taichi工房のブログ一覧

年末にR1のセルがおかしい、と。
正月休みみたいな長期休みは中々ないので、と２日のひから始めた。
セルは外して掃除したら直りましたね。
まぁ、コミュテーター部、軸受け部、ブラシ、いずれも摩耗がほぼ見られなかったのでOKだったんだが、今度は燃料ポンプの不具合。
過去のブログにも書いてたが、前回の燃料ポンプ不具合と同じ…
ただ、やはりゴムのO-リングは劣化してるらしく、今回で燃料ポンプは交換しました。
出先で不動になる方が結果的に金掛かるので(;^_^A
まぁ、結果から言うとすべて上手くいったので修理完了となりました。

一連の作業風景をスライドショーとして動画も作りました

R1のセルと燃料ポンプの修理

今年は何回乗れるかな???

そうそう、水の溜まった右膝と、50肩で痛い右肩はなんとプロテインで良くなりました。
たまたまタイミングが合ったのかもしれませんが、膝はかなりラクになりましたね、。

知り合いの栄養士から、『プロテインは身体の負担があるから、あまり飲まない方が良い』と言われてから飲んでなかったんですが、今回は効いた気がします。

身体が完調になれば重いR1も乗れるはず！

皆さんも身体は大事にしてくださいね(^^)

昨日、燃ポンが無事に回ったので組付けたら、セルは快調に回るが爆発が続かない、という現象からインジェクターを疑ったが、もしかして、と思い夜にもう一度注意深く観察したら…
燃圧が足りずにガソリンがインジェクターにうまく回ってないんじゃ、と。

で、今日も懲りずに朝から。

これで何回目だぁ、と思いながらガソリンタンクを外し、それとほぼ同じ回数で燃料ホースも外す。このカプラー嫌いだ。
色々試した結果、インシュロックのロック部分でカプラーのボタン挟んだ形でつまむと比較的らくに外れる事が分かった。

さて、タンク外したら養生してひっくり返し、燃料ポンプを外す
ポンプassyの中にいくつかあるO-リングの一つが気になってたのだが



ここのO-リングは、出口の真上にあたる部分で、燃圧が掛かっているところ。
これをシリンダー側(穴側)に押し込んで組んでたので、軸にあたるパイプから流れてきたガソリンが隙間から抜けてた模様

本当はこの様に組まなきゃいけない







こうしないと軸と穴の間がシールされない構造になってる模様…
実際、初めてバラすとO-リングは穴側に残る



O-リングが穴側に残ったまま組むと、O-リングが奥に押し込まれ、本来のシール位置からズレてしまい、ガソリンがタンク内に漏れ、燃圧が上がらない事になる。

なので本来の組み方で組み上げ、早速車体へタンクを持っていく。
で、一番外しにくい燃料ホースをつなぎ、リターンホースをつないで、とやってたらガソリンが一滴ポタっと落ちた。

んん???

なんで？

そのまま様子を見てたらどうも燃料ポンプのリターンパイプの付け根から滲んでくるっぽい。
慌ててホースを外し、やり難い燃料ホースのカプラーも外してタンクをひっくり返してからさっきまで置いてた位置に戻した
調べたらここがかすかに動くようだ



ここの付け根から滲んできてたが、てっきりここは溶着されたパーツだと思っていたのだが、どうやらO-リングを使った組み立て部品らしい。
なんかアチコチのO-リングがやられてるよ…
またポンプをバラして中を見てみると



こんな感じで、変な爪で引っ掛けてあるだけみたい。
ただ、この爪が厄介で、そう簡単には起こせない。しかも全部の爪を起こさないと抜けないらしい。
この壁際の爪なんて工具も入らない。なのでケース側面に穴を開け



上からソケットの駒をあてつつ、そこから精密ドライバーで壁際のつめを起こし、順番に爪を起こしてやると、やっと抜けた



このような構造になってるらしい。








ここのO-リングが変形し、与圧が少なくなった所で散々いじくりまわされてついにダメになったらしい。
なのでシリコンコーキングでも突っ込もうか、と思ったが手持ちのシリコンは全て硬化済…
もうこれでいいか、と



