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「つけ麺祭り」目当てでお邪魔してきました。毎年メニューを追加していますが、今年の新作は“にぼうめ(940円)”とのこと。メニューには「煮干しとカリカリ梅のさっぱり系」とありますが、全くイメージが湧かないままオーダー。



画像は味玉付き。澄んだ煮干し風味のつけ汁と、麺の上に細かく刻んだカリカリの梅が大量に乗った、説明通りの一品(笑)。まずは麺をつけ汁にそのままつけていただくと、ニボニボ感はきちんとありますが淡麗であっさり。チャーシューやメンマ、オニオンスライスがたっぷり入っています。



続いてカリカリ梅を麺に絡めていただきます。ポロポロと転がって食べにくい面はありますが、この酸味が煮干し醤油にぴったり合います。塩気が加わったことで非常にバランスが取れた印象に変化。幅広の麺も相まってちょっと「丸長＠中野市」にも似た雰囲気が味わえました。

スープ割りはあっさりorこってり、ネギorオニオンスライスが選べます。今回はあっさり＋オニオンスライスでお願いしてみました。このスープがなかなかの美味で、「こういうラーメン食べた記憶があるけど…」と思い出そうとしてみましたが結局浮かばないまま飲み干してしまいました。イロモノかと思いましたが、良い意味で裏切られた面白いつけ麺でした。





限定の“冷やし中華”も気になる…


※営業時間が「人員不足の為、しばらくの間」短縮ということです。
10:30～15:00、17:30～25:30 → 11:00～15:00、17:30～24:00

中町通りに先月10日オープンした鶏専門のお店。ようやく伺うことが出来ました。金曜のランチタイムでしたが雨のせいか貸し切り状態。カウンター7席＋2人掛け席が2卓と小ぢんまりとしていますが、明るくオシャレな内装。入り口を入って右手前に食券機があります。



メインは醤油の白湯と塩の清湯の2種類。初回なので今回は筆頭の“鶏白湯醤油らーめん(800円)”をチョイスしてみました。



提供までは5分弱。この辺りで鶏白湯というと、表面に膜が張るほど濃厚で油分が多いものが目立ちますが、こちらは旨味十分ながら全体的にあっさり目の仕上がり。場所柄サラリーマン狙いで、インパクトよりも味わい深さを強調されていると思われます。多めに入ったオニオンスライスとほうれん草による中和が、特に後半上手く効いてきます。もちろん若い人でも受け入れられそうな、唇にペタリと張り付くレベルの隙の無い鶏白湯。醤油ダレが結構主張していて、塩分はやや高めに感じました。



面白く感じたのは麺。かなり細めでわずかにウェーブがかかっています。そして、食べるとはじめ柔らかく感じましたが、ムチンとした歯応えのある超多加水麺。食後に伺った話を要約すると、「埼玉で修業していた流れで関東の製麺所のものを使用。真空釜を使って水を加えるため、より加水率が上がる」ということをおっしゃっていました。チャーシューは豚と鶏の2種類が乗る最近のスタイル。



卓上にあったフルーツビネガーには、レモン・ライム・ピンクグレープフルーツが入っています。ラーメン用かと尋ねると“鶏清湯塩”用とのこと。修行先のお店でスライスレモンを入れていたもののアレンジとのことで興味深いです。他にも冷たい麺や煮干しも計画しているなど、とても気さくにお話しくださる店主。立地が市街地のため駐車場がネック（目の前が有料駐車場ですが）ではあるものの、今後も含めて楽しみなお店です。




松本市中央２丁目１０−１７
11:30～22:30L.O.（14:30-17:30頃に仕込みのため中休みあり）
水曜日定休

これがお店の名前で良いのかな？(笑)



こちらも3日から提供の始まったばかりのサテライトショップのお店です。「ハルピン」といえば醤油とも味噌ともつかない「不思議系」と自称するお店ですが、はっきりと味噌を打ち出してきたのは興味深いです。





メニューは全て味噌。その中でも基本と思われる“元祖たれ味噌らーめん(780円)”を選んでみました。



食券機で購入し厨房に持っていくと、「あっ！」っと驚きの声が…見ると「ハルピンフーズ」社長の山崎仁雷さんが1人で厨房に立っていらっしゃいました。以前、仕事でお世話になってから何度かご挨拶していますが、サテライトにいるとは思わず気付くのが遅れてしまいました。



オーダーしたラーメンですが、どうやら1杯ずつ中華鍋で炒めて提供するという凝りよう。鍋を煽る音と香ばしい匂いが期待度を高めます。モヤシを中心に野菜がたっぷり入った味噌ラーメン。夏に味噌かと意外に感じましたが、これが個人的にドはまりの味。白味噌のあっさりとしながらコクのある味に炒めた野菜の香ばしさがプラスされて、既食感はあるもののハマる味。そして全体を混ぜると「ハルピン」の売りでもある寝かせニンニクダレのコクが加わります。この寝かせダレ、主張が強すぎるわけでもなく、相乗効果となって白味噌の旨味を引き立たせている印象。コクにコクを足して、いい具合に完成されています。チャーシューの脂身が少し多く感じたものの、大量のモヤシも邪魔にならず、「ハルピンの味噌」と誰しもが納得する味。ただ、何も持ってして「元祖」を謳うのかは不明ですが(笑)。



食後、店主に「バーゲンプライスですね」と言うと、どうやら実店舗で提供するための試験的な意味合いもある様子。手間はかかっていますが、人気はがっちり掴めるのではないでしょうか。ありそうでなかったハルピン＋味噌。寝かせダレ2倍が気になって「また来ます」と再食を誓ってきました。


11:30～14:30、17:00～21:00（LO20:30）
月曜日定休（7/31までの限定出店）

昨日（3日）から始まった今月の限定は「腕試し企画」第4弾です。お店に入ると昼のピークを過ぎたあたりで、どうやら限定の具材が足りなくなった様子。用意のため「10分ほどお待ちください」とオーダーを通してくださいました（感謝）。



さてその限定が“煮干し好きのための濃厚煮干しそば(890円)”です。スープは豚骨に大量の煮干しを投入して炊いたもの。混濁していて見るからに濃厚そうです。レンゲを入れると意外にもさらさらとした滑らかなスープですが、味はしっかりと濃厚でエグミもバッチリ。勢いだけの重たいものではなく、バランスが取れていて好印象。上に乗ったネギと柚子皮がきっちりと仕事をしています。



刻み玉葱を混ぜて焼き色を付けたつみれも、スープに負けない存在感があって美味。麺は専用の細麺が使われています。担当したA氏曰く「いつもの麺だと合わない」とのこと。細いながら食感がしっかりしています。個人的にはレギュラーの麺で煮干しつけ麺にしても面白そう。

スープはこれ以上攻めると重くなり最後は飽きてしまうという、その一歩手前でとどめた煮干し感はお見事。「麺屋 晴＠長野市」にも似ています。この手の煮干しラーメンが中信で食べられるのは嬉しい限りですが、レギュラー化は難しい…かな？なので再食の可能性高いです。