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去年１月に閉店した「優勝軒稲葉店（既訪・未アップ）」跡に入った「あじゃり」系のお店。名前の由来が気になります(笑)



カウンターなどの雰囲気は以前の面影が残っています。メニューは豊富で、限定や裏メニューもある様子。今回は初訪なので筆頭の“中華そば(680円)”をオーダーしてみました。スタッフから「えごま麺と中華麺と選べます」と聞かれ、えごま麺でお願いしました。



ほどなくサーブ。オーソドックスな構成ながら、糸唐辛子やレンコンの素揚げが面白いですね。甘みを感じる鶏ベースの優しい味わいで、アゴの風味が香ばしい。注目の「えごま麺」。ややもそっとした、蕎麦のような食感。製麺は近くの「塚麺商事」のようで、少し調べていたらこの「えごま麺」の開発に関するページがありましたので、詳しくはご覧ください。油浮きが多く見えますが嫌味がなく、えごま麺のザラリとした独特の食感ともよく合います。



店構えのインパクトからすると拍子抜けするくらいと言っては何ですが、きちんとした正統派のラーメンでした。豚骨醤油や二郎系などのガッツリ系もあるので、そちらも期待。




長野市稲葉中千田2115-1 1F

11:30～15:00、18:00～23:30（土・日・祝 11:30～23:30）
月曜定休(月曜が祝日の場合は翌火曜休み)

長野市篠ノ井の駅前通りにあるお店。昼はラーメン、夜は和食処として営業していましたが、去年11月からラーメン一本に絞っているとか。店主の青木さんは和食職人だったそうで、店構えもラーメン店らしからぬ雰囲気が残っています。ただ、厨房には寸胴鍋がいくつも並んでおり、本気具合が見えてきます。



店内は寿司店のようなＬ字カウンターと、奥にテーブル席。正午前に入店したら余裕で座れましたが、正午を少し回ると続々と人が訪れ早くも待ち客が…評判ぶりがうかがえます。



メニューは基本３種類。悩んだ挙句、今回は“鶏そば(820円)”を選んでみました。鶏白湯っぽいですが、さらりとしたさっぱり味。鶏の旨味がとても強く、ほんのりと鰹や昆布の風味が効いた上品な味わいです。チャーシューは肩ロースと鶏の２種類。ロースは厚切りで、業務用のグリラーを使って炙っています。箸で持つとほろりと崩れる柔らかさ。一方鶏チャーシューはベーコンのような香ばしさがあり、添えられた柚子胡椒を乗せて食べるとまた違った旨さが楽しめます。麺は全粒粉の細麺で、スープとよく合います。



同行者が食べた“醤油そば(750円)”を一口いただきましたが、こちらは節が効いたもので、柚子皮のさっぱり感がアクセント。麺は中華麺で、こちらも丸々１杯食べたい衝動にかられました。



和食職人が腕を振るう、隙の無いラーメン。駐車場が狭くて厳しいですが、それでもまた行きたいと思うお店が見つかりました。




長野市篠ノ井布施高田７９５−８

営業時間不明
日曜・祝日定休

【追記】

2020.5.31で閉店しました。経営者が変わり居酒屋になるそうです。