これを隙間に詰めつつ、組んだ






が、やはり他のO-リングもまずいかも、と思っていつものバイク屋に発注掛けた。3万ちょい？

とりあえず片付けとかないとWRが入らないので、ガソリンタンクをカラにしてからポンプを仮組みして車体に置き、WRを倉庫に入れて完了、とした。



結局今日でも終わらなかった…

続きは燃料ポンプが来るまでお預け、となりましたとさ(+_+)

昨日、セルを外し、バラして掃除して、って所でタイムアウト。
んで今日はまた朝から。

もう発注分のセルは諦めて組付けた



ゴムカバーをすると見えなくなる



ちなみにシリンダーブロックとサーモケースを繋ぐパイプがサビてたので外して磨いた



サーモケースも取り付け



ここでちょっと参考画像
2005年式R1のサブスロットル
キーオンで動作するので画像を撮ってみた

通常時



作動時(全開)


奥に見えるのがメインスロットルバルブ



通常走行時にはこのサブバルブが制御されているらしく、3速までは本来の出力ではなく、4速で初めて全開になるっぽい(体感的に)
それでも2速までは軽くフロントは浮きます

スロットルバルブの奥には、手間がインジェクター、奥に吸気バルブ３つが見える



とりあえずクリーナーBOXを取り付け、配線配管を元の位置に戻す






本当ならこれで修理完了！　となるはず。
だったのだが、実は途中から気付いてた事がある。

それは

古いキャブ車の、腐ったガソリンの匂いがする！　だ。
さらにキーオンで燃料ポンプの作動音がしない。

また燃料ポンプかよ～…
って事で、次は燃料ポンプ交換かぁ…
とりあえず確認を



前回(約2年前かな？)も燃料ポンプの不具合だったが、ド突いてたら直った。
が今回は流石に交換だろうな～、じゃあ壊してもいいからばらしてみるか、と。

やはり引っ掛かって外れないので、邪魔な部品をなんとか外してポンプを取り出し、分解してみた







ポンプ本体下部のストレーナーは汚れに染まっている





内部Oーリング



取り外しに邪魔になる、レベルセンサー



ちなみにタンク内のガソリンは臭くなかったが、抜いて見るとやはりちょっと色が変わってしまっていた



ポンプ本体を取り出すと、端子に極性が書いてあり、そこに１２Vを掛けると回るらしいので繋いでみると、なんと回った



どうしよう、ポンプ動けば買わなくてもいいんじゃ???との思いが出てくるが、とりあえず他をチェック

ここが邪魔になる部分。最初に外す時はタンク内でここの爪を外してセンサーを奥にずらし、ポンプ全体を外した





ただ、『このいつも引っ掛かる部分、絶対いらないよな～』と思った
なのでニッパーにて切除

これを



このようにした



これだとタンク裏のボルト６本を外すとすんなりポンプが外れてくれます。
このように引っ掛かることがなくなる。
(もちろん、パーツの機能部ではないので何も問題無し)





これで次に外す時はすんなり分解出来ます。

さて、あとはクーラントを入れ、タンクを付けてセルモーターのチェックを



多少回転は上がったものの、初爆は無し。
もしかして、と思いバッテリーを購入していたリチウムイオンの交換すると



だいぶ違うようだ。やはり古いバッテリーにはブースターケーブルでバッテリーを繋いでもあまり良くはならないらしい


修理前

セルモーターの異常

セルと燃料ポンプの修理後

セルモーターの次はインジェクター？

結局昼メシも食わず3時になってしまったので今日はもう止めた。
明日は連休最終日なのでのんびりしようと思ってたが、どうやら明日も倉庫でゴチョゴチョしないといけないらしい。

まぁ、R1は随分と長い間エンジンも掛けてなかったし、ガソリンも古いと思うので全部抜いたあと新油に入れ替え、さらに燃料系洗浄剤をいれ、数回のキーオンでインジェクター付近まで新油を回した状態でこれだったので、しばらく時間をおいてみて、ダメならインジェクターの掃除かぁ…

