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食べ歩きを始めた当初から10数年来の課題店。これまで早仕舞いなどで何度か振られていて、今日が念願の初訪店です。


※「長野ラーメンドットコム2003」より

2002年に現在の場所（旧武石村）に移転し、今年でちょうど20年。5年ほど前に代替わりされたそうですが、先代の時代に一度は訪れておきたかった…。



なかなか辿りつけなかった理由の1つが手打ち麺の提供を貫くスタイル。その日の麺が終われば営業終了ということで、今回は営業開始前の到着を目指しました。昼営業開始10分前に到着すると、既に2組3人待ち。



ほぼピッタリに営業開始。店内は新型コロナ対策で席数を減らしていて、現在はカウンター6席、小上がり4卓。ラインナップは豊富。追加トッピングは”コロコロチャーシュー”と“わかめ”というのが特徴的。



「かじかや手打ラーメン」など店名の表記はいろいろ見受けられますが、今回はこちらにある表記に準じました。現店主は音楽好きらしく、店内での音楽ライブ開催のほか子供たちが吹奏楽を披露する地元イベントを企画。ちなみに店内BGMには浜田省吾さんのライブ映像が流れていました。



夏の限定メニューも提供中ですが、初めてなので今回は一番人気という“チャーシュー麵(750円)”をお願いしました。



たっぷりの澄んだスープに4枚のチャーシューが浮かぶシンプルなビジュアル。一口目の印象は蕎麦つゆのような甘みのを感じるスッキリとしたスープ。



味の滲みた軟らかな厚切りチャーシューの油が混ざり合うと、コクが段々とプラスされて昔ながらの中華そばを思わせる様相に変化します。飽きのこない優しい味わい。



店名に掲げるほどウリの手打ち麺は、卵不使用。打った後に一晩寝かせていて歯にグニっと食い込む力強い弾力が印象的で、完全にこのラーメンの主役。ツルリとした滑らかさもあり、噛むほどに小麦の風味が広がります。「亀屋＠千曲市」を思い起こすモッチリプリプリ麺。麺量も多く、一般的な大盛りくらいあるように感じます。

一度に調理できるのは2杯分という様子ですので、混雑時にはかなり待つ感じです。人気店なので平日でも余裕を持って訪れたいところ。


上田市下武石1834-2
11:30〜13:30、17:30〜21:00（夜営業は金・土のみ、麺終わり次第終了）
不定休

まだまだ夏休みシーズン。県外ナンバーも複数停まっていて、オープンの11時過ぎにはあっという間に満車状態という人気ぶり。隔週のつけ麺、現在は塩を提供中。



つけ麺を食べたい衝動にかられつつ、久しぶりに温かい麺を。



“塩らぁ麺(900円)”。今年2月以来、半年ぶりです。



一緒に“青柚子と蓮根の五穀ご飯(150円)”もオーダー。



前回感じた乾物由来の出汁感と比べ、今回は鶏の持つクリアで重厚な旨みが際立った印象。シンプルながら旨みはドッシリ。スープと刻みネギだけで半分食べ終わります(笑)。



柚子皮の香りあふれる五穀ご飯もラーメンととても調和。水分少なめの炊き上がりで、お行儀は悪いですがご飯とスープを口腔内で一体にさせる味わい方も楽しい。

ちょうど1年前に閉店した「凌駕Ninja」跡に2022/7/24移転オープン。



こちらは今年1月に撮影した移転前のログハウス風店舗。2年ほど前から休業し、営業再開の噂は幾度となくありましたが、今回は寝耳に水ともいえる復活劇。



レジ横の壁には懐かしい暖簾が。店内はカウンター8席、テーブルが3卓（4人掛け×2、2人掛け×1）、そして小上がりとかなり広くなりました。



ウェイトスペースではお店で使っているのであろう、地元「丸山味噌醤油醸造店」のお味噌2種と醤油を展示販売。



現在のメニューはこちら。すでに裏メニューもあるようですが、久々ですので今回は改めて筆頭から。



“とろみ煮干し味噌麺(990円)”です。



せっかくなので“端っこローストポークミニ丼(390円)”をセットで。



液体というよりもドロリとしたスムージー状のベジポタスープは、一口すすると麹の風味が広がり、その後から煮干しがフワリと。動物系が少ないので重そうな雰囲気とは裏腹にとてもあっさり。



