25年ぶりの新車なんだが…

勢いで購入したTracer9GT+。
時期が時期なので、本来は外出しないのだが、ほぼ同時期にW800 を購入した同僚が乗る気満々なので自分も冬支度をして乗る事に。
初回点検を早く済ませたい、ってのもあるので距離を稼ぐべく、休みの日はほとんど動かしてはいた。
その中で気づいた事がある。

まずリアブレーキ。恐ろしくタッチが悪い。
まぁ、新車だからタッチも効きも悪いんだろうとなるべくリアブレーキを頻繁に使うよう心掛けてた、が一向に良くならない。
なのでパッドを外して見たら…





極端に片当たりしてる。当然ローターも。
パッドの厚みがおかしいのかと計測するが、異常なし。
どうやらキャリパーがかなり斜めになっている様子。
とりあえずリアブレーキをなるべく使って当たりを付けようと走った距離が800キロ



なのにまだパッドの一部はローターに当たっていない。
ホイル外側の当たりは、ローター外径側が当たらず、内径側には段が出来ている



代わりにホイル側のローター表面は内径側が当たらず、外径側には段が出来ている。



フロントは300キロも行かないうちに当たりが出てガンガン効くのに。

次がちと厄介で、オイル滲み。
何気なく見たところにオイルがある。

車体左側のウォーターポンプ付近





最初見た時はちとビックリした。こんなところにオイルがあるわけないから。
実際、パーツリストで見ても、ここはオイルの通路ではなく、むしろ冷却水を送り出すウォーターポンプなのだから。

次にフロントフォークのオイル滲み
最初に見つけた時は、シール組付け時のグリスだろうと思って拭いた。
そして暫く走った後に、そう言えば、と見てみると





前回と同じ位の量と色のオイル滲みが。
とりあえずこれも撮影した後に拭き取った。
しかし最近付けたフェンダーエクステンション取り付け後の画像でもやはり



なので去年の暮れに初回点検を受けるのと、これらの事象を確認してもらったところ、メーカーに問い合わせてみます、なので来年明けてからの点検にしましょう、との事になった。
クレーマーは嫌いなのであまり言いたくは無いが、最近の組み立てってこんなにも組付けペーストを付けるんだろうか？
また、オイルシールを傷付けないような組み立てって出来ないのだろうか？
リアブレーキに関しては恐らくキャリパーサポートの部品の不具合だと思うが。
800キロ走っても当たりの付かないブレーキはかなり問題があると思うので、最悪はローター＆パッド交換を自費で、サポートは会社に持っていって追加工でもしようかと思案中。
とりあえずメーカーからの返答待ちなので、解決したらまたここに書こうと思う。

さて、ここまで書いて、不良品をつかまされた、と思うかもしれないが、あとは簡単なインプレを。

一言。『素晴らしい！』
そんなに大きくないスクリーンが、形状がいいのか、走行中にはヘルメットの下辺りから腹までは無風と言っていい位、防風効果がある。
調整式となっているスクリーンを一番上まで上げるとヘルメットの風切り音も無くなり、快適！
グリップヒーターも細かく調整出来るので、その日の気温に合わせてセッティングが出来る。
エンジンはR1のパワー＆フィーリングには及ばないものの、それなりのトルクで走り、結構燃費もいい。
足は、R1のサスが良かったからかもしれないが、ちょっと固め???
固いのも初期入力に固いだけであとは結構動いてるらしく、オイル滲みをみても分かるように結構ストロークしている。
なので低周波振動が続くような路面では路面を舐めるような走りをしてくれている。
さらにアダプティブクルーズコントロールは、一般道で前車が2輪でも、1台だけなら上手く捕捉してくれるらしく、楽に走れる。もちろん前車が車なら難なく捕捉し、減速もブレーキを掛けてくれるので不安が無い。
一番凄いと感じたのは、尻の痛さ。これが無い。
なので人に依っては本当にガソリンが無くなるまで連続して走れるかもしれない。

と、年末はオンロードツーリングばかりだったので、今年はオフツーも楽しまないと！