まだまだ続きそうです(;^_^A


追記
このブログを書いててふと気になったのでチェックしてきました。
もしかしたらインジェクターではなく、燃圧低下かもしれない、と。
燃料ポンプの一部のO-リングがもしかしたらおかしくて燃圧が足りてない、みたいな爆発の仕方をしてましたので、また明日チェックしようと思います。

去年の車検の時に言われたんだが、どうやらセルのオイル回りの症状が少し確認できます、との事だった。
で、年末に『久しぶりにR1もエンジン掛けておくか』とセルボタン押したら…
バッテリーが上がってまして。
で、こないだ間違って買ったバッテリー(８６用にと買ったやつ)を繋いでセルボタン。
やはり同じでセルの回転が遅い、と言うか重い！
どうやらセルのトラブルがハッキリ出てしまってた。

どうしよう、と悩んでたが(なんせ純正品番だと4万超え)、たまたま社外で安いのが見つかったのでそのまま購入しといた。

で、今日もヒマだったので倉庫に行き、先にバラしておこうと取り掛かったのだった。

色々調べてみると、場合によってはスロットルボディを外さないと、とか書いてあったが、別の人はサーモケースを外した所で大丈夫、とも。
まぁ、そこ辺りまではバラそうと。

いつもの如く固い燃料カプラー…



なんとかタンクは外れたので、エアクリーナーBOXも外す



これでだいぶすっきりなった





ここからサーモスタットケースを外し、遮熱ゴムをめくってセルモーター摘出、らしいが、寒くて配線配管が固く、結構邪魔してくれるので、アチコチインシュロックで固定しておく。

あ、サーモケース外す前にカウル外してクーラントは抜いておいた
真ん中のがサーモケース





取り出したサーモケース



ここまでバラしてどうだろう、とアチコチから覗くとセル固定ボルトが車体右側から見えた



とりあえずコッチからボルトを緩め、上から抜いた



セルを引っ張りだすのに邪魔になりそうだったので、サーモケースのエンジン側ホースも外した



これであとはゴムをめくればセルモーターとご対面



外したセルモーター



当初はここで止めにして、あとは社外セルモーターが届き次第交換、と思っていたが、なんか違和感がある。
そう、購入先の画像と実際のセル、どうも接続形態が違うのである。
(もしかして間違ったか???)

間違ってたら待ってても仕方ない、と思い、念のためセルをバラしてみることに。

バラすのは簡単、ボルト2本外して引っ張るだけ
一旦外側の汚れを簡単に落とし、それからばらした。これがフロントプレート



やはりエンジンオイルが付着
マグネットケースも同じくオイルが



次にローターのコミュテーター部



削れたブラシにオイルが染みて嫌な色になってるし、接触子間にはカスが詰まってる

一番酷かったのはブラシが付いてるバックプレート



まるで導電性グリスでも付いてるかのような色合い。汚れたブレーキグリスみたい。(車のブレーキパッドを買ったら小袋で付いてくるアレ)

ブラシが一番ダメージを受けてるみたいだったので調べたら、ブラシセットなるものがモノタロウに純正で￥6300であった。コッチにしておけば良かったかも…

まぁ、ちょっと清掃と修正を試みる。
まずコミュテーターは油分を除去し、接触子間のゴミを取った上で、サンドペーパーにて軽く磨く





次にバックプレートのブラシ部
なんかグリス状になっていて、ブラシの動きも良くないのでパークリでガンガン洗ってやった







このままだとブラシが邪魔してローターが入ってくれないのでブラシの固定法を考える。
しかしなぜかそういう類の構造にはなってなかったので、うまい事バネを引っ掛け3箇所だけロック出来た





あとはグリスをブッシュに入れてから一箇所のブラシを押さえ、ローターを入れてから3箇所のバネのロックを外す



そのままマグネットケースを入れ、グリスアップしたフロントプレートをいれてボルトを締めて完了。
勿論、それぞれの合いマークは最初に付けておいた。



これで完成なんだが、ここが違う



端子にスパーク跡があるのは回転テストをしたせい。
やはり掃除前後では火花の出方や回転数が違うようだ。

って所でハラ減ったのでちょっと遅めの昼ご飯。
あとは明日に取っておこう。
(とりあえずこのまま組むつもり)

もしかしたら社外でもセル買わなくて良かったかな～???