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2024年11月09日

人形浄瑠璃 文楽 令和6年11月 大阪公演 (2024/11/9)

人形浄瑠璃 文楽 令和6年11月 大阪公演 (2024/11/9) 大阪の国立文楽劇場にて文楽11月公演を楽しんできました。 今回も日帰り観劇です~












令和6年11月文楽公演








 令和6年度(第79回)文化庁芸術祭主催公演 
 国立文楽劇場開場40周年記念 

 11月文楽公演 

公演期間
2024年11月2日(土)~ 2024年11月24日(日)

開演時間
第1部 午前11時(午後3時20分終演予定)
第2部 午後4時(午後8時30分終演予定)

休演日
11月12日(火)


第1部 午前11時開演
仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
大 序 鶴が岡兜改めの段・恋歌の段
二段目 桃井館力弥使者の段・ 本蔵松切の段
三段目 下馬先進物の段・腰元おかる文使いの段・
    殿中刃傷の段・裏門の段
四段目 花籠の段・塩谷判官切腹の段・城明渡しの段
※四段目「塩谷判官切腹の段」は古くから「通さん場」と呼ばれ、客席への出入りが禁じられてきました。
上演中のお出入りはご遠慮くださいますよう、お願い申し上げます。



第2部 午後4時開演
靱猿(うつぼざる)

仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
五段目 山崎街道出合いの段・二つ玉の段
六段目 身売りの段・早野勘平腹切の段
七段目 祇園一力茶屋の段


主催=独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁
《字幕表示がございます》





【演目解説】
『仮名手本忠臣蔵』(文化デジタルライブラリー)
仮名手本忠臣蔵(ウィキペディア)



今年の文楽関連の鑑賞記録はこちら。
素浄瑠璃も含めて今回が7回目。
9月の東京公演は観たい演目が無かったためスキップしています。

【 2024年 鑑賞記録 】
(1) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年初春大阪公演 (2024/1/13 ~14)
(2) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年2月 東京公演 (2024/2/9)
(3) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年4月 大阪公演 (2024/4/19~20)
(4) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年5月 東京公演 (2024/5/24~25)
(5) 第27回 文楽素浄瑠璃の会 (2024/6/29)
(6) 人形浄瑠璃 文楽 令和6年7月 大阪公演 (2024/7/27)




【事前手配】

普段であれば1泊2日で「1日目=第2部・第3部、2日目=第1部を鑑賞」というスケジュール。 今回は演目の関係で第1部と第2部を続けて鑑賞する必要があるため、泊まる必要がなくなりました。 予算節約のためもあって日帰りの強行スケジュールにて出掛けます。
往路は早朝のフライト、復路はフライトが終わってしまっているので新幹線の最終で帰ってくるスケジュール。 体力的にキツいですが仕方がないですね…




【公演当日】2024年11月9日(土)

今回の撮影機材はこちら。 日帰りのため荷物を常時携行しますのでコンパクトさを最優先です。
とはいえ、結局はスマホでの撮影もかなり多めでした。 やはり1型センサーのスマホを使うのが最も使い勝手が良いんですよねぇ…
SONY RX100



いつものようにリムジンバスで羽田空港へ。渋滞もなくスムーズです。
土曜日の朝ということで空港内はそれなりの混雑でした。

ANAラウンジでサクッと朝食。



今回はミニバウムクーヘンがあったので試食しました。 美味しかったです~




NH015
東京(羽田) 8:00出発 ~ 大阪(伊丹) 9:10到着
B767-300


土曜の朝便ということで激混み! 前日に「お客様のご搭乗予定便は混雑しています」というアナウンスメールが届いていました。



実際に機内は満席ですね。
ほぼ定刻にプッシュバックしましたが、羽田空港の離発着が混みあっていて離陸するのに30分近く待ったため、伊丹に到着したのは約25分遅れ。



伊丹からリムジンバスでなんばに移動し、商店街の中の立ち食いうどん屋で肉うどんのブランチ。 カツオ節が効いたダシがかなり美味しくて幸せな気分になりました(笑)







劇場到着。













劇場内は結構混雑しています。 良いことですね。









今回は良い席を確保できました。






今回の公演では全十一段の「仮名手本忠臣蔵」のうち大序(一段目)から七段目までを通しで上演します。 途中から観ても楽しめますがストーリーを追って観たほうがより楽しめますし、そもそも通しで上演することが稀なので、合計9時間ほどのロング観劇を楽しみたいと思います。



十数年前に全段通しで観たことがありましたが、細かなところまでは覚えていません。
登場人物が多いうえにサイドストーリーがいくつも展開されるため、全体の流れを追うのがなかなか難しい演目です。




第1部 午前11時開演
<スケジュール>


<解説>


<配役表>



仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
大 序 鶴が岡兜改めの段・恋歌の段
二段目 桃井館力弥使者の段・ 本蔵松切の段
三段目 下馬先進物の段・腰元おかる文使いの段・
    殿中刃傷の段・裏門の段
四段目 花籠の段・塩谷判官切腹の段・城明渡しの段


TVや映画、歌舞伎などでお馴染みの「忠臣蔵」。 もともとは人形浄瑠璃の演目です。 舞台を江戸時代から室町時代に変えて登場人物の名前も変えてありますが、まさしくあの忠臣蔵です。

