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去年10月以来、7か月半ぶりの訪店です。



この間に随分と変化がありました。今年4/12から11:00～21:30（L.O.21:00）の通し営業になり、定休日もなし。そして厨房には藤田店主の姿はなく、麺上げを担当する眼鏡美人さんなど女性スタッフ3人になっていました。



新メニューも増えています。塩つけ、海老つけ、豚キムチが登場。逆に中華そばが無くなりました。最新メニューの豚キムチは混ぜそばのようですが、この日は残念ながら「売切」の表示。

塩と迷いましたが今回は“濃厚海老つけ蕎麦 並(1,000円)”をチョイス。





豚骨＋鶏＋魚介を合わせてドロリとした濃厚なつけ汁。その表面には真っ赤な海老油、そして底には砕いた海老が入り、海老の風味が溢れます。独特な甘みに加えピリっとした辛さも兼ね備えます。どっしりと重たいのですが塩気が少ないためか食べ始めるとスルスル入ってしまいます。



チャーシューは脂身の多い部位に。厚みがありながら脂のしつこさはなく美味。ですが、個人的にはこれまでの赤身の低温調理チャーシューの方が正直好み。

通し営業というのは大変ありがたいので、早めの段階で再訪しそう。未食のメニューを攻めていきたいと思います。


松本市南松本1丁目2-27
11:00～21:30（L.O.21:00）
無休（臨時休業・材料売り切れ終了の場合もあり）

プレオープンを経て、2021/5/1に本オープンした新しいラーメン店。



JR松本駅と中央1丁目交差点の中間で、「めん屋 いわ輝」だった場所です。このお店ではなくビルが設置したものかと思いますが、看板の上には防犯カメラが2台。



店内はカウンター8席のみ。1席ごとにアクリル板で区切られています。椅子がかわいい。





全粒粉自家製麺のお店で、厨房の隅には製麺機が置かれています。能書きにある「タピオカ粉」が気になりますね。

まずは筆頭の“中華そば 醤油(700円)”を。



オープン当初に食べた方の写真を見ると、鶏チャーシューやワカメも入っていたようですが、現在は無し。みりんを加えたような日本蕎麦のカエシを思わせる優しい甘みのある味わい。塩分濃度もピタっと嵌っています。油層は厚めで唇がペタペタしますがしつこくはなく、テイストは「和」。



麺は22番手くらいでしょうか。きれいな真四角の断面。細くてもパンッとはね返す弾力感はタピオカ粉の作用なのか、単に硬いという感じではないのが面白いです。

半分ほどいただいたところで“中華そば 塩(700円)”を追加オーダー。



こちらにはワカメがトッピングされています。逆にカイワレは抜き。スープは優しい鰹の風味のあとから帆立がじんわり。かなり強い旨みですが尖った感じではなく、やはりどこか上品。クリア過ぎず程よい雑味が巧く効いています。ワカメの存在は好みを分けそう。



醤油と同じ麺と思われますがこちらの方が僅かに軟らかく感じました。存在感のあるチャーシュー。肉々しさは塩の方がはっきり感じられます。

醤油と塩、どちらでも感じたのがスープの熱々さ。自分が猫舌というのもありますが、もう少し温度が低い方が旨みを堪能できそう。



嬉しいコーヒーのサービスも。



会計時に聞くと、店名の「72（セブンツー）」は朝7時から午後2時までという営業時間が由来だそうです。なお午前10時までは具材を減らしリーズナブルな朝ラーメンも提供されているとのこと。“鶏白湯”も気になりますが『開発中』という“ざるラーメン”が完成したら次回はそれを狙いたいことろ。


松本市中央１丁目１−１０
7:00～14:00
日曜日・祝日定休