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大阪ラストはJR新大阪駅近くの「食べログ ラーメン OSAKA 百名店」へ。



暖簾には「鯛白湯」の文字。



鯛の旨みを存分に楽しめる話題店です。和風の店構えですが窓の形が店名を表すなどオシャレ。



歩道側にビビットな色遣いのメニュー表がありました。



そしてお店の外に券売機がある珍しいスタイル。食券を買ってから並びます。



並び方に関する注意書きも徹底されています。



到着から30分ほどで店内へ。カウンターメインの店内は高級寿司店のような佇まい。壁には一筆書きで描かれた見事な鯛がありました。



いただいたのは“鯛白湯とろり 肉寿司せっと(1,360円)”。

席に案内されて5分ほどで提供されました。



色彩豊かで美しいビジュアル。



“飲む鯛”を謳うだけあって一口目から鯛が煮詰まった強烈なコク。焼いた鯛を骨ごと液体にしたようなスープを更にブレンダーで泡立てていて、まさに“とろり”と滑らか。鯛のフレークもたっぷり。



メンマが◯と▽という遊び心も。



肉寿司は予備知識なしでいただきましたが、こちらは「ブリスケット」という牛肉の希少部位のスライスをシャリに乗せ、注文ごとに炙ったもの。お肉のやわらかさと甘さに驚くとともに、脂っぽさが一切ないさっぱりとした逸品。

コンセプト、味、接客…などなど、すべてが洗練されていて衝撃的なお店でした。

大阪3日目。



長野へ戻る前にどうしても行っておきたいお店を目指して茨木市へ。



西口から歩いて100mほどの場所にあるマンションの1階で店を構える「ゆうらい」です。

実はこちら、「丸一らあめん＠安曇野市穂高」の店主が信州へ移住する前に営んでいたお店。お店を譲り受けた弟さんが営業を続けられています。



営業開始は11:30ですが、11時少し前に到着。着いてびっくり、この時点で20人ほどが壁に沿って並んでいました。

待っていると店主が出てきて順に注文を聞いてきます。この店主が「丸一」店主の徳さんをそのまま若くした感じで、思わず笑ってしまいそうになるほど瓜二つ。注文の際に長野から来たことを伝えると『遠くからおおきに』と喜んでくださいました。ちなみに話し方もそっくりです(笑)。



営業開始時には約30人が行列。その後も続々と人が訪れる超人気店。





並び始めから約1時間、2巡目で入店しました。



今年に入って価格改定が行われたそうです。



注文は通っているので店内を見まわします。後日この写真を見返して気づいたのですが、一番奥にある張り紙に“ちょい多め(1.2倍)”～“どか盛(3倍以上)”まで麺量が選べる上に同価格とあります。お残しした場合は追加料金ということですが、かなり太っ腹なサービス。



お店の人気ナンバー1という“ちゃあしゅうめん(900円)”を。

丼の縁ギリギリまで張られたスープに山盛りのチャーシュー。これが先日まで800円だったというのが驚き。



ラーメンのビジュアルも当然ながら「丸一」とそっくり。ですが、味はこちらの方が醤油の酸味格段に強く、ギトギトせず後味すっきり。「うどんのよう」と評される麺も、うどんどころか餅のような粘り強さがあります。ちなみに「丸一」には「ゆうらい」から麺を送っているのだそう。

帰りも『おおきに、気をつけてな』と温かく見送ってくださった店主。近々「丸一」へ報告に訪れたいと思います(笑)。

一仕事終えてから、この日3軒目へ。



JR大阪駅直結のビル「イノゲート大阪」。



その中に去年夏開業した飲食ゾーン「バルチカ03」へ。ちなみに「03」は「おっさん」と読むそうです。



3階フロアに店舗を構えるのが、こちらの「鴨と葱」。東京･御徒町に本店を置く「鴨to葱」の姉妹店です。

通路には20席ほどの椅子が置かれていることから昼食時などは行列のようですが、16時台ということもありすんなり入ることができました。



カウンター席に通されました。台の表面は畳になっています。同じく鴨のラーメンを提供する「鴨だし拉麺 鳴馬良＠上田市」も畳のカウンターでしたね。正面にある鴨とネギのモチーフがかわいいです。







注文はスマホで行います。



メニューを選んだら、





「今月の葱」3種のうち2種を選択して送信。



基本となる“鴨らーめん(980円)”をいただきます。

直前に行った「世界一暇なラーメン屋」は巨大な器でしたが、こちらは打って変わって直径30cmに満たない小さな食器。



選べる葱は“丸太白葱”と“白葱ゴマ和え”にしました。国産合鴨を水だけでじっくり炊いたというスープ。油浮きは多めですが鴨の甘みを感じるあっさりとした優しい味。やや薄味にも感じますが、卓上に用意された柚子胡椒でアクセントが付けられます。全粒粉の細麺はパツンと良い歯応え。

「この量なら“鴨つけそば”も…」と一瞬頭をよぎりましたが、夜のことを考えて断念(笑)。

「麺香房 三く」を出たあと、堂島川を渡りつつ歩いて約1km。



中之島にある地上35階建てのオフィスビル「中之島ダイビル」にやってきました。



こちらの低層階にはさまざまな飲食店が入っています。目指すお店は2階。



大阪発の人気ラーメン店「人類みな麺類」などを運営する「UNCHI株式会社」の直営店です。スタバですか？と思うくらい店舗の雰囲気もスタッフも非常にクール。お店の名前に反して大繁盛です。





ウェイト席にメニュー表が置かれていました。ただ、列が一気に流れてしっかり読むまでに至らず…



とはいえ、そこは心配なし。オーダーは席に置かれたQRコード®で行えるので慌てる必要はありません。



スマホで読み込むと、まず人数や性別などを尋ねてきます。







ラーメン5種類とまぜそばをラインナップ。



訪店前に選んでいたこちらをオーダー。



“KUROFUNE(957円)”です。



すり鉢状のとても大きな器。



ラーメンの量は普通なのに器が大きいため、角度を変えると分かりますが少ししか入っていないかのような錯覚に陥ります。



焦がし醤油のような濃いめのスープ。甘さとビターが入り混じった風味を黒胡椒で引き締めています。麺は中太でモチッとした食感。正直なところ巨大な器で食べにくいものの、そこも演出の一つなのでしょうね。

大阪市2日目。



宿から徒歩圏に大阪城があったので散策してきました。



このあと地下鉄で移動し、11時過ぎに到着したのがこちら。店名の読み方は「れっししょうゆ めんこうぼう さんく」です。信州ラーメン界の先達に教わったお店。



「さんく」という名前の語呂合わせで、11時39分に営業開始。ちなみに「サンク」といえばフランス語で「5（cinq）」ですが、あまり関係はなさそう(笑)。



3番目に入店。情報量の多い券売機。分からないので左上の筆頭を。





カウンターには注意書きや能書きがありました。



今回いただいたのは“かけ（並）(1,000円)”です。

席について3～4分で提供。名前は“かけ”ですが、ひと通りの具材が乗った一般的なラーメンのスタイル。



西山の細縮れ麺に、油浮きが少なく後味すっきりの煮干しスープ。トロッとしたチャーシュー2枚の上には煮干しが1尾。短冊状の白ネギも個性的。接客も気持ちがいいですね。