中華そば 白水＠長野市鶴賀

権堂アーケードから少し東へ入ったところにある老舗のお店。



昭和36年創業ということは今年でなんと61年。



営業開始が16時ということもあり、2010年9月に一度訪れて以来なかなか訪れる機会がありませんでした。到着したのは16:40頃。暖簾をくぐって店内へ。



昭和のまま時が止まったようなカウンターのみ7～8席の小さな店内。奥では常連客同士がすでに盛り上がっています。厨房には店主の女性1人のみ。敬意を込めて「長野ラーメン界の女王」と呼ぶ人も。



最近50円ほど値上げされたようですが、それでも全体的に安めな印象。オーダー後、常連さんからいただいたニラ煎餅をいただきながら待ちます。

周りの会話を楽しみつつ「若い人が最優先ね」と、私のラーメンを手際よく調理。中華鍋に毎回新しいお湯を張り、沸騰加減を見ながら長年の感覚で麺を茹でていきます。平ザルでの湯切りを見ているだけでワクワク感。



基本の“中華そば(650円)”です。

シンプルなビジュアルに年季の入った器、そして隙間風で少し寒い店内に立ち上る湯気…これだけで趣があります。



濁りのない澄んだスープ。鶏と野菜、そして醤油がパッと香るしみじみとした味わいは、これぞ「The中華そば」の一言。



しなやかながらコシも感じる麺。少しピンクが残る自家製チャーシューも味付けはシンプル。ざっくりとしたネギが特徴的。



小さい頃に食べた出前のラーメンを彷彿とさせるノスタルジーな一杯。気さくなお母さんにも癒やされました。



外に出るとしっかり日も暮れ、権堂の夜が始まるところ。この灯りがこれからも灯っていてほしいです。


長野市鶴賀１４７９
16:00～22:00
日曜・祝日定休