

外付けGPSレシーバーの接続が上手くいっていないようなので急遽スマホの内蔵GPSを使うように設定を変更しました。 う~ん、残念。

そして、走行後にデータを確認すると…、動画が撮れていませんでした…(泣)
RaceChrono Proを起動するときに「動画撮影スタート」のボタンを押し忘れたようです。
ロガーデータは記録されていましたのでタイムは計測できていました。




気を取り直してスポーツ走行2本目。
今回もやはり外付けGPSレシーバーが上手く接続できずスマホ内蔵GPSを使用しましたが動画は無事に撮影されていました。

ということで、こんな感じで走行動画にGPSデータとOBD-IIデータの合成がいちおう完成しました。




GoProの動画は露出設定をミスってしまい、車外が白飛び気味だったのが残念でした。
GPSデータは外付けGPSレシーバーのリンクが上手く出来なかったため今回はスマホのGPSデータ(1Hzでの記録)でしたが、動画とGPSデータのズレが大きいですね。 きちんとセッティングするのが次回のスポーツ走行までの課題です。




目的の70%位は達成できましたが、次のステップとして外付けGPSレシーバー(10Hz計測)を使って速度や位置データをより正確に記録し、本来の目的だった走行軌跡の分析などには使えるようにしたいと思います。
また改めてセッティングを変えてテストしたいと思います。





テスト走行 - 5回目 (IS Fにて首都高走行)

前回まではGPSレシーバーをうまく同期させられず、スマホ内蔵GPSを使っていましたが、ワタクシの使っているGPSレシーバーをRaceChrono Proに接続するには2つの方法があり、今回はこれまでとは違う方法を試します。

まずはスマホアプリをインストールします。
Drogger GPS for DG-PRO1(RW)





このアプリを使う際にはスマホ本体の設定を少し変える必要があります。
一連の設定手続きはこちら(↓)
Drogger GPS アプリガイド


まずは開発者モードを有効にし、GPSの設定で「仮の現在地情報アプリの選択」から「Drogger GPS」を選択します。 これは、アンドロイドOSで外付けGPSレシーバーをあたかも内蔵GPSに偽装する設定です。
この変更で、RaceChrono Pro内のGPS設定を「内蔵GPS」にすると自動的に外付けGPSレシーバーに接続される(らしい)です。



早速テスト走行です。
今回も定期巡回の帰路に大黒PAでセッティングをして首都高でのデータ&動画記録を試します。

今回のセッティングはこんな感じ。 これが最終形ですね。




【 使用手順 】
(1) Drogger GPS for DG-PRO1(RW)アプリを起動 → アプリ内からRaceChrono Proを立ち上げ
(2) ロギングスタート
(3) RaceChrono Proアプリ内で動画撮影スタートボタンON


念のためRaceChrono Proを確認すると、GPS情報で「10Hz」との表示が確認出来ました。 外付けGPSレシーバーをしっかり認識しているようです!



走行スタート。



のんびりと走行して自宅へ戻り、ログデータを確認しました。
3車線あるレーンを移動するとしっかりと自車位置が移動していくのがわかります。 うまく記録されている…はず!




これでセッティングは一応完成です!
次回のスポーツ走行でサーキットでの実戦テストしたいと思います~~





【 まとめ 】
(第一形態)
紆余曲折ありましたが…、一番簡単な設定(↓)であればOBD-IIリーダーを買えばすぐに始められます。

スマホをダッシュボードに固定したり、手振れ補正が強力な機種であればこれで十分ですし、 出費もかなり抑えられます。



(第二形態)
次のステップとして、走行タイムをもっと正確に計測したい、または走行軌跡データをもっと正確トレースできるようにしたいのであれば、外付けGPSレシーバーを導入することになります。

RaceChrono Pro推奨の機種であれば面倒な設定が不要で簡単にリンクすることが出来るので、可能であればそれらの機種を購入すれば手間が減りますが、推奨機種は日本で購入できるものが限られていたり高額だったりするデメリットがあるかも…。

そんな時にはワタクシの導入した機種(DG-PRO1S)がおススメです。



(第三形態)
最終的に、もう少し高画質な動画を撮影したいという場合にはGoProもしくは他のアクションカメラを導入することになります。
安価なものでも画質は問題ないと思いますが、GoPro以外のカメラだとRaceChrono Proのデータとシンクロさせるのが手作業になるので、少しお高いですがGoProを導入したほうが運用が楽になりますね。






【 補足 1】
今回のセットを導入するのにかかった費用は下記のとおりです。
GoProがなかなかのお値段ですので…、スマホ内蔵カメラもしくは格安アクションカメラにするとだいぶ安く上がりますね。




【 補足 2】
FSWにて、DG-PRO1Sで計測したデータとFSWのポンダーで計測したデータの比較(精度の検証)を行いました。
結果を見ると、かなり正確だと思います。
こちらのブログをご覧ください。

ラップタイム測定アプリ「RaceChrono Pro」の計測精度を検証! (2022/7/11)




ブログ一覧 | IS F DST CCS-P Stage-2 | クルマ
Posted at 2022/04/03 17:29:58

イイね!0件



タグ

ブログ人気記事

キリ番Get^_^
tatuchi(タッチです)さん

プロジェクト銀✨カクテルシェイカー ...
銀二さん

昨日は・・・🌤️
よっさん63さん

GW旅 その1(ふれあい)
バーバンさん

関東工業自動車大学校イベント行って ...
ポンピンさん

まじかっけー 個人出品 BMW 7 ...
ひで777 B5さん

この記事へのコメント

2022年4月3日 19:46
丁寧な解説、ありがとうございました。

Race Chrono Proの虎の巻、完成ですね。^ ^
コメントへの返答
2022年4月3日 20:27
こんばんは。 コメントありがとうございます!

かなり四苦八苦しました…。 GPSレシーバーをRaceChrono Pro推奨品にすればかなり楽になると思いますが…

あとはFSWでの走行動画がどのくらい精度が上がるかの検証を行いたいと思います~

プロフィール

「【今日のそぼろ】2025/4/27
昼下がりのひと時。横顔が素敵です」
何シテル?   04/27 15:15
LEXUS IS F DST(MY2014、TRD/CCS-P Stage-2実装)に乗っています。 富士スピードウェイでスポーツ走行を楽しんでいます。 3年半...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/4 >>

  1234 5
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   

ブログカテゴリー

リンク・クリップ

【重要なお知らせ】みんカラへのログイン方法変更に関するお知らせ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/04/16 16:24:24
ドラレコ設定見直し  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/12/22 11:50:46
ドラレコ用microSDカードのフォーマット(exFAT→FAT32) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/12/22 11:49:25

愛車一覧

レクサス IS F IS F DST CCS-P Stg-2 (レクサス IS F)
2017年3月18日(土)納車。納車時走行距離 19,245km。 2014年モデルのL ...
スバル レイバック スバル レイバック
LEVORG LAYBACK limited EX 1.8Lターボ/AWD/CVT 20 ...
スバル XV スバル XV
SUBARU XV 2.0i-L EyeSight 2018年3月23日(金)納車 20 ...
アバルト 595 (ハッチバック) アバルト 595 (ハッチバック)
595 COMPETIZIONE 2016年7月9日(土) 納車。 2018年2月26日 ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation