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地元以外の人はまず知らないであろう、そして地元でも「見たことあるけど入ったことはない」という人がほとんどではないかと思う、秘店ともいえる謎多き店。小さい頃に行ったような記憶は何となくあるものの印象は全く残っていません。今日のお昼に狙っていた別のお店の駐車場が満車だったため、課題にしていたこちらへ。



駐車場はありませんが、目の前の道路がちょうど広くなっているのでそこに駐車。他にも車があり先客がいるようです。歴史を感じさせる佇まいの建物に、大きく「うどん」と書かれた暖簾。その暖簾をくぐるとノスタルジーというか、何十年も時が止まっているかのような昔の大衆食堂が現れます。食堂というより「めし屋」という感じでしょうか(笑)。6席あるカウンターの一番奥では常連さんが店主と談笑中。



壁には40余のメニューが貼り出されています。うどんがメインかと思いきや上段はほとんどがラーメンメニュー。今回はその中で1番シンプルな“ラーメン(550円)”をオーダー。ちなみに外壁にあるメニューには“中華そば”と書かれています。



お昼時でしたがラーメンはあまり出ないのか「ちょっと時間かかるけど…」と慌てて準備されています。10分ほどで提供。ラーメンの見た目も昔ながらのシンプルで王道的な中華そば。レンゲはありません。鶏ガラに野菜の皮などを入れて炊いたような、少しクセのあるスープ。刻んだネギの苦みが程よくアクセントになっています。



麺は軟らかな食感の細縮れ麺。トッピングにワカメが乗るのも食堂ライクですね。呑みの〆っぽいラーメン。

後客も常連さんで、焼酎を頼みつつ「ミョウガいるかい？」などと店主と雑談しながらくつろいでいました。やはり普段から常連ばかりなのか、会計後に店主から「観光で遊びに来た人？地元？」と気さくに声をかけてくださいました。キムチやニンニク、天ぷらラーメンを思わせる揚げ玉入りなど面白そうなメニューもあるので、機会があればチェックしてみたいと思います。


大町市大町幸町5306
10:00～23:00、無休（Googleマップ情報）