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この日2軒目は、フェイスブックで新限定の情報があった「気むずかし家」。



7/10から提供が始まったのは“豚ワカメ(900円)”というメニュー。仙台市にある「五福星(うーふーしん)」というお店のインスパイアのようです。



宮城県のワカメを贅沢にトッピングした、ワカメが主役のラーメン。ですが、それ以前にベースのスープの良さが光ります。



塩をベースに鰹と貝類の旨みがたっぷりと出たスープ。そしてゴロゴロ入った背脂を砕きながら混ぜると動物系の甘みがプラスされてしっかりとした味に変化します。



大量のワカメはシャクシャクと歯応えが良く、スープとのバランスも取れていて食べていて楽しいです。バラチャーシューはホロホロ。豚増しもできるようです。そして刻みタマネギと茗荷が時折存在感を出し、意外と迫力ある全体を効果的に引き締めてくれます。県内ではあまり味わったことのないタイプのラーメン。非常に楽しめました。


長野市栗田854-1
11:00～15:00、17:00～翌5:00（LO4:30）
火曜日定休（祝日の場合は翌日）

国道18号沿い、「ラウンドワン」向かいに4月19日オープンしたお店です。情報によれば「さくら木」プロデュースだとか。



訪れた前日の7/11から土日祝日の営業時間が変更され、開店時間が30分前倒しになりました。混雑を予想し開店前に到着。目立つ立地ながら駐車場はかなり窮屈なのでピーク時は厳しめ。開店と同時に店内に入ると店主が厨房から「早くからありがとうございます」との声が。店内は2人掛けテーブル4卓＋小上がり2席と小ぢんまり。





初訪ですが、ネーミングや能書きで気になってしまった期間限定の“淡麗黄金塩つけそば(900円)”を。麺は国産小麦を使用。



待っている間に続々と人が訪れます。8分ほどで提供。



盛り付け、そしてつけ汁の色味も美しいというのが第一印象。手毬麩が可愛らしいですね。



鶏をベースに帆立と昆布の旨みがかなり凝縮されたつけ汁。節感も漂い、かき混ぜると粉がふわりとします。この魚感が結構尖った塩ダレとも上手く調和しているように感じます。



麺は茹で前190gほどで中太。鶏と豚の2種類のチャーシューは柔らかく旨みがぴっちりとした仕上がり。小松菜のシャキっとした食感と瑞々しさが良い箸休め。柚子皮も効いて全体の雰囲気は和風で上品。



スープ割は別容器で提供。シンプルな鶏スープ。塩ダレの尖りが円やかに変化。



お腹に余裕があれば大盛りでも良さそうな麺量…と思っていたら、会計時に次回大盛りor味玉サービス券をいただきました。若い女性スタッフ（奥さま？）から「次回ぜひ」と。趣向を凝らしたメニューばかりで近ければ通いたいところ。


長野市東和田８５３−１
11:30～14:00、17:30～21:00（平日）
11:00～14:00、17:30～21:00（土日祝日） ※スープ終わり次第終了
火曜日定休

【2021/11/26追記】
2021/11/25からメニューがフルリニューアルしました。

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一昨日7月7日にオープンしたばかりのお店。場所は「村井ゴールデン食堂」の居抜き。今日で開店3日目ですが、昨日は大雨による特別警報が松本市にも発令されたことに伴い臨時休業したため実質2日目です。



この「朧月夜」は、「おおぼし」のネクストブランドで、実は2017年の「信越麺戦記」に3日間だけ登場していました。この時は信州そばをイメージしたラーメンというコンセプトで、この年に松本市内で実店舗をオープンさせる計画もあったようです。この時は頓挫したそうなので、3年越しでの悲願の開店ですね。

14時少し前に到着で駐車場には16～17台が停まり、店外に4人待ちという状況。店内は空いている席もありましたが、誘導に時間がかかっている様子。運ぶ人は運び、レジの人はレジ…みたいな、役割分担がキッチリし過ぎて、システマチックな印象。来たばかりの私の後客の前を素通りする場面も何度か見かけました。この辺は徐々に慣れていくかなと。ただ、それぞれの接客は非常に丁寧。厨房からは指揮を執る三森さんの声も聞こえてきます。



メニューは現在3本立て。表記は全て税抜き。隠しの2つは20日からの様です。お酒やつまみ類もラインナップ。何はともあれ、まずは筆頭の“中華そば(770円)”をオーダーしました。



約15分後、お盆に乗って提供。



見た目がとても美しいです。濃い醤油色をした澄んだスープ。一口飲むと円みある鶏の旨みが広がり、確かに和風で日本そばっぽさが感じられます。鶏の油も強めで若干のクセも。そしてタレが結構甘めで特徴的。かなり前ですが「ぼうや＠安曇野市」で食べた時の甘さに似た印象です。



長方形の断面のストレート麺はしなやかで喉越しの良いタイプ。薄手のチャーシューはとても柔らか。脂の部分も美味しい。メンマも味付けは甘めですが、太めながら食感は柔らか。辛みを残したネギが良いアクセント。

この“中華そば”が到着した時に“煮干し中華そば(825円)”を追加オーダーしていました。ちょうど麺を食べ終わったタイミングで到着。



こちらは少し濁ったスープで海苔が乗っています。そのほかは同じ構成で、こちらもスタンスは「和」。甘いスープの後だったせいか、こちらは逆にキレキレな印象。表面にたっぷり浮いた煮干し油が見た目以上に効いています。卓上にある柚子七味とも相性が良いですね。どこか既食感があるものの、個人的な好みはこちらの方が上。最後まで飽きずに食べ進められます。



煮干しを食べた後だと中華そばの甘さは若干重たく感じてしまいました。とはいえ、どちらもハイレベル。幅広い世代に受け入れられるのではないでしょうか。



レジに置いてあったチラシ。つけ麺がメニュー表では900円でしたが、チラシでは価格が異なっていますね。原価計算の結果、調整が入ったのでしょう。とはいえ、つけ麺好きとしては次回狙いたいところではあります(笑)。なお、定休日が日曜日なので注意が必要です。

【2020.9.25追記】
新メニュー"鶏塩中華そば"のレビューはこちら。


松本市村井町南2-15-23
11:00～15:00、17:00～21:00
日曜日定休 → 現在定休日なし

今年4月、蕎麦店の居抜きにオープンした油そば専門店です。2012年に塩尻市で「麺屋幸介」としてオープンしたあと松本市に移転。その後、塩尻に凱旋(FC店)しつつ店舗数を拡大しています。



店内に入った真正面に、おしながきと食券機があります。



今回は基本メニューの“油そば 並盛(680円)”を選んでみました。



6～7分で提供。茹でた中太麺に、ほぐしチャーシュー・メンマ・ネギ・刻み海苔、そして魚粉。そして麺の下には醤油ダレ。これをグルグルとしっかり混ぜ合わせていただきます。



タレは濃い目で甘みのあるもので麺と絡めると丁度良い加減。魚粉の風味が全体を覆い、ギトギトするものではないためスルリといただけます。そのままでは若干物足りないため卓上の調味料で味変。



オーソドックスに酢とラー油で好みの味にチューンしてみました。蓋付きの器には“どろ唐辛子”。少量でも辛みが結構あります。汁なしでサクッといただけるので、おやつに近い感覚。トッピングや調味料で無限に変化を楽しめそうです。




安曇野市豊科南穂高571-3
11:00～15:00、17:30～21:30