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北安曇郡池田町にあるまちなか賑わい拠点施設、愛称「シェアベースにぎわい」で営業するラーメン店。以前お邪魔した「麺屋halu」と同じ場所です。



日替わり営業で、こちらは毎週土曜日の営業。以前は月曜日に営業していて去年9月末をもって一旦閉店。今月15日に復活しました。



メニューはラーメン一本。ノーマルの“ラーメン(700円)”をオーダーしました。カウンター越しに注文し、料金は前払い制。



シンプル且つノスタルジックな、いわゆる昔ながらの中華そば。スープは高温で炊いたためか濁っていて油浮きも多く見えますが、非常にあっさり。そして煮干しがふんわりと香り優しい味わい。確かに懐かしさを覚えます。



麺は黄色い中太麺。茹で時間は1分50秒くらいでしょうか。少し軟らかめで、かん水特有の風味が独特。チャーシューは厚みのあるもので脂身の甘さが印象的。海苔の風味も強いです。メンマは既製品っぽい味付け。

店主は東京生まれで、池田町の地域おこし協力隊としてこの3月までの任期を務め、このお店を出したのだとか。もともとラーメン好きで「この辺にない、自分が食べたい味」を求めたとのこと。歴史ある食堂系の雰囲気を意外な場所で楽しめました。


北安曇郡池田町池田４３４５−３
ランチ営業は11:00～14:00頃

グリーンシーズンの週末のみ提供されるつけ麺。



今年も5月からつけ麺の提供が始まりましたが、今年はこれまでの“醤油つけ麺”に加え、週替わりで“塩つけ麺”の提供も開始。


「麦一粒」公式Twitterより引用

ツイッターではかなり良い評判が流れていたものの、仕事の都合でなかなか伺うことができませんでしたが、本日たまたま休みが取れたため“塩つけ麺”をいただけることに。



県内屈指の人気店のため、週末は開店前に行列。特に“塩つけ麺”狙いの方が多いようで、正午前には売り切れるという情報もありました。取り敢えず開店1時間前の午前10時到着を目指して訪店。一巡目に入れました。駐車場の様子を見ていると、だいたい30分前になると車が続々とやってきます。11時の開店時には15人ほどが待つ状況。11時ピッタリにオープン。



念願の“塩つけ麺(950円)”。せっかくなのでご飯ものの“信州産豚チャーシューの佃煮ご飯(150円)”もオーダー。



手前の小皿に盛られた薬味は、柚子と羅臼昆布の塩＆ぶどう山椒の海苔佃煮。

まず茹で前220gながらボリューム感のある麺量に驚き。“塩らぁ麺”とは麺を使い分け、太さも僅かに細くなっているそうですが、その違いに気付けるほど通えていないのが悔やまれます(笑)。艷やかで、そのままいただくと小麦の風味とコシがとても強く感じます。つけ汁どころか薬味すら付けなくても美味。もちろん塩や佃煮との相性も良いです。



つけ汁はふくよかな鶏と魚介の風味に円やかな塩ダレ。淡麗ですが力強さもしっかりと感じられます。食べていくうちに薄まるかと思いきや、薬味の塩、そして山椒の爽やかな風味が徐々に足されていくので、濃度を維持したまま最後まで味の変化も楽しめるという計算されつくした構成。そして豚チャーシューと味玉、そしてこのつけ汁とのマッチングは非常に好み。



ご飯は濃いめに味付けられた刻みチャーシュー、そして糸蒟蒻の食感が楽しめます。量もちょうど良く、スープ割との相性も抜群。150円というのも嬉しい。そのスープ割ですが、出汁などではなくなんと玄米茶をそのまま使用。不思議と優しい甘みが広がり楽しい〆に。

また休みと重なれば真っ先に食べに行きたい、そんなつけ麺に出会えました。