かなりの細麺ですがコシしっかり。大きなローストポークは薄切りながらしっとり食感で旨みも十分。シャキシャキのフレッシュレタスで食感は賑やか。



チャーシュー丼は至ってシンプル。卓上の調味料で味付けしたり、残ったスープでいただくのもあり。



その卓上調味料ですが、酢・醤油・ラー油に加え、オリーブ油や岩塩、ハーブなどとても豊富。手前の小瓶入った柚子胡椒がローストポークととても良く合います。



再開当初は無かったカレーに加え、“ローストポーク定食”も近々復活予定だとか。かなり目立つ立地になったためか、平日ながらピークタイムだったこともあり訪れた時は10人ほど待ち。しばらくは注目を集めそうですね。


【追記】
2024/6/23閉店しました。




安曇野市豊科５４４３−３
11:30～14:00、18:00～21:00
水曜日定休

度重なる延期を経て、昨日（2022/8/16）オープン。同日、名前の読みが同じ峯岸みなみさんが結婚発表という奇跡も(笑)。



信州大学近くのメーヤウ隣。かつては「ど根性」、「信州家」、「春希」、「大瑠璃」などがあった場所です。



去年10月オープンした「ミサワヌードル＠諏訪市」と同じ「㈱お客様みなさまおかげさま（OMO）」プロデュース店。当初は7月オープン予定でした。



上の画像は新店情報を聞いて訪ねた7/28のもの。この日はたまたま関係者向けの試食会が開かれていました。

看板に「8/4グランドオープン」とあったため当日訪れましたがその日は店内に誰もおらず、オープン日が延期したことを他のルートから知りました。その後の公式SNSでの対応も含めて正直残念ながら期待値は下降。



とはいえ、切り替えて本日訪店。外観の写真を撮っているとオーナーらしきヒゲの男性が声をかけてきてチラシを手渡され、店内へ促されます。看板も撮りたかったのですが…妙に圧が強くそのまま店内へ。



入って右手に券売機。スタッフが「看板メニューは“鶏白湯”で、あっさりがお好みなら“塩そば”がおすすめ」と声をかけてきます。オープン2日目でセットメニューを『名物』と謳う違和感も…。

まずは筆頭の“鶏白湯そば(890円)”をチョイス。



店内はカウンター5席、4人掛けのテーブルと小上がりが2卓ずつ。この規模でスタッフ5人体制と多めなのはオープン直後だからでしょうか。席に案内されると食べ方の指南書と、途中で味変するためのレモンが運ばれてきました。指南書は「ミサワヌードル」と全く同じですね。



ウォーターポットは珍しい炭入り。何も書かれていない謎の小さなスプレーボトルは手指消毒用でしょうか。



厨房では2人のスタッフが調理。正午前で空いていたため程なく提供。スープの第一印象は、鶏白湯というよりもクリーミィな豚骨が前面に出ています。マニュアル化されていると思うので当たり前なのですが、これも「ミサワ」と同じ印象。ハンディブレンダーで強制的に乳化させているとのことですが、泡立ちは控えめ。



麺はモッチリとした食感の中太。茹で時間は3'15"～20"程でしょうか。多加水で表面ツルン。大きな豚のバラロールチャーシューには炙りが入って豪快。元々は鶏のレアチャーシューがウリでしたが、諸事情でFC系列全店で使用を取りやめ。特徴が薄れてしまった感は否めません。



カスターには、煮干し・オレンジ・エスニックという3種の酢とブラックピンクペッパー。煮干し酢を後半少し入れてみましたが、予想通りやや家系っぽく変化します。



退店時には「行ってらっしゃいませ」とスタッフが外までお見送り。終始気合強めの接客はオーナーの信念的なものでしょうか。



こちらはいただいたチラシ。券売機の“鶏白湯そば”ではなく“鶏白湯ラーメン”となっていますね。駐車場について公式では触れられていませんが、最寄りは八十二銀行裏にある有料の「なみきパーク」と思われます。信州大学に近いこともあり、学生サービスがあるのは嬉しいポイントになるでしょうね。


松本市桐2-1-25
11:00〜15:00、17:30〜21:30
月曜日定休

およそ1年半ぶり。



前回訪店時よりも50円～130円ほど値上げ。単品メニューに“味玉らぁめん”と“特製らぁめん”が追加されています。



今回選んだのは“チャーシューらぁめん(1,080円)”。ミニサラダ付きです。



節がきりりと効いた和風ラーメン。ほうれん草が小松菜に変わっていますね。



表面を炙った5枚のバラロールチャーシューから香ばしさがスープに移り旨みが重なり合います。厚みもあり食べ応え十分。



やや軟らかめの麺が優しいスープに合います。



月曜と第2火曜が定休日ですが、お盆のため今週は15日・16日と連休とのこと。


北安曇郡池田町中鵜782-1
11:30～14:30、17:00～21:00（20:00L.O.）
月曜日、第2火曜日定休