今回は大序から七段目までの通しです。

大序は一般的な演目とは異なる始まり方。 人形遣いの口上は定引幕の裏から行い、太夫と三味線も御簾内から。 そのうえ何組もの演者さんたちが交代で御簾内で演奏を続けるのは珍しいですね。









ここで25分の休憩。
コンビニで買ってきた唐揚げ弁当を食べようと思ったら…、最近のお弁当は半冷凍状態で電子レンジの使用が必須なんですね…。
お店で温めてこなかったので、フリーズドライのようなご飯のままで全く 食べられず。急遽コンビニに走りサンドイッチを買ってきて大急ぎで昼食終了。慌ただしかったです…




休憩のあとは三段目から。









ここで10分の休憩。
先ほど観た「殿中刃傷の段」について、塩冶判官(浅野内匠頭)は何故「刺す」のではなくて「斬る」だったのかということがよく話題に上ります。 刺したほうが本懐を遂げられたはずですが、斬りつけるのが当時の戦の正しい作法だったのでしょうか…





切腹の場面では、当時の作法が事細かに再現されていて興味深かったです。 裏返された二畳の畳、白絹六尺を敷き、足袋を脱ぎ、肩衣のあしらい方、九寸五分の短刀、あおむけに倒れることは良しとしない、などなど。
また、立会人は大小刀の柄に白布を巻くんですね。






これにて第一部が終了です。
一度観たことがあるとはいえほとんど覚えていなかったので、今回は新鮮な場面が多くて楽しめました。


第二部まで少し時間があるので劇場内の写真撮影。
人形の衣装が展示してありました。



肩衣、小さいですね。



袴の結び目、組み紐みたいです。



いつも設置してある大きな案内幕。











太夫の見台が事前に準備されていたので記念撮影。



太夫が自分で購入されるらしいですが、現在は新品の入手が困難なため伝手を頼ったり骨董品店で購入したりとなかなか大変らしいです。
いずれも見事な逸品揃いですね。












そろそろ第二部の開演です。今回もかなり良い席です。






第2部 午後4時開演
<スケジュール>


<解説>


<配役表>




靱猿(うつぼざる)
狂言の演目を文楽に焼き直したもの。 仮名手本忠臣蔵ほ文楽から歌舞伎に焼き直されていますし、このあたりは「著作権」とか「知的財産権」なんていう概念がない時代ですのでおおらかですね(笑)

登場人物の大名は本来は男性ですが、今回は女性に変えて上演とのこと。変えたことでストーリーにどんな影響があるかは不明ですが、衣装の違いで舞台が華やかになりますね。



仮名手本忠臣蔵(かなでほんちゅうしんぐら)
五段目 山崎街道出合いの段・二つ玉の段
六段目 身売りの段・早野勘平腹切の段
七段目 祇園一力茶屋の段

第二部は五段目から七段目、エンディングに向かってストーリーが収斂していく場面が続きますね。


「五段目 二つ玉の段」は落語や講談でもお馴染みの初代 中村仲蔵の当たり役、斧定九郎が登場する場面です。
文楽でも中村仲蔵が考案した「黒羽二重に献上博多帯」の衣装になっていますね。







ここで25分の休憩。
お馴染みのストーリー、不条理だったりやるせない場面も多いですが、それらが次のストーリーに繋がるのはさすがです。

ここで夕食を済ませます。 今日は炭水化物祭りですが仕方がないです。 嫌いじゃないですけど(笑)




本日の最後は「七段目 祇園一力茶屋の段」。 大掛かりな舞台セットと入れ替わり立ち替わり登場するたくさんの太夫の語りを楽しめます。
千歳太夫、織太夫、呂勢太夫が並んで語るのは壮観! 楽しめましたね~

また、この演目のこの段特有の、舞台左(下手)に太夫の語り床が設えられ、左右からの太夫の掛け合いも楽しめました。




観劇終了~
あまりに有名な演目、そして細切れで特定の段のみが多く上演されていたものを観ていたため、さほど期待はしていませんでしたが、通しで観ることで初めて解る細やかな演出やストーリーの繋がりなど、面白さを再発見しました。
物語の最初の頃のちょっとした出来事が後から大きな流れの中で活きてきたり、理不尽に思える展開が最後に見事に昇華して誰もが納得できるエンディングを迎えたり、戯作者の見事な手腕を楽しめます。


とはいえ…、長かった!
でも楽しかった!!


さて、帰ります~
なんばから地下鉄で新大阪まで移動して、東京行きの最終の新幹線に乗車します。



のぞみ64号
新大阪 21:24出発 ~ 東京 23:45到着

事前購入の早得ファミリー割引を使ってグリーン車を利用しました。





次回の観劇は12月の東京公演。
近場の劇場で行われるのでサクッと観に行けるので楽です。普段は上演しない演目も含まれているので楽しみです~

令和6年12月文楽公演




【 追記 】
11月7日に人形遣いで人間国宝の吉田簑助さんが亡くなられたとのこと。
舞台からはすでに離れられていましたが、女役の人形を艶やかに遣われる素晴らしい人形遣いでした。
ご冥福を心からお祈りいたします。

三代目 吉田簑助

人間国宝 吉田簑助さん死去 人形浄瑠璃文楽を代表する人形遣い




【 おまけ 】
帰りが遅くなるので夜だけシッターさんにお世話になりました。
今回もひとりでお留守番を頑張りました!
(すべてシッターさん撮影)









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Posted at 2024/11/10 22:00:03

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