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去年8月の移転オープン時に訪れて以来。土曜日だったこともあり駐車場はほぼ満車でした。



以前は無かった半ラーメン付きのコースメニューが登場。



ただ、今回のお目当ては去年11/1から登場した冬季限定メニューです。



それが“貝出汁坦々麺(900円)”※表記ママです。



追加料金で辛口と超辛口もありますが、こちらはなぜか“担々麺”と表記。辛いのは苦手なので私はノーマルで(笑)。



ミニサラダが付いてきます。



まず感じるのは八角の独特な香りと胡麻。あとから花椒とラー油の辛さがじんわり効いてきます。ノーマルでもしっかり辛くて汗をかきながら…とはいえ痛みを感じる嫌な辛さではなく爽快感のある辛さ。途中で卓上の黒七味を少し振りかけると違った深みのある辛さと焙煎された香ばしい風味がプラスされます。売りである貝の風味はさすがに大人しめ。

麺は細くやわやわ。それに加え、例えば大きな挽肉の粒やナッツといった噛み応えのあるトッピングもないので余計に食べ終えた時に若干の物足りなさを覚えます。とはいえ、こちらのお店らしい個性的な担々麺。

二郎系ラーメンを食べたあとですが、せっかくなので軽めにミニラーメンを…と(笑)。



かっぱ寿司の「本格ラーメンシリーズ」第23弾が1/18から始まっていました。



店内に入るとレジカウンター内のスタッフは見向きもせず、黙々と作業。入口脇に設置された端末で人数や席の希望などをタッチすると席番号が記載された紙が発行され、受け取って席へ。ここまで「いらっしゃいませ」は無し…まぁこちらも気を使わないのでこれもまた良し。そしていつの間にか回転レーンすらなくなり、注文ごとにベルトのレーンで席に届けるスタイルになっていました。



軽くお寿司もつまみつつ…



〆に頼んだのが“蟹味噌󠄀と北海道味噌󠄀の濃厚W味噌󠄀ラーメン(539円)”です。



「札幌みその」とのコラボメニュー。名前に3回も「味噌󠄀」と入れるほど力の入れよう。生姜が効いていてマイルドな味噌󠄀。メニュー写真とだいぶ見栄えが異なりますが許容範囲。



蟹のほぐし身と蟹味噌󠄀をスープに溶くとコクが増して贅沢感アップ。蟹味噌󠄀を堪能したい人が喜びそうなメニューですが、コーンと大葉の存在感が強めでせっかくの風味がスポイルされてしまっているのが勿体ない印象。

帰りは入店時に発行された紙を持ってレジでバーコードをスキャン、セルフ会計。「ありがとうございます」も無くそのまま退店。効率化が進んでいるおかげか店員さんと一切言葉を交わさず。こちらは1人だったのでこれはこれで良いのかも。

店名でピンと来る方もいらっしゃると思いますが、こちらはかつて大町温泉郷の「ふる里村工芸館」内で営業していたお店。去年2月から10月までという僅かな営業期間でした。



「ふる里村工芸館」では週末のみ営業、毎週火曜日はこちらの「Cafe BOO-DA-BA」というお店に「タイ飯処 やまびこ」として出店し、カオマンガイなどを提供していました。



その後安曇野の店が軌道に乗ったのか、以前大町で限定として提供していた二郎系のラーメンを金曜〜日曜に提供するお店「豚麺処 やまびこ」として去年12月にリニューアルオープン。



2人テーブル2卓、4人テーブル1卓の小ぢんまりとした店内。訪れた時は店主だけのワンオペです。



以前から『化学調味料不使用』を掲げていましたが、こちらではオリジナルのポン酢・辣油、それに味噌まで販売。





メニュー表の表と裏はこのような感じ。二郎系のみかと思いきや、一般的なラーメンもラインナップ。見ての通り、かなり安めの設定。大町市でのお店では注文と同時に会計でしたが、こちらでは食後の会計。



黄地に黒い文字が雰囲気プンプン(笑)。



今回のオーダーは“やまびこ二郎(600円)”のニンニクあり。



そして“豚マシ(1枚)(100円)”を追加。



二郎系ながらギトギトしない優しい豚の旨みと程よいジャンク感。塩分加減もぴったり、しょっぱすぎないため酢を足したい感じもなく、よく言われる『罪悪感のない二郎』にあたる印象。お肉も厚みがありながら程よい噛み応えのあるやわらかさ。麺はワシワシというよりはカッチリかためという感じ。



前述通り食後に会計。すると「いつもありがとうございます」と店主。大町のお店に来ていたのを覚えていたそうです。ただ、店主はずっと厨房で調理を担当されていてこちらの顔を見ていたとは思っていなかったのでかなり驚きました。

駐車場はお店の周りに5台分。2/1からは水曜・木曜の営業も始めるそうです。これに伴い、水～金曜限定メニューも追加予定とのこと。詳細はお店のインスタグラムでご確認ください。


安曇野市堀金烏川5112-7（Cafe BOO-DA-BA内）
11:30～14:00
月曜日～木曜日定休（2023/2/1から月曜・火曜日定休、火曜日は「タイ飯処 やまびこ」として営業）

移転オープンしたばかりの先月訪れた時に気になっていたもう1つのメニューをいただきに。



“背脂豚骨ネギ味噌󠄀(900円)”です。



「ラーショ」インスパイアの味噌バージョン。器が黒い丼から水色に赤い店名のロゴの入ったものに変化しています。調理の様子を見ていると味噌ダレをディッシャーでたっぷりと投入。好みは全て普通でお願いしましたが、味噌の塩辛さを強く感じるスープ。



上に乗ったネギは良い意味で化調感というかジャンク度合いが増している印象。以前感じた大人しさや物足りなさが無くなり、思わず「おっ！」と嬉しくなりました。とはいえ味噌がちょっと尖っているので、全体のバランスを考えると次回は「味の濃さ」は薄めがちょうど良さそう。麺も前回同様かなりやわらかめの仕上がり。こちらも次はかためでお願いするかも。



毎月25日と26日は“吉祥寺盛り”という、いわゆるトッピング全部乗せのサービス券を進呈。たまたま26日だったのでいただきました。有効期限は発行日(裏面に記載)から1か月間。



食べながら気付いたのですが、調理していた方が調理用の青い薄手のゴム手袋をしたままでスマホをいじり、冷蔵庫の中を見ながら発注かなにかの電話をかけていました。さっきその手で食器を洗ったりチャーシューをスライスしたりもしていましたよね…何のための手袋なのでしょうか。それなら素手で、そして都度都度こまめに手を洗った方がマシでは？と。

定番の“野菜炒めラーメン”狙いでお店に着くと、入口脇に「25年ぶり復活」と書かれた看板があり、予定を変更。



営業開始から僅か5分後ですでに満席の状態。最近発行されたローカルタブロイド紙の広告効果の様子。相席を了承してテーブル席へ。





確かにメニューが増えています。価格は据え置きか50円程度の値上げがほとんど。



壁にも貼られていたこちらを。



“こってりラーメン(700円)”です。復活記念で500円で提供中。



濁るまで炊かれた鶏がら濃厚スープは、どこかで食べた覚えのあるノスタルジーな味わい。敢えて例えるなら安曇野市の「とりでん」か、閉店した「2代目つるよし」か…良い意味で洗練されていない雑味が独特なコク深さにつながっています。タレは強めでややしょっぱめ。麺はやや多加水のツルンとしたタイプ。



営業時間が以前と少し変わっています。夜の閉店時間が早まり、第1月曜日が定休日に加わりました。