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大町市街地から車で約30分。黒部ダムを含む立山黒部アルペンルートの長野県側の玄関口、標高1,433mにある「扇沢駅」。



その建物内にあるレストハウスです。ご当地カレー「黒部ダムカレー」の元祖のお店として知られていますが、ここのチャーシューが美味しいという評判を聞き、訪れてみました。



レトロ感漂う観光地のレストラン。



筆頭は名物“黒部ダムカレー”…と思いきや、意外にも“醤油ラーメン”。全体的に、いわゆる「観光地価格」なのは仕方ないところ。



せっかく来たのでミニカレーが付いた“チャーシュー麺セット(1,400円)”を選んでみました。



ちなみに単品の“チャーシュー麺”は1,150円。



目を惹くのは、やはりこの大きく厚い4枚のチャーシュー。大きなバラ肉を店内で糸巻きし、旨みを逃さないよう水からゆっくり煮るという手が込んだもの。しっかりとした肉感と、トロトロの脂身が同居。



言葉は悪いですが、ラーメン自体は至って普通のフードコートのそれ。ただ、このチャーシューから溢れる旨みのある油がスープに滲みだし、コクとなってワンランクアップしているように感じられます。ローリエの風味がするのも特徴的。



ミニカレーは程よくスパイシーで、デミグラスソース由来の甘さも。こちらの“黒部ダムカレー”はかなりホットなので、私にはこのくらいの辛さでちょうどいいです(笑)。

いわゆる「朝ラー」ができるのは貴重。今シーズンの営業終了間近ですが、10月から値上げされるという話。


大町市平扇沢2117
7:30～15:00
※営業期間は4月中旬～11月30日（黒部ダム営業期間に準じます）