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3年前にオープンし、“モツ鍋ラーメン”が話題になった「金鍋(カンナベ)食堂」。一昨年の春ごろから諸事情により休業状態でした。



ところがこの週末の金・土・日に、急遽別の事情で臨時営業することになりました。今日が休みだったことから店主に予約の連絡。お店からは事前に「ラーメン類で、少なめを2～3種類の予定」との連絡がありました。



訪店は休業直前以来で2年半ぶり。昭和で時が止まったかのような店内はそのままです。店内には私以外に客が2人。店主がカウンターで調理する様子をみんなで見守ります。



提供されるメニューは完全にお任せ。最初に出てきたのはこちらです。



メニュー表はないので名称不明。豚と鰹で出汁を取ったラーメンです。肉の油が溶け出していて、まるで“肉うどん”のような和風でコクのある味わい。



バラチャーシューのスライスに加え、豚の肉団子が3つ。



麺は直前に打った自家製麺。低加水ですがネットリとした食感。幅がバラバラなのはご愛敬(笑)。



一緒に出された高菜明太マヨご飯。かための炊き上がりでスープに合います。



立て続けに出てきた2杯目はまぜそば。



唐辛子とトマト、それに調味料を合わせた自家製チリソース。程よいピリ辛さと酸味で、エスニックな雰囲気もあります。他に味わったことのない面白いまぜそば。

店主はまだまだ慌ただしく動いています。



これで最後と出されたのは、豚骨ラーメンのようなビジュアルのもの。3杯目なので麺量は半分ほどです。



聞くと、豚足を茹でたスープをブレンダーで強制乳化させた博多豚骨風だとか。口当たりは良いですが、意外とズッシリ重ためなスープ。キクラゲや軽く茹でたキャベツがアクセント。後半、不思議な味わいがするな…と思ったら、中華だしの「味覇(ウェイパー)」で整えてみたとのこと。これに馬油や角煮を加えたら、店主の出身地・熊本ラーメン風になりそうなのが面白い。

明日明後日の営業もポツポツと予約が入っているとか。名物の“モツ鍋ラーメン”をどうしても期待してしまいますが、客入りが読めずストックもしづらいことから悩んでいる様子。本格復帰に期待しています。


東筑摩郡朝日村小野沢1324

2017年10月に「食事処あさの」を正式に引き継ぎ、オープンから5周年を迎えました。



現在は限定の提供がないため未食のレギュラーを。



“塩野菜タンメン(800円)”を選んでみました。



キャベツやモヤシ、小松菜などたっぷりの野菜を中華鍋で炒めたところにスープを合わせ、熱々で提供。胡麻油の香ばしさ香ばしさが食欲をそそります。野菜炒めラーメンとチャンポンの中間という雰囲気です。



150gある麺はねっとりとした弾力。途中でお酢を投入しながらでしたが、この日2軒目でもスルッと完食。これはもっと早く食べるべきでした(笑)

今年6月のオープン時以来です。





メニュー表は変わっていないかと思いきや、“味噌チーズとんこつ”が無くなり“黒コク味噌らーめん”が新たに加わっていました。



今回は“味玉つけ麺太っ腹(1,110円)”を。



運んできてから固形燃料に着火。写真では分かりづらいですが沸騰しています。そのおかげでつけ汁は最後まで熱々。味噌の味は濃厚ですがラーメンとあまり変わらない感じで、つけ麺にしてはおとなしめ。



箸の使い方が悪いのか、短めの太麺はとにかく暴れます。トッピングは極厚チャーシューに枕木メンマ、味玉、ネギ、海苔、そしてレモン。途中でレモンを麺に絞ってみましたが、劇的に変化するわけでもなくその効果はよく分からず。スープ割は別容器で提供。全部入れると、元々のつけ汁が濃くないので味がかなり薄まります。



現在の営業時間はこちら。プレオープン期間後は通し営業の予定でしたが、結局中休みを取ることになったようです。

今春、安曇野市にオープンした話題のカフェ。ちなみに宿泊もできるそうです。



9月からは麺メニューの提供も開始しました。



駐車場は店舗隣に2台分（前向き駐車）。



埋まっている場合は更に北側の「長野銀行」駐車場も、常識の範囲で利用可能のようです。なお店舗南側は月極駐車場なのでNG。



入り口の黒板に、お目当てのメニューが大きく書かれていました。



店内のボードにも。喫茶メニューの中で異彩を放っています(笑)。



関西出身の店主で、現在はサッカー松本山雅F.C.のサポーターという縁で選手のサインやポスターなどがズラリ。



カウンターとテーブルの落ち着いた店内。カウンター端には書籍が置かれています。「ラーメン大好き小泉さん」のコミックも。実はこの1巻の6話と7話「コココココイズミサン」に、こちらの店主が働いていたお店が登場しています。





筆頭の“りんごラーメン 塩(880円)”に“りんご味玉(120円)”を付けてオーダー。



待っている間にシナモンパウダーとリンゴ酢が出されました。お話し好きそうな店主で、忙しく作っている間にもいろいろと声をかけてくださいます。



スープの1/4に安曇野産りんごジュースを使用したフルーツラーメン。見た目から出身店の雰囲気が漂います。酸味控えめながら爽やかなトロピカル感。



タレ強めで、少ししょっぱめですがしっかりラーメン。ラーメンとフルーツが見事に共存しています。トッピングには煮りんごやチャーシュー。



味玉もりんごのさっぱりと爽快な味わいで驚かされます。



麺は地元「山崎製麺」製。後半しなやかに変化しますが嫌味がない。冷たく締めたつけ麺も試してみたいです。途中でリンゴ酢を入れてみたら、爽やかさの厚みが増した分かりやすい味に変化して、これはこれで個人的に好み。初回だったので“チョコワンタン(80円/個)”は付けませんでしたが、これもかなり気になります。

週末のみの営業なのでハードル高めですが、チャンスがあれば早めに再訪したいお店。裏メニューの海老も気になるところ…。


【2022/12/25追記】
“りんごつけ麺”のレビューはこちら。



安曇野市穂高５６５５−６
11:00～17:00（臨時休業＆臨時営業あり）
月・火・水・木曜定休

9月までのつけ麺、そして11月からは味噌ということで、季節メニューの無い10月の限定を。



今回は2種類。ちなみにつけ麺が始まる前の4月にも同様の限定メニューが登場します。


※2019年4月撮影

こちらは3年ほど前にいただいた“豚骨ペペロンチーノ”。

今回は新たに加わった“豚骨カルボナーラ(1,150円)”の方をチョイス。



運ばれてきた時は周りの注目を集めます(笑)。一口目は豚骨感が結構ありますが、徐々にミルキーさが出てきます。チーズが熱で溶けてスープと混ざり合うとテイストは一層イタリアンに。



オリーブオイルや黒胡椒など、脇役も効果的。途中、卓上のニンニクを1さじ加えてみると相性ピッタリで面白い味変に。