信州千曲中華蕎麦 紋（もん）＠千曲市

2025/4/18オープンの注目店へ。場所は国道18号沿いで、一昨年8月に閉店した中華料理店「華龍飯店 千曲店」の居抜きです。



木を使った印象的なデザインの外観。店名とは関連性が見えない『GIRAFFE STORE』の文字があります。キリン…麒麟？？



営業10分前に到着。駐車場は13〜14台分あります。すでに10人ほどが並んでいました。目の前の電機店も含め、近隣店舗へは駐車禁止。代表待ちも禁止です。



駐車場に車を停めて降りると、駐車場係の方が『先に食券を買って並んでください』とお声がけ。券売機は硬貨と千円札に対応。食券を購入し、一旦外に出て営業開始を待ちます。



午前11時、店主が暖簾を出して出迎えました。和食店を思わせる落ち着いた雰囲気で、カウンター8席と小上がり5卓。BGMは琴の楽曲。ステンレスむき出しのカウンターがインパクト大。



卓上の調味料は醤油・酢・胡椒の3種類。お酢には昆布が入っていました。



各席に木製トレーが用意されています。お箸には店名の焼印が施されていました。凝っていますね。



席に座ると、お水のあとに刻んだチャーシューが入った味変用の“生姜玉”が出されました。『お嫌いでなければ途中で入れてください』とのこと。

客席も厨房もゆったりした造り。毎日約50食の提供で、調理は基本的に店主おひとりで行っています。その店主以外に4人のサポートスタッフ。外には先ほどの駐車場係もいて、新店とは思えない力の入りようとオペレーションの良さが感じられます。



初回なので基本の“中華蕎麦(1,000円)”をいただきました。運ばれた瞬間から鶏の香りが立ち上ります。

調理のほとんどを店主がやっているため、一度に3杯ずつの提供が限度。一巡目に入れましたが、いただくまで25分ほどかかりました。とはいえ事前に知らされていたので許容範囲。



画像でも分かる通り分厚い鶏油の層。スープ自体は鶏の出汁感ですっきりとしています。茹でる前に店主がしっかり手揉みした薄く幅の広い麺は茹で時間90〜100秒ほど。『ピロピロ麺』と表現されていたため喜多方のようなものを想像していましたが、いただいてみると同じ多加水ながらツルツルとしていて、艶やかなうどんのような喉越し。

ワンタンは豚肉と海老の2種類で、小ぶりながらどちらも旨みたっぷり。メンマも枕木と穂先の2種類。このメンマのやわらかさと味付けは個人的にヒット。“生姜玉”を途中で入れると一気に生姜の風味が全体を支配してさっぱりとした味わいに変化します。



ラーメン店らしからぬ外観で、目の前の国道を通り過ぎる車からはかなり注目を集めていました。筆頭の“中華蕎麦”にはチャーシューがなかったのが誤算…次回はぜひとも特製を。


千曲市寂蒔３３６−１
11:00～14:00 ※スープがなくなり次第終了
不定休